【福島ツー1日目】バイク欲を満たすため、突発で博士峠を走ってきた件

せっかくの4連休、どこかに走りに行きたい・・・・


そうだ!機会があれば走りたいと思っていた会津地方の『博士峠』(未走破)に行ってこようかな。
この辺りは冬に閉ざされる道が多く、この峠も冬季通行止めになってしまう。


往来に不便なので(仮称)博士トンネルで一気にワープする事業が進行し、まもなくトンネルが貫通しそうな状況
この新トンネルが開通すると、旧道は間違いなく放棄されてしまうので、走るならば今のうち
なんか名前も珍しくて面白いしね。近くの『博士山』から取ったと思われる『博士峠』を走りに行くツーリグ、始動~!

序章

勢いで前日に会津若松に宿を取ったあとに、気象情報をチェックするも、なんと福島県全域に渡って雨!
関東圏は快晴にも程があるほど暑いというのに!?


会津若松に向かうのであれば、超絶辺鄙な場所を走る国道352号、枝折峠~檜枝岐ルートを思い浮かべる訳です♪
冬の通行止めが先月末の6月30日でやっと解除され、ようやく走れるようになった枝折峠♪


だが、ツーリング当日の天気も不安定らしい。ヤバいな・・・・
あんな山奥で雨に当たったら、エスケープ手段がまったくない。さらに豪雨だったらば身動きが取れなくなる恐れもある・・・・


酷道区間進入の直前に気象情報をチェックして、最終的なルートを判断することにしよう。

出発!関越道で一気に小出ICへ

朝4時すぎに起床。早起きが全く苦にならない体は、こういう時にとても都合が良いのです。


軽く朝ごはんを食べて、水筒には氷とともに水分を詰め込み、ツーリングマップルは関東甲信越版(2018)だけでは力不足なので、東北版(2018)も持って出発。


この猛暑だから、熱中症にだけは特に気をつけておかないとね。

・朝日に照らされる関越道所沢IC 5時15分 都心方面は危険だわ

関東圏は相変わらず良い天気だ。そして都心方面には近づくなと言う警告喚起。クワバラクワバラ・・・・


いつも視界が開ける入間川橋で視程チェック。
空気は澄んでいて、遠くの山を見通せる。天気は全く問題なし。

・いつもの関越道 入間川橋での天候チェック

そして連休中は混雑するだろうからと早朝移動開始が功を奏し、快適走行


今まで使っていたグローブは、大量の汗を吸い込んで臭くなってきたのでお役御免。今日から新しいグローブを使用開始

https://…/2021/06/22/ バイク乗車用の夏グローブとシールドクリーナーを購入した件

・今日から新投入のグローブ

サイズは当然ピッタリのを買ったので問題ないのですが、メッシュ構造ではなく若干通気性が良くないかな。
さっそく手が汗ばんでくると、脱着がしづらく感じるように。


順調に駒を進め赤城高原を過ぎ、立ちはだかる越後山脈が近づいてくると、事前情報通り天気が怪しい方向に

・関越トンネルが近くなると、越後山脈の向こうになにやら怪しい雲が!

だが、まだ方角的には新潟に向かっているし問題ないだろう。


長い山岳トンネルの先駆けとも言える、関越トンネル

・異国への入口

このクラスのトンネルが今では珍しくないと言うのが恐ろしい。
管理に手間がかかるので、この区間の料金は通常区間の1.6倍。受益者負担なので仕方がない。


でも、かたや地方の高速は新直轄方式という税金で建設され通行料無料。長大トンネルの栗子トンネルとかもあるのに無料・・・・制度に無理があって納得できないなぁ~~~(怒)

・関越トンネルの内側が綺麗に撮れたので掲載

同様に長い中央道・恵那山トンネルも、加算料金が無くなったりしているので、関越トンネルもぜひ通常価格化を検討して欲しいなぁ。


トンネルを抜けると曇り空
そしてスキーバブル時代の象徴、痛々しいリゾートマンション群。

・湯沢銀座・・・・だが右側の雲のほうが気になる私

だが進行方向右側の雲が気になる・・・・福島県は右手方向なのよね(泣)


最後のSA、何にも無くなってしまった塩沢石打SAで気象情報をチェック。

・塩沢石打SAでガソリン入れようかと思ったら、なにもないSAだった・・・・

雨雲レーダーでは、福島県域でまだ雨は降っていない。なかなか安定しているじゃないの。
予定通り、酷道352号をセレクト

酷道352号・秘境の地へ突入

ここから先は電気もない、電話もない、携帯電話も通じない場所なので、まずはガソリンを満タンに。
そして右パニアケースのエマージェンシーキットたちを再確認。パンク修理キットに空気入れ、工具一式。なんとか人里まで降りてこられるな。水もたくさんあるし、行動食(?)も。


それでは、ラビリンスへ出発~!

・R352。市街地はごくわずかで、すぐに緑豊かな道へ

枝折峠ルートは雪深く、ゴールデンウィークなどを含む長い期間が閉ざされるので、過去にも数回しか走破したことが無いマイ・プレミアルート


一般車は、有料道路改め無料道路になった走りやすい県道50号・奥只見シルバーラインに流れていきますが、二輪車通行止めという仕打ち。

・尾瀬は左の県道を行け・・・・国道のプライド無いの? @ 奥只見SL 上折立出入口

なのでバイクは狭隘な枝折峠を越えていくしかないのです。
しかしこの道も10年程前まではバイク通行止め規制がかかっていて、ライダーはこのルートで福島県/尾瀬方面に抜けることは不可能だったのよね。


奥只見シルバーラインから分岐したあとは、バイクの独壇場!(あとは少数の登山客。)

・R352 バイク専用道(と登山者) 枝折峠アタック

国道とはいえ、この程度のクオリティ。ですが全国をいろいろ走っているとそんなに驚く事でもなく、この辺りの国道はみんなこんな感じだったりもします。


出合い頭の事故に気をつけて・・・・黙々とコーナーをクリア。楽しい~♪

・小さなクネクネが延々と続く R352枝折峠

峠が近づくと、かなり標高が高いところを走っていることに気が付きますが、視界に人工物は一切なし!
とんでもない秘境です。


今まで何もなかったのに、ピークの枝折峠(H=1,065m)は溢れるほどの駐車車両。

・R352枝折峠(H=1,065m) ここだけは雰囲気ぶち壊しな車両の群れ

皆さんここに車を止めて、登山を楽しんでいるみたいです。
気温23℃、涼しいわ~♪♪♪♪


雪深い地方では、雪崩から通行者を保護するスノーシェッドをよく見かけます。

・この地方ではよく見られるスノーシェッド @ R352

あれれっ!? でもこの道は冬期通行止め・・・・一年の半分以上が通れないのに何を守っているのかな?


心配していた天気も、日が差してきたりとまずまず。

・ここは電気が通じている・・・・R352銀山平

結果、対向車と出会うことなく一旦下界の銀山平へ。


猫の額のような平地・・・・ここが電気が来ている最後の地点
バイクはここまで一苦労をしながら来るわけですが、自動車は奥只見シルバーラインのトンネルでワープして来ちゃうのよね。

・奥只見シルバーライン 銀山平出入り口

そりゃ~、いままで対向車に会わない訳だわ。


ここから先は福島県境を越え"尾瀬御池ロッジ"まで、数件の山小屋以外に何もない区間

・銀山平が終わり、再び狭隘ゾーンに入る標識群

事故ると終わりなので、それなりのペースで進行。


名物の『洗い越し』も数か所に。

・沢水が道路上を横断しているので、減速せずに突っ込むとバッシャー!!となります

道路を沢の水が横切っているのですが、立体交差する金をかけず、意図的に道路面を流れるようにしたもの。
せっかく洗車したばかりなので、超スローペースで水を巻き上げない様に進行。

https://…/2021/07/18/ 愛車のバイクVFR800F(RC79)の洗車整備 49,492km

5km先で携帯電話が圏内になることを示す看板・・・・(ただしドコモだけ。)

・携帯電話 通話可能(ドコモ) 5km先

なんともはや・・・・携帯電話黎明期のような標識。だが移動手段を失い助けを呼ぶために徒歩で5kmは拷問かも


ごくごく稀に対向車と行き違う他は、人と出会わずひっそりとした世界

・ただひたすら、奥只見湖の沿岸を走る・・・・ @ R352

それは、ただひたすらマイペースで走れるという幸せなひととき
そして文書の表現では『酷道』なんて書いていますが、路面はとても綺麗に整備されていて走りやすいと思ってしまう程。私にとっては酷道でも何でも無い。


信号!?なにそれ美味しいの?
なんたってトンネルすら電気が来ていないので照明がない場所。信号を灯す電力がない。


奥只見シルバーラインの分岐地点から延々と53km。只見川にかかる福島県境の橋

・R352 新潟/福島県境 金泉橋

平成23年(2011年)7月新潟・福島豪雨災害で橋が流され、一時期は復旧工事のために県境看板が撤去されていたのですが、復旧が終わったときに立派なのが建植されたみたい。
一時期はいつの間にか福島県に来ていた感じなのですが、これは嬉しい復活。


奥只見湖から離れ、尾瀬に向けてひたすら標高を稼いでいきます。

・R352 湖畔から山の中へ

時間的に下界では気温が急上昇している頃。
だが地理的に東北地方だし、標高も高いのでそんなに暑くない!


本当は暑いのかもしれないけれど、この『気の持ちよう』は大事。
スイスイと走れちゃいます。

檜枝岐村で裁ち蕎麦を食べましょう

そんな酷道が終わりを告げるのは突然の青看板の登場。
いきなり視界が広がり、人工物登場。

・突然の人の気配・・・・ @ 尾瀬御池ロッジ

福島県側から尾瀬に入る起点となる『尾瀬御池ロッジ』。
路線バスもここまで乗り入れているし、登山の人向けの有料駐車場も整備された一大拠点。ここから先の尾瀬には自然保護のため機動力は一切合切進入不能
この基地ですら人間が快適に過ごすため、森を切り開き地面を舗装しちゃっているんだものなぁ。


環境への負荷が小さいバイクとはいえ、道があるだけで環境には負荷なのよね。なんだか罪深いな


ここから少しだけ標高を下げると、檜枝岐の街・・・・というか、民家の集まり。道の駅もできたし賑わいがありますね。

・檜枝岐村のメインストリート地区!?

檜枝岐の最果て感・・・・私は結構好きなんですよね。
過去には何回か訪問したり、泊まったり。

https://…/2019/05/01/ GW南東北ツー3日目・春爛漫に雪景色、雨模様のフルコースはいかが?
https://…/2012/10/20/ 奥只見でアキイロを満喫しよう! あと○○もね。
https://…/2012/10/06/ 奥只見&只見・・・・未開の地の酷道三昧ツーリング

時間はまだ10時過ぎという飲食店オープンにはちょっと早い時間。
けれどもぜひココで名物の『裁ち蕎麦』を二重の意味で食べておきたい。(ここを逃すと、しばらく街は無い。)


が、こんな時間にも関わらず一軒の民宿兼食堂には暖簾が出ています。

・裁ち蕎麦 開山

前回もこのお店だった様な・・・・


この村に嫁いだ人は、この地に代々伝わる"裁ち蕎麦"の打ち方を習い、そして後世に伝えていくのだとか。

https://…/2019/02/13/ NHK日本人のおなまえっ!で檜枝岐村のことを知ったら・・・・

なんか内装が新しくなっている!
奥の和室に案内してくれたのですが、川のせせらぎを楽しめるすごく良い席♪

・見た目が涼しそうな席

すげぇ~、施設側にも冷房はなくて窓がフルオープン。それでも快適。


お蕎麦天ぷらも付けてしまいました。

・もりそば ¥900円 + 天ぷら ¥700円

美味しい♪


ここまで雨に降られず、一番雨に当たってほしくない区間を脱出でき一安心。まずまず良い旅じゃないの!!

やはりそう上手くは行かないようだ・・・・

実は食事の待ち時間を利用して、この先の降雨状況もチェックしていました。


今回の旅のメインディッシュの博士峠・・・・なんと!

・博士山付近だけ雨! ジワジワ南下して博士峠直撃の予想表示(泣)

R401博士峠周辺だけ強雨っっ!
まじか~!1時間後の予報まで見られるのですが、ゆっくり南下して博士山の南側にある博士峠だけ雨域に入る模様


さて困ったぞ。
ゆっくりお蕎麦を食べたりして時間稼ぎしたのですが、状況は回復せず。


とりあえずギリギリ雨域圏外の"道の駅 からむし織の里しょうわ"まで駒を進めて、気象状況を再チェックすることにしよう。

・あぁ・・・・夏の景色 @ R289南会津

青い空と、大きな白い雲・・・・強い日差しに田んぼの緑。これぞ『』っていう景色だねぇ。
ニコニコしながら走っています。雨は本当にピンポイントなのだな。


R289北進からR401東進にスイッチし、峠コンボの一つ目『新鳥居峠』アタックを開始。
ココも酷道だし、もちろん携帯電話圏外

・R401 新鳥居峠アタック

道路はとてもきれいに整備されていますし小刻みな低速タイトコーナーが楽しい道。
方角的には博士山の方を向いているけれど、ご覧の通りの夏空。この先で本当に雨が降っているのかな??


ピークの新鳥居峠。立派に看板が建植されています。

・R401 新鳥居峠 H=840m

この峠もトンネル化する地域運動が起こっていて、遠い将来はここも新ルートになってしまうかも。
前回この辺りに来たとき、ウェットコンディションにもかかわらず宿の時間の関係でかなり攻めて通り過ぎてしまったので、ようやくゆったりできたわ。


ここで気象情報を・・・・って、圏外だった(笑)


下界に降りると"道の駅 からむし織の里しょうわ"。

・下界は暑い~、ソフトクリームで休憩

ここでソフトクリームで体を冷やしましょう。


そして気象情報チェック・・・・

・さて雨雲はどうなった?

ダメだ!まだ雨が降っている!! ていうか雨が強くなっている!!
雨雲がその場に留まっているのか、移動速度が遅いのか。じわじわと南下する予想にも関わらずいまだ博士峠の北方。しかも赤い表示ということは・・・・豪雨!?


元々のプランニングでは博士峠を越え、会津側で大内宿とかぐるりと徘徊しようとしていたのですが・・・・
雨の中を突っ切ってまで向かいたくないので予定変更。
あと数時間潰せば良さそうなので、R401目標をR400にスイッチしてこのまま北上し、こちらも台風で被災したJR只見線の回復工事の状況を見学してこよう。

JR只見線、不通区間の状況見学

平成23年(2011年)7月新潟・福島豪雨災害が直撃し、田子倉ダムが緊急放流(流入量と放流量が等しくなるように操作)したら、下流の只見川に架かる橋が根こそぎ流されてしまったのです。
ただ、ダムに無関係な上流の金泉橋も流されているので、ダムの有無に関わらずに橋は流されていたのだと思います。


この路線、JRとしては赤字ローカル路線をお金をかけて修復するつもりはなく、完全回復を望む地元と協議に時間がかかり、その間は線路は放置。

https://…/2019/07/02/ JR只見線・2021年度に開通!?

そして最近ようやく復旧方法が合意され、線路設備は国が保有し回復維持。JRは乗り物そのものの維持と運行で話がまとまりました。(道路とかもインフラは国保有だし、まぁ妥当ですね。)


長年放置されていた線路の復旧に向けて、現場が動き出していました。
その最新の状況を見ておこうかと。

・JR只見線 会津川口駅 代行バス停留所

不通区間の東端、会津川口駅から西に向かってスタート。


この先の日記を読み進める前に、過去の橋が流されてしまっていた頃の日記を読んでおくと話がわかりやすいかも・・・・です。

https://…/2019/08/14/ 2019夏ツー3日目・台風回避!只見線偵察と喜多方と非レインマン


さっそく国道から右手に見える、第5只見川橋梁
一見無事なようでしたが、向かって右側のプレートガーダー橋の部分が落橋してしまったのですが・・・・

・完全回復したJR只見線 第5只見川橋梁

一番右側に真新しいプレートガーダー橋が取り付けられている!
間違いなく復旧作業が進んでいるんだ!(嬉しい)


更に駒を進めて、本名駅

・JR只見線(不通区間) 本名駅

線路上がきちんと除草されています。駅舎をベニアで塞いだままですが、これは取り外せばすぐにでも復活可能なのでしょう。


すぐ脇の踏切警報機も真新しくなっている!

・真新しい踏切警報機

着々と進捗しているな。


駅からすぐのところには、本名ダムがあるのですが、なにやら大掛かりな工事中

・正面の国道トンネル工事と、左側の第6只見川橋梁の復旧工事の同時進行

国道はダムの天端を通って対岸に渡っているのですが、これを新たにトンネルを掘って対岸に渡らないようにルート変更工事をしています。


そして同時に、本名ダムのすぐ下流をJR只見線が渡河していたのですが、橋が丸々落橋し流されてしまう大惨事!
ほぼ同じ場所に新たに橋をかけ直しており、その姿がお目見え

・第6只見川橋梁 完全消失していたのですが、架橋工事はほぼ終盤

日記を書くために調べたらこの橋に取り付くトンネルで落盤事故があり、そして仮設タワーの基礎部分の地質が悪く工法変更したため完成時期が遅れているとの事。安全が第一です。
仮設タワーも一方が撤去され、もう一方の撤去されれば大掛かりな土木工事もいよいよ完了ね。


さらにお隣、ひっそりとした会津越川駅

・JR会津越川駅

うわぉ!最高の景色じゃん!! ザ・田舎という景色。路面もきちんと除草されスタンバイ。この状態で列車がやってきても不思議ではない感じ。


会津越川駅から隣の会津横田駅まではトンネルや橋がない地上走行。
会津横田駅・・・・あれっ!?

・JR会津横田駅

除草がされていないゾ!?


警報機も遮断器もない、第4種踏切

・第4種踏切

ただの踏切ですが、すごく絵になるわ~
虫取り網を持ってトンボを追いかける子どもたちがよく似合いそうですが、ザンネンながら猛暑なので、人影がまったりありませんがね。


こここら隣の会津大塩駅へは、只見川を渡るのですが、この橋も落橋

・第7只見川橋梁

だが完全回復しておりました。
どうやら本名ダム周辺の工事を残すだけみたいですね。


最後に会津大塩駅を見学。

・会津大塩駅

ここも周囲が田んぼでスカッと視界がひらけるロケーション。あぁ日本の夏


相変わらずこの駅周辺は雑草でレールが埋もれている状況。

・会津大塩駅周辺は、お手入れされていない・・・・

前回訪問時も、ここはいつもこの景色だな。


近くの踏切も、踏み板こそ露出していますが、左右のレールは完全にウェザリングされている・・・・(笑)

・左手奥が、会津大塩駅。線路だけ雑草に埋もれている

だがこの区間は平地だし、道路から容易にアクセスできるため除草は一番最後なのかな??


でも残すはあと少し・・・・復活した際には電車で来よう・・・・とは思いつつも、きっとバイクで来るのだろうな。
これで只見線不通区間の探索はおしまい。博士峠に戻ろうかな。

再び新鳥居峠を通り、博士峠へ

だいぶ時間を潰せたので、改めて今回の旅の主目的、博士峠を走るために戻ろう


今しがた来た道を完全トレースして戻るのは芸がないので、県352松坂峠越え

・県352 松坂峠 H=595m

ふはははは、私が好んで走るのはこんな道ばかり
最初に枝折峠を越えた際にも特に驚いていませんでしたが、私にとってはこれくらいがデフォルトだし~(笑)


そしてこの辺りに、以前コメントで教えていただいた酒蔵があったような・・・・準備不足で記憶を呼び起こしていませんでした・・・・_| ̄|○


松坂峠を越えるルートをチョイスすると、さっき走ったばかりの新鳥居峠をもう一度越える形になるのよね。しかも走行方向も同じ。

・本日2回目のR401 新鳥居峠

2回目ならばパスすれば良いものの、わざわざ記念撮影をするあたり、私もマメだな(笑)


峠を降り、"道の駅 からむし織の里しょうわ"から再び峠道へ。
途中の県道32号・喰丸峠分岐点までは走ったことがあるので、その先が未知のゾーン!

・R401 喰丸峠アタック  雨の形跡はないですね・・・・

でも、先程の新鳥居峠越えと異なり、同じ国道401号にも関わらず、だいぶ金がかかっている!
コーナーのRが大きく、坂道ではあるものの走りやすい。(注:私の主観であり皆様がどう感じるかは未知数です。)
これが地域に対する重要度の差なのだろう。


路面もドライだなぁ。雨が降ったあとに時間が経ち、蒸発したのかな??
クネクネ~
冬は閉ざされ、タイトコーナーコンボ。Wikipediaによると昭和村の救急隊もこのルートは避けている程。


やがて景色が様変わりして、大量の土砂。もしやトンネルを掘ったから出てきた土砂?

・突然の大量の土砂

これ、トラックで何往復もしながら別の場所に移すのかしら・・・・?


やはり地元の方が待望の(仮称)博士トンネルの昭和村側工事現場でした。

・(仮称)博士トンネルの建設工事現場 昭和村側

現行の道路からトンネルの抗口はかろうじて見えるだけ。


工事の説明看板では掘るのはあと僅か。昭和村側工区のトンネル掘削が『2,200m/2,265m』と、97%掘り進んでいます。

・工事現場に掲げられた、工事内容説明看板

いよいよここも便利になっちゃうんだな・・・・


それでは残りの峠道を楽しみますか。

・ナビによる案内も、クネクネしている

ナビの案内でも線形こそクネクネしていますが、片側一車線はないにしろそこそこ広くて快適。それは楽しいということでもあります。


博士峠と書かれた"おにぎり"。だがこの辺りの地名を表しているだけで、まだまだ上り坂。

・R401 博士峠アタック

他の酷道を走り慣れてしまっているせいか、この道は走りやすいと思えるほど。
おそらく会津と昭和村との頻繁な往来があるからこそ、道も良いしトンネル建設してでも改良するのですね。


スイスイと、あっという間にピークの博士峠

・R401 博士峠 H=1,070m

予想に反して峠を示すは看板等は何もなく、町境の標識のみ。ザンネン!
それにしても面白い名前の峠だな。よく峠の名前って全国区で見ると重複していたりするのですが、この名前は全国探してもここだけだね。


博士峠を越えると、道路は突然ウェットコンディション。やはり少し前まで雨が降っていたのだな。

・R401 博士峠の会津側はウェットコンディション

予定を変更してJR只見線見学をしてきた甲斐があったゼ~!


せっかく洗車したてのバイクなのですが、このバイクでウェット走行をすると、すぐにドロドロになっちゃうのよね(泣) せっかく檜枝岐までの洗い越しを低速走行し、キレイに乗っていたのに・・・・
まぁ雨に当たらなかっただけでも良しとしますか・・・・


あららっ!?

・急に降ってきた!(汗) 木陰に避難

そう言えばJR只見線見学をしたあとに雨雲レーダーを確認したっけ?
局所的な雨雲が数時間すれば通り過ぎているだろうと勝手に思い込んでいただけだった!?


目と鼻の先には、仮称博士トンネルの会津側工区で、まさにここで写真撮影をしようかと思っていた100m手前でストップ。木陰にバイクを止めましたが、みるみる雨脚が強まってくる・・・・
仕方がない(泣)

・カッパを着ます

カッパを取り出し着用。
この後の予定を全カットして、宿に直行する計画として出発。
水没防止の為、カメラとかの電子機器類はすべてパニアケースにしまってしまいトンネル工事中の雄姿を撮影できず(泣)


それだけならば仕方がないか・・・・と諦められるのですが、工事現場を過ぎて300m・・・・
雨が止みました


なんだよー、合羽を着ると雨が止む法則が発動し、無事に天候回復。
しばらく警戒して着ていたのですが・・・・時間にして2分3秒(デジカメ撮影時刻による。脱カッパ行為含む。)で再び脱ぐことに。

・路面がドライに戻ったので、合羽を脱いで撮影。ということは正味1分ほど着ただけ?

着る必要がなかったし、JR只見線沿線でもう10分ばかり遊んでいれば良かった・・・・_| ̄|○

宿に向かいますか

だが時刻は16時
ここから大内宿方面を走破するつもりでしたがカットして、まっすぐ宿に向かおうかな。明日も走るしね。


広い会津盆地まで降りてきました。

・どこまでも田んぼが広がる会津盆地

すごいね~、山だらけの八王子で育ったせいか、どこまでも広がる平野に目が無いの(笑)


中心地の会津若松駅・鶴ヶ城まであと少し・・・・
んっ!?雨?

・高架下に緊急避難 すぐそこは青空だが・・・・

空は青空なのにまたポツポツと来たのと、運良く市街地を走っていて高架下を見つけたので、緊急避難!


昨日も一昨日も、福島県地方は雨予報。今日も天気が悪いことを言っていたが・・・・

・どよ~んとした雲に捕まった

ゲームオーバー!
宿まであと少しだったというのに、会津盆地で捕まりました。その後は避難して正解の土砂降りの雨!


こりゃ~、動けそうにない。ついでだからさっき着てちょっとだけ濡れたカッパを干し、ポケーっと待つか・・・・
夕刻でお腹が空き、行動食として持ってきていたお饅頭で飢えを凌ぐ・・・・(なんて格好良いことを言っていますが、昨日買って食べきれなかったから今日持ち歩いているだけ(笑))
後にテレビの気象情報で知りましたが、猛暑による豪雨ではなく、上空に寒気が入っていることによる不安定な空気から来ている雨だそうで、夕方とかに関係なく寒気が抜けるまでこの調子なのだとか。


根気強く1時間ほどまったりしたら雨は止んでくれ、ほぼ濡れずに一日を終了できました。
宿の目の前は回転寿司屋飲食店、そしてスーパーマーケットも。

・部屋でソロ飲み

もう部屋飲みでの出張や旅が基本スタイルになりました。
海が遠い会津の街なのに、海鮮セレクト・・・・ようは何でもよいのよね、美味しく飲めれば(爆)


ぷはぁ~~~~!♪体の力がすべて抜ける最高のひととき♪


今日ももっとゆったりと走ろうと思っていたのに、距離計を見てびっくり!な 491.0 km!!
明日・・・・楽しんで走る余裕があるのかな?(笑)

https://…/2021/07/24/ 【福島ツー2日目】待望の磐梯吾妻スカイラインで最高の雲海を見てきた件