今日はトンネルクラブの皆様とガッツリと走りに行く予定。なので身体に喝を入れるために先週慌てて美ヶ原ツーリングに行ってきた次第(笑)
https://…/2023/10/07/ 久しぶりの美ヶ原・ビーナスラインツーリングは極寒だけど楽しかった件
だが先週の喝入れは得るものもあった。もうこの時期はとても寒く、『準』冬装備をしていてなんとか凌げるほど。
目的地の福島県・檜枝岐はそれでなくとも寒い場所。数日前まで檜枝岐の最低気温は2℃とか目を疑う数値・・・・舐めてかかるとヤバそうだ。
だが電熱ジャケットなどの厳冬装備にはまだ早すぎる。先週同様の『準』冬装備で出発するゾ!!
寒い朝イチ・・・・さっそく愛車のバイクVFR800F(RC79)にエンジン始動が困難な症状が再発。"ファーストアイドルワックスユニット"の不調とほぼ確定しており、冷間時のみアイドリングが安定しない。
https://…/2023/08/21/ 愛車のバイクVFR800F(RC79)の冷間時エンジン始動が安定しない件
朝から近所迷惑だがアクセルを煽って強引にエンジンを回してなんとか走り出すことに成功。
高速度巡航を開始するもかなり寒い。先週同様気温13℃・・・・よかったある程度耐性をつけておいて。定点観測地点・入間川橋で前途の天気は良好♪
・関越道 入間川橋(定点観測地点) 視界良好! |
今日一日は秋晴れで明日は雨の予報。これも日頃の行いなのだ。
行き先が遠いので集合場所は埼玉県最北端の『上里SA』。集合時間の15分前に到着した私に対して・・・・
・関越道 上里SA 6時45分 |
あつおさんからは『寒すぎて途中でくじけています』とメール(汗) ちょっと~もう一息だから頑張って!!
その後あつおさんとは合流できたものの、えぬむらさんからは『30分ほど遅れる』とメール(汗)
仕方がない、30分あるならば朝ごはんを食べよう・・・・
・モーニング"肉汁うどん"でくつろぐ私・・・・ ¥850円 @ 上里SA 麦さと屋 |
朝から武蔵野うどん風の『肉汁うどん』を頂き、ちょうど30分・・・・
再びえぬむら氏よりメール『上里SAに着いたけれどバイクが見当たらないので次のポイントに進みます』と一方的に発信して進んでいってしまった模様。
うーむ、置いていかれてしまった(汗)
合流できないのでローリングスタート状態。とりあえず2台で出発して後を追います。群馬県に突入~!!
・ローリングスタート!? 2台で出発し、群馬県へ @ 関越道 神流川橋 |
藤岡JCTを過ぎると交通量が段違いに少なく走りやすくなりました。
途中の駒寄PAを覗いても氏はいない・・・・"次のポイント"ってどこだ?
・えぬむら氏が居ない・・・・次のポイントってどこ!? @ 関越道 駒寄PA付近 |
よほど慌てて追いかけていたのだなぁ(笑)
今日の天気は大当たりだぞ。山並みがくっきりで標高が高いところに行っても安心ですね。
・赤城山ビューポイント @ 関越道 |
だが寒い・・・・ここから先はもっと寒くなるそ!
朝はあれだけ寒がっていたあつおさんは、途中から元気よくカッ飛んでいってしまった!
・途中からいきなり元気にかっ飛んでいくあつお氏 @ 関越道 赤城IC付近 |
どうやら寒すぎて早く止まりたかったらしい。
関越道・赤城高原SAのバイク駐車場には見たことがあるバイクが。
・ようやく見つけました!えぬむら号 @ 関越道・赤城高原SA 12℃ |
なんかココまでですでに疲れた・・・・(爆)
暖かい場所で『肉まん』を食しているえぬむら氏を発見!(後ろからそっと近づいるので本人は気がついていない。)
・のんきに肉まんを食べているえぬむら氏を発見! @ 赤城高原SA |
まったくも~・・・・ようやく合流できたわ(笑)
ここでようやくくつろぎモードと、今日の予定を投票で最終決定。
・お久しぶりですねぇ・・・・って3人はこの間のオフ会以来か @ 赤城高原SA |
奥只見・檜枝岐と回って『裁ち蕎麦』と温泉を楽しんだ後は、再び小出の街に戻り『へぎ蕎麦』を食べるダブル蕎麦プランに決定。
実はこのプラン・・・・ルート的には前年同月、一日違いの日程で行ってきたプランのリバイバル。
https://…/2022/10/15/ アキイロを狙って再び奥只見に訪問しJR只見線ツーリング
去年はJR只見線復活を記念して鉄道に乗ることを目的としましたが、今回は蕎麦と温泉に比重を置くことになりました。
去年のようなアキイロが見られるかな? 特に去年は鉄道の時間の関係でアキイロゾーンで時間を割くことができずとても残念な思いをしたので、そこに関してもリベンジをしてみたい。
ここからはグリッドスタート(笑)
・ようやく3台揃っての走行が始まる @ ガラガラ関越道・月夜野IC付近 |
関越トンネルに向かってグイグイと標高を上げていきます。
いつもならば関越トンネルの入口シーンは必ず撮影するのですが、今日は手前の谷川岳PAからの合流車両がありその回避をしていたらタイミングを逸しました(泣)
関越トンネルを抜けて越後平野に・・・・むむむっ!寒いけれど関東側よりは明らかに暖かい!
・関越トンネルを越え、越後へ。関東側よりもだいぶマシだが寒い! @ 湯沢IC付近 |
これならば極寒での耐えながら走行という最悪のシーンは回避できそう。
新米の季節を向かえた米処魚沼。サービスエリアには幟が立ち並ぶので食堂だかなんだかで食べられるのかと思いきや、これは生米の販売のことを示している模様。
・魚沼周辺は新米フィーバー @ 塩沢石打SA |
だってこのSAにレストランやら食堂のたぐいは存在せず、コンビニのみだもの。
ちなみにえぬむら氏は寒さに相当な警戒をしているのか、厳冬期用の電熱ジャケットを着用。まだ10月ですよ御仁。
・10月だと言うのに電熱ジャケット、かたやカッパフル装備 @ 塩沢石打SA |
かたやあつお氏はカッパ着用しオーバーパンツと相まってフルウインドプロテクト! みなさん寒さ回避に必死!(私の"準"冬装備なんて可愛いものですわ(笑))
これから標高が上がる山奥に行く寒さが勝つのか、お陽さまの日照パワーが勝つのか? 走ってみなければわからない。
ようやく秋の快適なツーリングという景色になってきたわ。山が日光を遮るゾーンではこんな景色は見れなかったし寒かったし。
・小出IC付近まで来ると交通量も少なく気分爽快 @ 関越道・六日町IC付近 |
普段だと枝折峠からの雲が流れてきて小出付近だけ雲に包まれていることが多いのですが、今日は雲は影も形もない。
完全快晴!
針路は山奥!枝折峠へ
もちろん高速道路"二輪車定率割引"に申し込んできたので、普通にETC無線走行するよりは7.5%だけお得にやって来られました。
小出ICで流出し、山奥に備えてガソリンスタンドで満タン給油。
さぁ山奥に飛び込んでいこう!
・下道にスイッチして山奥に突入~ @ 県50/R352 |
なんて爽快なのだ! こういう景色を見られて、かつこんな景色の中を走れるのが幸せ。そして視界の前方には山並み・・・・楽しい感じしかしない♪
だが普通の人にとってクネクネは忌み嫌う存在。自動車用には元有料道路の奥只見シルバーラインというひたすら手彫りのトンネルが続く通路でワープができてしまう。
一般人はこちらに行き、クネクネは『その筋』の人か登山客しか近寄らないので、ここは理想的な棲み分けができているルート。
・時短効果抜群の奥只見シルバーライン(左奥) 二輪車通行止め |
その効果絶大なワープルートは未だに『二輪車通行止め』という理不尽な交通規制が続いていることも付しておきますが、降雨とかよほどのワーストコンディションでない限りバイクはワープしないだろう(核爆)
- 話のネタに一度くらいバイクで通ってみたいものです。
一般車が来ない領域になると途端に道路のグレードがダウン。だがココからが面白い。
・さぁここからが楽しい区間 @ R352 |
おのおのが思い思いのペースで走るためにフォーメーション解除。
いつも走る3名は、もちろんシビアコンディションでは隊列を崩さずに安全に走るのですが、普段の峠道では各々のペースで走ります。無理に付いて行くのはどこかに無理が生じて事故りますから、分岐地点で待ち合わせる暗黙の了解の元で好き勝手に走ります。
そんな時に威力を発揮するのがアマチュア無線。もちろん待ち合わせ場所の情報のほか、すれ違う自動車・バイク・自転車の情報やら路面状況などが先頭を走るえぬむら氏からレポートされるので後続はなおさら安全に走れます。
その無線機が以前のツーリングで調子が悪いことが発覚し、そしてたぶんココが原因だろうと修理して、今日がようやく機能回復確認ができる機会。
https://…/2023/07/02/ バイク車載アマチュア無線機や同軸ケーブルのメンテナンスをしてみた件
https://…/2023/05/06/ ツーリング時に使用するアマチュア無線系統が不調な件(続報)
https://…/2023/02/27/ バイク搭載アマチュア無線機FTM-10Sが不調?交換して様子見してみる件
調子が悪い時は500mも離れると通話不能だったのですが・・・・今日は余裕で通話可能。
実は7月に同軸ケーブルと高周波コネクタを交換した後からですが、明らかにFMラジオ放送が強力に受信できる! 以前はFMラジオの受信電波が弱くてあまり使い物にならないと判断していたのですが、どうやら無線機自体の性能というよりは同軸ケーブルだかコネクタでだいぶ信号が減衰していたのでしょうね。新品にしたら以前よりも電波強度で1目盛り強く入感して強力に受信していたので、おそらくこれでクリアになったのだろうと確信はしておりました。
機能が完全に回復したことを確認!
無線機自体を予備の新品に交換したりしましたが、古い無線機に戻して新品は保存することに。
でもね・・・・新たな問題として私の送信する音声信号の高音域がこもって明瞭度がかなり低いとのこと・・・・まさかマイクを駆動するあたりのコンデンサの容量が抜け、カットオフ周波数が下がってしまったのか!?
もはや私のバイクの無線システムも経年劣化が酷く、全体的に刷新しなければならないのだろう。まぁこの辺りの話題はまた別日に。
小刻みにクネクネが続く枝折峠への登攀路。これが面白いのよね!
・この道は延々とテクニカルで面白い(ただし事故ったら終わり) @ R352 |
大型バイクだと、積極的にバイクを倒したと思えばアクセルを開けてバイクを引き起こす操作の繰り返し。やはり低速タイトコーナーをクリアしていくのは楽しい。
延々と・・・・そしてこの辺りの木々はまだ緑。去年もそんな感じだったのですがこの先では見事なアキイロだったので、今年もそのパターンだと信じています。
・とにかく延々と・・・・♪ @ R352 |
ちなみにこの枝折峠へのアタック区間は、以前は二輪車通行止め。さらに時間帯での一方通行規制が敷かれていて訪問難易度がとても高い区間でしたが、普通に制限なく走れるようになってからはお気に入りのルートに。
やって来たのはピークの枝折峠。登山客にも人気があるらしく頂上周辺は駐車車両で溢れています。
・R352枝折峠 H=1,065m |
だいぶ標高を稼いだのですが・・・・寒さはまったくないどころか暑いくらいにまで気温急上昇。これならばこの先も心配はないだろうとインナーを脱ぎました。
澄んだ空気が織り成す景色がとても美しい。自動車の数だけは多いですがその殆どは無人でとても静か。
・秋の空が美しい! @ R352枝折峠 |
檜枝岐の蕎麦屋がランチ時は並ぶらしいので先を急ごうかと思いましたが、やっぱり山に登らないともったいない・・・・去年に引き続い滝雲ビューポイントまで登りましょう。
周りに本格的な登山をする格好の人ばかりだと言うのに、バイクに乗る格好で登山道を歩く我々は違和感を醸し出していることだろう(笑)
滝雲ポイント。朝と昼の気温の差が大きい快晴の日の早朝は、ココは雲に包まれて地形に沿って山から谷に雲が滝のように落ちていく絶景が見られるというのですが、東京からバイクでやってくるとどうしても時間的に間に合わない。
来年は小出の街に泊まってこの『滝雲』を目指してやっと来ることにしよう。
・枝折峠名物の滝雲ポイントまで登ってきました |
いやいや素晴らしい。
遠くには奥只見湖が見え、それ以外の視界は全て山。人工物は一切ない秘境・・・・冬季はこの辺り一帯が雪で閉ざされて通行止めになるので、恒久的な施設は根付きづらいのでしょう。
だがそのおかげで景色が守られているのだろう。目障りな太陽光発電施設とかも豪雪で潰されるので一切存在しない。
・青空!そして気温も上がってポカポカで気持ちが良い! @ 枝折峠 |
聞こえるのは小鳥のさえずりと、眼下に広がる深い谷に流れ落ちる滝の水音だけ。足腰が弱いので登山はできないけれど、そんな環境を身体全体で味わうのも楽しそうだ。
県境を越えて、福島県・檜枝岐へ
さて再びバイクに跨りさらなる奥地を目指しましょう。まずは今登ってきた枝折峠を降りて銀山平へ。
このダウンヒルも面白い。
・枝折峠ダウンヒルもテクニカルで面白い @ R352 |
先週の美ヶ原とは違い観光地ではなく質実剛健な走破ルート。いや、あまりルーキーが単独で来ると途中でエスケープが効かないし何か有っても助けを呼ぶことすら困難なため、一定レベル以上の人しか来ないのか走りやすい。
銀山平まで降りたら、奥只見湖に沿ってひたすら山奥へ。先程のワープ作戦もここ銀山平までなので、ココから先はバイクも自動車も平等に進みます。
この先はさらに難易度が上がり県境付近まで民家が一切ないゾーン。パンクやらが有っても下界までは自力脱出せねばなりませぬ。
・ここから先、民家は一切なく、電気は来ておらず、携帯電話も通じない @ R352 |
セーブして走るのでコースアウトの危険はない。だが自分だけでは避けようがない正面衝突のみが恐怖。
路面はよく整備されていて走りやすい。
・銀山平から先はずっとこんな感じの道 @ R352 |
だがこのルートには単なる山深い林道チックな道が延々と続いているだけと言うわけではない。
このルートならではなのが『洗い越し』。通常なら立体交差する『川』と『道』ですが、その工事費用を圧縮するために道路上を川が横切る簡易設計。
・R352名物の『洗い越し』。道路の上を川が横切ります |
まぁ『川』というと大げさな感じもしますが、雨上がりの翌日など水量が多い日で軽いバイクだとハンドルを取られることもあるとか。
この看板はこの先で何度も見かけることになり洗い越し接近の合図。ただこの標識がないところでも川が横切っているところは多々あります(笑)
バッシャーン! あぁ・・・・バイクがドロドロになってしまう(泣)
・バッシャーン!! @ R352 |
これくらいしか見どころがない!?貪欲にバイクを操る楽しさを味わい、ひたすら奥地に向かって駒を進めていくのみ。
休憩ポイントも・・・・数カ所に駐車スペースがあるだけ。ただそこから何か見えるわけでもなく、ただ単に疲れたから止まるだけのような場所。
・何もないところで休憩するしかないほど、何もない @ R352 |
呼び水となったのか、老夫婦の自動車も止まったのだが『何もないわねぇ・・・・』と。
そう、観光目的でこの道に来ては期待外れになってしまうのです。何もない秘境を楽しむ目を鍛えないとダメ(笑)
移動・走りそのものを楽しむバイクだからこそ成立する道。
まもなく携帯電話通話圏内だそうで。
・あまりに何もなく、携帯電話圏内が2km先の看板があるほど @ R352 |
そりゃまぁこの辺りには電気が来ていない秘境なので、基地局を建てようと思っても不可能。
対岸の奥只見ダム付近の基地局の電波が拾えるところのみ、通話可能。
県境近くの遊覧船乗り場。ここから先は福島県側から電力ケーブルが伸びてきて電化されています。福島県からは見捨てられた場所。
数件の山小屋が見えてきて、ようやく人の姿が。
そして県境。
・新潟/福島県境 R352金泉橋 H=868m |
今日もこの辺りで正午を迎え、巡回ペース的には去年と全く変わらない模様。
去年は空腹と寒さに耐えられず、この山小屋で『キノコ汁定食』を頂き美味しかった記憶が有るのですが、今日は目標蕎麦ランチなのでパスします。
ここから尾瀬分岐点までの間にひと峠越えるのでアキイロが楽しみなのですが・・・・
・標高が上がりましたが、今年はアキイロが遅い(泣) @ R352 H≒1,400m |
まだまだだな(泣)
やはりここも季節が2週間遅れと言ったところか、今年の秋色予想はとても難しい。
尾瀬分岐を超えた辺り・・・・イチ面真っ黄色だった場所も今年はダメだ(大泣)
・去年はドンピシャで真っ黄色だった場所も、今年はまだ全然(泣) @ R352御池P付近 |
かといってまた2週間後にやってくるほどのバイタリティは持ち合わせていない。
峠区間も終わってしまった・・・・
・谷が広くなればいよいよ檜枝岐村の中心地が近い @ R352七入付近 |
まもなく檜枝岐村の中心地が近いぞ!
ランチは裁ち蕎麦&温泉で檜枝岐村を満喫
福島県は檜枝岐村といえば、名物の『裁ち蕎麦』。
檜枝岐村に嫁入りすると代々受け継がれ、家ごとに味があるんですって。蕎麦粉100%をつなぎを使わず水のみで打っていく独特のスタイル。昔は村が貧しくてつなぎを手に入れられず、このスタイルになったという郷土料理。
・裁ち蕎麦 まる家 @ 檜枝岐村 |
何軒かあるお店の中から今回のセレクトはココ『まる家』に。
打ち方から温かいお蕎麦だと切れやすいので冷たいお蕎麦のみ。だが気温はだいぶ上がって暑いくらいにまでなってくれたので、冷たいお蕎麦が恋しい。
・もりそば&天ぷら 2名・もりそば&イワナのから揚げ 1名 @ まる家 |
もちろん新そば!
さすが蕎麦粉100%だけあって、フワ~っと良い蕎麦の香りが鼻を駆け抜けていきます。
・そば粉100%の裁ち蕎麦 もちろん新蕎麦! @ まる家 |
これは大盛りでもペロりと行けてしまう!!ちょっと量的に物足りなく感じるほど美味しい。
まぁ今までの道中で一切サプライを受けられなかったという状況も美味しさに拍車をかけていますがね。
そして温泉。
登山客向けなのか朝6時から営業している村営温泉が2軒。
一軒は檜枝岐ステイのときに使ったので、今日は残りのもう一軒『駒の湯』に行ってみることに。
以前、檜枝岐ステイしたときの日記
https://…/2019/04/30/ GW南東北ツー2日目・雨の短縮移動・・・・それでも楽しく食べまくる
・村営温泉 駒の湯 土曜日曜は朝六時から営業(写真はお風呂を頂いた後) |
もう一軒はちょっと豪華な温浴施設といった佇まいに対して、こちらは内風呂のみの質実剛健な感じ。
でも源泉かけ流しの贅沢な温泉!
やや熱めのお湯は湯船に常時供給され、常時溢れているので循環式ではない由緒正しい温泉。
こんなに良い場所だったんだ・・・・次回以降ソロで来たときもここは立ち寄らせてもらおうっと♪
時刻は15時だが、周りを山に囲まれている檜枝岐村ではもう暗くなる時間。
小出の街で『へぎ蕎麦』を食べるのであれば時間的にキツくなってくる・・・・
・夕日が眩しい・・・・新しくしたサンシェードが大活躍! @ R289 |
既にグーグルナビさんが『到着しても一時間以内に閉店します』とアラートを投げかけてくる!
やばい!急いで夕日の中をひたすらRUN!
JR只見駅で休憩
交通量が少なく、約60kmの道のりを工事中の片側交互通行の際に一度足をついただけの一時間走りっぱなしで、JR只見駅。
・一回足を着いただけで、一気に温泉からJR只見駅へ @ R289 |
この辺り、休憩する場所がないから駅前が休憩ポイントと化しています。
・・・・が、時間がないから10分だけ。
おや!?
なぜか駅前が自動車で混雑しているし人の数も多い。そして私達の後からも自動車が矢継ぎ早にやって来る・・・・
何かあるのか??
・JR只見駅・・・・ずいぶんと自動車で混雑しているな? |
駅の改札口で列車の時刻を確認すると・・・・あと10分程で列車がやってくることが判明。皆さんそれを目当てで集まっているのですね!!
考える暇もなく写真撮影にスタンバイ!(→へぎ蕎麦タイムリミットをこのとき失念(笑))
・運転士さんがホームに向かう・・・・もうすぐ列車がやってくる! |
運転士さんがホームに向かって歩き始めたので間違いない!もうすぐだ。
我々のこの強力な『引き』に感謝したいよ♪
やって来た小出行き普通列車! 一日わずか3往復のうちの1つを引き当てた。
・2両編成の列車からは、お客さんが大量に下車 |
駅に着くなり乗客がたくさん降りる・・・・どうやら駅前に待機している観光バスに乗り継ぐ団体客やら、ソロ旅行客やら。
そして陽が山の影に隠れる時間なので、列車は真っ暗山はくっきりで写真的には大変難しいコンディション。
ちょうど一年前には、あの列車に乗ってこの只見駅に戻ってきたわけか。ということは、去年と寸分違わない行動スケジュールだと言うことですね(笑)
出発する列車のお見送り写真コレクション。まずはえぬむら氏。
・最新型iPhoneで撮影 @ JR只見駅 |
新兵器の最新iPhoneでの撮影。
山の明るさに釣られて列車が暗くなってしまいそうですが、補正がものすごいのか明るく写っていますね。
つづいてあつお氏もiPhone!
・iPhoneで撮影 @ JR只見駅 |
列車の側面まで明るく撮れていて凄い!
惜しいのは手前の標識が被ってしまったことくらいでとても素晴らしい。
最後に私のリコーGR2・・・・_| ̄|○
・ひどい(泣) @ JR只見駅 |
手前の標識に被らないように引きつけたら、背景の山が隠れてしまったし、そもそも暗いしピントも合っていないし(大泣)
ブログ掲載に当たりフォトショップで思いっきり明るさ補正をしているから空の色が飛んでしまった。補正前の絵はひどい有り様(泣)
撮影会(?)の後は、駅脇の観光案内所でお土産吟味。
・駅前の観光案内所でお土産を吟味する2人 |
どれを買うべきかテーブルの上に並べてあーだこーだ(笑)
私はこういう決定って比較的早くてさっさとお会計・・・・千円以上購入すると素敵なプレゼントが!
・『只見線車窓ガイドブック』なる立派な本をいただきました |
『只見線車窓ガイドブック』と題された立派な書籍で、俳優の六角精児さんも登場して酒と鉄道めぐり的なコラムも載っている。雪の降る季節にぜひ来てみたくなる内容だな。
この先の峠越え(六十里越)は電気が来ていない道なので、日没を迎えると真っ暗に。
そして街まで出て『へぎ蕎麦』を食べるつもりだったのでJR只見駅での休憩は10分程のはずが・・・・30分以上経過。
もう間に合わない・・・・であればプランを変更し、去年立ち寄って気に入った只見駅徒歩圏の"まほろば食堂"で食事してのんびりしてから帰る案に票が流れました(笑)
去年は17時営業開始でしたが、今年は17時30分からになった模様。だが駅前で時間の潰すネタが無くなったので、とりあえず徒歩で食堂の方に向かってみましょう・・・・
・徒歩で駅前の食堂に。営業は17時30から @ 只見駅前 |
モコモコした格好をしていますが、気温は13℃。温泉で蓄熱したのでなんとかなっていますが本当は寒いのよ。
食堂の隣のお菓子店を見つけたので、プリンを食べて時間を潰すことに。
・プリンタイム |
"まほろば食堂"のベンチをお借りして撮影会&立食。
やがて店内に明かりが灯り、もうボチボチ夜の営業が開始される頃・・・・
・店に明かりが灯り、もうまもなく夜営業が開始 @ まほろば食堂 |
お店の人が外に出てきて・・・・申し訳無さそうに『今日は予約でいっぱいなんです・・・・』ですって!?
・・・・_| ̄|○
いかん!もう完全に陽が落ちる!今から峠越えを急いでももう『闇』だ。まぁ焦っても仕方がないし・・・・面白くなってきたぞーーーー!
代替えとして小出の街で遅くまで営業しているお店を探し、目標は『とんかつトンキー』に決まった。
そんなガックリしているところに遠くから『汽笛』の音が! なんと列車がやってくる!?!?
・会津若松方面に行く列車がやってきた! @ JR只見駅 |
再びラッキー!
もうこの暗さなので周囲に観光客は居ない。貸し切り撮影会の開催です(笑)
iPhone凄すぎるって!こんな夜景でもキラキラに写るのですもの。
・この時間は景色が見えないからか、観光客は皆無 @ JR只見駅 |
田舎の郷愁漂う駅の感じがとても良く表現されていると思います。
完全に闇の『六十里越』
出発の前に最後の記念撮影。
只見駅舎の前でバイク3台を並べることも可能なほど人が居ない。さっき迄の混雑がまるで嘘のよう。
・完全に日没 @ JR只見駅 |
この暗さか・・・・
もう分かりきっているのですが、峠越え区間は電気が来ていないので周囲は完全に闇!
月の明るさも今日は期待できないので真っ暗!
・ヘッドライト照射範囲以外は何も見えない @ R252 |
ヘッドライト照射範囲以外は何も見えないので、カーブは壁としか認識できない。
曲ってみてバイクの向きが変わるとようやく先が見えるようになる。こんなときに力強い味方が『ナビ』。次のコーナーの線形が粗方わかるのはとても助かります。
フォーメーションを崩さずスローペースでこの闇を切り抜けます。
おっと!
星を見たいとのことなので、あえて六十里越直前の駐車スペースで休憩。
完全な闇の中で灯りはスマフォナビだけ・・・・
・峠の駐車場で、星を眺めるためにあえて休憩 @ R252六十里越 H=863m |
これだけ闇でも人間は5分もすればバイクやら人が居ることを識別できるほど順応するのですね!
その順応した目で地面に寝そべって空を眺めると・・・・
・これが星の数々 @ R252六十里越 |
都会では味わえない星の数々! 流れ星も多数の天体ショー♪
これは贅沢だわ~
誰一人寒いとか言わず、夢中で星を眺めている大人3人・・・・バイクの気温計は12度ですけれど・・・・(変態)
とんかつトンキー
無事に峠を越え、街に戻ってこられました。やっぱり街は明るいな。
お目当ての"とんかつトンキー"を訪問。結構混雑していてギリギリ入れた感じ。
・無事に峠を越えて街へ。とんかつトンキー @ 小出 |
食材は地元産にこだわり、県内産トロ豚使用、地元魚沼産コシヒカリ使用。
なのに値段はリーズナブルと最高な感じ。
ど~ん!!
・これだけ走ればお腹も空きますって! @ とんかつトンキー |
がっつり揚げ物&ライスだぞ~♪
ラージロースとんかつ定食(¥1,400円)は、決して分厚くはないけれど、厚めでボリューミー。
・ラージロースとんかつ定食(180g) @ とんかつトンキー |
アダルトおじさんには少し量が多い気がしてきた(笑)
油のサシが入っているのか、確かに柔らかくて甘い!
これは美味しいぞ~!!
・こう見えてもかなりボリューミー @ とんかつトンキー |
最後の方は辛くなるほどお腹いっぱい。
この肉の質でこの値段、恐れ入りました!!
残るは東京に帰るだけですが、ちゃんとオチがありました
あとは東京に帰るだけ。
もう時間が遅いので道路はガラんガラん。
・時間が時間なのでガラガラの関越道 @ 関越TN 21時30分 |
渋滞どころか並走車がいない。
関越トンネルを越え、関東エリアに入るとわざわざ標高が高くて寒い赤城高原SAにて小休止。
・関越道 赤城高原SA |
それはこの先の降雨状況を見極めるため。
天気が崩れるのは明日のはずでしたが、既に関東は雨が降り始めている・・・・(泣)
・天気が崩れるのがずいぶんと早まったようだ。すでに東京は降雨 |
ちくしょー!最後の最後でこの仕打ちか~(泣)
カッパを着てしまうと大きく行動が制限されるので、今のうちに最後の団らん。
・最後の『ひととき』かもしれない @ 赤城高原SA |
なんと赤城高原SAのフードコートに"へぎ蕎麦"で有名な『小嶋屋総本店』が入っているでは有りませんか! ここに来ればあまり苦労せずに『へぎ蕎麦』が食べられたことに今さら気が尽く始末(大泣)
- 次回はここで食事をしよう
ここから先はこの写真を最後に走るだけ。
・カッパを着て、デジカメはパニアケース内に避難する完全水防体制 @ 赤城高原SA |
埼玉県内に入り予測通り降られたけれど、強くもなく弱くもなく・・・・中途半端な雨。
新品のミラーバイザーを投入したにも関わらず、投入初日から雨に当たる・・・・_| ̄|○ カッパを着る事態そのものよりもこっちのほうが悲しい(笑)
この程度の雨ならば雨ではない。
余裕で最終解散地点の関越道・三芳PA。
・【最終解散地】関越道 三芳PA |
う~さすがに疲れましたよ、眠いし。
朝3時に起きたからもう21時間くらい起きているのね。
高速道路はてっぺんを過ぎ深夜割引が効く時間。
こんなに走るのは多分今年は最後かしらね、シーズン終わりにバッチリと走り溜めてきました。
みなさま、今日も一日お付き合い頂きありがとうございました。