長い間冬季通行止めが続いていた新潟県・枝折峠。首を長くして開通を待ちわび、もう今年は駄目かもと諦めかけていた9月16日に開通!
10月20日からは再び冬季通行止めになる予定なので、チャンスはわずか一ヶ月!!
だが台風の襲撃により出かけられない日々が続きやきもきしていましたが、ようやく秋晴れの週末がやって来た!
そしてこの日は偶然か?長い間不通となっていたJR只見線も11年ぶりに再開通するのでチラッと見学していこうかしら!
まずは高速道路で北上・・・・天気は?
出発は朝5時。
ハードな走りになることが想像され、近年の体力低下を鑑みると一泊二日の行程としたいところだが、2日もツーリングに割くことは出来ないという事情も。
泣く泣く一日で走破してくる強行軍で。
・まだ夜が明け始める時間に出発! |
もう夏は終わり、朝日が上る時間も遅くなって薄暗い。
難しいのは格好。
昼間は28℃付近まで上がる夏日予報ですが朝晩は寒いし、通過地点に極寒の檜枝岐がある・・・・
フルメッシュはさすがに危険、容易に着替えられない下半身だけ夏のメッシュ装備とし、上半身は先日購入したばかりの新品ジャケット+冬用のインナーを着込んで行くことに。
https://…/2022/09/18/ ついに!冬ジャケットを13年ぶりに新調した件(アルパインスターズ)
気温19℃付近ですが、この装備で快適に走れるぞ♪
・前途良好!入間川橋 @ 関越道 |
いつもの関越道入間川橋での天候・視程チェックも文句なしの快晴!
ぐいぐいとワープを続け、群馬県境。エクセレント!な快晴。陽が昇りモヤが取れ、この秋晴れならば今日はどこに行っても大丈夫♪
・埼玉/群馬県境 @ 関越道 神流川橋 |
さらに北上を続けます。
標高が上がりだした赤城高原SAで朝食休憩。
ここまで糖質不足で頭がクラクラしているので、しっかりと朝食を摂り体を温めよう。
むむっ!?
・赤城高原SAの軽食メニュー |
ここにも豚丼がラインナップされているゾ!?
最近急速に帯広豚丼の知名度が上がり、そして豚肉が有名な群馬という土地にマッチするのかとても良い傾向だわ。
ただ朝食から豚丼を食べてのクネクネは体調を崩しそうなので温かいお蕎麦を頂くことに。
・まいたけ天ぷら蕎麦 ¥800円 |
廉価なかき揚げで良いのに・・・・とは思いつつも、雪国まいたけなる名称でこの辺りでの名産だった気も。
うむ、体が温まり美味い。頭クラクラも解消~♪
本日申し込んできた二輪車ツーリングプラン(東北道・関越道コース)のエリア北限である沼田ICからさらに北上すると、がくんと交通量が少なくなります。関東の最果て。
・関東の端っこは、交通量ががくんと少なくなる |
今日の高速道路使用予定は、新潟県の小出ICまで。
帰りも考慮して『二輪車定率割引』で行くか『二輪車ツーリングプラン』で行くか悩みどころですが、事前シミュレーションの結果で今回はツーリングプランにしました。
本格的な冬を前に、急ピッチで道路補修している豪雪地帯。やたらあちこちで工事をしています。
県境の関越トンネル。
・関東からの脱出 @ 関越道 関越トンネル |
大袈裟かと思う格好でしたが、適温って感じ。
そしてメッシュパンツも意外に寒くない! カウルの風防エリア内ということもあり、蒸れずに寒くないという理想的な環境を作り出してくれている・・・・冬の入り口までメッシュパンツで行ける気がしてきたぞ(笑)
スキーで繁栄し、今は残酷にも見える湯沢の街を通過。
・この辺りだけ高層建築物が目立つのよね・・・・ @ 湯沢IC |
一度買ったら(他人に譲渡するまで)逃れることができない区分所有権。管理費や解体費が重くのしかかるので、買い手がない負動産。
まもなく目的地の小出・・・・むむっ?
・なんじゃ!?あの雲は! |
なんか行く手に雲が居るんですけれど・・・・(汗)
近づくほど不思議なカーテンのような雲。
・ダメだ・・・・突入してしまう! |
勘弁してよ~、今日は快晴と思って油断していたよ。
雨というか霧というか・・・・
ぬお~、逃れられない~~~~!
・キリが・・・・あれれっ? |
雲に突っ込んだら・・・・あれっ! 一瞬で終わってしまった(笑)
これ、この時期の枝折峠の名物である『滝雲』が流れてきたやつかしら? 奥只見で発生した雲海が峠を越える際にまるで雲が滝のように流れ落ちる絶景。ちょっと訪問時刻が遅かったか!
気を取り直して予定通り小出ICで流出し、ここから先の長距離ラビリンスに備えて満タン給油。
さぁ行こう!
国道352号ラビリンス(枝折峠~県境)を走ろう
前途開通の証! 直前で状況急変なんてこともあるので、この表示を見てようやく安心。
・R352福島県境 通行可!(電光掲示部のみ色補正) |
一瞬悪化した天候も完全回復し、気分は上々♪
久しぶりに走りごたえがあるルートに来られた満足感(←来るだけで満足しちゃう(笑))とこれからへの期待感。
山奥への分岐点。元有料道路の"奥只見シルバーライン"の入口。
・快適な道路に二輪車は近寄れない・・・・ |
トンネルで一気に枝折峠を越えられるルートなのですが、二輪車通行止めという酷い仕打ち。
トンネル自体がその先にある奥只見ダム建設用として作られたため、狭く滑りやすく危険であることが理由。
それではと国道ルートは立派なのかといえば、それは否な訳でして、さらに15年くらい前まではこちらも通年二輪車通行規制がかかっていて長き間このルートをバイクでは楽しめなかったのです!
・片側一車線に整備されたところもわずかに存在。でもクネクネ |
なので規制解除を知ったときは、速攻で走りに行ったほど(笑)
狭隘な低速タイトコーナーが連続する道をただひたすらクリアしていきます。
・ずっとクネクネ |
このルートはこういうタイトコーナーを『楽しい』と思えるほど経験を積んでから訪問することを強くオススメします。
途中にエスケープルートが存在せず、そして携帯電話での通話可能場所も限られているからです。
何かあったら自力でトラブルを解決して下界まで脱出するスキルが必要な場所。
・どこを見てもクネクネ |
それほど人里離れた地。まあ一年のうち数ヶ月しか国道が開かないのだから、携帯基地局も整備されないわな・・・・
ひ~、頑張りすぎて腰が痛くなってきた~!大型バイクは重いよ~(泣)
・小刻みなクネクネが腰に来る |
だがタイト区間が終わる尾瀬・御池までははるか先。
ピークの枝折峠。だがこのルートではまだまだ序の口。
・R352枝折峠 この角度以外は自動車がわんさか止まっています |
人影はなくひっそりとしているのだが、早朝登山に向かった自動車が駐車場から溢れて止まっている状況には閉口。
気温が上がってしまったので雲海も完全消滅。でも晴れは嬉しいから良いのです。
今日からの新パートナー、アルパインスターズ・アンデスV3 ジャケット。
・アンデスV3 アドベンチャージャケット |
二重構造の外側だけを着て来たのですが、しっかりと風防効果を発揮してくれて暖かい。
レイヤード出来るようにちょっと緩めのサイズなのですが、ウエストと腕をアジャストできるので風でバタつかず。首周りがまだ生地が固くて擦れて痛いかな? こればっかりは使い込んで慣らすしかなさそうです。
ススキが咲き、まだ木々は緑。アキイロはもう少し先かな?
・すすき・・・・かな? |
だがモタモタしているとこの道自体が冬季閉鎖になってしまう。今年のここでのアキイロは難しいか??
ダウンヒルもただひたすらクネクネ。
・来るたびにこれを撮影している気がする・・・・クネクネ&スノーシェッド |
だが全般的にかなりよく整備されていて、概ね走りやすい。
突然平地が現れるとそこは銀山平。
・今までのクネクネから一転、フラット&ストレートが特徴的な銀山平 |
ここは温泉があったり数件の人の営みがある場所。
それは前出の奥只見シルバーラインで自動車はここまでワープできるから。
ズルいよなぁ~(笑)
・奥只見シルバーライン 銀山平出入口 |
まあ逆に捉えれば、ここで出会うソロライダーはそれなりに経験を積んだ人という事ね。
ここから先、しばらくは奥只見湖の周辺をなぞっていく区間。
もちろん狭隘でクネクネ。
・銀山平を抜けると・・・・やっぱりクネクネ |
携帯電話の電波は疎か、電気が来ていないので唯一のトンネルも無照明。
あるのはクネクネのみ!
・携帯電話は圏外です。事故ったら終わり |
区間が長いのと出会い頭の事故のリスクがあるため、そこそこの走りになりますが、それでもガッツリと走った気分に浸れます。
そうそう、途中に自動販売機などの文明の利器や公衆電話もないので、ここに来るときはトラブル時を想定した飲料水を多めに積み込んでおく必要があります。
休憩ポイントもないので、そこいらへんの道が広くなった所で休憩。
特筆は、国道では珍しい『洗い越し』がゴロゴロと存在すること。
・洗い越しがあることを示す標識『沢水注意 段差注意』 |
これは、道路と川が交差するときに橋を作る建設費が勿体ないので、川を道路上に流してそれを突っ切って走行するスタイル。
沢枯れしているところもありますが、それなりの流量があるところもあり、二輪では舐めてかかると危険。
・洗い越し 大型バイクならばブレることはないが・・・・ |
私の場合は洗車が面倒なので、ゆったりと飛沫を飛ばさないように通過(笑)
おっ!5キロ先で携帯電話が使えるってよ!なんて看板から、2km先、ここから、ここまで・・・・日本は親切すぎるなぁ(笑)
・携帯電話通話可能エリアはここまで・・・・の看板 |
この看板も行くたびに触れていますがそれくらい目標物が少ないのよね。
今回は結構auも電波が入ったので逐次改善はされているようです。
奥只見湖遊覧船の尾瀬口船着場。
・尾瀬口船着場 ここには福島県側から電気が来ている |
ここまでが奥只見湖トレース区間。ここから先は只見川に沿って尾瀬方面に向かっていく線形。
ただこんなところで船から降ろされてもどうしろと?
いや、福島県側からの路線バスがここまでやって来ているようです。
・時刻表・・・・乗る人はいるのかな? |
・・・・が、本数は極わずか。午前に一本と夕方に一本。
どういう層にこのルートを使ってもらう想定なのだろうか? そして万が一最終便を逃すようなことになれば・・・・シャレにならないほどヤバい。
前回、数年前に来たときも途中で路線バスとすれ違って驚いたのですが、そうか例の午前中の便がやって来て、私の東京からの訪問スケジュールだとちょうどすれ違うというわけか。
・今回も路線バスとすれ違いました。しかも続行便の2台と! |
しかしこの日はなんと・・・・続行便(2台)付きでの運用。
どう見ても傍から見ると乗客ゼロの空気輸送なのですが、どうなっているのだ??
でもこの定期路線バスの存在が、2011年7月の豪雨災害からの早期復旧の鍵だったとは。
この辺りまで来ると、小さな平野があり建物がポツポツ出現。
・小白沢ヒュッテ |
この集落を『鷹ノ巣』と呼び、2件の山小屋と数件の民家が点在。こんな秘境中の秘境で人の営みがあることに驚きます。
新潟福島県境の金泉橋。
・R352 新潟/福島県境 金泉橋 |
ここは2011年7月の豪雨災害で橋が流されてしまい、一帯もズタボロになる被害があったところ。
普段はとても穏やかなのにね・・・・そして同じ日、この川の流れが下流のJR只見線の橋梁群もズタボロにしてしまったのよね。
道路施設は税金で直すけれど、鉄道施設は一企業の自腹で直せというのは揉めるわけだわね。
金泉橋から眺める只見川。
・金泉橋から眺める只見川(上流・尾瀬方面) |
この尾瀬ヶ原に端を発する清き流れが暴れたほどの降雨ってすごいわ・・・・よくみると水が恐ろしく綺麗!
実は先程の鷹ノ巣集落にある山小屋『小白沢ヒュッテ』で災害からの復旧に関する日記があり、行政からの助けがなかなか来ず、上流の金泉橋流出、下流の道路は埋没という状況でその辺りにあった重機を使い住民で回復作業を行ったのだとか。
http://koshirazawa.sub.jp/201107ds/201107disaster.html 鷹ノ巣から只見まで大きな被害でした
ここの住民にとって遊覧船は道路が駄目になった際の重要な足である事を理解。安易な私の発言にあぁ反省。
住民を強制退去させるなんて記述もありましたが、定期路線バスが走っている区間であることから行政も早急な回復が必要と、仮橋に仮道路で仮回復させたとのこと。
だから災害後に開通したときに訪問したら、仮橋だったんだ・・・・
壮絶なドラマがあったんだな。
さて、走行再開。ピークまではここから登坂。森のトンネルを駆け抜けます。
・終盤は森のトンネル |
気温17℃。良かった~冬の格好しておいて。メッシュジャケットだとちょっと辛い領域。
木々はピーク付近でもまだ緑(うっすらと赤みが出てきたかな?)。アキイロはまだ数週間先のようだな。
・名も無いピーク |
近くには尾瀬・御池PAがあり、この峠はあまり興味がないのか一切のマーキングが無い。
檜枝岐の集落で、新蕎麦使用の"裁ち蕎麦"で舌鼓
山を降りると檜枝岐の集落。
以前、NHKの番組"日本人のお名前"で放送されていた檜枝岐のイロハ。
https://…/2019/02/13/ NHK日本人のおなまえっ!で檜枝岐村のことを知ったら・・・・
この集落にやってきたお嫁さんは各家庭で『裁ち蕎麦』のレシピを受け継いで行くのだとか。
ちょうとくねくねを走破してきてお腹が空くので、ここで蕎麦を食べていくのがいつものパターン。
・民宿・食事処 開山 『新そば始めました』ですって! |
やった!!新蕎麦ですって!!
私の好みが変わらないのか、過去の日記を読み返したら毎回オーダーが同じだ(笑)
裁ち蕎麦(とろろ蕎麦)に天ぷら。
・檜枝岐名物の『裁ち蕎麦』と天ぷらも付けちゃおう♪ |
コシのあるそばの食べごたえは最高だね♪♪♪♪
ここから先・・・・すんなりと鬼怒川・奥日光方面に舵を切るか、はたまたJR只見駅まで回ってから帰路につくか。
・檜枝岐から先は、険しさは一切なくなる快走路に変身 |
事前の計画云々ではなく、現時点の自分の残体力との相談・・・・だが走れそうだな。
まあせっかくここまで来たのだし、そして同じく2011年7月の台風による只見川の氾濫でいくつもの橋梁が流されて、そして誰が工事費を出すのか揉めてようやく復旧に至ったJR只見線を見学して行きたいよね。
さっきまでの険しさが嘘のように、まったりとした奥会津の景色。
・金色に輝く田んぼが美しい |
穏やかだなぁ~・・・・(まったり)
11年ぶりに再開!JR只見線フィーバー
そんなまったりムードだったのに、Googleナビが異常を訴えてくる。JR只見駅周辺の道路状況が赤い(渋滞している)だと!?
・JR只見駅・・・・えっ!?うそ~!! |
駅前の交差点まで来たら、普段は人影を探す方が難しいというのに明らかに人の数が多く、そして駅に続く道にはアーチが掲げられている!?
只見線開通式典! 多少は歓迎式典があると思っていたのですが、ものすごく盛大だ!
・とんでもない人の数だ! |
そしてこれに自動車で訪れようとした人々の駐車スペース待ち・・・・
ぬおぉぉぉぉ~、ここまでごった返しているとは!(汗)
とりあえず安易に近づけないので、一本隣の路地から線路にアプローチして駅の全景を眺めましたが、列車は居ないのにホームに向かってブラスバンド演奏をしていたりととにかく大騒ぎを!
・JR只見駅ではお祭り騒ぎ 列車のいないホームに向かいブラスバンド演奏 |
これはイカンぞ!雰囲気がまるで違うので緊急脱出してみよう。
お隣の駅に来るときも、沿線で景色が良い場所にはずらーっと駐車車両とともにデカいカメラを構えたお鉄さまが場所取りしている始末。
静かな雰囲気が好きだったのに・・・・(泣)
・お隣のJR会津蒲生駅 |
一つお隣のこの小さな駅は人はほとんど居らずに快適。
各駅に警備員さんとスーツ姿のJR職員さんが配置されている模様。
以前はベニヤ板で塞がれていた駅待合室も綺麗に復活し、そして手作りの歓迎プレートも掲げられ、お祝いムード満点。
・手作りでお祝い |
ただ時刻表を見ると一日で朝・昼・晩のわずか3往復だけ。
線路施設の2/3は県や自治体の費用負担で復旧させ、今日からは施設は県が保有して運行はJRが行うという上下分離方式での再出発。
そりゃ~、JRにしてみれば一日3往復の閑散路線に金をかけて修復などできるわけがないよな、納得。
沿線に沿って移動して、奥会津のマッターホルンこと蒲生岳との撮影。
・会津のマッターホルン 蒲生岳の景色 |
この角度だと道路上から撮影しなければならず、カメラを構えて場所取りしている人は皆無。
バイクであれば車の往来のないタイミングを狙い、ストップ・アンド・ゴーで高速撮影(笑)
さらにお隣の会津大塩駅。第4種踏切があったところは雑草に埋もれて酷いことになっていたので、どうなったのか心配での訪問。
・草に埋もれてボウボウだった、会津大塩駅付近の第四種踏切 |
おっ!綺麗にお手入れされているじゃないの♪(←当たり前だろっ!)
・・・・いや前言撤回。
背の高い雑草は刈ったようですが、まだ線路は埋もれている・・・・
・まだ結構草に埋まっているなぁ・・・・こんなので良いのか? |
この程度であれば列車が走ると風圧で刈り取られるのかしら?
線路が埋没していたり除草した様子
https://…/2019/08/14/ 2019夏ツー3日目・台風回避!只見線偵察と喜多方と非レインマン
駅の方に行くと、私がいる側は撮影条件が悪いのか、地元の列車を迎え入れる人々がいるだけ。
・会津大塩駅 |
実は駅の反対側が凄いことになっていて、大量の自動車とお鉄さま。
なんかやたら人がいるなと思ったら、町内行政無線によるスピーカー案内で『1時間後に列車がやってくる』らしい。街を挙げての大歓迎ってことか!
駅待合室は綺麗ですが、駅名標は落ち果てていたときのまま。
・待合室は綺麗だが、看板は直さないのね |
こういうところはコストダウンが徹底しているのね。
このフィーバーがいつまで続くのか・・・・地元の人も気が気でないだろう。
落橋していたた第7只見川橋梁。
橋が落ちている第七只見川橋梁
https://…/2019/08/14/ 2019夏ツー3日目・台風回避!只見線偵察と喜多方と非レインマン
・綺麗に復活し、やってくる列車を待つ第7只見川橋梁 |
ここも人がすごいので緊急脱出!
下手に列車通過時にバイクで通って画角を邪魔したら、何を言われるかたまったものではないからな。
もう鉄道撮影は諦めて道の駅に寄って帰ることにしよう。
・道の駅 奥会津かねやま |
微妙に混雑していて、ソフトクリームでもと思ったらなんとレジ待ちの人がわんさか・・・・
ここもスパッと諦めよう。混雑は嫌いだ(笑)
ただ、人が少ないところには只見線と思われる鉄道模型ジオラマが展示してあるぞ!?
・鉄道模型 車両は写っていませんが走っていますよ |
実物は撮影できなかったので代わりにこれを撮影して満足しておこう(笑)
ところがこの展示物は新聞社によるテンポラリ展示だったのか、誰も興味を示さない中で私だけがバシバシ撮影していたら、この日の新聞を頂いてしまいました。
・福島民友新聞 一面はめいいっぱい只見線開通記念! |
まるで号外か?と言わんばかりの一面に只見線開通の大ニュースがド~ン。
ここまで地元の期待が凄いのか!!(汗)
帰路。とりあえずは那須高原を目指すか・・・・
本当は会津に宿を取ってノンビリしてきたかったのですが、明日は野暮用が(泣)
東京に戻るか・・・・ここからが別の意味でハードだぞ!
高速道路二輪車ツーリングプランのゾーンは、東北道『西那須野塩原IC』まで。ならばそこを目指すか。
道の駅のすぐ近くに交差する国道400号。これをひたすらトレースすれば(距離や楽しさは別にして)自動的に西那須野塩原ICに着くね。
好きな国道400号奥会津区間。いわゆる信号的なものは最小限しかなく、通過に最適(?)
・奥会津のR400は快走なのです |
このあたりは好きなのでツーリングでもマメに訪問しているのよね。
そうだ・・・・ここまで朝食の蕎麦と早ランチの蕎麦以外を口にしておらず、さっきの道の駅では食べそこねたので、今度こそソフトクリームでサポート。
・ソフトクリーム @ 道の駅からむし織の里しょうわ |
やはり日中は汗ばむくらいに気温が上昇し重厚なジャケットではウザったい。
だがあと数時間もすればまた闇が追ってくる・・・・耐えるか。
そう言えば今いるR400から少し寄り道をすれば絶賛工事中のR401博士峠トンネルに行けるではないか!
https://…/2022/06/08/ 福島県・南会津のR401博士トンネル区間が来年度開通ですって
ここは博士峠越えの狭隘クネクネ道路が快適なトンネルに置き換えるために、今年度中の開通を目指して工事の追い込み真っ最中。
どのくらい完成したのかな?
・・・・博士峠へも、ご覧の通り携帯電話圏外の警告が。
・R401 博士峠へ向かう道 |
やはり都会とは違うよ。あくまで人口カバー率が(ほぼ)100%であって、人が住んでいない場所は穴だらけ。
すんなりと到着した、博士トンネル昭和村側の坑口。
・R401 博士トンネル |
トンネル本体の工事は終わり、電気系統の工事の真っ最中かしら?
トンネル手前には電気室を設けるための建築工事を施工中。冬が来る前に大急ぎ。
駒を進めよう。暗くなる前に山岳ゾーンは抜けておきたい。
・電光掲示板まで只見線開通を祝っている(笑) |
凄いな!町や村だけでなく、県レベルで祝福されているじゃん!!
朝5時に出発し、折り返し地点の道の駅奥会津かねやまで13時半・・・・つまり8時間も使っているので、ここから帰っても単純計算で21時。
まぁ今日中には帰れるか(爆)
・黄金色なR400 |
黄金色が美しい奥会津路を駆け足で走り抜けます。
到着時間云々というよりも、自分の体力の問題もあり、ハイペースでは威力を消耗するが、ローペースだとそもそも時間がかかる・・・・
だいぶ端折って・・・・R400をずっと走るのは苦痛なので、クネクネを求めてスイッチしました。
おい!?体力はどうなった??(笑)
クネクネ前に鉄道の駅があったので休憩。私にとっては鄙びた鉄道駅は、いわゆる道の駅と同列で立派な休憩ポイント。
・野岩鉄道 養鱒公園駅 |
日記が長くなりすぎたので、詳細は省略。
Googleナビ様に従い(クネクネまで)最短距離を移動。
・あの山を越えれば栃木県だ |
山が見えてきた~、もうすぐクネクネだぁ~♪
この車が少ない県道はなかなか良いな。
ここも開通が比較的最近な、R289 甲子トンネル。このトンネルが出来るまではいわゆる点線国道で、自動車での往来は出来なかった峠。
・R289 甲子トンネル |
有名なのは徒歩登山道に国道標識(通称おにぎり)が存在していたこと!
https://…/2007/06/09/ 登山道国道289号訪問・本編
そしてもう一つが、新道トンネルを建設したのに開通前に崩れてしまい、新たにもう一本掘ったというトンネル。
・封鎖されたR289 石楠花トンネル |
今は旧トンネルが完全に封印されていますが、この道が開通した当時は塞がれておらずちょっとカオスでした。
このまままっすぐ行けば東北道白河ICですが、それでは高速料金が無料にならない!
右折してクネクネへ!
・ラストクネクネ! 県290 元"那須甲子有料道路" |
元有料道路のここは、中速コーナーがたっぷりの楽しい道。
もう森の中は薄暗く、写真もシャッタースピードが長くぶれてしまう。
クネクネがあればついハッスルしてしまい、気がつけば抜け殻のようになってしまった・・・・
RPGでいえば、残ライフがわずかって感じ(笑)
だめだ、休憩だ!
・道の駅 明治の森黒磯 |
ここの道の駅は凄いな、名前に恥じず駐車場が森のようになっていて木陰になっている!夏はとても涼しそうだ。
栃木のお土産・・・・そうだな『御用邸の月』でも買っていくか。
気力を振り絞り南下・・・・西那須野塩原ICまであと一つ。
だがここで力尽き、別料金がかかってしまうけれど黒磯板室ICから高速道路ワープ航法開始。
普段の日記ならばカットする帰路の高速道路でもネタに困らなかった件
あとはひたすら高速道路で自宅に戻るだけ。
もうかっ飛ぶ気力はないどころかヘロヘロ。まだ東京までだいぶ距離があるしゆっくり帰ろう。
まずは1つ目のSAPAでストップ・・・・というか、もう走れない(笑)
高速に乗ったという安心感からドッと疲れが出てきたよ。
・ライフがゼロのため、1つ目の矢板北PAで休憩 |
のんびりとお土産をセレクトしてライフを回復したいのですが、異変を察知してドキドキな自分。
なぜかPAの駐車場には警察車両がズラり(汗)!
覆面もいるじゃんよ。
・駐車場には警察車両がズラリ・・・・(汗) 集中取締りか? |
なんだろう、集中的に速度取締でもするのかしら? 交通安全週間も終わったというのにクワバラクワバラ。
後方探知にいつも以上に気を使いつつも、低速走行・・・・だめだ頭がフラフラする~(泣)
・ダメだ・・・・頭がフラフラする |
水分を摂っているので胃がタプタプなのですが、そう言えば蕎麦以外になんにも食べていない気が。
自宅での晩酌が楽しみで食事は自宅まで我慢しようかと思っていたのですが、しっかり食べてライフを回復しよう。
・道路公団臭が漂う上河内SA |
古さ漂うSAですが、現代風のアミューズメント施設化したPASAR系よりもよっぽどマシだよ、上河内SA。
宇都宮に近いロケーションなのでここは餃子定食を。しかもどうせ食べるならば『ダブル餃子定食』で!
・ダブル餃子定食を食べてスタミナをつけよう! |
もりもり食べるライスの快感!
餃子は・・・・まぁ普通のですが体が食事を求めている状況下、すごく美味しく感じる♪
ちょっとゆっくりしてライフを回復させてっと。
おやっ!?
外が何やら騒がしい・・・・
ぶほっ!!
高速道路を塞がれた!(汗)
・マジですか・・・・頭を抑えられました(泣) |
なんだよ栃木県警!!
この規制はのんびり牛歩で進んだり、はたまた80km/hで流したりと。ただ頭を抑えられ自由行動が出来ないことには変わりはない。
IC数区間で終わるだろうと思っていたら、ずーっと!(汗)
しかも途中のJCTやIC、SAやPAの合流も全てパトカーが封鎖しており、我々本線集団が先行するようにしている・・・・??
いくら長くてもこんな規制は栃木県内だけだろう・・・・群馬県境を越え、渡良瀬川を渡り埼玉県に入っても続く。
ようやく羽生ICで規制隊は流出したので前方に何もいない高速道路をココぞとばかりにかっ飛んだら・・・・待ち構える埼玉県警(泣)
・終わりかと思ったら・・・・埼玉県警にバトンタッチ |
なんだよ~・・・・って後で報道で知ったのですが、天皇陛下が栃木県に自動車で訪問されていたんですってね。
その帰り道に遭遇し、近くに一般車を近づけさせないために移動しながらも完全封鎖していたというわけか。
途中、5km/h程度で流していた区間もあり、極低速でのクラッチ操作が続いて左手は限界突破!
高速道路本線上で止まるわけにもいかず歯を食いしばりながらトロトロ走ったり、100km/hで追走したりと楽しんでいたらアッという間に分岐点の久喜白岡JCT。上河内SAからここまでずーっとパトカーと一緒・・・・
気がつけば一気に走りすぎてライフはマイナスに(笑)
もう一度休憩。
・圏央道 菖蒲PA |
お腹はいっぱいのはずなのに、また頭がクラクラする・・・・
糖質制限はやめて甘いものを食べてみよう!
・チョコファッション!でブースト |
こんな時間にドーナツか~という罪深さを感じつつも、やはり旨い♪
そしてしばらく休んだら効果テキメン!元気が出てきた~~
自宅に到着して走行距離計を見たらあらビックリ!!な700kmオーバー(汗)
若い頃でも滅多にやらないような距離をガッツリと走ってしまった! そりゃ~後半が辛いわけだわ。まだこの距離を走り切れる体力があるのかと感心しましたよ。
それにしても今日もまぁ色々ありすぎて前半の方なんて記憶が薄いわ(笑)
旅のコースはマンネリでも、見聞きする出来事は毎回新鮮ですね!