九州出張5日目:再びBRTひこぼしラインに乗って東京に帰ろう!

九州宿泊出張も仕事は昨日で終わり、今日は東京への移動日。


とはいえ昨日/今日の深夜0時に監視業務がありそのまま目が冴えて朝を迎えてしまった・・・・


どうする?
早朝から移動開始するとして、飛行機の時間を前に倒そう・・・・いや、今の予約よりも早い便の(クラスJの)窓側は全滅(泣)
じゃあ予約を倒すのは止めよう。


となると時間はたっぷりとある訳で、始発の日田彦山線BRTに乗って博多に向かってみようか?


朝5時にホテルをチェックアウトして駅に向かう・・・・

・朝日が眩しいJR日田駅前。人影はゼロ

鉄道の朝は早い。この時間から久留米や大分行きが忙しく出発していく。
私は鉄道の自動券売機でBRT経路の切符を買い、冷房が効いた駅待合室で待機。


前にも書いたかもしれないですが、水戸岡鋭治さんデザインの駅舎は日田杉がふんだんに使われて、まるで高級喫茶店のような格調の高さが感じられます。

・日田駅の待合室(空調完備)はすごい

こんなところでの待機ならば旅も楽しくなりますね。


"進撃の巨人"の作者の出身地と言うことで展開されているコラボ企画。

・進撃の日田・・・・は街おこしの一貫らしい

私は原作を読もうとして最初の数ページで(訳がわからなくて)投げ出したのよね。なのでキャラクターとか知らず心に刺さらない(泣)


BRTの始発は朝5時55分。こんなに朝早くから便が設定されているのには理由があるはずで、それはたくさんの通勤客が居るからなのか?


気合を入れて出発15分前にはバス停の前にスタンバイするも、結局誰一人として現れることがない(汗)
やって来たバスはピンク色。なんかカラフル面と言う意では井の頭線みたいだな。

・BRTひこぼしライン添田行き しゃくなげカラーVer.

色は違うけれども中国BYD社製電気バス
そして乗客は私一人だけで出発・・・・なんだか拍子抜け!!(ちなみに次の便は2時間半後。通勤通学に使うとしたらこの便しか無いはずなのだが・・・・)


四日前の下り便のまったく逆をトレース。

・乗客は私一人 @ 光岡→夜明間 BRTひこぼしライン

バシバシ写真は撮ったけれと往路と同じなのでほぼ全カット
大分県/福岡県境の宝珠山駅までやって来ましたが、ここまで乗降客ゼロ


バス専用道区間に入り快調に走るも、もし私が乗ってなかったのならば完全に空気輸送でしょ?

・BRTひこぼしライン バス専用道路区間の起点(宝珠山駅)

ずーっと続く緩やかな登りでもバッテリーとモーターで苦しむことなくスイスイと登っていく・・・・


釈迦岳トンネル手前の筑前岩屋駅で下り便とすれ違い。この際に向こう(下り便)には1名乗り込みましたがこちら(上り便)に変化はなし。


彦山駅まで来て専用道区間は終了。そして乗客がわんさか乗ってくるならばもうここしか無いのだが・・・・乗降ゼロ!

・すっかり雰囲気が変わってしまった彦山駅

もう残る区間は短い(汗)
彦山駅は以前は寺院をイメージさせる立派な駅舎でしたが建て替えられてだいぶパワーダウンしてしまったわ。


BRT終着の添田駅。ここで降りたのは私1名。

・終点の添田駅

つまり全区間を通して乗客はオンリーワンだったという事。
JR九州も今すぐにはやらないだろうけれど、ほとぼりが冷めた頃に間違いなく減便していくでしょうね。
人流が無い地域にこれだけ手厚く交通機関を維持することに疑問を感じる・・・・鉄道だと施設があるからそう簡単に廃止できないけれどバスならば関係ないからなぁ。


添田駅では15分の待ち合わせ。

・添田駅 7時25分

ポツポツと高校生数名が駅に集まりだした・・・・


やがて田川後藤寺方面から回送列車がやって来た!折り返しの普通列車小倉行き

・鉄道がやって来た! 二両編成

さすが鉄路、車体の大きさが段違い!
そしてちょうど通学時間帯なのか、この先の駅に止まるたびに数名の乗客が乗り込んでくるし、田川後藤寺駅ではさらに乗り込んできて満席&立客もいるほどに!


活気がある日田彦山線・・・・
えっ!?田川後藤寺駅で降りないのかですって??


今日はせっかくなので(←なにが?(笑))田川市のもう一つの玄関口となる『田川伊田駅』まで向かってみることに。

・田川後藤寺駅のひとつ先、田川伊田駅

後藤寺町伊田町が合併して田川市が誕生。それまで町の中心駅だった後藤寺駅と伊田駅のどちらが田川駅を名乗るのか揉めに揉め、最終的にどちらにも田川を冠することになったとかは面白いお話。


うおっ!?激シブなビジュアルだぞ!?

・良い意味でシブいなぁ~、田川伊田駅!

これは嬉しいな。島式ホーム2面4線の大きな駅で一つをJR日田彦山線が使用。もう一つは国鉄から第三セクター運営に変わった平成筑豊鉄道が使用。この駅が境界になっていて、田川線(行橋~田川伊田)と伊田線(田川伊田~直方)の3路線が乗り入れている形ですが、まぁ実質は2路線ですね。


近くには石炭で栄えたモニュメントらしきがあるな。今度時間を作って見学に来よう!


切符を買うために階段を下りて一旦改札外へ。田川後藤寺駅よりは近代的な気がします。

・田川伊田駅前。写っていないけれど駅舎が立派でお店が数件

なんと駅舎をJR九州から市が買い取って活用しているのだとか。なるほどそれで活気があるのか。


一応有人駅で、JR九州側は立派な改札口が有るけれど、方や平成筑豊鉄道は・・・・幅が一人分ちょいの狭い通路があるのみ。

・ホームへの通路はわざわざ壁で仕切られて、そして改札の幅の違いはパワーバランスの差?

運賃は車内で精算するのであれば通路はもっと開放的でも良いとは思うのですが・・・・
ちなみに平成筑豊鉄道の駅はネーミングライツが販売されていて、この駅は『Mr Max田川伊田駅』だそうです。駅の入口看板が細かくてうるさいのはそのせいです。


ホームに上がる階段の途中には芸能人が書いた絵が飾られていますね。(写真は絵そのものではなくて解説板ですが。)

・池田エライザ"監督"が書いた絵が壁に書かれています @ 田川伊田駅

男はつらいよ』のロケでも使われたのだとか。


ホームもいい味しているなぁ・・・・

・かなり年季の入ったホーム、すぐそこには炭鉱モニュメント @ 田川伊田駅

なんとも言えない寂れた感じが最高
電化されていない路線なのでレトロ感が倍増するよのね。


気がついたら列車が到着していた(汗)

・当駅止まりの列車 @ 田川伊田駅

接近放送とかいう近代設備は何も無いし、気動車も加速していないときはとても静かだしで気が付かない!


どうやら私が乗るのはこれでは無いらしい。また他のことに気を取られていたら背後からやって来た直方行き

・直方行き @ 田川伊田駅

急すぎて到着後の写真になってしまった(笑)
ここから直方は地図的には北方向なのですが、北方向からやって来て南方向に出発していく直方行き。どうも私の脳内感覚と実際がずれていて脳みそがバグっています。


そこそこの数の乗客が乗っていたみたいですが皆さん降りてしまった・・・・ここからは私を含めてわずか5名で出発。


線路施設は驚きの複線非電化!関東鉄道常総線の取手~水海道間も同じ施設ですがあちらは気象庁地磁気観測所の存在という特殊な事情が存在するけれど、こちらは・・・・?

・なんと全線に渡って複線非電化!とても豪華な施設だぞ!! @ 平筑伊田線

まぁ何となく想像つきますがね。(昔は炭坑から産出される石炭やら周辺で採れる石灰石を港に運ぶための貨物銀座だったのでしょう。)
設備グレードに反してしばらく乗っていても乗降客は驚くほど少ない・・・・


平成筑豊鉄道糸田線(田川後藤寺~金田)と合流する金田駅
ここで乗り換え客が一気に乗ってきて、そしてその先は睡魔に襲われ終点の直方駅手前で目覚めると車内は満席&立客がいるほど活況に。


なるほど利用客はたくさん居るようですね。この鉄道もいずれ機会を作って行橋方面まで全線走破してみたくなった・・・・
終点の直方駅

・直方駅。×のうがた→○のおがた 読み方が絶妙に難しい

ものすごく幅が狭いホーム。上の写真もめいいっぱい後ろに下がりましたけれど、これ以上下がれず強引に撮影。
お決まりのJR駅の端のほうに小さく場所を借りている感じだが、元は国鉄路線でしょう?現役時代から旅客輸送はどうでもよかったのですかね?

直方駅では、駅そばで決めよう!!

直方駅まで大回りをしてきたのは、平成筑豊鉄道に乗ってみたかったのもあるけれど、この駅に"駅そば"店が存在していることが大きいのよね。


北九州・折尾駅を中心に駅弁販売やら駅そば店の運営をしている東筑軒の運営

・直方駅そば、もというどん店 (株)東筑軒

この辺りだと駅そば店ではなく駅うどん店と言うのが正しいのかもしれない。


平日の9時過ぎという中途半端な時間なので店内はガラガラ。年金生活のおじいちゃんら2名が食事中。
なんと椅子が存在し立ち食いカウンターなのに座って食べることができるようになっています。
さ~て、私は何を攻めようかしら?

・フラッグシップは『かしわ』次点で『ごぼう天』。これぞ地域色

メニューの先頭にはかしわオニギリかしわうどんと『かしわ』を推していることが一目瞭然。そりゃ~東筑軒の駅弁イチオシが『かしわめし弁当』ですから得意分野で直球勝負というところね。


だが絶妙に推しを外してオーダー(笑)
"わかめうどん"に丸天トッピング。

・わかめうどん+丸天。それでもかしわは自動投入(笑)

でもご安心を。全てのうどん・そばにかしわは自動でトッピングされますから。
素朴な美味さ。
関西系の透き通った出汁にかしわはよく合います

博多経由で福岡空港へ

さて旅はおしまい。
この先は博多に一本で行ける=博多通勤圏なので設備が一気に近代化。旅気分を味わうと言うよりは都会の雑踏に巻き込まれていく感覚。


いきなり長大編成。これでも採算が取れるのだからパイの大きさがまるで違う!

・福北ゆたか線 博多行き。今までの単行気動車とは段違いの長編成

昨日の深夜からの変則勤務と、この先はただの移動と思うと気が抜けて車内では熟睡モード
気がつけば博多駅に到着していました。


往路は食べそこねた博多駅で今度こそ"とんこつラーメン"?


いや、微妙に開店時間前なのと今さっきうどんを食べたばかりなので今日も遠慮しておこう
大きな荷物を持って博多観光をする気もなく、素直に空港へ。

・博多駅からは福岡市地下鉄に乗り換え

とりあえず荷物は航空会社に預けて身軽になれたぞ!


予約は午後の便なのでたっぷりと時間がある。とりあえずあてもなく屋上の展望デッキへ
朝から天気がイマイチだったのに、博多周辺は晴れているではないか!

・時間があるので展望デッキへ。空港周辺は晴れ。

そして結構な人がいる!
このクソ暑いなかで皆さん何やっているのだろうな?(無論、私もその一人ですが。)


滑走路1本あたりの離着陸回数が日本一の福岡空港ですが、火曜日の昼間とあって穏やかな雰囲気ですね。

・ピーチ機が間もなく着陸です

航空無線を聴きながら見学できれば最高なんだけれど、さすがに荷物が増えるだけなので無線機は持ち合わせていません(泣)


いよいよ飽きてきたので手荷物検査を済ませて保安区域へ。
サクララウンジでまったりするよりも、私はこちらのほうが居心地が良い(笑)

・手荷物検査を済ませ保安区域内のドトールコーヒーへ

(課金するから当然だけれども)食事もあるしね。


地味に好きなミラノサンドA

・ミラノサンドA @ 福岡空港

ちょうど店舗が空港の端のほうに存在するので目の前は滑走路端。


"フライトレーダー24"を眺めながら飛行機の動きを見ていると面白い。

・無論、飛行機を眺めながら食事ができます

福岡空港国内線ターミナルの工事が終わり、この上にはフィットネスクラブがオープン!
飛行機を眺めながら汗をかけるのも(最初だけは)面白いかも。

九州さようなら

5日間の九州滞在もいよいよ最後


まぁまたしょっちゅう来るのですがね。とりあえずは一旦さようなら

・テイクオフ!!

猛暑の関東に向かうのか・・・・嫌だなあ。


だが意外と雲が多いみたい。

・今日も雲が多くて空以外は見えませぬ

この天気ならば猛暑ではないのかも。


ずーっと雲の上の飛行でしたが、駿河湾付近から降下を開始し雲を突き抜けると・・・・丸い島!

・降下が始まり雲の下に出ると・・・・丸いのが特徴の利島だ

利島だな。
ここから北風運用なのか南風運用なのかで到着時間が激変する羽田空港。


ありゃ~残念。南風運用なようで、千葉・房総半島から外環道に沿ってグルリと北側に回り込み、戸田付近から羽田空港に向けてアプローチ。

・ぐるりと回り込んで・・・・あっ三郷JCTだ!

それにしても東京都市圏ってデカい!


この細かい建物全てがエアコンをつけて排熱したらそりゃ~このあたりの温度は上がるね。

・東京一極集中。全員がエアコンつけたらそりゃ~温度が上がるわ

羽田空港に着陸。乗り継ぎの高速バスまで30分・・・・


よし!15分で食事を済ませよう。食べられるときに食べておかないと前回のように晩飯がマクドナルドになってしまうから(笑)

・15分時間があるぞ! よしっ、クイックディナー『カレースマイル』だ

無難なカレースマイル。ここであればスムーズな商品提供も相まって一気にかき込むことができるな。


いつものチキンカレーに温玉トッピング

・チキンカレー 温玉のせ @ カレースマイル

空港飯の中では意外と美味しくリーズナブルでよく利用しています。


さて・・・・最後に高速バスで移動。
最近尻肉が薄くなったのか、長時間座っているとお尻が痛いです・・・・