突発的に家を飛び出してきたツーリング2日目の朝は、新潟県は新発田駅前から出発です。
台風も通り過ぎたし天気は良いだろう・・・・と念入りに確認しない甘い判断でやって来てしまったのが裏目に出たようだ。
今日の宿は南会津方面なのですが・・・・そちらは午後から雷雨!で夜まで続くという最悪な感じの天気予報(泣)
雨から逃げるために目的地変更しようとしたのですが、宿のキャンセル料が100%請求されてしまう状況なので、無望にも雨雲に突っ込みに行くことに。
観光は全部カットして、南会津の宿に直行してしまうか?だが明後日の天気も悪いようで観光カットする羽目になることは間違いなし。
するとせめて今日は観光をせねばらないな。
・JR新発田駅前 朝5時50分 出発~♪ |
雨雲レーダー画面も開きながら、ヤバそうならばすぐに宿に直行てきるようにスタンバイしたうえで活動開始!
おっと・・・・相変わらず冷間スタート時のエンジンはとても不調だ!・・・・昨日よりも症状が悪化していてアイドリングが安定しない。昨日までは暖機すれば安定していたのですが今日はダメでして、信号待ちしていると回転が下がり過ぎ吹かさないとエンジンが止まってしまう・・・・
まさかと思いアイドリング調整ツマミを回したら安定。えっ!?まさかこれだけのために悩んでいたのかよ(核爆)
昨日取りこぼした国鉄赤谷線の遺構巡り
喜多方経由で南会津方面に向かう今日の走行予定ルートと国鉄赤谷線のルートがラップするので、昨日いくつか見逃したポイントを見ていくことにしましょう。
まずは新発田駅を出発して一駅目の五十公野駅までの間に、時刻表にも乗っていない仮乗降場が存在していたのでその場所へ。
地域の学校が統合して作られた東中学校。ここへの通学のために作られた東中学校前仮乗降場。
・東中学校前仮乗降場跡 |
・・・・何も痕跡が残っていない。
ネット上にある過去の写真だとプレハブ製の簡易な待合室がありましたが、簡易な構造なので撤去も簡単だったのでしょうか。
さらに奥地に駒を進めます。まだ時間が早いので朝もやも残っており、早起きは得だと感じる。
・朝モヤがかかる赤谷方面へ・・・・う~ん気持ちが良い! |
続いては、米倉の集落から一番近かった新江口駅を探しましょう。(別に新しいというわけではなく、建設当時に日本に江口駅が別に存在していたために『新』を冠しただけ。)
昨日は集落の名前がついた駅跡の方に行ってしまい一駅飛ばしてしまったのよね。
周囲に何もない田んぼの真ん中に、不自然な立木。そこが駅の跡。
・真ん中に映る木々の辺りが・・・・新江口駅跡 |
地図を見ると目の前の道がクランク状になっていて何かを避けるようになっているのが名残り。
サイクリングコースの休憩所が建設されていますが、駅の痕跡は何もない。
さて、赤谷線は全駅コンプリートしたので、いよいよ喜多方方面に向かいましょう。
峠を越えると・・・・空には一面の雲。不安定な天気らしいので空は常に気にしておかないとね。
・県14 峠を一つ越えたらばいきなり雲の洗礼 |
この気温でカッパ着用走行は生き地獄間違いなしだからな。可能な限り避けねばなりませぬ。
津川ラビリンス →見逃しましたけれど・・・・
峠を越えると阿賀野川流域へ到着。しばらくは阿賀野川に沿って東進します。
今までの県道とは違い、さすが幹線国道49号。道の金のかけ方が段違いで、とても快適に走れる!
・東西軸を結ぶ幹線国道49号 ここも爽快で気持ちが良い |
だが楽に走れるのが楽しいかといえばイコールではない。
高速道路が楽しくないのと理屈は一緒。
ん!? ツーリングマップルの地図に猛烈な違和感が。もう一つ国道49号が存在し、かつそちらが途中で切れている!?
・【イメージ画像】なんかこのあたりの地図が面白いゾ!? |
幹線国道が途切れているって猛烈な違和感。
なんだろう、途切れている方に新道を建設している・・・・とか?
どちらにせよ幹線国道を流しているだけではライダーの本当の心を満たすことは出来ない(?)ので、とりあえず途切れている方向に向かってみよう。
橋までの道はさすが幹線国道という感じでしたが、いきなり幅が狭くなりくたびれている感が。
・本当に国道49号? きりん橋(なんだろう?トラスに取付けられた看板スペースは?) |
情報が多すぎて処理しきれないので一旦停止だ!
眼の前はJR磐越西線の津川駅。
・JR磐越西線 津川駅 |
勝手にもっと大きな駅だと思っていたので拍子抜けしたひっそり無人駅。
駅はなぜか狐に囲まれている・・・・?
・狐に包まれた駅 @ 津川駅 |
どうやら『狐の嫁入り行列』というのがこの地方に残る話らしく、観光の要にもなっているらしい。
近くの麒麟山に見える光が狐だかなんだか・・・・
それで駅前に掛かる橋が『きりん橋』と言うわけか。
そして国道が途中で消失しているのは・・・・"山行が"に掲載されていた!
http://yamaiga.com/tunnel/honzongan/main.html 山さ行かねが"国道49号 本尊岩隧道"
川と巨岩の隙間を通る極めて劣悪な道路で、先程の走りやすすぎた道に付け替えられ、そして通行止めになったのに前後の区間の国道指定が解除されていないだけみたい。
2013年に付け替え・・・・来るのが遅すぎですな(笑)
R459の満喫と磐越西線の駅巡り
R49は効率優先で会津へ向かうのに対し、分岐するR459は阿賀野川をトレースする道。ツーリングマップルでもおすすめ指定になっているルートなので、ライダーなら問答無用でこっちでしょ。
2010年にもこの区間をトレースしているみたいですね。
https://…/2010/07/19/ まったり!もぐもぐ!(?) 新潟ツーリング2日目
津川駅を出て隣の鹿瀬駅までの間の区間は地盤軟弱地帯で、鉄道も35km/hの速度規制を受け・・・・なにやら道路もグニャグニャしている。
・阿賀野川沿いに上流へ。地すべり多発地帯で路面もぐにゃぐにゃ |
なんかすごいところに鉄道も道路も作られていたんだな。
現代のように建設技術がない時代だとこれが精一杯だったのでしょう。
鹿瀬駅。小学生の時に習う"第二水俣病"の舞台となった街。
・隣の駅は・・・・JR鹿瀬駅 第二水俣病の舞台となった場所 |
正確には駅のすぐ裏にある工場からの廃水を無処理のまま阿賀野川に流したのが原因。
工場の規模はすっかり縮小されたのか、自動車通勤だからか鉄道はすっかり寂れてしまいここも無人駅。
R459もだいぶ道路改良が進んでいるのか走りやすい(クネクネもある。)
・R459はかなり改良が進みかなり走りやすくなった |
交通量も少ないし、幹線国道を走るならば間違いなくこっちだな。
おっと!未改良区間がやって来た♪
橋の名前標識にわざわざ括弧書きで『(1月)』と銘打ってある・・・・
・狭隘な区間も残る 睦月(1月)橋 |
あれれ・・・・もしかして12月まで有るのか!?
それにしてもこの辺りのトラス橋には看板が埋め込まれていたような跡が残っているが、これが何だったのか過去の姿を見てみたい気もする。
やっぱり・・・・2月3月4月と進んでいく。
・卯月(4月)トンネル |
どうやら橋とトンネルに和風月名が付与されているようだぞ。
これは周囲に何もなく、こういった名前をつけるしか手がなかったのだろうな(笑)
良いねぇ~、施設の年季の入り方が伝わってくる構造が!
最近のトンネルは味気がなさ過ぎるからなぁ。
・手掘り風トンネルの国道 |
最後は師走トンネルでした(笑)
狭隘地帯を抜けると相対的に広い平野。
・JR日出谷駅 昔は鉄道の町として賑わっていたらしいが・・・・ |
鉄道駅に寄り道。
鉄道にとっても広い平野は重要なようで、磐越西線における技術的な拠点となっていて機関車駐泊所や転車台、給水施設、乗務員宿泊所などが置かれていた・・・・
そんな過去など微塵にも感じられないほどに寂れている・・・・
何もない・・・・
この辺の人々は買い物とかどうしているのだろう?と心配になるほど山深い場所。
・今は見る影もない・・・・田舎の駅 |
すれ違いすらできない1面1線の棒線駅。
だがさらなる山奥へ鉄路は続く・・・・無論道路も。
・山間の快走路 何にもない~~~~ |
駅の周りに民家が集まっているが、それ以外はなにもない・・・・駅というのは求心力があるのだな。
駅というよりも通路の入口のような様相。
・JR豊海駅 駅の入口だけみると駅な気がしない |
写真では長くなるのでカットしますが扉を開けると車椅子一台分の幅の狭いトンネル・・・・怖っっ!
それだけ山深く、冬は雪深くなってくるということが。
この辺りまで来ると出会うのは人間よりも動物のほうが多くなってくる。猿とはたくさん出会います。
・人間には会わないが、サルにはよく会う |
うひょ~、秘境感がアップしてきますねぇ~!!
突然道のグレードが落ちたかと思ったら・・・・県境だった!ここから先は福島県。
・新潟/福島県境 道のグレードが落ち、そして川の名前は『阿賀川』へ |
ずーっと阿賀野川沿いをトレースしてきた訳ですが、この先からこの川は『阿賀川』へ。
何だろう・・・・新潟県は千曲川を信濃川と読み替えたり、阿賀川を阿賀野川に読み替えたり・・・・自己主張するのが好きなのかなぁ?
話を複雑にしているのは、今まで走ってきた新潟県側は『新潟県阿賀町』だし、別に『新潟県阿賀野市』というのもある。
阿賀町の町名自体は平成の大合併で誕生した新しい地名なのだが、この町の大部分は1886年までは福島県だった・・・・う~んややこしい(笑)
県境のすぐ手前に立派な道路橋が存在していて、そして福島県に入ってすぐにこの橋に遭遇したので新しく道路を作って、あの狭隘な県境区間は廃止になるのかな・・・・
・県境付近は道を付け替えるみたいですね |
・・・・と思ったら私の勘違いだった。すぐ上の写真はJR磐越西線のもので道路と無関係だった(汗)
すぐに集落と駅にエンカウントしましたが・・・・凄いところに住んておられる!
・JR徳沢駅 郵便局がビルトイン |
駅舎を覗くとおばあちゃんたちのたまり場?なんと健康診断のための町のお迎えワゴン車がやって来た!
ちょうど列車がやってきて、そして過ぎ去っていったがどうやら乗客はいないようだ・・・・。地元民ですら列車に用は無いみたいだ。
さらに進むと・・・・今度は橋の上で鹿と遭遇!
左右に逃げられない鹿はパニック!こちらに突進してきたらヤバかったが、幸い向こうに逃げてくれた♪
・橋の上で鹿と遭遇・・・・慌てて逃げている! |
私も写真撮影している余裕すらありますが・・・・
左右の柵を飛び越えて避難することは命がないことは、鹿もよく分かっているのね。
それにしても走っても走っても延々と山が続く。とても楽しいではありませんか。
・とにかく山間を走りまくる! @ R459 |
昔はもっとハードコースだった記憶がありますが、それは私の経験値が上がったからなのかだいぶ楽に進んでいる・・・・
いや違う。確実に道路改良が進んでいるのですね。
・各地で改良工事が進む |
工事関係者の方々には本当に感謝です。
この辺りの地図を見ると楽しそうな県道がたくさん枝分かれしている・・・・この辺りを全部走破してみたい気分!!
そんな山岳ゾーンは面白いほどスパッと終わりを迎え、会津盆地。
スカッと爽快!!♪(暑さ無視)
・山岳ゾーンはスパッと終わり、一転平野ゾーンに!! 会津盆地 |
これこれ~♪
これだけ視界が効くと無条件で清々しい。
朝っぱらから"喜多方らーめん"を頂きましょう
なんか意外と早く山岳ゾーンを抜けて喜多方まで到着してしまった・・・・
まぁ昼過ぎから目的地の南会津で大雨が降ると言っていたので、今から寄り道せずに急行すれば午前中に宿には入れそうだが・・・・まだ雨雲レーダーには反応なし。
まだ遊んでも大丈夫だな・・・・
以前テレビ番組で喜多方は朝ラーメンの文化があることを放送していたことを覚えていて、せっかくここまで来たのだから『朝ラー』していこうよ!!
・R459を真っすぐ進んでくると自動エンカウント! らーめん一平 |
場所も国道をただまっすぐ走るだけでラーメン屋に到着しちゃったし。
朝7時からの営業。現在9時前なのですが7~8割の客の埋まり具合。
・喜多方は朝ラー文化が有ると知っていて助かった! |
文化って凄いな。観光客というよりも地元の人が客層だし間違いない。
朝っぱらからフルスペックなラーメンをオーダー!!
・ネギチャーシューメン ¥1,100円 @ 一平 |
あぁ~幸せ♪
暑い日にガッツリと熱いラーメン。
スープに魚介の味を感じ取れ、淡いスープをじっくり味わいたい・・・・そんな感じのラーメン。明らかにネギが邪魔だったな(笑)
帰るときには店頭に列が出来ていた・・・・恐ろしや喜多方文化!
国鉄"日中線"巡り
なんとラーメン屋の裏手は廃線跡。偶然とは言えここまで来たら巡っていけということでしょ(?)
駅だった場所には駅名標を真似た建造物。
・国鉄日中線 会津村松駅跡 |
だが周囲は完全に住宅街に飲み込まれ、駅の痕跡は全く残っていない。
ただただ、デッドスペースが残るだけ。
・鉄道の痕跡って・・・・なかなか消えないですねぇ |
ふーむ。
さらにこの先、仮に雨が降ってこないのであれば時間が有り余ってしまうので、"日中線記念館"にも立ち寄ってみよう。
・会津盆地はひたすら爽快! |
こういうところに一ヶ月(夏)だけ住んでみたいよな。
国鉄日中線の終点、熱塩駅はそのまま残り資料館として一般に開放中。
やはり後世に伝えるのであればこれ位手間と時間を掛けねばならないということかな。
・国鉄日中線 熱塩駅『日中線記念館』 |
ここは13年ぶりの訪問か? 全く変わっていない・・・・
丁寧にお手入れされている事も変わっていない。
おそらく個人でメンテナンスされているのでしょう。連絡先に個人の電話番号が掲示してある・・・・こういうのは公営よりも個人のほうがうまく行きますが、次の世代に継続できるのかが難しい問題。
・営業末期は荒廃していたらしいのですが、現在はお手入れされ綺麗に |
資料室にあるDVDプレイヤーからはNHK"小さな旅"のテーマソング『光と風の四季』がエンドレスで流れていますが、それがまた良い意味で郷愁をかき立てる・・・・
何この深いビジュアルは!
・味わい深いなぁ・・・・ |
まるでパーツ一つ一つに表情があるかのように。
外から眺める駅舎も素敵!の一言。
・まるで絵本の中みたいな景色ですね♪ |
でもふと冷静に考えると・・・・奥に見える山を鉄道で越えようと考えていた訳でして、そりゃ~土台無理な話だとすぐに分かると思うのですが、なんで作っちゃったんだろうか?
ぐるり裏磐梯の旅(時間調整)
あれ~、時間がすごく余っているよ。どうすんのこれ?
雨雲レーダーと目視でまだ行けそうだ・・・・
そんな遠くまで足を伸ばせるわけでもないので、とりあえずは涼しくて標高の高いところに行こう。目標は裏磐梯!
・裏磐梯方面は天気が悪そう・・・・いや涼しそう |
湿った空気の流れがあるのか、やはり山に当たった風が高いところに登り、そして冷やされて雲になる構図が出来ているので油断は禁物。
世の中のお盆休みは完全に終了しているんだな。人間が普通に活動する時間帯になっても山岳道路は快適独り占め!
・どこに行ってもほとんど貸し切り走行 |
いや・・・・冷静に考えると人々は暑すぎて無駄に外に出ず、エアコンの効いた空間で優雅に過ごしているのかもしれない。
涼しさを期待してやって来た裏磐梯・・・・しかし遠くから見えていた雲はフェイクだったのか、スカッと晴れている(泣)
・道の駅 裏磐梯・・・・晴れているジャン(泣)・・・・_| ̄|○ |
せっかく有り余る時間とともにやって来たのだから・・・・
ベンチでゆったりとコーヒーフロートでも頂こう。
・コーヒーフロートでヒンヤリ♪ |
高原の道の駅でまったりしながら贅沢な時間。でも実は先程のラーメンでお腹が一杯でランチでさらに優雅に・・・・ということは無理みたい(泣)
となるとやっぱり走るしかない。ライダーですもの。
場面は一気に省略して・・・・
・西吾妻スカイバレー 福島/山形県境 白布峠 H=1,410m |
元有料道路・西吾妻スカイバレーでひたすら標高を稼ぎ、福島・山形県境の白布峠にやって来ました。
だが山形県には踏み入れずにUターンしましたがね(爆)
さすがにここまでくれば涼しい~♪ 気温25℃。
・振り向けば、あの雲を抜けてきた。涼しい~♪ |
視界をどんよりと覆う雲。だが今の私にとってはコレはご褒美。
よし再び福島県、一気に南会津町に向かって駒を進めますか!
一旦下界に降り、そして再び磐梯山ゴールドラインで標高を稼ぎ、今度は標高1,194m。
・磐梯山ゴールドライン 標高最高地点 H=1,194m |
だめだ・・・・身体が贅沢になっていて、標高1,410mの白布峠を味わってしまうと、1,200mごときでは暑いゾ!!
むむっ!?たまたま南会津町方面の視界がひらけた場所があった! う~む、降雨レーダーには表示されていないけれど、空が攻撃の準備を始めたみたいだぞ。
・南会津町方面は雲が湧いてきた・・・・雨が降り出すかな? |
真面目に走ったほうが良さそうだ。
おっと・・・・この先雨にやられてカッパを着る事態になるとサプライは絶望的に。今のうちに体を冷やして最大限リフレッシュしておこう。
・道の駅ばんだいでソフトクリーム休憩 12時ちょうど |
美味い。
ところで道の駅で何やらテレビの撮影をしているゾ!?
開通直前!博士峠トンネル
真面目に南会津町に向かおうとしたら・・・・なんと経路の選択肢に『博士峠ルート』が有るではありませんか。
名前が面白くて最近ちょくちょく訪問しているこの道も、冬季の通行障害解消のために峠越えを回避する長大トンネルが建設中。そしていよいよ来月に開通。
https://…/2022/06/08/ 福島県・南会津のR401博士トンネル区間が来年度開通ですって
https://…/2022/10/01/ 枝折峠開通記念!秘境国道352号と只見線と高速規制ツーリング
https://…/2021/07/23/ 【福島ツー1日目】バイク欲を満たすため、突発で博士峠を走ってきた件
せっかくならば開通直前に走り納めで現道を走ってこよう。
阿賀野川ではない・・・・阿賀川を渡河。
・阿賀川を渡河 |
会津盆地に降り、そしてこの盆地を抜けるためにはどうしても山を越える必要がある。南会津村は山の向こう側。
そして山には黒い雲が。まぁ仮にあれに当たったとしても走り抜ければ数分だな。あの程度では気にしないぞ!!
・会津盆地からの脱出は必ず峠越え。雲が怪しくなってきた |
しかしすごいな、今日は行く先々が全てガラガラ。いやガラガラな場所を選んで向かっているだけともいうが(笑)
博士峠名物・・・・携帯電話圏外ゾーン。
この公衆電話ボックスは伊達じゃない。この付近では電波が入りましたがもうちょっと進むとたしかに圏外。こういうときのためにアマチュア無線機も搭載していますが、山の稜線上ならばとにかくこんなところで役に立つのかは不明。
・博士峠名物・・・・携帯電話圏外!電話BOX大活躍 |
この先で事故を起こすと最悪はこの場所まで歩いてこなければならない・・・・
ダム建設も有って博士トンネルまでの道は綺麗に作られているのですが、それでも開通を前に再舗装など入念な準備中。
・取付け道路ももう一度舗装して開通を迎えます |
再舗装いるの?っていうくらい綺麗だと思うのですが。
そして見えてきました!新道となる博士トンネル。どうやら完全に土木工事が終わり、周辺の最終仕上げ中ってところですね。ピッカピカ!
・見えた!博士トンネル!(会津側) だがまだ通れず狭い現道に誘導 |
だがまだ未開通。問答無用で右の現道に誘導され、そしてこちらはもうそんなに先まで使う予定がないからなのかお手入れがされず、路面がガッタガタ(笑)
あっちの予算の1%でも現道の維持に使えばよいのに・・・・
クネクネやヘアピンカーブをいくつもクリアして標高を上げてやって来た博士峠。飾り気一切なしの質実剛健な峠。いや・・・・冬季に下手に看板を建てていても雪で潰されてしまうことを繰り返し、結局何も建っていないんでしょうね。
・R401 博士峠 新道開通したらもしかしたら廃道になるかも |
記念撮影という意味ではとても残念。
峠を超えるまでは天気が怪しかったけれど、峠を超えたら再び天候回復。なんか持っているな、私♪
峠を降りると再び博士トンネル。式典でも開催されるのかしら?トンネル脇の工事用スペースは綺麗に整地され大量のお客様を受け入れるスタンバイ中?
・博士トンネル(昭和村側) 式典の準備中? |
いよいよ・・・・ですね。
直接的な接点のない私よりも、地元の人の喜びは相当なもの。只見線開通のとき同様、村のあちこちに開通を祝う幟や看板が設置されています。
・周辺では幟やら看板やらでお祭り騒ぎ。あと20日くらい? |
開通の日はこの町に似合わないくらい人がごった返すのかしら。もう只見線のようなフィーバーは勘弁だな(笑)
だが救急車も冬季は迂回するほどハードな峠がこのトンネルの開通で大規模病院までの搬送に大幅な時間短縮が見られるなど、実用面でも相当なもの。
R401号をひたすらトレースして峠三昧していこう・・・・と思っていたら、なんとこの先の新鳥居峠は防災工事で長期通行止め(大泣)
なんだよーーーー、今日は踏んだり蹴ったりじゃないか!!
・欲張ってもう一つR401新鳥居峠を越えようとしたら通行止め・・・・_| ̄|○ |
素直に南会津町に向かえと神のお告げなんだろうな。
もう時間的にも場所的にもリカバリは不可能。最後に道の駅で休憩。
・道の駅 からむし織の里しょうわ |
なんだかんだで最近ここの道の駅にはよく来ている気がする。
そのままR400を南下して峠を越えれば南会津町の中心地。
むむむっ!? 空がいよいよ本気で攻撃の準備をしてきた! これはやばいぞ!
・よし、南会津町だ。ギリギリ間に合いそうだ! |
大慌てでスーパーでお買い物をしてホテルに滑り込みセーフ!
もう少し酒をしっかり吟味したかったけれど仕方がない・・・・
南会津ステイで馬刺しに感激!記録的短時間大雨情報が直撃!
ホテルではまず風呂に入ってサッパリして、そしてテレビを見ながら晩酌の準備・・・・っと。
おっと!今日の高温っぷりがニュースになっているな。なんかもうこの程度の気温だとそんなに驚かなくなっている自分がいる。
・今日も暑かった・・・・ |
この強烈な暑さの中を一日走り回ったおかげで、身体には心地よい疲れが蓄積し、そしてビールを飲んだ瞬間にそれが緩解する感じがとても好き。
今日セレクトのおつまみは・・・・海が遠い場所なのでとりあえず刺身も買いましたが、"地鶏のもも焼き"とか無いかなぁと探していたら、馬刺しが当たり前のように並んでいたので一つ購入してみました。
・会津産馬刺し |
スーパーで馬刺しって東京ではまずお目にかかれない。そして熊本出張の際にもこんな出会いはなかったような気がする(曖昧。)
代打的な気分で何気なく買っただけだったのですが・・・・すげぇ美味い!!♪♪♪♪
・馬刺しがずば抜けて美味い |
他のおつまみにはほとんど手を付けず、馬刺しだけがどんどん無くなっていく!
この味であれば・・・・合わせるのは日本酒だろう。そして追い馬刺しもしたいので歩いて買いに行ってくるか・・・・
すげぇ雨(大泣)
・洒落になっていないですよ・・・・(汗) |
さっきから雷鳴とかもすごいけれど、ここまで降るかね? バイクから降りたから笑い話だが、まだ走っていたと思うととても悲惨だ。
降雨はさらにエスカレートして、記録的短時間大雨情報が発表。やっぱり宿のキャンセル代を払ってでもここを避けたほうが良かったのかもしれない。
・記録的短時間大雨情報が発表されましたけれど・・・・ |
南会津町以外はたいして降っていないので余程局所的なのか。
明日の午前中も南会津の天気は絶望的らしい。せっかくこの場所にいるのではあれば檜枝岐→奥只見と山の中を走るコースで有終の美を飾ろうとしたのですが・・・・
仮に雨は上がったとしても、今のこの雨でがけ崩れやら路面に木々が散乱していたりと、とてもカオスな状況になっていることだろう。
そして関東地方に目をやると、群馬県の天気も午後は壊滅的。
明日朝の気象情報で最終判断するとしても、最悪は速攻で会津から那須方面に脱出する選択肢になってしまうかも。うーむ。
でも雨は置いといて、南会津で馬刺しで酒を飲むのにハマったかも!!
一泊二日でふら~っと食べに来るのにも距離的にもそんなでもないし・・・・今シーズン中にもう一回来ようかな。