せっかくの連休だというのに今日も雨予報。
だが事前の予報よりは快方に向かい、雨は朝のうちに上がったわ~。路面はウェッティーでバイクで走る気にはなれないけれど、バイクいじりならば可能だ!
それならば昨日部品をハンダ付けした車体後部に設置予定のアッテネータ&信号分配基板をバイクに載せてみよう。
いきなりこの日記に飛んできた人は話がわからないので補足しますが、愛車のバイクVFR800F(RC79)に搭載しているアマチュア無線設備(八重洲無線製FTM-10S)の自作付加したマイク系統が不調に陥り、回路等を作り直す作業の一部のお話です。
https://…/2024/04/29/ 先日注文したプリント基板に部品を実装→部品が足りずに秋葉原へ(泣)
作るのに夢中で動作テストとか一切していなかったので動作テストとバイクへの搭載までを一気に作業してしまおう!!
天気が悪い連休で気分が沈むどころか普段と違うことにトライ出来て楽しくて仕方がない(笑)
まずは車体後方に設置予定のケースに新プリント基板を収めてみましょう。
・新プリント基板・・・・ごく微妙に浮いている |
なんと!ケースが底の方に向かって幅が微妙に絞り込まれているため、微妙に基板が底につかずに浮いている!
そう言えばユニバーサル基板のときにもヤスリがけして微調整した記憶が蘇ってきた! たぶん0.2~0.3mmほど削れば良いので微調整せねば。
スペースが余っているのは将来信号分配時にトランスとかを搭載するため。現時点では未使用です。
続いては新プリント基板にアッテネータモジュールの装着。
2009年にいくつか作ったモジュールが今も存在するのでそれを取り付けてみましょう・・・・
https://…/2009/10/16/ マイクレベル調整用アッテネータの製作
https://…/2009/08/27/ マイク入力アッテネータの定数計算
・アッテネータモジュール・・・・ほへっ!?ピンヘッダのオスが付いている |
げげげっ!アッテネータ側にもピンヘッダコネクタのオス型がついているじゃん!
プリント基板側にもオス型を取り付けてしまったよ・・・・(大泣)
こんなの組み付け前に確認しておけよ級の大チョンボ。
スルーホール基板のハンダ外しに難儀して1時間半・・・・修正が終わったのは良いものの、さらにもう一つのミスが発覚!
・アッテネータモジュールのサイズを勘違いしていた |
15年前に作ったアッテネータモジュールの実物を確認することなく、多分こんな感じだったとプリント基板を製作して、そして実物を合わせてみたら1ランド分2.54mmサイズを勘違いしていた(滝汗)
とりあえずFTM用アッテネータモジュールは搭載できたけれど、Bluetooth通信ユニット用アッテネータモジュールは干渉して搭載不可!
とりあえずFTM-10S側の動作試験はできるけれど、プリント基板はもう一度作り直す必要が出てきました(大泣)
不幸中の幸いで、FTM-10Sへのマイク回路が想定通りに動くのかを確認するため、信号発生器(キット)を接続して1kHzの音声信号相当を入力。オペアンプ用に+5Vも供給。
・減衰率は適当にして、信号発生器を接続して回路の確認 |
入力端と出力端にオシロスコープのプローブをセットして測定。
発振してノイズまみれ・・・・なんてことになっていなければ良いが・・・・
・上段:入力端 下段:出力端(カーソルはGND電位。) |
特にノイズが乗ることもなく、それっぽく減衰もしているし良い感じの信号を測定♪
良いね~。
車体前部に設置の接続BOXに内包していたアッテネータも基板ごと載せ替えて無効化を完了。
・車体前部アッテネータは削除、互換基板に換装 |
よし!室内で出来る作業はこれで全てだ。あとはバイクの横で作業するしか無い。
雨が上がってくれて本当に良かった・・・・
さっそくバイクカバーを外し、リアシートを外します。
シート下は搭載している機器でグチャグチャなのですが、割り込ませるケーブルをケース設置場所付近でトグロを巻いておく準備工事までは済ませてあります。
・バイクのごちゃごちゃしたシート下。準備工事済み |
だがケーブルを切断しなければならないので、一度作業を始めたら一気に完成まで持っていかねばならず、それが今まで腰が重かった理由。
まだ連休も残りがあるし、え~い!!勝負!
・バスっと行きますか! |
これでもう後戻りはできない。(どうでも良いが2009年から使用しているこのケーブル、弾力はなくカッチカチ。すごく劣化しているぞ。)
バイクの脇で作業するため、物理的なカシメ作業だけで対応できる利便性から、モレックス5051コネクタでの接続を採用。
このコネクタ自体は車体前方接続BOX内部で5年以上の安定した運用実績があるというのも選定した理由。
5051コネクタを購入して使い始めた日記
https://…/2017/04/13/ 自作スイッチボックスの改良計画 コネクタ接続作戦の実験
・現場施工でコネクタ端子をカシメます |
一本目は感覚を確かめるように作業していましたが、本数を重ねるとだんだん慣れっこに。
これでケーブルの一方からの信号は全て接続済み。ケースにケーブルを引き込むための加工も必要だがそれは後回し!
・車体前方からの接続はこれで完了 |
最終形ではこの車体前方とを結ぶケーブルごと交換したいのですが、今回の作業はとりあえず回路を割り込ませることが目的で2段階施工。
残り一方のケーブルについても同様に作業。
ただこちらはケーブル長が短く、かつバイクから外せたので足元で作業ができて姿勢的に楽でした。(この細い信号線のうちの赤線一本がGND。改めてこれだけじゃあGNDが弱くて振れちゃうなぁと思います。別途太く短い線で繋ぐように加工したい。)
・FTM-10S側も同様にカシメ作業 |
そしてそれらをバイク上で再び一本の姿に。
これで無線機への入力直前にマイク信号を減衰させるという理想的な構造になりました。
・手術完了~ |
2009年からずーっとこの姿にしたいと思っていたのよね(笑)
さっそく動作試験。スピーカー出力は適切にヘルメットから聞こえてくる・・・・第一弾はOK。
続いてPTTスイッチを操作して、本命の送信電波の確認。
・・・・あれっ!?電波が出ないゾ(汗)
そしてタイミング良く(悪く?)トンネルクラブの皆様からツーリングのお誘い。
ヤバい無線が使えない!何としても回復させねば!!