今年のお盆休みは結果的に自宅でのんびりしている日が多く、全然進んでいなかったバイク乗車時に使用する無線システムのマイク信号分配器の製作作業が進みまくっています。
https://…/2022/08/13/ 秋月電子で購入した信号発生器を使おう(マイク系統の分配 その4)
https://…/2022/08/09/ バイク搭載のアマチュア無線機FTM-10Sから、マイク系統の分配 その3
https://…/2022/07/16/ バイク搭載のアマチュア無線機FTM-10Sから、マイク系統の分配 その2
https://…/2022/07/10/ バイク搭載のアマチュア無線機FTM-10Sから、マイク系統の分配 その1
前回までの日記でヘルメットに装着しているマイクの信号を、アマチュア無線機FTM-10SとBluetooth短距離通信ユニットB+COM ONEへの分配回路製作が終わりと、それらを測定してアッテネータ定数を決定する準備が整いました。
でもまずは定数を抜きにしてきちんと動くか試してみたくなるじゃないですか!
なんと工具箱には、2009年に製作したアッテネータモジュールが綺麗に保存してあったのよね。
https://…/2009/10/16/ マイクレベル調整用アッテネータの製作
ピンヘッダを経由して、ブリッジT型アッテネータを構成。
ファミコンのカセットのように差し替えれば定数を変更できるという仕掛け。
・2009年に製作したアッテネータモジュール 減衰率がマジックで書いてあります |
今回製作した回路も、10年以上前のものと互換性があるようなピン配置で設計したので、これがそのまま使えるのです。
これで動作確認が出来ますね。
今回製作の回路に装着するとこんな感じ。
・マイク信号分配基板に装着した2つのアッテネータ |
結構回路っぽくなってきたな。
すぐにでも測定したいのですが、でもその前にオシロスコープのプローブを接続しやすいようなポイントを作ったり、単純な低周波ダミーロードを作ることに。
最終形はバイクの車体前後間を結ぶケーブルを切断してコネクタを取り付ける予定なのですが、今はダミーの電線を接続することにしよう。
・本来はFTM-10Sケーブルを切断して噛ますのですが、ダミーケーブルを製作 |
その電線の先にはFTM-10Sのマイク入力インピーダンス2kΩより、2kΩの負荷抵抗を本体とみなして接続。
あるいはプローブを当てやすいように皮むき処置。
B+COM ONE側も同様に。ただしこちらはマイクに関する詳細情報がないので取り敢えずFTM-10Sと同じ2kΩとします。
・こちらはB+COM ONEの代わりのダミーロード |
トランスはインピーダンスが合っていないけれど、とりあえずの動作確認なのでまぁ良いでしょう。
よし、これで測定できるかな?
信号発生器の電源を投入し入力端に接続し、FTM-10S側とB+COM ONE側に信号が出ているのかを確認。
・ちゃんと分配されるか確認 |
それぞれの出力側にオシロスコープのプローブをセット。
さあどうだ?
あら~、綺麗に分配されているじゃないの!
・素晴らしい、FTM相当とB+COM相当に同レベルで分配されていますね |
・・・・ん!?(汗)
想定されている出力よりも2倍大きい・・・・、いや、信号を2分配するのだから無線機への出力は半分になるとばかり思っていましたが、よく考えたら信号発生器が賢いじゃん!
5Vp-pの信号を出力するように設定しているので、2分配になって負荷が増えたのであれば、自動的に信号発生器の出力が2倍になってしまった・・・・電力一定モードが欲しいゾ。
やはり実物のマイクで測定しないと意味がないような気がしてきた・・・・
あぁ、穴があったら入りたい~(恥ずかしい。)