珍しい雨の週末。
愛車のバイクVFR800F(RC79)には乗れそうもないので、ツーリングに行った際の充実度を上げる為に時間を使おう。
バイクに搭載しているアマチュア無線機FTM-10Sと、Bluetooth近距離通信ユニットのデュアル運用に向けての作業第二弾。
前回、リアシート下に配置する箱(ケース)の場所と大きさを決定しました。
https://…/2022/07/10/ バイク搭載のアマチュア無線機FTM-10Sから、マイク系統の分配 その1
なので今回はそのケースの加工をします。
目的は、FTM-10Sの車体前後間を結ぶケーブルを切断してマイク信号の分配とレベル調整を行う回路を内包するため。
切断したケーブルの両端には、基板接続用の小さなコネクタを取り付ける予定。
すると頭でっかちなケーブルとなるので、ケースには穴というより溝を設けてケーブルを引き通すイメージ。
・前回の実機測定で使用が決定したケースと、通すケーブルと同型のサンプル |
ターゲットと同型のケーブルを持っているので、これを使って採寸。
場所が決まったら、センタポンチを打ち込みます。
・センタポンチを打ち込む! |
素材がプラスチックなのでそんなにムキになって打ち込まなくても手でグリグリする程度で充分です。
続いて電動ドリルで穴開け。
・ドリルで穴あけ |
この作業も手慣れたものです。
細めのドリルから少しずつ太いドリルに変えていきながら穴を開けていくと綺麗に仕上がります。
・下穴あけを完了 |
下穴としてはまぁこんなものでしょう。
この下穴を広げて凹状にしたい・・・・とりあえず買って日が浅いリューターでトライしよう。
https://…/2022/04/20/ 先日ポチったリューター(小型ドリル)が届きました
この作業は細かい粉末が飛散するので屋外での作業が望ましい。雨雲レーダーを確認すると1時間程度は降らなさそう・・・・チャンス!
・買ってから日が浅いリューターで削ります |
前回、USB電源ラインノイズフィルタ製作時に使用した際も刃が回転方向に流れてしまい苦労したのですが・・・・
https://…/2022/06/10/ USB電源線に対するノイズフィルタの製作 後編
やはり今回も同様で使いづらかった・・・・(泣)
やっぱり手動の棒ヤスリのほうが細かいコントロールが出来て使いやすい。
・やはり棒ヤスリが使いやすい |
ゴリゴリ・・・・
まぁこんなものでしょうか。
・こんな感じで穴というか溝を作りました |
このままバイクのケーブルを切断してコネクタを取り付ける作業まで実施してしまおうか・・・・だが雨雲は迫ってきている!
今日の作業はここまで。
屋内に戻り、サンプルのケーブルを通して確認するとともに、マイク信号の絶縁のための背の高いトランスも配置できることを確認。
・サンプルケーブルを通して確認。あとトランスも入るか確認 |
ばっちり。
このあとは、ユニバーサル基板をカットして内包可能なサイズを決定して、コネクタなど部品配置を決めていこう。
回路的には・・・・
- 松:2分配してオペアンプ2つで受けたあと、それぞれアッテネータでレベル調整
- 竹:オペアンプ1つで受けて、2分配後にそれぞれレベル調整
- 梅:単純に2分配して、それぞれアッテネータでレベル調整
・・・・といくつか案がありますが、まずは一番単純な梅案で実装してみます。(←もともとのマイクレベルが高いので、単純な分岐で何とかなっちゃいそうな予感がしています。)
あと、アッテネータも実績のあるファミコンカセット式やら固定値式から、可変抵抗を使ったパターンでも試してみる予定。
バイクの振動下では可変抵抗では抵抗値が変わってしまうという危惧から今まで採用していなかったのですが、データ取りも兼ねてね。
小さな積み重ねですが、趣味の世界だからこそじっくりと取り組めるのよね(笑)