サブスマフォの銅板放熱シートとQi受電コイルの間隔を離してみた件

Qi給電運用中の熱対策を施したサブスマフォ(au/京セラQua phone QX・KYV42)、先週愛車のVFR800F(RC79)に搭載してテストランをしたところ、熱はだいぶマイルドになって改善方向なのですが、肝心の充電スピードが出ていない気がする・・・・

https://…/2022/06/02/ サブスマフォのTPU樹脂製カバーに放熱対策をしてみた件

どうやらスマフォの裏面全体に放熱のための銅板を貼付け、その上にQi受電コイルをピタッと貼り付けたので、磁束が通り抜けなくなったと想定。

・【使いまわし写真】放熱用銅板シートに密着しているQi受電コイル

コイルと銅板を少し離す必要があります。
ダンボールでも挟む・・・・と、せっかくの放熱のための銅板と熱的に切り離されてしまうので意味がなくなってしまう・・・・


そこでCPUとヒートシンクに挟んで使用する熱伝導シートで、わざと厚みがあるやつを準備してみました。

・サンハヤト製 熱伝導シート(1mm厚) HF-SC441

電子少年にはお馴染みのサンハヤト製
厚さは1mmあります。


ただこれ自体には接着性能が無いということで、3M社製#9885 熱伝導性転写テープも購入。

・9885 熱伝導性転写テープ

ペラペラな接着成分そのものがフィルムに貼り付いているもの。
接着剤分だけを対象物に貼り付けてフィルムを剥がすという代物ですが、常温だとほとんど接着力を持たない製品なので貼り付けがなかなか難しい。


一度熱が入ると強固に接着するのだとか。
まあでも、PCのCPUほどには発熱しないだろうから求める接着力を発揮してくれるのかは未知数。


これらをQiレシーバー裏面に設置。

・Qi受電コイルの裏に貼り付けた様子

これをスマフォ裏面に貼り付ければ、銅板から距離を保てます。


微妙に浮いているの、わかりますか?

・ちょっと浮いて設置されたQiレシーバー

この上からスマフォカバーを取り付けるとちょっと"もっこり"しますが、想定使用シーンがバイク乗車中のみと割り切っていますから良いでしょう。


テスト走行・・・・
うんうん充電しますね。良いんじゃないですか。

https://…/2022/06/21/ 走行中のQi給電スマフォ状況を数字でチェック&USB電源フィルタ試験