愛車のバイクVFR800F(RC79)ブレーキパッドの交換作業を実施した件

前回、愛車のバイクVFR800F(RC79)に適合するブレーキパッドがセール販売されていたセミメタル製パッドに変えたのですが、雨天時の効きの悪さに焦りました。

雨の日のブレーキの効きが甘いと思った日記
https://…/2023/05/20/ 備忘録:デイトナ製シルバーブレーキパッド・・・・雨だと全然効かない

前回ブレーキパッドを交換した日記
https://…/2023/02/06/ 愛車VFR800F・リアブレーキパッドも交換しちゃった件 64,680km
https://…/2023/01/09/ 3連休最終日はフロントブレーキパッドを突発的に交換した件 64,518km

遠距離ツーリングの時に泣きを見るので早期に交換してしまおうと思い、去年のうちにシンタード製ブレーキパッドを購入だけはしつつも、腰が重くて交換作業は実施せず

ブレーキパッドだけ先に購入しておいた日記
https://…/2023/12/14/ 年末年始は時間がありそうなのでブレーキパッドを購入してみた件

・【使いまわし写真】前後ブレーキパッド デイトナ製ゴールデンパッドX

結局いつものクセでそこそこ使い込んでしまいました。


私の使い方だとだいたいブレーキパッドの寿命は1万5千km〜2万kmなので、距離だけで言えばぼちぼち要交換ゾーンに突入。
外から覗き込んでもかなり減っていてもうぼちぼちかな?と言うところ。

・リアブレーキパッドを覗き込むと、もうボチボチ交換タイミングだわ

それじゃあ、ライフ的にはちょっと早いかもしれないけれど寒い冬がやってくる前の作業しやすい季節に交換作業をしてしまおう!
せっかく重い腰を上げたのだから前後セットで一気に作業してしまおう


まずはヤスリがけから。この作業は前日に済ませておけば良かった・・・・

・まずはヤスリがけ

派手にヤスリがけするとベースプレートも削っちゃうのよね・・・・


なので丁寧に。すると削れる量が少なくなるので意外と時間がかかります

・角を少しだけ落としました(奥のパッド)

プロは回転砥石でガガガッと一気に削ってしまうのよね。


それではバイク側の作業に取り掛かりましょう。
念の為、リザーブタンクに濡れ雑巾を巻き付けておきます。

・リザーブタンクの溢れ対策に濡れ雑巾を巻く

また、水ホースを近くに配置して万が一のフルード流出時は直ちに噴霧・中和ができるようにもスタンバイ。(キャリパー周りの清掃のためにどっちにしろ水は必須なのですがね。)


まずはパッドピンを緩めます。以前のVFR750F(RC36)では最初にマイナスドライバーを使用して化粧ネジ(ピンプラグ)を緩める必要があったのだけれども、そのネジが舐めやすかったのよね・・・・(六角の凹穴にゴミが入らないような配慮だとは思うのですが。)RC79ではその化粧ネジが省略され舐める心配はなくなりました。

・パッドピンを緩める

こちらはそんなにトルクが要らないので通常のラチェットハンドルで処方。


だがマウントボルトは強大トルクで締め付けられているのでラチェットハンドルでは刃が立たない!より柄が長くトルクを掛けるだけの専用工具『スピンナーハンドル』で対処。

・マウントボルトはトルクが強大なため、スピンナーハンドルで緩める

この工具で緩まねば後がない・・・・OK!緩んでくれました


この先、手がドロドロになるので写真は少なくなり要点だけ撮影。
フロントブレーキパッドは1mm以上残っているなぁ・・・・以前の私ならばギリギリまで使い込んだのでしょうが、今回はもう交換してしまうことにします。

・フロントブレーキパッドはまだ使えそうだが・・・・変えてしまおう

多分その気になっている今日に作業してしまわないと、次にやる気が出てくるのがいつになるか読めないのでね・・・・。


ブレーキパッド交換・・・・厳密な意味ではこのまま新しいブレーキパッドを装着すれば作業完了なのでしょうが、やはりドロドロなので清掃もします

・キャリパーはドロドロに。ピストンもドロドロに。

バイク用シャンプー歯ブラシでひたすら擦ります。


ピストンの外側はブラシが当てられるのですが、内側は無理だな・・・・ここを磨くにはピストンを外す必要があり、もう一段上の整備になってしまうので今日は手が届くところのみ清掃。
もちろんマスクが必須。細かい粉が飛び散って喉が痛くなりますから。

・ピストンの外側がブラシが届くが、内側は分解しないと無理だな

だいぶ綺麗になりましたね♪


清掃時にピストンをせり出したので、薄くシリコングリスを塗布してピストンを押し込む・・・・かなり硬いし、ヒストンによって動きにかなり差がある
前回ブレーキパッドの交換時にはスムーズに動いていた旨が記述してあるので、ここ2年でだいぶ動きが渋くなってきたということですね。

・ピストンの揉み出し・・・・かなり硬いが改善したぞ

何回か作業してスムーズさを取り戻してきました。最後にピストンに残ったシリコングリスを拭き取っておきます。


新品ブレーキパッドの裏にパッドグリスを塗布して組み付けます。

・新品ブレーキパッドを装着完了

これを元通りバイクに取り付けておしまい。
私の作業ペースだと、1キャリパーに約1時間もかかってしまう。


2つ目はフロントの右キャリパー・・・・

・続いて右キャリパーの作業

全く同じ作業の連続なので途中経過は割愛。
やはりキャリパーピストンの動きが渋い


最後はリアキャリパー。ギリギリでホイールを外さなくても作業できるようにはなっていますが、窮屈であることには違いない。
下から覗き込むようにしてパッドピンを緩め、マウントボルトを緩めます。

・続いてリアキャリパー

リアはニッシン製片押し2ポッドキャリパー。


外してみたブレーキパッドを目視確認すると、まだ使用限界溝は残っていてもうちょっと粘れそう。やはり自分での交換目安2万キロというのはあながち間違っていないのかも。
フロントはセミメタル製でしたが、リアだけは同一製品の商品設定がなくシンタード製だったので減り方も違いますね。(私の乗り方的にもリアを多用するのですが。)

・装着状態の目視では限界そうだったが、外して確認するとまだ行ける?

フロントのときもそうでしたが、今日は全3セットともケチケチせずに変えてしまいます。


構造的にリアキャリパーは、前愛車VFR750F(RC36)の前後3セットのキャリパーと構造が酷似しているので手慣れたもの。(もちろんネジは舐めにくいように構造改善はされている。)

・パットピンやらボルト、ステーも磨く

写真には写っていませんが紙やすりでパッドピンを磨いたり、ボルトを磨いたり。パーツクリーナースプレーも一気に底を突きそうな勢い。


ピストンのグリス塗布、揉み出し、拭き取りの後にこちらも新品ブレーキパッドを組付け
リアキャリパーのピストンは比較的スムーズに動いてくれました。

・新品パッドに組み付け完了

いや~綺麗になりました。


組み付け後、キャリパーを外から覗いてみると・・・・新品ブレーキパッドの存在感がすごい!

・さすが新品パッド。装着状態でも分厚さがハッキリと

普段だと意図的にフロントブレーキパッドとリアブレーキパッドの交換時期をズラして、全部の系統に『当たり』が出ていない状態を避けていたのですが、今日は一気に全てのブレーキパッドを交換。
なのでしばらく当たりが出るまではセーブして走らないといけませんね。


前回交換は、2023年1月頭・2月頭で使用期間は1.8年使用距離は1万6千km
中々のライフですね。

備忘録データ【フロントブレーキパッド交換】
年月日 積算走行距離 使用距離 使用月数 銘柄
前回 2023年01月09日 64,516 km 16,160 km 22.0 ヶ月 デイトナ・シルバーパッド
今回 2024年11月09日 80,676 km デイトナ・ゴールデンパッドX
備忘録データ【リアブレーキパッド交換】
年月日 積算走行距離 使用距離 使用月数 銘柄
前回 2023年02月06日 64,680 km 15,996 km 21.0 ヶ月 デイトナ・ゴールデンパッドX
今回 2024年11月09日 80,676 km デイトナ・ゴールデンパッドX