バイク乗車時専用スマフォのマウント方法を変更して実験してみる件

現在バイク乗車中に使用するのは、現役使用を引退したスマフォ京セラ製『Qua phone QX(KYV42)』に廉価通信Povo 2.0を組み合わせたもの。

・【使いまわし写真】バイク乗車時専用機 Qua phone QX(KYV42) with Povo 2.0

たださすがにバイク乗車時の使用は過酷だったり不便だったり。そこでいくつか対策を施しました。

  • 防水&バイクから離れる際の給電ケーブル脱着の面倒から、非接触給電Qiを採用
  • 放熱のためにスマフォ裏面に銅板を貼り付け
  • 給電効率とトレードオフですが、QiトランスミッターとQiレシーバーとの隙間を開けるために透明TPUカバーを装着し、エアフロー用の穴を加工

https://…/2022/06/02/ サブスマフォのTPU樹脂製カバーに放熱対策をしてみた件

これでとりあえずは安定運用は出来ています。


そしてもうぼちぼち現在現役のスマフォ、SHARP製『AQUOS sense3 basic(SHV42)』が引退を迎える時期
すると現役→バイク用にシフトして、現在バイク用に使用しているスマフォKYV42は本当に引退と玉突きシフトになる予感


そうなることを想定し、SHV42にもバイク搭載専用とするためのQiレシーバーとか銅板とかTPUカバーとかを予め準備済み。

https://…/2023/03/02/ スマフォ世代シフト用品が届きました

だが・・・・本当に今のスタイルが最適解なのか? あえて条件を崩して使用してみて、いろいろデータ取りしてみよう。


一番気になっているのは、給電効率と冷却性能のトレードオフだが・・・・と分かっていながら装着しているTPUカバー

・【使い回し写真】風路用スリットを開けたTPUカバーを装着したKYV42

走行風のラム圧を使用して(いるつもり。)、上部から風が入り、中央はQiトランスミッター&レシーバー、そして(カウル風防エリア内の)下部から抜ける・・・・


だが本当に冷却効果があるのか?


スマフォ裏面にポン付けしてあるQiレシーバーさえ固定できれば、ひょっとすると風路は不要なのでは?
そこで100均で購入してきたのがこれ。

・クリアシール用紙

クリアシールでQiレシーバーを固定してしまう作戦。だが同時に放熱用銅板にもカバーしてしまうことにもなるので放熱的にはかなり条件が悪いのでは?
まぁ机上の空論はすべて実践で確認するしかない。コンピュータシミュレーションなど使えないからな・・・・


こんなものだろうとカッターナイフで切ったのですが、ちょっとだけサイズが小さすぎたみたい。まぁ良いやデータ取り目的だから。

・スマフォの裏面にクリアシールを貼り付ける作戦

だがQiレシーバーが浮き上がるように作用するのでクリアシールが浮いてしまうし、空気が入ってしまうしで美的にはよろしくない。
このスマフォはバイク搭載専用なので質実剛健。美的なことは後回しにしよう。


先日の3日間のロングツーリングにて実戦投入。気温が体温近くの猛暑の中を3日間走り回るというかなりハードなツーリングだったのですが・・・・

  • 放熱性能は良好!(渋滞に巻き込まれることがなかったので常に走行風による冷却が効いたのか、高温で充電が停止する事態にはならず。)
  • 充電性能も良好!(QiトランスミッターとQiレシーバーの距離が近くなったので、充電電流が増加。)

・・・・走り続けている状況だとかなり良好な成績を叩き出しました。


その後、別日で街乗りをするのですが・・・・

  • 放熱性能はいまいち。(街乗りだと走行風が得られないのかすぐにスマフォ本体の温度が上がり、充電が停止してしまう。TPUカバーが無いとすぐに温度上昇してしまう)

・・・・これはTPUカバーに風路を施工する前の状態に逆戻り。これがイヤで対策をしたのだったことを思い出してきた・・・・(笑)


なるほど、街乗りの場合はTPUカバーは有効で、ツーリングの際はTPUカバーは不要ということか。
これの両立ができれば最高なのですが、素人工作だとこのくらいが限界かな。TPOによってどちらのスタイルで運用するのかを決めればよいのかな。


なのでSHV48用にも同じ加工をしたものを準備しようかな。