バイクに非接触給電Qi環境の取付けと試験走行してみた件

バイクで使用するサブスマフォKYV42利便性向上のために、バイクからの給電を非接触Qi化しよう計画。

https://…/2022/03/14/ デイトナ製Qiトランスミッターの設置前準備
https://…/2022/03/08/ バイクスマフォに非接触給電環境の整備のために事前テストをしてみた件
https://…/2022/02/28/ バイク乗車時のスマフォをQi給電にしてみたいと思った件

いよいよバイクに取り付けてみることにします。

・なんか汚く艶がないバイク・・・・(泣)

カウルを外さなければならないので大仕事。本当ならば洗車を先に・・・・というくらい汚いのですが、この時期は洗車してもすぐに花粉の粉まみれになるので放置。


アンダーカウル、サイドカウルを外します。

・右側のカウルを外したVFR800F(RC79)

ここからいよいよQiトランスミッターの取付作業
カウルで隠れている内側ゾーンにコンバーターを設置したい。なので内側からハンドル側にQiトランスミッターの『』が通るのかが最大関門。


まぁかなり強引に通すことができました。

・ハンドルに向かってケーブルを強引に通しました

絶対に設計ミスというか・・・・配線のときの困難さを想定していないでしょ。


とりあえず『』は設置予定箇所のRAMマウントに仮固定しておきます。

・RAMマウントにQiトランスミッターを仮固定(ピンぼけ)

そこから主要な金属部分にインシュロックで固定し、ヘッドライト裏→左カウル内へと配線。
ワーストケースのバンドル右フルロック状態だと、コンバーターまでの配線長さがかなりギリギリ!(汗)


ただちょうどその位置にコンバーターを収める隙間があったのでラッキー。

・ヘッドライト脇にうまく収まったコンバーターBOX

本当はこのちょっと後ろの部分にレーダー&レーザー探知機を設置しようかと画策していたのですが、その前方にこんなノイズを撒き散らす機器を設置してしまったので改めて考え直す必要がありますね。

https://…/2021/12/02/ バイク用にもレーザー探知機が発売されるようになって嬉しい件

あとはここからフロントオプションカプラまで電源線を処理。

https://…/2021/08/09/ 愛車VFR800F(RC79)のフロントオプションカプラ電圧計作戦・始動

非常に奥まった場所にあり、発見までかなりの時間を要した経緯があるフロントオプションカプラ。

・取り外したフロントオプションカプラ

こいつを一旦外して・・・・さらに配線をマージするために一旦ニッパーでカット


ここに来ている元々の線は電圧計の線
ここにQi給電線というある程度電流が流れる線を繋げてしまうと電圧降下が大きくなり正確な電圧は測れなくなるのですが、レギュレーター故障時の異常電圧を早期発見するためのものなので多少の誤差は許容します。


線の両端に丸形圧着端子を圧着。

・圧着端子をカシメ中

私のバイクの配線分岐は基本的にこの方法。


話は変わりますが、フロントオプションカプラ付近はV型エンジンフロントバンクのすぐ脇で、思いっきり風雨に晒されると思いきや意外とカプラと配線が綺麗なまま。
ちゃんと風が直撃しないよう考慮されているのか、はたまた私がバイクに乗れていないだけかな?


圧着端子同士をネジ止めし、絶縁・防水のためにエフコテープを巻きます。しっかり絶縁、そして保護は電気配線の基本。

・電圧計配線とQi配線をまとめてオプションカプラに接続

欠点は見栄え・・・・とデカくなることかな?
ただ耐振動性と、大電流が流れても安心の信頼性は大きなメリット。


オプションカプラに接続し、カウルを元に戻せばとりあえずの設置作業は終了


問題はここから。本当に非接触充電するのか?
何となくこの辺りか?という場所にQiトランスミッターを貼り付けて、スマフォをセットしエンジン始動。

・スマフォ側のQiレシーバーに合わせ、右にオフセットして取り付けてみました

赤ランプが点灯して充電してくれているようです。


それではバイクに乗る格好に着替えてテスト走行。
グーグルナビを起動し、RadikoでラジオをBluetooth経由でリスニング・・・・という通常の負荷をかけて。


・・・・だいぶ長い間走ってもバッテリー残量(%)が変わらず・・・・いや、値が下がっていく!?
充電量よりも使用する電力が大きいときの症状だぞ。


一旦路肩に寄せ、Qiトランスミッターの場所を調整
デイトナ製Qiトランスミッターは送電コイルが小さいのか、かなりシビアな場所調整が必要な模様。
Qiレシーバーと少しずれただけでも充電されず、また充電されても充電電力が小さい


事前に室内で機能確認はしているので場所の問題であることは明らかなので、何度も調整とテスト走行を繰り返していますが、事前にテストをしていなかったらなんじゃこりゃで投げ出していそう。
そんなこんなでようやく充電量が上回る設置場所を発見。

・なんとか運用できる場所でセッティングできました

室内で充電後にじわじわ下がっていく部分が苦労しているあたり。そして最後に通常の充電ペースに戻りました。
Qiトランスミッターの設置は見た目がちょっと斜めになっていますがもう弄りたくない!(笑)


ただなんとか形になりました♪

https://…/2022/05/20/ バイクに搭載している非接触給電Qiのチューニング