警察の速度取り締まりにおいて、原始的な一本釣り漁法とも言える、白バイ/パトカーによる追尾式は自分で警戒するしかないとして、定置網漁法とも言える自動式速度取締機(通称:オービス)や臨時の速度測定機による取り締まりは、警察側の機械が進歩しています。
https://…/2020/10/22/ 時代はレーザーなのか・・・・速度計測
それは速度の計測方法の進歩。
- 赤外線センサーにより2対の測定点を設置し、自動車による赤外線の遮断を検知して、地点間距離と検知した時間の差で速度を計測(通称:赤外線式)
- 電波を発射して自動車に当たり、その反射波を受信。反射波はドップラー効果により対象物の速度に比例して周波数がずれるので、そのズレを検知して速度を計測(通称:レーダー式)
- レーザー光を発射して自動車の距離を計測。複数回測定し時間差と距離差から速度を計測(通称:レーザー式)【最新】
特に赤外線式は路面にセンサーを配置し、さらに対向に反射板を設置する必要があり設置に手間がかかりますが、自動車側にバレずに測定できる利点があります。
・【使いまわし写真】道路脇に置いてある 可搬式レーダー式速度測定器 @ KC庁 |
レーダー式は、設置は赤外線式ほど面倒ではないものの、電波を発射するため取り扱う警察官に特殊無線技士の免許が必要であり、さらには自動車側ににもレーダー電波を受信する装置(=レーダー探知機)を装備することで簡単に存在が分かってしまう欠点があります。
(昔は発振周波数を安定させるために常時電波を発射していたため、なおさら発見されやすかった。今は必要時のみ発射されるように改善されたため、全く他の交通がない道路では、発見できない恐れがあります。)
そこで登場したレーザー式。
店で照射されるレーザー光をどうやって検知するのか原理的には私は理解していませんが、自動車向けにレーザー探知機が発売されており、YouTube動画を拝見すると手前できちんと探知している!(だいぶ直前での探知ですが、無いよりマシかな?)
ぜひバイク用に欲しい・・・・
やったー!
・【新商品】デイトナ MOTO GPS RADAR 5 レーザー式オービスに対応と明記! |
長い前置きでしたが、デイトナ社の2021年夏の新製品発表において、第5世代レーダー探知機に、レーザー探知機能が搭載されることが公表されました~♪
これ、欲しい!!
・待望のレーザー受信対応と、防水! |
場所がないバイクでの設置をメインに考えられているため、レーザー検知センサーはセパレート設置可能に設計。
さらに警告音声はBluetoothでも飛ばせることができる! なんかバイク乗り用の製品って痒いところに手が届いているので気持ちが良いですね!(その分、自動車用よりも値段が上がってしまうのは仕方がないですね。)
以前、VFR750F(RC36)時代には自動車用のレーダー探知機を分解し、表示部分をセパレート式に改造し、防水性がないので水が当たらないカウルの内側に設置するなど苦労をしていましたが、今なら買えば良い。
まぁ何度かこれで事前探知して回避しているから、元は取れているんですね。
ワクワク~
だがしかし9月の発売時期が近くなると・・・・_| ̄|○
・まさかの発売中止 |
発売中止が決まったとのこと。
時を同じくして、デイトナ製探知機のOEM供給元であるコムテック社は、総務省からの市場での抜き打ち検査により技術基準不適合の烙印が押される事態。
・製造元のコムテック社に総務省から電波法に基づく指導が・・・・ |
CS放送で使用している周波数帯域への漏れ電波が技術基準よりも大きく妨害してしまうとか。
市場に出回っている自社製品やOEM製品を回収して無償で改修しているので、このコロナ禍には泣きっ面に蜂!
すごく喜んだ後にこういうことになると、ものすごく凹みます・・・・
しかし不死鳥のように蘇る!
詳細を見ると先に発売中止になった『MOTO GPS RADAR 5』と何が違うんだ?という感じですがね。
・デイトナ MOTO GPS LASER |
11月中旬に発売!?これは買うしかない。
しかしまだ品薄なのか、通販でもなかなか見つからない。欲を言えば年内に入手して正月休みに取付作業をして・・・・なんて考えていましたが、入手そのものが難しいかもしれない(泣)
レーザー受信部はヘッドライト下に取り付けるとして、本体もレーダー波を受信するために前面に開けた場所を作らねばならぬのよね。
う~む、そういうのをアレコレ考えるのも楽しい。