前回、USB-Cケーブルを100均で購入のものに変えたら安定動作しだしたUSB PDトリガーデバイスによるDC+15Vの取り出し作戦。これをノートPC(パナソニック製 レッツノートCF-S9)に接続し充電することで、仕事の時に持ち歩くACアダプタを減らすのがゴール。
https://…/2020/06/14/ USB PDトリガーデバイス、ケーブルを変えたらうまく動き出した件
・DC15.23V前後を安定して出力しています |
安定した出力が得られるようになり、実際にノートPCに接続して充電されることも確認したのですが・・・・本格的な運用をする前に一つ確認しておきたいことがあります。
ノートPC(レッツノート CF-S9)はDC+15V給電の場合にどのくらい電流を食うの?ということ。
というか本来ならばコレを一番最初に確認しなくちゃダメだろう級の本末転倒っぷり(笑)
なのでUSB PD電源ではなく、ケンウッド製直流安定化電源を接続してDC+15Vを流し込んで、電流を測定しましょう。
・テストの光景 |
部屋の片隅に鎮座している電源装置から伸びる電線を、DCジャックにワニ口クリップで接続。電圧はUSB PD装置と全く同一な+15.23Vに固定して、電流を測定します。
まずは、ノートPCのバッテリー満充電状態で、プロセッサパワーは『省電力』モードという、私が常用している状態。負荷としてWebブラウザでYoutubeの動画を再生させておこう。
・0.66A |
電流は一定せず、かなり細かく電力をコントロールしているのね。だいたい0.6A~0.7Aってところね。
続いてプロセッサパワーを『バランス』に変更すると、だいたい0.8A~0.9Aってところ。
そしてプロセッサパワーを最速の『高パフォーマンス』にすると・・・・
・瞬間最大値 2.36A |
・・・・ぎょえぇぇぇぇ~、食うなぁ・・・・というのはあくまで瞬間最大値。なかなかその最大値の瞬間を撮れず、ようやく撮れたのもピンぼけ・・・・
まぁ値が読めるから良いか。
値的には1.0A~1.3A付近をふらつき、例えばWebブラウザをリロードしてレンダリングさせるなど、プロセッサ負荷を上げると瞬間的に2.3Aとかを記録する感じ。
満充電状態でこれかよ・・・・やばいじゃん。
USB PD電源のDC+15Vの出力は、最大3Aという規格になっているのよね。
USB PDパワールールの話
https://…/2020/03/27/ USB PD電源アダプタを買いに行ってみよう
ここで、バッテリーを使いまくって50%状態から・・・・なんて雑誌みたいなことをしてみたいですが、バッテリーが全然減らない(泣)
とりあえず89%まで減らした状態で測定してみましょう。
え~っと、結果から書きます。どのプロセッサモードでも・・・・
・2.6Aで頭打ち |
・・・・2.6A付近で変動せず。
なのでどうやら最大受電が2.6Aで、その中で充電用と運転用に振り分けている模様。レンダリングとかさせても瞬間的に2.66Aが確認できたくらい。
あとひょっとしたらUSB機器に給電するとか内蔵光学ドライブを使うとかすればもっと増えるのかもしれない。
純正ACアダプタCF-AA6372B2Sの仕様は、DC+16V 3.75Aなので、残り1Aを食う条件があるのでしょう。まぁでも良くできていますね。ACアダプタが過負荷にならないようにバッテリーの充電電流をコントロールしているのか。
これならばUSB PD給電でも安心して使えそうです。
そして使用するケーブルは・・・・100均の2.4A対応のものではなく、最低でも3Aに対応しているやつを使用しなければならないことがわかりました。