USB PDトリガーデバイス、実用に向けての封入作業

先日、安定して動き出し、パナソニック製レッツノートCF-S9への充電運用に使用しても電流的な問題もないと確認できたUSB PDトリガーデバイスによる充電ケーブル
実用化に向けて基板の封入を行いましょう。

https://…/2020/06/17/ USB PDトリガーデバイスによるノートPC充電運用の前に、電流の測定

以前『使えるのでは?』と取っておいた食パンを封じるプラスチック『バッククロージャー』、サイズ的にはピッタリなのですが厚みが全然足りず落選。

https://…/2020/05/01/ 継続放置中のUSB PDトリガーデバイスの料理方法

何か他に、手元にある材料で何とかならないだろうか・・・・


目に付いたのは、SDカード保存容器にセットする、MicroSDカード保存用のスペーサーというか、アタッチメント的なやつ。

・SDカードサイズの板に、MicroSDサイズの凹みがある

ちょうどMicroSDカードサイズの凹みがある訳ですが、ここにピタッと・・・・ハマ・・・・らない。惜しい! 1mmほど合わず。


そこでカッターナイフで1mm削ると・・・・

・カッターナイフで切れ込みを入れ、そして切り欠くように削る

地味な作業だけれども仕方がない。


すると、ピタッと来たーーーー!

・凹みにピタッとはまるUSB PDトリガーデバイス

しかも一番固定したいケーブル部分がベース板の上に来ているので、固めてしまうことが可能。ベース板としてはかなり良いサイズじゃん。


よし、これをチューニングしていこう。
まずはコネクタ面の面合わせ。カッターナイフで切れ込みを入れて・・・・

・ケガキを何度も繰り返し、ある程度深く掘る

万力に挟んでパキッと折り、軽くヤスリがけ。


凹みに弾性接着剤を流して、USB PDトリガーデバイスを嵌め込めば・・・・完璧

・コネクタ面とベース板がぴったり一致

よしよし、あとはこれの上部構造になりうるものを探せばよい。
・・・・しかし適切なものがない。特に厚みが難しい(泣)


せっかくSDカードサイズというわかりやすさがありましたが、これを捨てることにしよう。
これの左右の耳の部分を半分切り落とし自分自身に貼り付けて・・・・厚み2倍作戦。

・左右の余分なところを切り落とし、自分自身に接着!

工程のたびに弾性接着剤の硬化時間がかかるので・・・・まぁすぐに固まらないから微調整が可能という利点もありますね。


う~ん、まだ微妙に高さが合わない(泣) 微妙にUSB-Cコネクタが高い・・・・
そうだ!食パンのやつだ!

・バッククロージャー登場

なんと薄い厚みは微調整の場面では大活躍!(笑)


トリガーデバイス全体を弾性接着剤で密封し、さらにハサミで適当に大きさを合わせてバッククロージャーをペタッ

・バッククロージャーを接着中

ペタッとしたら数時間・・・・(Ry


これでコネクタ周辺は平面が出せたわ。あとはケーブル周り。
ケーブルの厚みがあるので、その周りに食パンのやつを細かくカットして貼り付け。

・フルフラット!

これでフルフラットができました。


最後にプラ板で蓋をすれば完璧ね・・・・しかしあいにく適当なプラ板がない(泣)
探してもない。


結構探してもない。
わざわざこのミニSDカードサイズのために新しいプラ板を買ってくるのもバカバカしい。

・手元にあるクレジットカード(エンボスの無いところ)

そこで、古いクレジットカードを切り刻んだやつを捨てられずに放置してあったので、その部分を細かくカットして貼り付け。


これで完全密封

・完全密封、最後の接着剤の硬化待ち

いいじゃん~!


ヤスリがけして形を整えましょう。何層か重ねていても、採寸が雑なのは全てこの工程でごまかせるからです(笑)

・ヤスリで最終調整

よしよし、物理的な封入作業は完了~!


これが完成形

・Mini SDカードサイズ

持ち歩くACアダプタが大幅にダウンサイジングしてコレに変身しましたよ超軽量!エクセレント!


あとは、塗装・・・・します?

https://…/2020/07/06/ USB PD 100W 2ポート電源アダプタを購入してみた件