守谷出張7日目:夜勤明けで流鉄プチ旅行&ド派手海鮮を満喫した件

夜勤明け・・・・それでも遅めの朝には目覚める私。
生活リズムを崩すと戻すのが大変だから意地でも起きたほうが良さそうだ。(とてもダルいけれどね。)


そして今日も昼間の時間つぶし方法を考えねばならない。
TXに乗って秋葉原電気街に買い物? いや出張中に荷物を増やしてどうする!
昨日は関東鉄道の北側に向かったから、今日は南側に向かうかな。そして昨日は空振りした"駅そば"にトライしよう。

・関東鉄道常総線 守谷駅

となると自ずと目的地が定まってきたぞ!


昨日も萌えPOPを発見していたがそれは周辺自治体の観光案内所謹製。ところが今度は鉄道会社自らラッピング電車と来たか?

・勘弁してほしい

すげぇな・・・・こんなのに乗りたくない。幸いこれは下りの水海道行き


私の乗る上り列車はまた違う広告の車両。

・取手行き

ひたすら真っすぐと南下。景色はずっと住宅街で面白くない。


ほぼ平坦な路線でほとんどアップダウンは無かったのに、最後の一つ手前の西取手駅から終点の取手駅までは下り坂を降りていき、到着。

・取手駅に到着

こちらもJR駅にへばり付くような線形。


私の中で関東鉄道の取手駅というと・・・・ブレーキが効かなくなって駅ビルに鉄道車両が突っ込んだという大事故の記憶が今も蘇る・・・・

関東鉄道常総線列車衝突事故 Wikipedia

Wikipediaによると、西取手駅でフレーキ故障のために安全装置が働いてブレーキが緩まなくなり、復旧を急ぐあまり運転士が空気弁を直接操作して緩解させたは良いが、その状態では二度とブレーキがかからない。
不幸にも下り坂で速度を増す列車・・・・アーメン。

・駅ビルに突っ込んだ事故は今も記憶に残っている

さすがにその当時の遺構は残っていないわな。


関東鉄道の改札口を出てJRとの乗換通路。あっ『いろり庵きらく』があるよ。最近汁が美味しくなったので結構好きなのですが、ここまで来たのであればアレに行きたい。今日は断腸の思いでスルー

・取手駅・・・・切符売り場看板に追加した『JR』に笑う

ここの切符売り場はJR以外は絶対に売りたくないという強い意志を感じる(笑)

JR我孫子駅・弥生軒6号店

JR常磐線に乗って数駅・・・・我孫子駅に到着。我孫子駅と言えば有名すぎるこの立ち食い蕎麦店『弥生軒』。

・我孫子駅ホームに有る駅そば『弥生軒

これだけ有名になるには人を惹きつける何かが必要でそれがものすごい大きなから揚げが乗った蕎麦・うどん。


そしてもう一つは画伯・山下清さんが5年間働いていたこと。

・山下清画伯は弥生軒で5年間働いていました

直筆メッセージとともに駅弁の包み紙3種の絵も書いたのだとか。(以前来たときよりもパネルが新しくなっている!?←店ごと新しくなっていました。)


だが、から揚げ蕎麦破壊力のデカさは前回訪問時に知っている・・・・

https://…/2013/04/16/ どうしても我孫子駅の駅そばが食べたかったんですよ 弥生軒@JR我孫子駅

なのでヘタレて天玉そば。夜勤明けのダルい身体にはこのくらいでちょうど良い。
フラッグシップではないかき揚げも手を抜かない、エビがたっぷり!

・天玉そば・・・・エビがたくさん入った豪華なかき揚げ

ただ、蕎麦はほぼ真っ白でほとんどうどんではないかという感じのグニョグニョ麺
この店はトッピングを楽しむスタイルの駅そば店なのだと思う(笑)

流山電鉄(流鉄)のんびり旅

YouTube動画のU字工事チャンネルをきっかけにそのほっこりとした雰囲気が気に入り、機会があれば番組チェックもするようになりました。


だが今日の旅のきっかけとしてここで繫がるとは予想がつかなかった!
色々と見聞を広めておくと実際にこの目で見てみたい衝動に駆られるのです。それが流山電鉄・流山線。(←のちにこの名前が間違っている事がわかるのですが、この時点の私の認識のまま書きます。)

・U字工事の旅!発見#238 流鉄流山線 @ とちぎテレビ

東京から最も近いローカル線と評されているとは、番組内で鉄道会社側の弁
1916年に開通し、町民が出資して出来た経緯から町民鉄道などと呼ばれているそう。


時々JR常磐線に乗る機会があってもアッという間に通過してしまうミニサイズのホームは見たことがあり気になっていたんですよね。

・いつも常磐線でアッという間に通過してしまう流山線が謎でした

たまたまU字工事さんの番組でフィーチャーされ、そして出張先がその近く。そりゃ~訪れたくなりますよね。
そんな訳で我孫子の駅そばと絡めてやって来た次第です。


JRの改札を抜け、ホーム間を繋ぐ跨線橋から階段を降りると流山電鉄のホーム

・跨線橋経由で乗り換え。階段を降りるとノスタルジーな世界が始まる

頭上にはデカいゴング?・・・・巨大な発車ベルが設置され電車の出発をお客に知らせて階段を走らせるという、今の時代にミスマッチな設備。
バリアフリー・・・・ナニソレオイシイノ??


たった数分前まで居たJR駅とは雲泥の差。良い意味で年季が入ってボロい
これが『堪らない~』と思う歳になってしまったのよね。


そんなノスタルジーな香りを一瞬でぶち壊すのはコレ・・・・_| ̄|○

・これは全国の私鉄にくまなく存在するのか・・・・

このキャラクターを作っている人は、本当の意味で鉄道ファンでは無いのだろうな。せっかくの繊細な雰囲気をぶち壊していることをぜひ自認して欲しい。


路線はとても短い流山電鉄。片道わずか12分ほど

・路線図・・・・とても短い

休日の日中は20分に一本の運行頻度なのでこれならば全駅制覇とかもできそうな感じ。全線でわずか5.7kmだそうで。


この先どうなるか分からないので1日券を購入してしまおう。
自動券売機では発売しておらず、窓口の駅員さんに口頭で伝えて購入。

・流山線一日フリーきっぷ・・・・ん!?リアル宝探しだと!?

なんだかさっきから情報が多すぎる!! 券面にはタカラッシュ主催のリアル宝探しの記載が!!
最高の時間つぷしが有るではないかと心が踊りましたが、既に開催期間を終了してしまったとか。
普通であれば開催期間が終わればノーマルな1日券に戻すのでしょうが、金が無い流山電鉄では印刷してしまった1日券は全て使い尽くすつもりなのでしょう(笑)


ていうか、リアル宝探しは想定よりもお客さんが来なかったと言うことか・・・・この鉄道も将来が心配だわ。


さっそく駅構内へ。うわ~ノスタルジー!!!!

・木造屋根と柱、改札口・・・・完璧ノスタルジー♪

木造ってだけでも素晴らしい。


すぐ脇には複々線のJR常磐線。15両編成の長い電車が轟音を撒き散らしながら走り抜ける・・・・
おゃ!?静かに向こうから電車がやって来た!

・すぐ脇を15両編成の常磐線がかっ飛ぶ・・・・あっ、やって来たゾ!

最近やたらと見かける元西武線の車両だわ。


ここ流山電鉄では車両ごとに別々の色に塗られてそれぞれに名前がつけられているようですね。

・若草色の・・・・若葉号

やってきたのは緑色の『わかば号』。


車内もロングシートの通勤仕様
だがこの鉄道もJR武蔵野線の開通、そして近年のつくばエクスプレス開通でお客さんをかなり持っていかれたとのこと。

・元西武鉄道・・・・ロングシートのバリバリ通勤仕様

かつては3両編成とか貨物も走っていたそうですが、今は全てが2両固定編成で頑張っているのだとか。


路線が短いのでスペースが余り気味なのか、掲出の路線図は遊び心溢れる作品に。

・遊び心あふれる路線図

どこですれ違いが出来るかとか物理的な配線まで記載の優しさ(笑)


今日の屋外は暑いくらいなので冷房の効いた車内はありがたい・・・・などと涼んでいたらもう終点の流山駅に着いてしまった(笑)

・アッという間に終点の流山駅 さくら号はお休み中

往路の車窓で見どころとかリサーチする暇もないほどアッという間。
休日の昼間は2編成を使ってケーブルカー交走式のように行ったり来たり。さくら号はお休み中のようですね。


終点の流山駅には整備車庫も同居。

・流山駅は車庫が隣接

黄色号とオレンジ号で全部で5色なのかしら。
リーズナブルに楽しめるからなのか、子供連れのファミリーで乗車している姿を良く見かけます。子供にとってこの『』は心に刺さるようで、指差してさくら!だとか絶叫しています。微笑ましい~♪


駅施設は質実剛健
近代的な設備は一切なく、電車到着直後は駅員さんが改札に立ち切符を回収する姿も。

・自動改札やらICカードといった近代の装備は一切なし @ 流山駅

さすが都心から一番近いローカル線(笑)


さすがに駅舎は木造ではなくある程度は新しいですね。(→後にWikipediaで調べたら開業当初の1916年の建築なのだとか。恐れ入りました。)

・比較的新しい駅舎 @ 流山駅

駅舎には千葉県が発行した『房総の魅力500選』に選出されていることを示すプレートが飾られていましたし、運輸省からは『東京近郊にありながらローカル色が残る駅』という理由で"関東の駅100選"にもランクインしている実力派!
ただ単に鉄道会社が言っているわけではないのね。


駅前はコンパクトなロータリー、そして観光案内看板。
ははぁ~、ここでU字工事さんはロケをしていたのですね。聖地巡礼だ~(笑)

・かわいい駅前広場。ここでロケをしていたんですね!U字工事さん

だが周囲に観光案内所的なものもなく、土地勘のない私には唯一の情報源。


どれどれ・・・・?

・引き込み線跡、その先にみりん工場、万上通り

前述の番組では流山が『白みりん発祥の地』だとか『白みりんの街』だとか紹介していたのよね。
なるほどこの工場と引き込み線がなにか関係していそうだな、行ってみよう!

流山電鉄(流鉄)のんびり旅 引き込み線跡編

流山駅前の小さなロータリーから駅舎を左手に見るように脇を向いてみると・・・・さっそくそれっぽい跡を発見。


歩道橋は廃線後に建てられたとすれば合点が行く。

・駅の前から視線を横にずらすと・・・・これが引き込み線跡かな?

そんな細長い通路を歩いていきましょう。


通路にはコンクリート製の段差が設けられている・・・・これは貨物ホームの跡なのかもしれない。

・これは・・・・ホームの跡かな?(歩道橋付近で振り向いて撮影)

そして微妙なRを描くコンクリートの壁を辿っていくと、鉄道路線の方に寄っていく。


その先に視線を向けると・・・・切断された線路。間違いなさそうだ、馬橋からの線路は今歩いてきた場所でスイッチバックして工場に向かうのですね。

・その流線型コンクリートの先には分断された線路

むむっ!?敷地境界への看板に『流鉄株式会社』って掲げられている!
てっきり私、正式名称は『流山電鉄』でそれを略して『流鉄』って言っているのかと思いこんでいたのですが、どうやら正式名称が『流鉄』らしいですね。


さらにその先に進んでみましょう。完全に道路に転用されています。

・緩いRは廃線跡ならでは

いきなり静かな住宅地の様相。この辺りに住んでいる人は駅まですぐの好立地だな。


大きな通りを超えてもその跡は続き、やがて大きな敷地のなまこ(風の)壁に塞がれて終わっている。これがみりん工場だな

・その跡はなまこ壁(風)に囲まれた工場に続く

壁の向こうは『流山キッコーマン株式会社』。同社はみりんその他酒類を製造する。
昔は『万上味醂株式会社』の名前だったが1925年(大正14年)に江戸川上流の野田醤油(現:キッコーマン)のほうが資金力が勝ったのか買収されてしまったのね。


道端にはここが貨物線の跡(万上線)だったことを示す看板。写真のような遺構は何一つなく、雰囲気だけが残る。

・ここが貨物線跡であることを示す看板

白みりん発祥の地・・・・万上線・・・・とくれば、『マンジョウ本みりん』ってここで作っているというわけか!!


看板によるとこの先に『流山本町まちなかミュージアム』なる施設があるらしい。歴史が勉強できるかもしれないから行ってみよう。

・右が工場、ずーっとなまこ壁が続く

工場の壁に沿って歩を進めます。この道の名は『万上通り』。


なにやら壁には写真などの資料が掲示されている。『万上』ブランドについて書かれていたりします。

・なにやら歴史紹介が続くゾ

しかし歩けどミュージアムがない!?
よく探してみたら、先程の壁に歴史紹介してあるのが『まちなかミュージアム』だそうで・・・・拍子抜け(泣)


工場の裏手には江戸川の堤防。昔は船で運び出すのに都合が良いこの場所が工場として選ばれたのちに、鉄道貨物での輸送になり、そしてトラックでの輸送に切り替わったというわけか。

・みりんに縁のある名所の案内看板

この暑さの中、全部を回る気にはとてもなれない・・・・というかもう良いかな(爆)
いま来た道をトレースして流山駅に戻ろう

馬橋駅に戻る?いや飽きました

流山駅周辺のプチ観光から駅に戻り、再び流鉄線に乗車
再び馬橋駅まで行きJR常磐線で来た道を戻るのか、はたまた幸谷駅でJR武蔵野線に乗り換えるか・・・・


来るときは期待が込められていて気にならなかったけれど、帰路は面倒くさいなぁ(笑)
深い赤色のあかぎ号がお出迎え。

・帰りは・・・・あかぎ号

隣の平和台駅前には巨大なイトーヨーカドーなどの商業施設が立ち並ぶ。
なんとそこは陸軍糧秣本廠の跡地で過去には流鉄から貨物線が引き込まれていたのだとか。
昔は貨客輸送で流鉄はとても栄えていたのだろう。


ふと途中の小金城趾駅で降りてみることに。この駅で必ず反対方向の電車とすれ違いを行うダイヤ。

・唯一のすれ違い可能駅、小金城趾駅で降りてみました

同じように降りて反対側の電車に乗ろうとしたら失敗した子供連れファミリー。流鉄を楽しんでいるわね


私は駅見学。電車が走り去るととても静かな駅に。

・すぐに静けさに包まれます @ 小金城趾駅

小金城趾と言えどもお城が有ったわけではないらしい。


階段を登った上に駅機能が集約。

・コンパクトな橋上駅舎

昔はすぐ隣に県営住宅のビルが存在それと一体化した駅だったらしいのだが、耐震の関係で取り壊しとなり、駅機能のみが橋の上に移されたのだとか。


橋の上から当時の県営住宅方面を見ても、確かに何も無い

・昔は県営住宅に直結されていたが、解体され何もない場所に

すげぇな・・・・自動販売機すら無い。


このまま馬橋方面に向かうのが面倒になり、ショートカットにトライしてみようかと。
逆向きの流山行きで一駅戻り、鰭ヶ崎駅

・お隣の鰭ヶ崎駅へ

コンパクトな一面一線の駅ながら駅員さんがいるし、きちんと列車監視しているのも凄い。
ここから南に1km弱のところにJR/TX南流山駅が存在するので歩いてみることに。


駅前は小規模ながら商店が存在し、コンビニもある。さっきの小金城址駅とは雲泥の差。

・駅前は商店も点在

だがTX開通で最もあおりを受けた形となったのがこの駅で、乗降客数最下位の座を小金城趾駅から受け取ったのだとか。


どれどれ、歩いてみるか・・・・だが確かに10分かからずに南流山駅が見えてきた!しかも完全なる平地

・住宅街の中を10分弱歩くと・・・・見えてきた南流山駅

それであれば東京直通が可能なこの駅まで自転車なり徒歩でアプローチしようとする人が出てくるのも頷ける。


普段の出張では『何もない~』とバカにしていたこの駅ですが、流鉄の沿線を見慣れてからここに来るとすごく都会に見える(笑)

・なんかすごく都会に見えるなぁ、JR南流山駅

つくばエクスプレス線に乗って守谷に戻ろう

守谷に戻って、再度海鮮にトライしてみた件

まだ午後のオヤツ時。
この間夕方に行って惨敗した鮮魚推しのスーパーマーケットでもう一度だけ勝負してみることに。

https://…/2024/04/19/ 守谷出張5日目:海鮮推しのスーパーで購入したお刺し身&日本酒ディナー

いや、鮮魚が食べたいのよ!なので美味しいお店でないと困るんです!!


早い時間に向かったら、豊富な種類の中からセレクトが出来ました。今回は地魚系をセレクト

・千葉県産めじな、宮城県産うまづらはぎ刺身(肝つき)

肝つきというのが何とも酒に合いそうで手に取ってしまった・・・・
日本酒はまだ前回のものが半分残っているからちょうどよいな。


どれどれ・・・・美味い! 適度なムチムチ感が残りそれなりに新鮮。無論肝の破壊力はスゴい♪


腹を満たすゴハン物はアジの握り寿司

・ご飯物はアジの握り寿司

完全に海鮮で固めたディナー。


あぁ~美味い
飲み始めが早かったのか18時にはベロンベロンになり就寝(笑)