今年のゴールデンウィークは直前の仕事の関係でロングツーリングの予定を入れられず、そして天気も悪かったので日頃なかなか出来なかった電子工作に時間を充てることに。
https://…/2024/05/01/ バイク搭載の新マイク回路でPTTスイッチの故障が発覚!代替部品なし!
https://…/2024/04/30/ 昨日組み立てた新プリント基板の動作確認とバイクに搭載してみた件
https://…/2024/04/29/ 先日注文したプリント基板に部品を実装→部品が足りずに秋葉原へ(泣)
バイクに搭載しているアマチュア無線設備(八重洲無線製FTM-10S)の自作付加マイク系統が不調なのでに作り変えるため、バイクに搭載しているケーブルをぶった切る大手術をした途端にツーリングへのお誘いがあり、なんとか無線を使いながら走れるまで仮回復させることに。
そんなさなかにPTTスイッチの故障も発生してんやわんや。
残された時間は今日一日のみ!
まずはぶった切ってしまったケーブルを接続して運用できるように、新回路をケースに収めてバイクに設置しよう。
固定方法とか細かいことは後回し!!
ケースにケーブル引込用の切り欠きを作るため、電動ドリルとヤスリで物理工作。
・ケースの加工 |
樹脂製なので非常に簡単に加工ができ、これはあっという間に作業完了。
こんな感じでケース内のプリント基板と接続します。
・切り欠きを作りケーブルルートを作ります |
シート下なのでそこまで防水に気を使わなくてもよいのですが、後日隙間には詰め物をしましょう。
バイク・VFR800F(RC79)のリアシート下の計画されていた場所に設置。もう平地は存在しておらずドラレコの上に重ねて設置しケーブルを繋ぎこみます。
・バイクに搭載。振動で被覆がやられないようにエフコテープで保護 |
ケーブルとケースが接触する部分は振動で被覆が劣化するのを防ぐためにテープ巻き処方。
そしてケースを閉めればそれっぽくなりますね。
・蓋ほ閉めて完成。ちゃんとシートも装着できますよ |
本当は基板やケースもしっかりと固定しなければならないのですが、それは後日にしてとりあえず無線機系統を動かすことを最優先。
ここからは仮設PTTスイッチへの切替作業。
まずは車体前方に設置の接続BOXから、邪魔になる正規のコネクタを一時的に取り外します。
・PTTスイッチを仮設するために、正規コネクタを取り外し |
これは仮設するPTTスイッチのケーブルを直接基板に接続するため。
昨日購入してきたマイクロスイッチ。これを裸のまま使います。
・仮設するマイクロスイッチ オムロン製V-103-1A4 長レバー型 |
防水性もへったくれもないですが、明日一日だけ持てば良い・・・・という方針で作業。
ただそれでもそれっぽくは保護。
・超簡易保護 |
長いレバーを指で押すスタイルを想定。
この仮PTTスイッチを左ハンドルに固定するとして、ケーブルをハンドルから接続BOXまで引き回し、そして現物合わせで長さを調整。
・バイク上で配線して長さ合わせして5051コネクタを設置 |
そして基板に接続するモレックス5051コネクタをカシメて取り付け。
仮設PTTスイッチは現行の壊れたPTTスイッチのさらに下に設置。壊れたPTTスイッチを撤去している時間がないんです!!
・故障したスイッチを撤去する時間がないので、さらに下に接着 |
ただし毎度おなじみ弾性接着剤は完全硬化に24時間かかる代物。
ガムテープで仮固定して接着剤が固まるのを待つ・・・・待つ・・・・
・このまま24時間・・・・待たず2時間で切り上げ |
だがさすがにそんなに時間をかけられずとりあえず2時間後には脱落しなくなるまで硬化したので軽く近所を走って最終確認しよう。
ちょっと指の距離が遠くなるけれどなんとかスイッチは押せるぞ。そして電波もきちんと送信される!!
・なんとか走れそうだ! |
走行前に自分自身で電波を送信し、別の無線機VX-8Dを耳に当てて音声を確認・・・・いままではノイズまみれだったのですがノイズが消えてとてもクリアな音声に!
本来ならば次のケーブル更新まで終わって初めてノイズが消える予定だったのですが、この時点で早くも効果が出てしまった(嬉)
走行しながらのスイッチ操作も可能。ただし押した感覚フィードバックが弱く、バイクに乗りグローブをしたままでは押したのだか押していないのだかわからないほど。
マイクロスイッチ単体ではバイクでは使えないな。
よし、残る問題は信号レベル(減衰量)の調整だな。
マイクを白バイマイク(DMA-160-210)からKTELマイク(KT002)に変えて特性が変わっているところに回路も変わったため、信号レベルの調整は必須。
幸い明日は通信相手がいるのでこちらの音声を聞いてもらうことができ、レベル調整の大チャンス!!
・アッテネータモジュール(1/8)(1/9)を追加製作 |
現在は既存と同じ1/10アッテネータを装着。だが今までの感覚からもう少し減衰量の小さいアッテネータが必要と感じているため、2009年以降に作り溜めてきたものに存在しない1/8と1/9を追加製作。
https://…/2009/10/16/ マイクレベル調整用アッテネータの製作
https://…/2009/08/27/ マイク入力アッテネータの定数計算
差し替えれば定数を変えることができる設計はこういうときにとてもイージーで助かります。
さぁ、なんとか間に合いました♪♪♪♪