ここのところ、週末はずーっと天気が悪く、バイクに乗りたい病の発作が起きているにもかかわらず、ヒッキー・・・・。
今日は晴れ・・・・とまでは行かなくても、雨は降らずに持ってくれ、そして明日は午後から雨の予報。
昨日飲んでしまったため、早朝出発は諦めましたが、平日と変わらない時間に起床して、朝8時出発バイクに乗るぞ~。
目的地は、今シーズンに一回行きたかった、無料開放の雁坂トンネル有料道路をメインに、大月~奥多摩間の国道139号にデビューした松姫トンネル新ルートも走ってみよう!
https://…/2015/07/01/ 祝!雁坂トンネル有料道路・期間限定無料開放!
いきなりワープ
いきなり手抜きして、関越道・所沢ICから東松山ICまでは高速道路。市街地の信号地獄はつまらないし、体力を無駄に消耗するだけですものね。
・特に可もなく不可もなく・・・・関越道を北進 撮影:NECKER V1 Plus |
特に渋滞もなく、東松山IC。
ここからは、いつものR254で小川町経由で県道11号ワインディングコース・・・・はヤメて、前回見つけた嵐山渓谷の脇を通り抜け、県道172号で奥武蔵グリーンラインの起点・白石峠を目指す道で行ってみよう。
嵐山渓谷ルートにスイッチしたとたん、信号も車も激減し、快走抜け道~♪
・快走! 嵐山渓谷の近くを通る道 撮影:NECKER V1 Plus |
(紅葉シーズン以外は)いい道を見つけたなぁ。
そこそこな距離を、中低速ワインディングが楽しめる、県道172号・白石峠アタック。
・森のなかを縫い、標高を上げていく県道172号 撮影:NECKER V1 Plus |
うんうん、前回初めて走ったこのルート、楽しい~♪
朝一の景気付けにちょうど良いわ。
白石峠では、移動アイスクリーム屋さんが出店していましたが、突然ソフトクリームが食べたくなってきた~
一度登ってきた山を降りて、急遽目的地は秩父高原牧場!
・秩父高原牧場では、ヤギさんとまったり |
あれっ?空いている!
ほぼ人影がなく、ふれあいゾーンのヤギさん独り占め状態(笑)
まぁ、わざわざ追いかけていってまで触りたくないので、一緒にまったりするだけですが・・・・
おっと、ソフトクリームを食べなくてはっ!
・ミルクハウスでは、ソフトクリーム ¥300円 |
前回は、まだ開設シーズンじゃないときに来てしまい、食べられなかったものねぇ。濃厚で程良い甘さのソフトクリーム、なかなかいけます。
なるべく国道を通らず、三峰口駅へ
ここまで、変則的なルートで来たので、今日はとことん変なルート取りをしてみることにしました。
まずは下界に降り、県道をリレーして羊山公園。園内を抜け、旧街道っぽい裏道を通り、裏山ダムアプローチ路までバイパス。
その後も秩父鉄道沿いをトレースして、終点の三峰口駅。
・秩父鉄道の終点・三峰口駅 |
途中の秩父鉄道の駅も味があって、つい立ち寄りたくなっちゃうのですが、時間が無くなるからヤメておきました。
相変わらず、程良い寂しさと、お手入れの良さが同居する三峰口駅。駅前には、鉄道娘なる等身大POP(?)の他に、もう一つ増えていやがる。ちょっと~、秩鉄はこっちの路線にまっしぐらなの?
あれっ?
・駅前には、鉄道むすめとガリガリ君!? |
なぜにガリガリ君!?(笑)
ちょっと小腹が空いているといえば、そう思える腹具合。
駅そば以外にも、駅前の食堂が開店している時間帯。ちょっと珍しいかも。
そして、カツ丼・・・・
・幟を見ると、つい食べたくなります。 |
勝丼。でたよ・・・・こう書かれると、験を担ぐ為に食べなきゃならないような気がしちゃうよ・・・・
いやいや、ここで食べるのはもったいない。例えばこのちょっと先の『バイク弁当』も気になるな・・・・
・バイク弁当・・・・という看板のみが掲げられたお店 撮影:NECKER V1 Plus |
こんなに沢山のライダーが集まる魅力が、ここにあるのか??
旧だけれど現役の、トリプル国道140号
国道140号・秩父往還。この先の雁坂峠越えが開通していない頃は、とっても寂れた感じの山奥感があり、ここまで来れば結構走ったなぁ感を味わえたんですよね。
それが、T字路を右折した新コースで激変! 快適ツーリングコースに昇格。しかし今日は、なぜかひねくれてT字路を左折し、旧道をトレース。
・左右とも国道なはずだけれども、案内標識だと右ルートしか国道標識なし 撮影:NECKER V1 Plus |
旧道といっても、国道指定を解除されたわけではないので、地図上では現役国道。
昔は、道はこの狭いトンネルに吸い込まれて行ったのよね・・・・
・すっかり様子が変わってしまった二瀬ダム周辺。交通信号機による片側交互通行だった、名物駒ヶ滝トンネル |
公安委員会設置の、常設交通信号機による片側交互通行。
しかも、トンネル内部にT字の交差点があるので、待ち時間が長い! 若くて400ccのバイクに乗っていた頃、この人生初の風景にカルチャーショックを受けたっけ?
そんな事情からか、この辺りはドライブイン&駐車場になっていて、ここにバイクを止め、人間専用の小さなトンネルでダムまで歩いて見学なんてこともしましたね。
今や、トンネルは潰して、湖岸に強引に道路を通した感じ。(あの苦労は何だったんだ!)
・クネンクネンしながら、湖岸に沿うように走る代替ルート 撮影:NECKER V1 Plus |
そうまでして整備した湖岸道路も、その先ですぐに自動車1.5台分の狭隘路に。
そして、雑な案内標識一枚の分岐。『ココは埼玉、山梨コッチ』って、雑~(笑)
でも、どう見ても道なりだと右方向に進んでしまいそう・・・・
・雑な分岐 撮影:NECKER V1 Plus |
確かここ、一応国道140号だったよなぁ・・・・
地図のページをめくるのが面倒で、とりあえず道なりの右に進んでみました。なんとなく上に登っていくっぽいので、ハズレでも新国道140号に出れるだろうと思って。
結果論ですが、あの分岐のどちらも国道140号。ということは、写真4枚ほど前のT字路で国道140号が双方分岐して、ここでも国道140号は双方分岐。都合3本になったわけか。
全く案内がないにもかかわらず、ぽつぽつと住宅があるのね。結構走ってもどこにもぶつからず、心配になってスマフォ&GPSを利用して、初めてここもR140現道で有ることを認知する始末。
ようやく、おにぎりに遭遇。
・多少不安な場面で、おにぎりに遭遇。これは心強い! 撮影:NECKER V1 Plus |
新しい滝沢ダムルートは、住宅がない通過交通用道路ですが、こっちは地域住民がいる道路。国道指定を解除すると、この道路を面倒見る人がいなくなってしまうので、いまだに国道として残っているんでしょうかね、新旧合わせて3ルートとも。
あるいは旧2ルートは、あまりに狭くてそれぞれが一方通行として供用されていたので、ひょっとして新道が通行止めになる事態を予測して、旧2ルートとも面倒を見ている・・・・とか。
埼玉 山梨県境・雁坂トンネル
三本のルートが集約すると、豪華だった滝沢ダム新設による新道区間も落ち着き、ちょっと古めかしいワインディング区間。
・R140 快適な山岳国道 |
片側1車線の広さが有れば、逆にこのぐらいクネクネしていた方がバイクには嬉しい感じ。
道路規格の古さから、ずいぶんと昔に建設されたであろうこの区間。先ほどの狭隘区間の先に、これだけ整備された区間があるのも不思議ね。今度、経緯でも調べてみようかしら。
古かった道路規格が、いきなり最高規格に昇格する瞬間。
・R140 豆焼橋 いつ来ても、谷が深いわぁ~ |
いきなり長大1スパンで、深い谷を一気に越える赤い『豆焼橋』。
しかも、道路がカーブしているので、橋もカーブしている・・・・。構造計算とかとても複雑で、コンピュータの進歩によりこういった複雑で巨大な橋も建設できるようになったのでしょう。
今日のハイライト・雁坂トンネル。いつもここに来ると、同じアングルで写真を撮っている気がする・・・・
・雁坂トンネル有料道路 無料開放期間中です |
ここに立っていると気が付きませんが、先ほどの豆焼橋よりも長大な1スパンの橋の上。幅が広いので、橋っぽくないです。
雁坂トンネルと、ここ雁坂大橋、豆焼橋がセットで開通したとの事。
大した金額じゃなくとも、無料は嬉しいね。心なしか、そして今日しか走るタイミングが無いからなのか、バイクが多い気がします。
今度は、紅葉の季節に来てみたいな。
標高2,000m超の雁坂峠を通過している険しさを感じることは、これっぽっちもなく、安全快適に通過。
・トンネル内の県境には、信号機が有ります |
もし、設計年度が古かったら、日光いろは坂のように、くねくねだらけの道が出来上がっていたのかもしれません・・・・ゾッとしますね。
トンネルを抜け、山梨県側もこちらも負けじと長大な鶏冠山大橋と、一気に広がる景色がお出迎え。
・R140 鶏冠山大橋 |
進行方向ではなく、右側の方に見える山頂がトサカのように見えることから鶏冠山と名前が付いた山が由来。
道の駅みとみ
雁坂トンネルを抜けてすぐのところにある、道の駅みとみ。
特に何があるわけでもないけれど、ちょっと休憩のつもりで寄ったのですが・・・・
・道の駅みとみ 山梨県出身・風間深志さんの装備品展示コーナーっっ!! コレは凄い! セロー225(改) |
うおおっ!
風間深志さん展示コーナーがあるっ!
若い頃、月刊オートバイ誌を愛読していてこの人を知りました。
・・・・がすごい詳しく知っているわけじゃなかったのですが、北極点と南極点にバイクで行ってきたのか~~~~!
その時のバイクと装備が展示してあります。
・北極と南極にバイクで行ってきたエクスプローラーの装備たち |
南極点到達の為の費用は・・・・一億四千万円!
そのほとんどはチャーターした飛行機ガソリン代。その他、バイクのガソリン代も・・・・なんとリットル6万円!
その他、どこの国にも属さない南極大陸では、バイク自体にも特別な配慮を求められ、低CO2とか、風が吹いているとアイドリング音が聞こえないほど低騒音エンジンといった、スペシャル仕様。
その後、ラリー大会中に大けがしちゃって今に至るとか、知らなかった~。
知らない人には素通りされちゃうような、ちょっとした展示コーナーかもしれませんが、私にはすごく面白いコーナー。
この先、思いついたようにもう一つ峠越えをしてみたくなったので、ここで食事を済ませちゃおう。
・昨日の飲みが祟って・・・・いのぶた肉のチャーシュー麺 |
さっきから小腹は空いているけれども、あまり重いものは遠慮したいね・・・・
どうも昨日久しぶりに飲んだダメージが残っているみたい。
この辺りも『いのぶた』を飼育しているのかしら。軽~く、いのぶた肉のチャーシュー麺にしておきました。
県道201号・上日川峠
今日はとことんヒネクレたルート取り。
あえて絶景フルーツラインを流すのではなく、R411青梅街道を少し登り、裂石から県道201号にスイッチ。
・R411 裂石分岐 撮影:NECKER V1 Plus |
県道指定はされているものの、なかなかハードだという事なので、今まで走ったことが無かったのよね。
ヒネクレた機会にもってこいな、この県道指定された林道を走り、甲斐大和まで抜けてみることにしました。
序盤から、結構荒れているなぁ・・・・
道幅は自動車1台分、所々に砂が浮き、アスファルトもガタガタ。冬季通行止めとなるこのルート、積雪によりアスファルトの痛みが激しいのだろうと想像できます。
・ところどころ荒れている路面 警戒してペースが上がらない・・・・ |
このままピークに行くと、小説でも有名な大菩薩峠(旧、青梅街道)方面に向かうため、登山する人が車やタクシーで行くための往来があり、カーブに突っ込んでいくのは危険と判断。
スローペースで前方警戒モード。
・旧青梅街道が越えていた、大菩薩峠方面に向けて低速クネクネ |
短距離で標高を稼ぐ線形なのか、とにかく低速タイトクネクネの連続。
いい加減イヤになってくると、『上日川峠 1km』とか出てきて、元気が出てきます。
ひっそりとした峠で写真でも・・・・
・突然視界が広がり、バスまで止まっています! |
突然視界が広がって、左手に『ロッジ長兵衛』・右手に路線バス、そして大量の登山客に自動車!
どうやらここが、大菩薩峠への登山中継地となる『上日川峠』。
甲斐大和駅からの路線バスがここまで来ている(驚!)ので、乗り継いで歩き始めたり、山小屋に泊まったりするのね。
一応、道路に沿って駐車スペースが確保されていたり、公衆便所が有ったりで、まぁとにかく大混雑!
こんな状況なので一人だけのバイクは異色に浮きます・・・・
勝手にひっそりした峠を想像したのが間違いだったわ~!
峠の端の方で、何を撮っているのか訳が分からない写真を一枚(ロッジ方向は、登山客だらけで、カメラを向けられない・・・・(泣))撮るのが精一杯!
・上日川峠 H=1,590m/大菩薩峠登山への拠点らしく、大混雑!! |
峠を越えると、県道番号も変わり、途中には近年完成した上日川ダム・大菩薩湖の脇を通るので、ダム予算で道もゴージャスになるのかと思ったら・・・・
バスが通るぐらいなので、道の幅は1.5車線ぐらいになりましたが、ただただひたすら林道っぽい道の連続。景色も望めず。
・ダウンヒルは・・・・いくらかマシと言ったところかな? |
辛いな・・・・
ようやく、片側2車線になり、幹線国道20号の分岐にたどり着いた時には、腰痛モード(笑)
・クタクタになって、ようやく下界。道の駅甲斐大和で、ソフトクリーム休憩 ¥300円 |
すぐそこの、道の駅甲斐大和で、英気を養いましょう。
たった¥300円で結構な周回数の、山盛りソフトクリーム♪ でも、量は多いけれど、不自然なくどい甘さが残念な感じ。
もう一丁、行っとく?? R139松姫峠越え
疲れているとはいえ、このまま中央道で帰ってしまうのはもったいなさ過ぎなので、もう一峠越えていきましょう。
2014年11月に開通したばかりの『松姫トンネル』がどんな具合なのか体験してみたいのです。
国道20号で大月まで移動して、そこから山を登りルート。
所々、狭隘な部分はありますが、まぁスムーズに深城ダムに到着。
おっ、放流しているゾ!
・R139 深城ダム |
この辺りは、昔は本当にボロかったのに、ダム整備予算で走りやすい道に変身・・・・
・・・・したけれど、ダムを過ぎてすぐに、松姫トンネルとの分岐登場。
・R139 右が新しく開通した松姫トンネル。左は松姫峠への道ですが・・・・通行止め! |
うわぉ~。せっかくダム建設とセットで整備された道のかなりの部分を放置かよ~~~~! もったいない~!
なんと警備員常駐で旧ルートを封鎖しています。
ということは、大月側からは松姫峠に行けないのか・・・・(泣)
まぁ、松姫峠から大月側が一番ハードな低速タイトコーナー連続区間だし、断崖絶壁に沿って高度を稼いでいく線形だからなぁ。
そんな、一番走っていて楽しいし、紅葉が美しい部分が、全部カット!!
・快適過ぎる、松姫トンネル 3,066m。しかし・・・・ |
間違いなく快適で、ボーッとアクセルを開けているだけで、あっという間に県道18号との交差点に到着。
丹波山側からは、松姫峠にアクセスできるみたい。
・県道18号 分岐地点から振り返ったところ |
こちら側は松姫峠までの路線バスルートが設定されているのが大きいのかしら?
普通に考えて、この先はほとんど民家もない行き止まり路なので維持管理費用を考えると廃止にしてしまうというのも手よね。
新道トンネルをいくつも使用停止にしたり、ボロい旧道を生かしたり・・・・わけわからん!
ここから先は、私の十八番コース、鶴峠を越えて帰ってきました。
そうそう、帰りにバイク用品屋に寄って、壊れているホーンを見繕っていこう。長くなったので、ホーンネタはまた後日!