北海道ツーリング6日目・結果的に鉄分500%!

今日は帯広から一気に函館まで戻ってしまう移動日・・・・。もうこれでツーリングも終わりかと思うとちょっと憂鬱でもある日


朝起きて、天気予報では『晴れ』だというのを信じて防水カバーを装着せず、身軽に出発。
帯広から幹線国道38号を西進し、そして狩勝峠を越えるつもりでしたが・・・・

・進行方向には黒い雲が立ち込めています・・・・・

空一面には危なそうな雲が・・・・。なんとか降られずに逃げ切ったとしても、ツーリング2日目の日勝峠越えと同じでまた真っ白な峠越えか(?)
なんか完全にツキに見放されてしまったようです(泣)


今日は、結構いいペースで走らないと日没までに目的地・函館に辿りつけないので、ほとんどブラつく予定を入れずに走る! せいぜい岩見沢でランチを食べればいいやという感覚で。

狩勝実験線跡

そうだ・・・・。悪天の峠越えの前に、せめて一箇所ぐらい観光しておこうっと!
たしかこの辺りは日本三大車窓といわれた狩勝峠越えの鉄道があったところ。急な上り坂で峠にアタックして、短いトンネル(狩勝トンネル L=954m/H=534m)で越えるスタイルは、長大なトンネル切削が出来なかった時代のルートだったのですが、近代の技術によりより勾配が緩やかで、長大なトンネル(新狩勝トンネル L=5,648m/H=449m)で峠を越えてしまう新ルートに切り替わり、旧ルートは・・・・


廃線にならず、実験線に転用され、数々の実験(実際に電車を脱線させたりして、各種データを取ったんですって)をして全国の技術向上に貢献したあとに廃線になったとのこと。
ルートが切り替わってしまう直前の駅『新得駅』に立ち寄ってなにか痕跡がないか探してみましたが・・・・

・新得駅から狩勝峠方向を見てみる

特になし!(爆)
本当にこういうのに思いつきだけで立ち寄るからこういう事になるんだ・・・・orz


諦めてR38に戻り、峠越えをしようかと思ったとき・・・・

・道端にSLだっ!

蒸気機関車発見!ではなくて・・・・その左の看板付近に注目~

・狩勝ポッポの道 案内図 ・スタート地点『SL広場』 そばの里まで3.7km

見つけた!実験線跡!しかも遊歩道として整備されているらしくて、歩いて観て回れるらしい!
ま~っすぐ続く廃線跡。

・SLのすぐ脇には現行線路 ・そしてこちらが旧線跡

歩きたい! でも、ついさっき、今日は時間がギリギリって言っていませんでしたっけ(?)(?)(?)(泣)
案内看板によれば、『』橋とかも点在して残っているんですって。
仕方がない・・・・次回北海道ツーの時にお楽しみは延期しておいて、今回は国道から要所要所で止まって見学する作戦にしよう・・・

・無線塔 ・別の角度から

国道から見学できた『』がこちらの無線塔。各種実験をするときに、列車を無線でリモート・コントロールしたり、列車から各種データが送られてくるのを受信したりと、重要な実験施設だったひとつ。


これ以外は不明です・・・・ orz


いろいろ探索をしていると、時間をかけていないつもりでも時間が経過しているみたいで・・・・いつの間にか空一面を覆っていた雲はどこかに行ってしまい・・・・

・これぞ・・・・ザ・狩勝峠!   R38狩勝峠越え 3合目付近

快晴に変身!
やっぱりまだまたツイているね~

旧新内駅跡

先ほどの廃線跡は国道と平行に伸びていくので、バイクで狩勝峠のほうに向かい3合目付近までいくと、昔は駅だった場所があります。今は鉄道のルートそのものが変わってしまったので、駅も含めて完全に消滅しているはずなのですが・・・・

・旧新内駅跡 看板の位置を外して撮影すればいいのに・・・私のおっちょこちょい

SLが止まっていました。まだ時間は朝8時なので、人影ゼロ
なんでも日本で1両しか現存していない車両は、中に入ることも出来るらしいのですが、施設そのものがクローズしている・・・・

・これが駅舎なのかしら(?) ・唯一現存の寝台車らしい

そして気になるのは、辺りにはたくさんレールが張り巡らせてあり・・・・

・回りにはレールがたくさん

そして、妙に凝ってある手作り信号機に、手作りセンサー! それも一つだけではなくいくつも!

・手作り信号機に・・・・ ・車軸検知器

どうやら自転車みたく人間パワーで進むタイプの電車で、プチ運転士気分になれるアトラクションらしい。
この手作り感がたまらない!


ずーっと向こうまで続いています。一定間隔で信号機もきちんとある。

・ずーっと続く鉄路 ・エコトロッコ ¥600円

乗ってみたいけれど、何度も言うけれど時間が早すぎてクローズ!


残念すぎるわっっ!
でも、もっと残念なのが気になるコチラの表記。どうやらこの先に廃トンネルがあるみたい! そしてガイドブックも販売している!

・隣は、新内隧道 5.8km ・ガイドブック発売中!¥200円

うわ~ガイドブックほしいなぁ~~~(泣)
きっと見所がたくさん書いてあるし、こういう情報があると物の見方が変わるから、よりいっそう楽しめるんだよなぁ~・・・・


仕方がない、ココで時間を使おう!
ノーガイドブックで、とりあえず隧道方面に行ってところまで行ってみよう!


ゴー!

・1km程でダート! &見難いけれどロープで通せんぼしてある

・・・・だめだ、調査不足だ! orz


仕方なくUターン、R38まで戻ることにしました。

R38 狩勝峠

はははは~、見てよこの天気!
狩勝峠でココまで晴れてくれれば・・・・嬉しい!

・R38狩勝峠 ピーク。快晴すぎて・・・・気持ちいい~~~

帯広方面の展望は、残念ながら逆光になるので写真写りが悪いのですが、遥かかなたの地平線まで見えちゃうんです。

・狩勝峠から望む 十勝平野方向

狩勝峠に・・・・、快晴が・・・・キターーーーーーー!(by織田裕二さん)


そして、2桁幹線国道にもかかわらず、ほとんど交通がない!
天気が悪いときには、暴力的な怖さのトラックやらバスやらがたくさんいる印象があるのですが、穏やかそのもの。あぁ~まったり!

・なんじゃこの気持ちよさは。全然他の交通が無い!

ちょっと走っては、すぐストップして写真撮影・・・・全然前に進まないよ~~~~

・どこもかしこも北海道スケール すばらしい~

すげぇよ、北海道。

2011年夏のライダーキャンペーン フラッグ全色ゲット~

事前にGoogleマップに全フラッグ供給スタンドをマーキングして、そして専用の旗ステーまで作って挑んだ、ホクレンライダーキャンペーン
その結果、非常に効率的に旗を集めることができ、そして大して道内を移動していないにもかかわらず、道北・道東・道央・道南の全4色をそろえることができました。

・給油は計画的に・・・・ ・2011年ホクレンフラッグ 全色コンプリート!

R38狩勝峠を下っていき、南富良野の街で給油して、最後の旗をゲットしました。


道北のやつは『』に『金色』の文字で、ちょっと格好良いです。スペシャルフラッグもゲットしているので、トータルで旗5本を装着。
ステーに直立設置は3本が限界(それでも、旗が重なってしまい周りからは見えない)なので、斜めに取り付けておきました。


来年は専用旗ステー2つ設置にしよう!(爆)
それにしても今年は、まだ時期が早いからなのか、旗をつけている人が少ない・・・・。有料(¥100円)だとみなさん敬遠しちゃうのしからね~(?)

富良野といえば・・・・

ラベンダー! 富田ファームが超有名ですが、きっとこの時期は観光バスが大挙して押し寄せているだろうから、まったりできそうにない・・・・


というわけで、もう一つの『ラベンダーの森』のほうに立ち寄ってみました~

・ラベンダーの森

ちょうど花が咲いている時期に重なり、ずら~っと並ぶ姿は圧巻! そして人も少ないとなれば、ライダー好みのポイントです。


ただし、特にオミヤゲが売っているわけでもなく、本当に静かなところです。

そういえば・・・・

富良野から、三段の滝の脇を通り、岩見沢方面のおそばやさんを目指します。この辺りは札幌から近い割に携帯圏外ゾーン・・・・

・特に意味はないけれど・・・・ロバパン!

そういえば・・・・
岩見沢の手前にこんな施設があったのを忘れていた! 前回訪問(2003年)した時は定休日!で残念な気分を味わったところなのです。

・三笠鉄道記念館 ピッカピカ

なんかペイントしたばっかりなのか、屋外展示の車両はどれもピカピカ~
残念ながら、これらを見て何かを語ることはできないのですがね・・・・。それでは、館内を探索してみましょう。

・レールとか・・・・制服とか・・・・看板とか・・・・

館内は私一人で貸切!いろんな展示品がありますが・・・・
見るだけではなく、いろいろ触れるのが楽しい。そしてシステマティックな展示品の数々・・・・私はこういうのに反応するなぁ~


たとえば、コチラの3機並ぶ信号機は・・・・

・全部青信号だけれど ・列車の動きに合わせて変わります

写真には写っていないけれど、グラフィックパネル上の電車の動きに合わせて信号の色が変わって、その仕組みを解説していたり・・・・

・自分で好きなように点灯させられる信号機たち

好きなように信号を光らせたり・・・・(ちなみに、小学校の頃の夏休みの自由課題の宿題は、豆電球3つで作った交通信号機でした・・・・。)

・子供の頃あこがれたジオラマ

Nゲージ(か、HOゲージ)の巨大ジオラマがあって・・・・

・ここは・・・・ ・運転台!

それぞれの電車を運転できる! もう一度書きますが、館内は私の貸切りっ!
さらには・・・・

・電車の先頭につけたカメラの映像が写っている!

カメラつきの電車も!


お子様向けには・・・・

・プラレールタウン!

これは楽しい~、プラレールで街が作られています。


通いこめば、蒸気機関車の運転も出来るらしい・・・・

・蒸気機関車を運転した人たち・・・・

結構面白そうな施設ですね~。

岩見沢のおそばやさん 希林

秋田在住のソーマさんより教えていただいたポイントである、お蕎麦屋さんに立ち寄ってみました。
ビジュアルは普通の(いや、だいぶ派手かな)おそば屋さん。ちょうどお昼時だったのでビジネス客とか来ていて程よい混雑しているお店。

・見た目がド派手なお蕎麦屋さん

しかし、中に入ると・・・・

・ヨシムラ(?)

こりゃ~、陽性関係者はライダーだな。(←正解でした。店主がライダーさんなんですって。)


しまった! 何が美味しいのかソーマさんに聞いておくの忘れた!
たぶんのこの"若鶏の半身揚げ"がジャンボで売りなんだろうな・・・・ただし揚げるのに20分以上かかるんですって!

・若鶏の半身揚げ

これ食べたら、後半行程が間違いなく死ぬな・・・・。ヤメておこう・・・・


う~ん、どれにしよう・・・・
もつそば』か『にくそば』だな。"豚肉がたっぷりです"の殺し文句にやられ、豚丼みたいなのが出てきたらどうしようかと、ちょっとドキドキしながら『にくそば』を注文。
ちなみに、今日も『温かいお蕎麦』が食べたくなる気温です。
店員さんはライダーに特別に優しく、特製シールやら、コーヒー一杯無料でサービスしてくれたり、いいね~

・ライダーにくれる、希林シール なんかデザイン怖いよ~

出てきたお蕎麦は・・・・よかった~普通サイズのお蕎麦だったよ~

【美味#11】岩見沢 希林のにくそば

すぐ横で手打ちしているお蕎麦ですもの、美味しい~

後から調べて分かったのですが、『もつそば』を攻めるべきだったみたいです!

予定は臨機応変

さて、どうしよう・・・・。
ココから先は、まったくイベントの予定を組んでいなくてただ走るだけ。
ただし、札幌やら苫小牧、室蘭の工業ゾーンを抜けるのにシタミチだと時間を取られてしまうので、高速道路で一気に洞爺湖付近までワープするつもりでしたが・・・・

・すごい豪快な道央道 ここでも地平線が見渡せます!

快晴。北海道って高速道路も豪快で気持ちが良いのね~
突然もっと走りたくなって目的地を小樽に変更!! R5経由で市街地を迂回する作戦にしました。


時間(?)・・・・まぁ何とかなるでしょ。

小樽でもう一回!

というわけで、小樽に到着。

・小樽駅と駅前ストリート

駅前通りをまっすぐ進むと・・・・


有名な小樽運河

・小樽運河 快晴が気分良いね~ ・さすがに観光客でいっぱい

さすがに今までのようなライダー天国ではない、超一級の観光地。人がたくさん!


堂々と運河の前にバイクを止めて撮影・・・・なんて出来るわけがない・・・・
まぁ、この街に来る事自体が想定外!なので、軽く見学して次に行きます! 続いては・・・・

・鱗友朝市

もう全然朝じゃないどころか、もうお昼の時間帯も終わりを告げる頃・・・・市場も閉まっちゃう時間帯かも知れないけれど・・・・


セーフ!

・鱗友朝市の『のんのん

開いていました。そして、まだ夏の始まりだけれども、早くもさんまが入荷! ついでに朝イカもあるんですって!

・ウニとかイクラには目もくれず ・さんまが美味しそう!

入り口でどっちにしようか悩んでいたら・・・・おばちゃんが『じゃぁ、両方食べるかい(?)』の言葉でノックアウト~~~~!

【美味#12】鱗友朝市『のんのん』の『さんま朝いか丼』¥900円

プリプリした秋刀魚に、同じくプリプリしたイカ。このあっさりコンビが2回目のランチだというのに、アッと言う間に完食へ導いてくれました。


あぁ~、美味い!


そうそう、鱗友朝市の目の前は小樽市博物館。電車に力を入れているのか、屋外は車両展示がいっぱい。も~アカン 時間が全然足りない!

・場外からチラ見 ・いっぱいありますね~

函館に向けて駒を進めるため、山の上から小樽の町に別れを告げます。

・毛無山展望所 う~ん、いい天気~!

これだけ天気に恵まれて・・・・幸せ~

爽快!田舎のR5

小樽からは、2008年9月にようやく全通したR393で倶知安までワープ。今までだとR5経由になるのでイマイチ快走できなかったのですが、この新しい道は作りもリッチだし、快走~

・山越え区間だけ一時的に天気が悪くなった・・・・快走路R393

そして、突然視界が開けると、以前から何度もお世話になっている街、倶知安。旭ヶ丘公園CPはだいぶ使ったなぁ~


倶知安といえば・・・・

・青空羊蹄山

ようていさん。ゆっくり見たいけれど、時間が・・・・既に15時30分。日没までに函館にたどり着けるギリギリの時間。
仕方がない、走ろう!


ココから先、モクモクと走行・・・・。
幹線国道R5とはいえ、ここは札幌-函館都市間のルートからは外れた田舎ゾーン。こんなに気持ちよく走れるなんて、嬉しい誤算!

・ずーっとずーっと走る
・アクセル開けっ放し・・・・

高速道路と違い、景気に変化があるし道にも変化があるから楽しいけれど・・・・ただひたすら定速で走るだけ。ただそれだけで嬉しいのがライダー!


海沿いの町、長万部。ここからは都市間輸送ルートだからトラックがいっぱい・・・・のはずなんだけれど・・・・

・ガラガラ

とっても良いわ~~~~


コチラは、なんとな~く、決めたかったショットだぜ!(爆)

・R5 北海道八雲町

今度、浜松町の『北海道八雲町』に行ってみようっと。


そして、函館が近づくと、いよいよ海とお別れしなければならないハイライトトンネル。逆に走ると悲しいトンネルが見えてきました。

・旅の始まりの、勝手に呼んでいるR5ハイライトトンネル  旅の終わりのトンネルでもあるんです(泣)

そして19時、日没ギリギリに函館に到着しました。
今日は途中で欲張ったせいもあって、走りすぎ!です。つかれた~

全然出歩かない函館の夜!

普段の行動パターンだと、函館からフェリーに乗る前日は長万部のキャンプ場で過ごすのですが、今回は函館まで一気に走ってしまい、宿泊。
そう、函館朝市クウォリティーのオツマミで飲んでみたいからなのです。


もう路面電車に乗って、函館山に登って夜景を見る気力は一切残っていません・・・・。酒~
一件目の回転寿司のお店は超ハズレで、緊急脱出!


二件目は・・・・

・いかにもイカが食べられそうなお店 ・間違いない!

呼び込みの人に『活きイカ』が食べられるか確認してから決めました。


焼酎水割り』に『活きイカ刺し』。最強の飲みメニュー!

【美味#13】函館朝市 はこだて珍味館・活きイカ刺しで飲む!  活イカ刺し¥1,000円

捌きたてでウヨウヨしているイカ。醤油とショウガで食べると、最っっっっ高にウマイ!
そこにキュッと冷たい焼酎水割り・・・・最っっっっっ高だ!

【美味#13】活きイカ刺しをアップで・・・・あぁ~ヨダレが・・・・美味いよ~

これなら一日の疲れもすぐにぶっ飛ぶぜ・・・・との思いもどこへやら。焼酎2杯でダウン~~~~
今度はもっとライトに走ってから、ここで飲むことにしましょう。


いいねっ!!

https://…/2011/07/22/ 北海道ツーリング最終日・無事に東京へ帰着