出張の合間に有休を挟むことで、一旦東京に戻る手間がカットされ、会社的にも交通費支出が減るし、私的には出張先to出張先で一日早く移動して自由時間が作れるし・・・・で、一石二鳥な作戦。
がしかし、空は曇り空。すべてが上手く行く訳ではないのよね。
・ああ残念な曇り空 @ 函館駅前 |
ツーリング時と同じく、朝から活動を開始する私。
さっそく函館朝市で、朝から豪華飯し♪
・イカウニ丼 |
活きイカはサイズが小さいことが分かっているのでこだわらずに、朝イカを使用した、イカ&ウニ丼。
うわ~、ウニ美味いわ~! とろける~♪
イカもこれぐらいたっぷりあって、頬張らないと美味しくないっ!
食後はプチ観光。まぁこの後仕事だから何も買わないけれどね。
・駅二市場の活きイカ釣り堀 一匹¥600円 |
さすがにサイズが小さいから、値段も安いなあ!
去年はイカの記録的な不漁だったらしいけれど、今年は回復したのか、はたまた不漁だから小さいのしかいないのか?
今後が気になります。
今回も、札幌方面に電車移動。
・函館駅 |
自動改札機は装備されていますが、ICカードには対応していないという・・・・函館市電路面電車や路線バスにすら遅れを取っている状況。
まぁ、ここ函館と新幹線の終着駅の新函館北斗駅だけ都会的で、後は無人駅天国(しかも利用客が100人以下とか)だから、投資に合わないのだろうなぁ。
函館駅の売店には、この先・・・・いやだいぶ先の『森駅』の駅弁、イカめしが山積みで売っている・・・・
・森駅で名物の『イカめし』だけれども、函館駅で山積みに。売れれば何でも良いのか? |
残念なプラスチックパック梱包になってしまい、風情も何も有ったものじゃ無い・・・・
生産規模も拡大して、儲けに走ってしまったな?
東京で見たイカのポスターは、ここ函館でも見ることが出来ました。
・例のイカすぜ函館!は、JR北海道でもアピール中なのか |
https://…/2018/06/11/ あぁ、函館に行きたい
ツアー期間は6月からになっていますが、イカを全面に推すのであれば、開始時期をもう一ヶ月遅らせるべきじゃないの?
札幌行き特急、スーパー北斗号。
前回乗車の青いディーゼル車から、今風のデザインに変わっている!?
・あっ、新型に変わっている! 特急スーパー北斗 キハ261型? |
在来線特急で4時間弱というのは、新幹線が発達してしまった今の日本では、貴重な体験よ~!
がしかし、前回の函館→札幌に特急列車で移動した際に学習したのよ~!
https://…/2017/07/16/ 今日が本当の北海道仕事・移動日。
これ(↓)に乗っていくほうが面白そうだってことを。
・今回はこれだけれどもね 普通列車 長万部行き @ キハ40-1806 1982年製 |
未だ頑張る国鉄型気動車。ていうか、JR北海道は"限られた人材を新幹線開業と安全の確保に回す"ために、わざわざ新車の開発を中止までして選択と集中を実施・・・・
その結果、この国鉄型をもうしばらく使いつくしそうな感じ。(2019年度中に入れ替えるという話もありますねぇ・・・・。真相は?)
車内設備は、そりゃ~もう最低(笑) だが、それが良い!
・直角な背もたれ・・・・あぁノスタルジー |
函館駅出発時は、ほぼ座席が埋まるほどの乗車率。ワンマンカーなので運転士さんの挨拶が印象的で『数ある交通機関の中から、JR北海道をお選びいただきまして、誠にありがとうございます。』って。
函館の街を離れると、北海道らしい景色が登場。
・景色は北海道っぽいけれど・・・・今にも降り出しそうな天気 |
でも・・・・お日様が居ないの(泣)
新函館北斗駅でほとんどのお客さんが下車。
静けさが戻った車内では、ディーゼルエンジンのうなり音。
新函館北斗駅を出発すると、森駅までは峠越え区間。重い大型普通鋼車体のキハ40は、本当に苦しそうに登る・・・・均衡速度が30km/h台なので、まるで原付のよう・・・・
関東圏でこんな鈍足で走っていようものならば、後ろがつかえてしまうのでしょうけれど、ココであれば多少の鈍足ならば大丈夫なのか?
・仁山駅付近の峠越え・・・・これこれ~、すごく鈍足なの(笑) |
上りの貨物列車が遅れているため、小さな駅で待ち合わせのために8分停車。これも単線ローカル線ならではの・・・・『味』。
そして札幌に向かうほうが上り列車と思いきや、函館(東京)に向かうほうが上り列車なのね。北海道内では函館が一番高い(?)というわけか。
ていうか、単線でダイヤが乱れると、やっぱり足の速さって重要じゃないのかしら?
峠を登りきり、大沼を越えると駒ケ岳がよく見え・・・・ない・・・・_| ̄|○
・駒ケ岳もあぁ残念 |
全然ダメだったわ。この天気でローカル線だと、景色が楽しめないという非常に残念な感じだし、この先も楽しみがないので苦痛だぞ~(笑)
登ってきた峠を一気に駆け降りると、森駅。途中の二駅は最近廃止になったのよね。
前回、この駅までは普通列車が先行することがわかっていたので、この駅で特急に乗り換え・・・・
・特急に追い抜かれた・・・・前回は特急側に乗っていたのよね @ 森駅 |
・・・・ないゾ!
今日はこのまま終着・長万部まで普通列車で行くことに。
特急の追い越し待ちとは言え、停車時間は30分。ホームに出て深呼吸。
森駅は、海のすぐ脇にありますが・・・・森駅? あえて言うのならば海駅じゃないの?(笑)
・森駅・・・・山の中にあると思いきや、目の前は海。これいかに? |
しかしなぁ~、見事に誰もいないわ~。
人がいないので、当然売店のたぐいもない・・・・
・森駅で駅弁イカめし・・・・売店のバの字もないゾ~。だから函館て売っていたのか! |
森駅の駅弁なのに、森駅で売っていない(多分駅前の調製所で売っている?)という、ニュータイプの駅弁なんだな!
ホームの柱には筒が備え付けられていて、注意書き。
・関東圏ならば、列車停止ボタンが整備されていますが、非常用赤色旗!しかも無いし |
非常時に列車を止めるには、赤色旗をご利用ください・・・・
旗はいたずらで持っていかれてしまったのかしら???
バイクでR5を走る場合もそうですが、函館方面から来ると、森市街を過ぎるといきなり海!
・森駅から先は、ひたすら海沿いを流します。R5と平行 |
極端に景色が変わるけれど、それが楽しい。
延々海沿いを走り、そして時々止まる・・・・
各駅は、跨線橋など有るわけもなく、構内踏切で各ホームを連絡。なんか遮断器も後付け感がすごいぞ~!
・各駅は、こんな感じで今も残る構内踏切でホーム間を連絡 |
バリアフリーがどうのこうの騒いでいるのは、都会だけだな。
この景色も都会では見れなくなったものなぁ・・・・
ちょっとだけ内陸を走る区間では、野原が広がる・・・・さすが北海道!うっとりと癒やされる景色。
・ちょっと海から離れれば・・・・草原♪ |
何もないのが素晴らしい。バイクツーリングでは見慣れた光景でも、列車から見ると新鮮。
おお~う!ついには駅舎の手抜きが始まった・・・・
・北上するほど駅がしょぼくなっていく・・・・車掌車を流用した駅舎 |
使わなくなった車掌車を置いて、出入り口を付けただけの駅舎。
函館から3時間で、長万部。普通の人は読めない難読駅名おしゃまんべ。
・終着 長万部駅。新幹線の駅ができるのよね・・・・新幹線初の難読駅名?(笑) |
北海道新幹線の札幌延伸の際にはここに駅ができるんですって。
時刻表は、特急銀座の様相。毎時特急が行き交いますが、普通列車は日に4~5本だけ。
特急が走らない函館本線(山線)区間は、その少なさが目立つなあ!
・特急列車はたくさん来るけれど、普通列車は一日4~5本のみ。函館本線(山線)は、普通列車だけ |
山線は一日4本って、鉄道である必要があるのか?
しかも、北海道新幹線はこの函館本線(山線)に沿って行くんですって、おいおい~。
乗り換えに時間があるので、途中下車。
・寂れっぷりが進化しているな! 長万部駅前 |
東京から自走で青森からフェリーで北海道に上陸していた頃は、ここ長万部のキャンプ場を愛用していたから、ずいぶんとお世話になっているのよね。しかし・・・・寂れっぷりが進化している気が。
昔栄えていたので、逆にシャッター街と化していて、残酷・・・・
人通りが一切無く、車が少々。ホルモンオヤジの店はまだ健在なようだわ。
・駅前通り・・・・街が完全に死んでいる |
駅構内に有ったスーパー、Aコープもこの人通りだとやっていけないのでしょう。
閉店して、さすがにここが空きスペースだとヤバイと感じてか、観光案内所になっている!
なんか怖いけれど。
・あれれっ!昔はAコープだった場所が、観光案内所になっている。しかもちょっとコワいし! |
怖い原因は、言うまでもなく街のゆるキャラと思われる『まんべくん』。
だって~、ボディーはカニで、ヒトデのような髪型。耳あてはホタテか?
・カニのようなボディー・・・・だからコワイって! |
いくらなんでも、もう少しかわいい系に寄せないと、主客の子どもたちにも怖がられちゃう・・・・
こんなのも売っているし。まだドラクエのモンスターであるスライムのほうがカワイイわ~
・ひぃぃぃぃ~、生首 |
きっと売れないと思います。
ここにレンタサイクルがあるというのですが、街自体はバイクで回って知っているのよね、何もないことを(爆)
まあ、鉄板の"かなや"さんだな。
・かなや |
ツーリングマップルにも載っている、かにめし駅弁のお店。
さすが有名スポットだけ有って、バイクも数台止まっておられます、いいなぁ~(泣)
大盛りかにめしなる、まるで中華食堂のチャーハンのように盛られた新メニューもありましたが、普通にしておこうか。
・かにめし |
昔は、表面を箸で押すとフカフカしていたのですが、今日はフカフカ感が無い・・・・(泣)
時間を潰すこと、2時間!
ようやく乗り継ぎの特急列車・・・・もとい、普通列車がやってきました。
・普通列車 倶知安(くっちゃん)行き |
そう、ここから先は、一日に4本しか走っていない区間に普通列車に乗って突入です。ていうか、新幹線が出来たらここ廃線になるんじゃない?
先程の年季の入ったキハ40型ではなく、多少新しいキハ150型。JR東日本の八高線と似ているか?
・車内はまったりムード |
ゆったりと進む時間・・・・。多少の待ち時間が気にならない・・・・時間に追われて仕事をしているモードから、有り余る時間をまったりと過ごすという至高のひととき。
出発すると・・・・バイクではそんなに感じないのですが、山線・・・・とは的を得ていて、ずーっと森の中を走る!
・白樺の森 |
これ、素人でも理由がわかりましたが、とにかく坂道で加速しないキハ40は、平坦な地区でしか使えないのだと。それで比較的平坦な函館本線の海沿いとかに集中配置されているのね。
ほとんどずーっと上り勾配。こりゃ~誰が見てもパワー溢れる新車が必要だわ。
そんな訳で、写真的にはとてもつまらない。
駅も、さらに手抜き。
・車掌車すら手に入らず、ただの貨車が駅舎 @ 二股駅 |
なんじゃこりゃ~!(笑)
貨車まで再利用しているのか~、そういえばこのタイプの貨車って最近見かけないような気がする・・・・鉄板一枚で外界と隔離、冬はとても寒そうだな・・・・
ニセコと言えば・・・・のニセコアンヌプリも、雲の中。さっきの長万部周辺だけ、奇跡的に晴れていたみたいですね。
・ニセコ駅と、雲の中のニセコアンヌプリ |
1904年に『真狩駅』として開業し、1906年に『狩太駅』に改称、さらに1968年(昭和43年)に『ニセコ駅』に再改称された経緯があるんですって。
今の時代ならば、全カタカナ駅名も戦略的に付与しそうですが、この駅名は全カタカナ駅名の先陣を切っているのかもね。
1時間半かかって、終着・倶知安駅。
・倶知安駅 |
ここも新幹線の駅ができるそうなので、この北海道らしい難読地名が全国区になるわ~!
ここも、しょっちゅうキャンプ場のお世話になっていたけれど、なんと駅前に立派なスーパーが出来ているっ! 食料調達がしやすくなるのはたいへん有り難い。
最近道南に走りに行っていないからなあ・・・・(泣)
ここでの乗り継ぎ時間は、わずか10分程なので、探索できない~(涙)
やってきたのは、ここから先は都会に近づいていくんだと実感できる2両編成。
・乗り継ぎ列車は2両編成 普通列車・小樽行き キハ40型+キハ150型 |
非力なキハ40は、ここ倶知安までやってくるのか・・・・。単独では辛いから、パワーのある相手と組んで。
函館からずーっと一緒の、いわゆる鉄分豊富な方々は、みなさん国鉄キハ40型に乗り込んでいってしまったわ~
私は一線を画して新型・前方車両の方に。
・延々と、森の中 |
視界は森ばかりで全然つまらない・・・・
やがて下界にたどり着き、視界が開けると田んぼやりんごの木が溢れ、人の気配がしてきたぞ~
・ようやく視界が開けてきた・・・・ |
このまま海にぶつかると針路を東に変え、ようやく小樽の街か・・・・
長い旅だったなぁ。
・・・・えっ!? 降りちゃうの?
・あれっ!? ここは? |
札幌でお仕事で、札幌市内に宿を取りたかったのですが、土曜~月曜までってちょうど観光客とかぶるのか、一切宿が空いていない。
それも、今週も!来週も!
当所は来週の予定で、辛うじて千歳駅から徒歩15分という宿をなんとか見つけたというのに、予定変更で今週に。
なので、宿の確保を『札幌、最悪は小樽周辺で』という条件で後輩に任せておいたのですが、まさかこんな場所しか空いていないだなんて!
・JR余市駅 |
小樽から西に数駅・・・・なのですが、小樽までは電化区間で、千歳空港行きエアポートライナーを始めとした、高密度運行区間。
しかし、小樽から先がディーゼル区間で、普通列車が1時間に一本あれば良い区間・・・・
しかもホテル側から、素泊りの場合は『必ず何か食べてきてくださいね。周りに何もありませんから。』と釘を刺される場所らしい。
えぇ~!!せっかく北海道に来たのに、コンビニ飯!?
・駅前は、ニッカウヰスキー蒸留所 |
蒸留所はあれど、徒歩圏にコンビニすら無い余市駅(泣)
道の駅があるのは知っているけれど、以前に運営会社が潰れたんでしょココ。しかも夕方のこの時間、道の駅に食事に向かうのはリスキー過ぎる!
線路を渡った駅の裏手には、スーパーがありそうなので、せめてソコでしょ!
お刺身を買ったのですが、ウニの船も¥2,000円ぐらいで置いてある・・・・
今思えば、ウニの名所積丹半島が目と鼻の先なので、これ買ってウニ丼にすべきだった???
準備万端、その後はタクシー。
・タクシーでぶっ飛ばす・・・・ |
こんな平地をタクシーだなんて、メーターが怖い(笑)
タクシーの運チャンがプチ観光案内してくれて、余市に来たのであれば蒸留所は絶対見て!と。
あと、今はリンゴと言えば青森のイメージになってしまいましたが、日本で初めて民間栽培が行われたのがここ余市で、リンゴの大産地!
この地に蒸留所を作ると決めた創始者・竹鶴政孝さんは、ウイスキーを熟成して完成するのに数年単位の時間がかかるので、リンゴジュースを作ってその場を凌ぐ・・・・会社名は『大日本果汁株式会社』! 後のブランド名"日果=ニッカ"の原点。
今は、蒸留所内に移設されてしまった竹鶴邸。今も門だけは残っている跡も案内してもらい、ホテル。おっと・・・・和室かよ。なんか全然仕事という気がしない(笑)
・和室ホテル |
部屋に風呂はなく、浴衣で大浴場。完全なるレジャーモード。
まぁ仕方がないので、風呂に入った後は部屋飲み・・・・
・部屋飲み・・・・以外の選択肢はない |
間違いなく魚は美味いのですが、なんだかなぁ~(笑)
まあ、ブログネタとしては素晴らしい宿だけれども(爆)
明日は、仕事場まで遠いので朝早くから移動開始。することもないから早く寝ようっと。