ずいぶん前にオーダーした純正部品。メーカー欠品があったため頼んですぐの納品とはならず、しばらく待っていたのでした。
頼んだのは愛車VFR750F(RC36)のテールライトユニット等(ケースだけで、電球とかは無し)で、現在使用している自作品が調子が悪くなったので、新しくもう一つ作るために購入したのです。
その後、5月20日には自宅に到着していたのにこの日記には登場していなかったので、慌てて登場させます。(この後の日記での話のつながりのために、今日ココで書いておかないとつじつまが合わなくなるのです・・・・(>_<)。)
https://…/2009/05/15/ LED自家製テールライトユニット軽故障! 純正部品手配
本来であれば、現在の調子が悪くなった奴を検死解剖して、徹底的に原因を調査して、それを新型にフィードバックさせるべきです。
あるいは、検死解剖しなくても、少なくても原因ぐらいは解明してから次のを作るべきです。
しか~し、予備の無い悲しさ。検死解剖中にバイクに乗れなくなるのはイヤだし、電球バージョンに戻すのもなぁ・・・・というわけで、新しいのをもうひとつ作るのです。
・今回発注の部品たち | ・新品テールライトユニット(中身はすっからかん!) |
後ろを走っている方々から指摘された内容について私なりに机上検討してはいるのですが、今回の現象について自分自身で納得がいかない壊れ方なのです。
RC36の純正テールライトは2つの電球で構成されていたため、自作LEDテールもまったく同一な回路を2組作り内蔵していて、それらはバイク本体からのテールライト駆動電源、ストップライト駆動電源を二分岐させる形でそれぞれのユニットに接続しています。
その『2つあるLEDユニットのうちの1つだけが、低照度モード走行中にチカチカする』との指摘です。
しかし、回路設計上『低照度(テールライトモード)』で点灯中に、1つだけが『高照度(ストップライトモード)』で点灯するというのは非常に考えずらく、故障原因への推論が成り立たないのです。
少なくとも、自分自身の目で現象を確認できれば少しぐらいはヒントが得られるかもしれないのですが、残念ながら私は運転しているので自分自身の後姿を見ることが出来ないのです。
・ハンダ面は・・・・ | ・完全密封し水密・耐震 | ・部品面も完全固定(プリント板上で白く見えるのが弾性接着剤) |
https://…/2005/12/22/ テールライトLED化計画・LEDユニット補強
・設計当初の回路図 この後のプリント板設計で部品が全て乗らないことがわかり、赤LEDを50個から40個に減らし白LEDも4個へ。 |
現象から考えると、故障部位はプリント板内部のダイオードD1/D2以降にて回路短絡が発生している事がまず浮かびますが、水密・防振を兼ねて絶縁性を有する弾性接着剤で密封しているので、それをも破壊する力が働くとは考えにくいのです。
それ以外にも定電流回路の故障(CRD1/CDR2~Q1)・・・・もいまいち説明がつかない・・・・。どこかで地絡でもしていようものなら、アッという間にLEDが焼けてしまうので、定電流制御回路は生きていると考えるのが筋です。しかも、バイク停車中には低照度/高照度モードともに正常に動作しているわけですからね・・・・。
カレントミラーの親回路、トランジスタQ1に流れるエミッタ-コレクタ電流が、低照度モード時に15mA流れないとチカチカしません。それではと、Q1コレクタに15mAを流れる可能性を考えます。
定電流ダイオードCRD1/CRD2のカソード側で短絡していたとしても、そもそもバイク本体からのストップランプ駆動電源(STOP LAMP)に+14Vがかかっていなければ電流値は変わらないからチカチカしない・・・・。
それではと、定電流ダイオードCRD1のアノード側でテールランプ駆動電源(TAIL LAMP)と短絡したと仮定した場合、D1/D2/CRD1の逆流防止が働かなくなるためその影響はバイク全体に波及して、もうひとつのLEDプリント板にも影響が生じ、2つともおかしくなるのが筋だ!
う~む、故障場所がわからん!