茨城県・守谷出張が継続中ですが、今日も掲載ネタ調整のために先食い掲載します(笑)
電子工作をする際には当然使用するハンダごて。
普段のユニバーサル基板を使用した回路製作の場面では微細な作業が必要だし加熱範囲も小さいなため、細い小手先で熱量が小さいハンダごてを使っています。
だがちょっと太い電線を使う場合などではたちまち熱量が不足してしまい、対象部材を充分に加熱できずにハンダ付け不良になってしまう・・・・
そこで仕方がなく2本持ちしています。
- goot/CXR-30 セラミックヒーター型 表面実装基板/LSI用はんだこて 480℃ 22W 190mm 40g
- goot/KS-30R ニクロムヒーター型 電子工作用はんだごて 480℃ 30W 205mm 45g
・愛用の2つのハンダごて |
大は小を兼ねないというか、30ワットのハンダごてでも電子工作用途には少々出力が過大で、コテ先の温度はドンドン上がってすぐにハンダが焦げてしまう。
なので用途・場面によって使い分けていました。
ここまでが経緯。
そして場面は、業者さんに作ってもらったプリント基板へのハンダ付け作業。(←回路そのものの連休中に登場します。)
https://…/2024/04/22/ 守谷出張8日目:出張出発直前に注文していたプリント基板が届いていた件
なんと22ワットのハンダごてでは熱量が不足する!
スルーホール加工してあったり、はたまたベタグランドになっていたりで対象物の体積がユニバーサル基板の1ランドとは雲泥の差みたい。
かと言ってこの細かい作業を30ワットハンダごてで乗り切るのはちょっと辛いなぁ。
しかも22ワットハンダごては最近出力が落ちているような気がする。もうぼちぼちヒーターの寿命かしら?
そこで以前から気になっていたアイテムを購入することを決意。
さっそく道具屋(秋葉原電気街)へ。
購入したのはデジタル温度調節機能付きハンダごて、Goot(太洋電機産業)製PX-280。
・goot/PX-280 鉛フリーはんだ対応デジタル温調はんだこて 200~500℃ 80W 210mm 70g |
なんと威力は80ワット!
この強大な火力を内蔵されたマイコンで1℃刻みで温度をコントロール。これでやや低めの温度を一定にコントロールでき、細かい作業用途にも余裕を持って使用可能。
持ち手の部分にデジタル温度表示と温度設定ボタン。
デフォルトは350℃となっていてコレがどのくらいなのか分からないため取りあえずこれで使ってみようか。
・超高速で使用可能に、そして長時間つけっぱなしでも焦げない(当然) |
通常のハンダ付け作業では350℃で必要充分。先ほど22ワットでは力不足を感じた両面スルーホール基板のハンダ付けも余裕でこなします。
だがユニバーサル基板のランド間渡しをするには火力が強大すぎて、280℃とかに落として対応。
こりゃ~良い!一本でマルチに対応可能だわ。
特筆は冷間スタートからの暖気完了までの時間。15秒位で一気にコテ先が350℃まで加熱され、すぐに作業に入れる!!
こまめに電源を切る使い方でもストレスが無さそうです。
高いアイテムにはその価値がある!早く買っておけば良かったわ・・・・