バイクに搭載している後付けQi充電器系統の充電電流が、グリップヒーター使用時にとても安定しない件への対策として、三端子レギュレータによる電圧ドロップさせた定電圧給電をしてみて様子が変わるのか実験してみよう・・・・
前回は物理的な加工で力尽きてしまった。
https://…/2023/12/23/ 寒すぎてバイクに乗りたくない→Qiノイズ対策 定電圧給電作戦 その1
・【使い回し写真】前回はケース・ヒートシンクの加工と基板の準備まで |
なので今日はその続き。部品の配置・配線をしましょう。
と言っても回路自体はとても簡単。
電源ICである3端子レギュレータにコンデンサとダイオードを取り付けるだけ。
背の低い部品から取り付けていくのがセオリー・・・・というかこういった電子工作で使用する部品も年々小型化されていき、素人でハンダ付けできる領域を超えてしまう日がやってくるのもすぐそこのような気がする。そんなとき電子工作の趣味は消滅してしまうのでしょう。(←今もすでに老眼によりはんだ付けが困難になりつつありますが(笑))
・背の低いダイオードとフィルムコンデンサを配置 |
以後、少しずつ部品を取り付けていきます。
地味な作業です。冬なので締め切った室内で作業しているのですが、部屋の中がはんだ付けでなかなか良い香りに包まれるので時々窓を開けて作業せねばなりません。寒い!
・さらに電解コンデンサを配置していく |
部品の配置が終わったら、今度は配線。
量産するわけではないのでハンダを使って配線。ここがプリント基板だと格好良いのですがねぇ。過去(学生時代)にはフィルム転写とかやりましたがそこまでの情熱はもう湧いてこない。
・配線をしていく・・・・ |
簡単な回路なのでこの程度で終了。
完成した回路はこんな感じです。
・こんな感じ。2次側は16V耐圧、1次側は50V耐圧 |
もっと電解コンデンサの容量をデカくしておけば・・・・って件は前回散々登場したので割愛します。
ここで一度、ヒートシンクにねじ止めしてみて干渉しないのかを確認。
・一旦ヒートシンクにねじ止めして物理的な確認 |
ヒートシンク取り付けのネジと部品のクリアランスがギリギリだぞ! ハンダ面側も同様なので、振動が多いバイクで使用する前提なので別途絶縁処理が必要だな。
電源供給・12V定電圧取り出し用のケーブルもつなぎ込んで、再び干渉確認。
・電線を取り付ければ完成 |
スカスカだなぁ・・・・まぁ実験の初回なので不満点の解消は後回しだ。
安定化電源を使用した動作確認。基本動作はもちろんOK。12V定電圧を出力するために必要な入力電圧を確認しておくと・・・・13.5V。普段のバイクだと14.1Vでグリップヒーターを使用しても13.9Vなのでこの要件をしっかり満たしている。
最後に回路全体の封入と、部品の耐震化のための固定。いつもの弾性接着剤を使います。
・防水と耐震のため、弾性接着剤で固定 |
残念ながら硬化するのに24時間かかるので今日はここまで。
問題はバイクに設置場所が有るか否かだわ・・・・