自宅のトイレは1階と2階の2箇所に存在するのですが、そのうち1階のトイレで極々まれに水を流したあとにレバーが元に戻らず、水が流れ続ける事象が発生します。
https://…/2020/05/19/ 全体的に自宅機器の更新時期に来ているのかな? トイレのレバー不調
たまたま人が家にいる時で、水が流れる音で気がついて対処しているから助かっているだけで、出かけてしまっている時だったらものすごい水道料金になってしまう危険性を秘めています。
なので、本格的におかしくなる前に部品を交換してしまおうと思います。
このトイレも10年選手で、部品が手に入る時にメンテナンスしておけば安心ですものね。
そんな訳で、先日部品だけ購入しておきました。
https://…/2020/05/20/ 速攻でトイレの補修部品が届きました
レバーが戻らない症状か発症しているときは、手でレバーを戻そうとしても軽く抵抗を感じました。
そこから考えられる要因は・・・・
- レバー自体の回転機構の劣化
- フロートバルブの上下の動きが渋い
・・・・と考えて、レバーとフロートバルブを1階も2階も全部交換してしまいましょう。
トイレタンクの型式は、"INAX DT-B180X/BN8"。タンクの左側面に型番シールが貼ってあります。便器にも型式がありタンクにも型式があり、それぞれが別なので注意。
ただ、古い機種なので部品は統廃合されていて、共通部品となってしまったレバー。
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・TF-10A マルチ洗浄ハンドル |
いくつかのパーツに分かれていて、それらの組み合わせで自分のトイレタンクにピタッと合うようにするんです。
フロートバルブは・・・・
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・TF10R-L フロートゴム玉(大) |
串こんにゃく(笑)
TOTO製トイレだと『お玉』のような形ですが、INAX製のフロートバルブは『串こんにゃく』。
上下動の際にガイドとなるこの棒の表面がざらつくなどで抵抗が増えている可能性を考えての交換。
こんなので水の流れを止めているんだものなぁ。凄くシンプル。
今日はまず、1階から作業。YouTubeの動画で予習しておいた際に、タンク内部が非常に汚い可能性が高いので、別途清掃班も待機。
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・さぁ、作業開始~ |
最初に止水弁をマイナスドライバーで締めます。何回転させたのかを覚えておき、開けるときは同じ回数だけ回して開ける必要があります。これは、給水量がオーバーフロー管から流れ出る水量を超えないように調節されているからで、無闇矢鱈と全開にすると、故障時に水が溢れます。
続いて、上蓋を外します。手洗い機構付きなので、ホースが繋がっており、外すのを忘れずに。
おっと!予想外!
陶器製のタンクの内側に、樹脂製のタンク! そして蓋がしてある!
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・トイレタンクの陶器製の蓋を外したら・・・・また蓋が出てきた! |
なんだよ~!陶器製のトイレなら寿命100年だねなんて安心していたら、中身は樹脂製だったとは・・・・
蓋は4箇所の爪で引っかかっているだけなので引っ張り上げて外します。
ひぇぇぇぇ~!やっぱり我が家も汚い!
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・ぎょえぇぇぇぇ~、汚い! |
ナニコレ!?カビなの?
便器には防カビコートとかしてあるので綺麗ですが、本当にコートが必要なのはここじゃないのか。
とりあえず分解。
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・10年選手のレバーを取り外しました |
レバーを取り外すときの樹脂製ナットを外すのに、プライヤーを使用したぐらいで、その他は工具レスで分解可能。
このタイプのトイレは、フロートバルブを交換するのにオーバーフロー管を取り外す必要がありますが、清掃はそのほうがやりやすい。
その後は清掃班に引き継ぎ(笑)
ハイターで消毒やらなんやらで・・・・
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・タンク内部がピカピカに生まれ変わりました |
ピカピカに。
最後にフロートバルブとのチェーンを接続すれば交換完了。
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・これで部品交換が完了。あとは蓋をもとに戻すだけ |
上蓋を元に戻し、止水弁を開放。
そしてテストのためにレバー操作をして水を流すと・・・・
あららっ!スムーズ! 明らかに滑らか!
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・共通部品なので、最後に方向を示すシールを貼ります |
単品だと感じなかったけれどやっぱりレバーの動きが渋かったみたいです。交換前は特に異常は無いなぁなんて思っていましたが、新品と比べると一目瞭然。
とりあえず一週間様子を見て、異常がなければ来週に2階の作業をします。同時に作業して両方ともトラブったらトイレ使えなくなっちゃうからね。