FTM-10S無線機取り付け作業

ついに!ようやく!ココまでたどり着きました。
愛車のバイクVFR750F(RC36)に、多機能アマチュア無線機FTM-10Sを取り付ける作業をおこないます。

註:"無線"カテゴリの日記は、今後もしFTM-10Sを自分のバイクに取り付けようと思われた方に少しでも参考になればと、私が考えたり作業したり、評価した内容を詳細に記述するようにしています。雑多な内容もありますがお付き合いくださいませ。

取り付ける』とは言うものの、買ってきてすぐに取り付けられるのではなく、PTTスイッチの配置だとか、操作パネルの設置だとか、車体配線だとか・・・・いろいろな思考・準備が必要なのです。
それら取り付けに必要な各種下準備は一通り終わり、入念にチェックしてきました。そして迎えることが出来た『今日』なのです。

下準備の日々

https://…/2009/07/18/ FTM-10S無線機設置に向けて~ETC車載器移設準備工事・他

https://…/2009/07/20/ 車体前後接続ケーブルの製作

https://…/2009/07/22/ ETC車載器移設作業

https://…/2009/07/25/ FTM-10S無線機操作パネル取り付け方法

https://…/2009/07/29/ 接続ボックスの製作・前編

https://…/2009/07/31/ 接続ボックスの製作・後編

さあ、いよいよ頭で考えてきた各パーツがひとつになるのです!

f:id:vfr750f2:20090731145530g:plain
・昨日の作業範囲。 今日は、全体を形にするのです

まずは、無線機の電源ライン。付属のものは細くて長いので、バッサリ切断
バイク本体側に既に搭載しているノイズフィルターと接続するため、双方ともに圧着端子R1.25-3をカシめます。

・圧着端子R1.25-3 ・長いケーブルは切断 ・被覆を剥いて・・・・ ・圧着端子を取り付けます

もともと付いていたヒューズホルダー(ひとつ上の一番右の写真の白い箱)にも圧着端子を取り付けておきます。
ノイズフィルターは旧来から取付済みでバイク側から外せないので、圧着工具を屋外に持ち出して作業します。ハンダ付けと違い、工具のみで確実に接続作業が出来るのも圧着端子接続のメリットです。

・バイク側に搭載済みのノイズフィルターにも圧着端子を用意

これで、電源線はネジ止めだけで取り付け/取り外しが可能となります。


次にアンテナ給電線。旧来のBNCコネクタ付き同軸ケーブルを撤去して、M型コネクタ付き同軸ケーブルに張り替えます。

・2D同軸ケーブル 1m(M-MP) ・アンテナ基台から ・無線設置場所に引き込む ・引きで見るとかなりグチャグチャ

アンテナ給電点からリアシート下まで、同軸ケーブル長さ1mだとギリギリ。1.1mぐらいがちょうど良いかも。旧来のBNCコネクタよりMコネクタのほうが大きいので、引きとおすのが大変でした・・・・。


続いて、左ハンドル下の"接続ボックス"、コレも新仕様品に交換ます。簡単に外れるし、交換できるように設計してあったので、ワンタッチで交換です。

・旧来の接続ボックス ・旧来のを取り外して比較

ゴツゴツと無骨だった旧仕様の接続ボックス(写真左)と比べると、新仕様の接続ボックス(写真右)はすっきりとしています。
一時的にPTTスイッチ系統を取り外し、旧仕様のコネクタをぶった切り、新仕様コネクタ(HR10A-4極プラグ)をハンダ付けします。

・PTTスイッチ取外し ・新コネクタにハンダ付け ・クランプ ・完成

再びハンドルに取り付ける際に、無線機操作パネル接続用のケーブルも合わせて敷設します。
それらを、接続ボックスとコネクタで『カチッ』と繋げます。

・カチッ♪♪ 接続完了です ・メーターパネル奥の経路で配線

いいねぇ~、当然といえばそれまでだが・・・気分がよいです。


最後に無線機。せっかくの金属筐体なので、金属製のステー上に固定したかったのですが、設置予定の場所はプラスチックで、ETC車載器を固定していたマジックテープが残っていたので、今回はとりあえずマジックテープで固定とします。(将来的にはステーを作ります。)

・マジックテープを貼り付け ・ペタッと取付け、コネクタを接続

周辺まで配線済みの各種ケーブルを、無線機本体に接続すればいよいよ完成です。
意外とコネクタ自体の奥行きサイズが大きいのが計算外で、結構キツキツのレイアウトです。


作業完了の様子はコチラ。

f:id:vfr750f2:20090808180025j:plain
・無線機設置作業 完了!

綺麗に配置できました~♪ 

運用テスト

さて、取付作業が終われば、早速いろいろと試してみたいというもの。
しか~し! いままで取付作業に夢中で一切取扱説明書に目を通していなかったので・・・・使い方がわからない!


ようやく電源の入れ方を勉強し・・・・投入!

・いろいろ表示が出ました! 433.000MHz

ピポパッっと音がして、電源が入りました。
気になっていたFM放送やらAM放送が受信できるのか、早速受信バンドをFM放送に、とりあえずよく聞く79.5MHzに合わせると・・・・


あれれっっ、予想に反してばっちり受信。ステレオ受信できています。残念ながらAM放送は無反応です・・・・。
近所を軽く一周してみても、走行中でもエンジンノイズの影響はなく、とってもクリアに受信できています。バイクで信号待ちって暇なのですが、ラジオを聞いていると止まっても苦になりません♪。


いいねぇ~
その他の、送信テストや、MP3外部入力テストも実施しようと思ったら、それぞれテスト検証する機器の電池を充電するのを忘れていて、次の機会に持ち越しとなりました。

現在の進捗率・・・90% 後はテストと微調整のみ!
https://…/2009/08/08/ FTM-10S無線機運用テスト