本当にごめんなさい。今日も技術ネタです。しかも、関西出張中なので、過去に作業して日記として書いていないネタが遅れての登場です。
愛車のバイクVFR750F(RC36)に、FTM-10S無線機を取り付ける作業を進めていて、今回は、左ハンドル下に設置する『接続ボックス』製作のお話です。
https://…/2009/07/15/ 考える・・・・
https://…/2009/07/18/ FTM-10S無線機設置に向けて~ETC車載器移設準備工事・他
https://…/2009/07/20/ 車体前後接続ケーブルの製作
https://…/2009/07/22/ ETC車載器移設作業
https://…/2009/07/25/ FTM-10S無線機操作パネル取り付け方法
予め設計している無線システム全体構想と、今回の作業範囲の位置付けは次のようになります。
・今回の作業範囲は『接続ボックス』の製作 |
別にこのボックス、無くても良いのですが・・・・
無線機からの配線、PTTスイッチからの配線、ヘッドセットからの配線、そしてMP3プレーヤーからの配線と、かなりの配線が集まり、そしてそれぞれを関連づけて接続し、そして時と場合によっては切り離しもしたいのでコネクタを設けたい。
ケーブルにコネクタを直付けしても良いのですが、ブラブラして落ち着かないのです。
そこで、(職業柄か(?))各種配線と接続するコネクタ(レセプタクル)を一カ所に集めたボックスを配置して、しっかりコネクタ(レセプタクル)を保持しつつ、ごちゃごちゃした配線を内部に隠してしまう作戦です。
もともと愛車のバイクが、ロングツーリング時の快適さを優先にしているので、多少のボックスが付いていても問題なし!
・旧仕様の接続ボックス | ・箱の外にRJ-45コネクタ(通称LANコネクタ)を配置している |
旧来の仕様の無線システム搭載時も接続ボックスは露出していて、この部分に車速連動アンプを仕込む予定でした。
内部スペースを最大限確保する都合上、ヘッドセットと接続するRJ-45コネクタ(通称、LANコネクタ)はボックスの外に配置しており見栄えが悪かったのですが、今回製作のボックスの内部は『スッカラカン』のため、全て内蔵します。
まずは、回路図・・・・
・接続ボックス内の回路図・・・・、いや、結線図だな。 |
というか、回路なんて何にもなく、ただの結線図です・・・・。
4つのコネクタからの電気信号を、それぞれ必要としている所と相互接続するだけです。
技術的な問題点はナッシング!
それでは、ボックス自体の加工から始めていきます。
丸形コネクタ(無線機接続用10極、PTTスイッチ接続用4極、MP3接続用3極)設置加工は、ドリルで穴を空け、せいぜいバリ取りのために軽くヤスリを当てるだけで完了~♪
・耐熱型プラスチックケース | ・センタポンチを打ち込み・・・ | ・ドリルで穴あけ | ・無線機接続用10極、PTTスイッチ接続用4極が完成 |
でも、RJ-45コネクタは四角い穴を空けなくてはならないので大変! 小径ドリルで何となく四角っぽく穴開けをしたら、後はひたすら人力ヤスリ掛けで正方形を削り出します!
・RJ45用の穴 大雑把な下穴加工は電動ドリルで完了 |
ゴシゴシっ!
ゴシゴシっっ!!
ゴシゴシっゴシゴシっ!!!
・ヤスリ掛けが完了 | ・RJ-45コネクタがピタッ!と填りました |
ふう~っ・・・・、苦節3時間。綺麗な四角い穴になりました。
丸形コネクタも取り付けてみると・・・・微妙に隙間があり、うまく密着しません・・・・。
む~~~~(?)(?)(?) コネクタの仕様書を確認すると・・・・
・HR10Aコネクタの下穴加工仕様 |
コネクタ自体が回転しないように切りかきが必要、複雑な形状加工が指示されています。
うそ~~~~! 量産品ならまだしも、単品加工でこの精度がいるのか~。雑に大きく加工すると、そこから雨水が浸水してくるし・・・・
仕方がないから、カッターナイフで微細加工します。
・切り欠きを作る | ・見づらいけど、両方の下穴に切り欠き形成完了~♪ |
うん、こんなものでしょ!
我ながら完璧!です。
現在の進捗率・・・65% 根気が続くのか・・・・(?) 一気に勝負です。