愛車のバイクVFR750F(RC36)には、多機能アマチュア無線機FTM-10Sを搭載し、多人数で走るときには無線機として、ソロで走るときにはラジオやMP3オーディオをリスニングし、暇つぶしどころか、渋滞でのイライラ抑止としても役立っています。
設置してから結構時間が経過し、安定運用しているので特にメンテナンスもしていなかったのですが、ここ数ヶ月はいよいよヘルメット~バイク間のLANケーブル・コネクタの接触がおかしくなってきたのか、ときどきコネクタをグリグリッとしないとスピーカーの音が小さくなる事象が発生。
RJ45コネクタか・・・・、製作に手間がかかるので、ここの交換は面倒だなぁ(泣)
・【使い回し写真】ヘルメット~バイク間接続用のバイク側コネクタボックス RJ45 |
と思ったら、碓氷峠アプトの道ツーの際に、ついに左スピーカーから音が出なくなりました・・・・_| ̄|○
コネクタグリグリでも回復せず。
・【使い回し写真】ヘルメット側のコネクタボックス スピーカー配線の入れ替えとかも出来ます |
それではと、ヘルメット側のコネクタを操作して、スピーカーの右と左を入れ替えると・・・・今度は右スピーカーから音か出ない。
ありゃ? 調子が悪いのはスピーカー側だったのか!
記録を振り返ると、2009年末以降5年ちょっとノーメンテナンス。
https://…/2009/11/18/ ヘルメット装着スピーカーの交換
https://…/2009/12/07/ ツーリングと呼べないミニミニツーリング
スピーカー自体の故障か、はたまたケーブルの断線か? でもなぁ~、ヘルメット側の配線が振動でダメになるとは考えにくいなあ。
さっそくツーリングの後、ヘルメットを部屋に持込んで診断開始。
・部屋に持ち込んだヘルメット。 |
自作ヘッドセットは、要所要所にコネクタボックスを配置して分離できるような設計にしているので、今回は末端のスピーカー周りのみ分離して診断。
φ2.5モノラルジャックと、スピーカー。それを繋ぐ配線のみの、シンプルな構成。
・末端のスピーカー周り |
スピーカーの裏に張り付いているコルクシートは、ヘルメットと耳との距離を調整するために苦労した痕。
さて、テスターでφ2.5モノラルジャックの端子間をチェックしますが、非導通。
それではと、φ2.5モノラルジャックを分解。
・φ2.5モノラルジャックの中身 |
ありゃりゃ~、グランド側が極細の銅線1本でかろうじて繋がっている感じ、いや断線してるか?
特にケーブルにテンションが掛かるわけでもないですが・・・・気温の変化で金属が伸び縮みして徐々に断線したのかしら。
一度配線を分離して、ケーブルの皮むきとハンダ付けをやり直して修理完了・・・・
でも、スピーカーそのものが死んでいる可能性も考えて、また、音質改善も出来るかもしれないので、手持ちのダイナミックスピーカーを使用して、もう一つ作成。
・8Ω0.1W 4cmのダイナミックスピーカー |
耐電力0.1Wか・・・・。今までの薄型スピーカーは0.5Wなので、あまり大きな音が出せないかもしれませんが、なんか見た目はだいぶいい感じ。
ノック穴板か何かで振動板を防御しないといけませんが、あいにく手持ちがないので、とりあえずこのまま実験。
固定方法は、手持ちのサイコロ状発泡スチロールをカッターナイフで加工。
・マウント部品 |
即席で作った割には、なかなかよい感じですよ~
これをヘルメットの耳の部分に取り付けるわけですが・・・・
・ヘルメットの内側 |
今回は仮設での実験のため、発泡スチロールをむりやりグリグリと挟み込んで固定することに。
これだと、位置を動かしたり、はたまた厚みもカッターで調整できるのでベストな位置に持っていくのが簡単。
・ヘルメットの内側にスピーカーを設置した感じ |
バッチリ。
しかし・・・・耳に触れるか触れないかの微妙に位置に持って行きたいのですが耳れ触れてしまい、モゴモゴした音質になってしまう・・・・
もっとチューニングしないとダメだなぁ。
秋葉原に行って、もう少し大きい5cmスピーカーやら、パンチ穴が開いた板とか調達してこよう。
一旦修理した今までの薄型スピーカーに戻して、今後の課題ということにします。