
愛車のバイクVFR750F(RC36)で、長距離高速巡航中の暇つぶし"MP3プレーヤー"の搭載と、アマチュア無線機を搭載してしまう作業を、暇を見つけてはゆっくりと進めています。
※速度連動アンプ回路編・ソフトウェア編https://…/2007/10/27/ 速度連動アンプ回路・ソフトウェア製作その2
https://…/2007/10/11/ 速度連動アンプ・ソフトウェア製作その1
https://…/2007/08/30/ 回路実験の準備
※周辺機器編https://…/2007/10/21/ 無線アンテナ設置
https://…/2007/10/16/ マイクホルダー装着完了
https://…/2007/10/08/ 無線局免許状が届く
https://…/2007/10/06/ マイクホルダー塗装
その他関連記事が沢山あります。右上のカテゴリー選択で"無線"を選ぶと表示できます。
実は、今週の土曜日曜はずーっと仕事なのです。そして来週は会社同僚連中と、三島に『うなぎ』を食べに行く予定なのです。
みんな車で行くらしいのですが、バイクは私一人です。
おっ、そうだ、『ヘルメットに装着したマイクとヘルメットの性能試験をするちょうど良い機会じゃない!!』ということで、同行車両は無線機を持って行くことにしました。
もっともみんなアマチュア無線の免許を持っているわけではないので、うちの会社の備品である特定小電力無線機を、休日の間だけ借りることにしました。
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・ヘルメット側装備 | ・マイクを装着した具合 |
https://…/2007/05/28/ ヘッドセットに向けて・マイク&マイクホルダー
出力が弱い特定小電力無線なので電波が飛ばないことは承知していますが、目視距離内で高速巡航中に明瞭に会話ができるものなのかを性能試験するのです。
さらに、VFR750F(RC36)は電気ノイズが大きいバイクなので、エンジン始動中に近くにラジオなどを近づけても完全にノイズでかき消されてしまいます。こんな環境下でも、ヘルメット~無線機間のケーブルからノイズが入り込まないかどうかの検証も行います。設計ではバイク本体設置のアンプからヘルメットの間は、手軽に取り外しができてワンタッチで8対のケーブルを脱着できるRJ-45/LANケーブルで設計しています。このケーブルはいくらツイストペア構造でノイズ対策をしているとはいえノイズ耐性が未知数なのです。
ノイズ系統を分ける意味でも、今回は電池で運用することにして、自作配線の実用性能のチェックを行なうのです。
無線機の搭載方法ですが、会社の無線機なのでバイクに固定するわけにもいかず、ズボンのベルトに鋏み込む方式で取り付けます。
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・マイクロスイッチとブラ板で製作 | ・本番用送信スイッチは左ハンドルでストライクのポーズをとれば良いのです |
しかし、その無線機とヘルメット側の回路を繋ぐ手段は別途製作しなければなりません。それに『送信スイッチ』も取り付ける必要があります。
バイクの左ハンドルにはアマチュア無線用の送信スイッチを取り付けてはいるのですが、まだ配線はしていないので使用できないのです。走行中に左手を離さなければ会話ができませんが、高速道路巡航中や信号待ちのときに会話ができれば多分大丈夫でしょう。
https://…/2007/06/11/ 送信スイッチ
そこで、これまたズボンのベルトに鋏み込む方式で、ヘルメット側回路との接続コネクタと、送信スイッチを設ける事にしました。
手持ちのアルミ板を幅40mmで切り出して、万力で折り曲げてUの字を作り出し、さらにスイッチ取り付け場所としてL字型に折り曲げます。
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・厚さ1.5mmのアルミ板 | ・ハンドニブラで切断中 | ・切断完了 | ・マジックペンで印をつけて採寸中 |
スイッチを取り付ける場所は、センタポンチで位置を決め、細いから順に徐々に太いドリルで穴を開け、さらにリーマで穴を広げます。
最後に素手で触ったり洋服に接触するためにバリがあると危険であるため、ヤスリがけを行います。普段は棒ヤスリだけしか使用しないのですが、今回は紙やすり#800,#1500,#2000と使用し、さらにコンパウンドで磨きもかけてしまいました。
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・穴あけ後に曲げ位置を採寸 | ・万力でアルミを曲げる | ・最終形(研磨前) | ・さらに磨きます |
まるで市販品のような美しさに仕上がりました。
あとは、スイッチとコネクタの電気配線を行います。
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・スイッチを設置 | ・RJ-45コネクタに配線 | ・コネクタもアルミ板に接着 | ・最後に弾性接着剤で水密 |
んっ、意外とスイッチが押しにくいぞ。下に押し付けるような使い方を想定していたのですが、どちらかというと下側と上側を手でつまむような使い方になります。
急遽、下側をカバーするアルミ板も作ることにします。