愛車のバイク、VFR800F(RC79)に車載しているアマチュア無線機FTM-10S。送信時にノイズが乗る件で調査を繰り返し、もうたぶんココ!という感じで、ようやく要因を絞り込みました。
昨日、その対策として車体前後間連絡ケーブルを作り直し。
https://…/2017/04/28/ 車体前後間連絡ケーブルの再作成
そして今日は朝から、このケーブルを実車に取り付けてテストをしたいんです。
おっと、今まで使っていたコルゲートチューブはもうボロボロなので新しくしたいけれど・・・・コルゲートチューブなんて持っていないぞ!
と言うわけで、まずは朝一でホムセンにお買い物に出かけて購入。
・コルゲートチューブ φ10/2m |
結構マニアックな商品なので、ホムセンでは売っておらず、カー用品店まで行かないとダメかと思っていたら、意外とすんなりと入手。
コントロールケーブルと、シールド編組チューブ内に引き通し済みのマイクラインケーブル+ライン入力ケーブルを収めます。
・コルゲートチューブ内に、ケーブル3本を収納 |
うんうん、φ10コルゲートチューブにぴったりね・・・・って、意外と地味にこの収める作業って手間よね。インサーター工具とかも売っていますが、そんなに使う機会もないので、今回は人力で(笑)
3本のケーブルがこれで1本にまとまり、名前だけは『ハーネス』に昇格。
完成したハーネスをバイクに本格的に配線する前に、各機器に接続して動作試験。時間をかけてチェックすべく、直流安定化電源を用いてFTM-10S無線機のみに電源供給。
・本格的に取り付ける前に・・・・動作テスト |
PTTスイッチをONにして電波を発射し、それをハンディー無線機FT-728で受信・・・・クリアっ! よ~し、ノイズが無くなったゾ~♪
それでは、ヘッドセットと接続しての機能試験。
PTTスイッチを押して、電波を発射し、マイクに向かって喋っても・・・・、変調がかからない・・・・_| ̄|○ (←音声が送信されない の意)
しかも、ラジオの受信や、アマチュア無線の受信をしても、ヘルメット内のスピーカーから流れる音声レベルが非常に小さく、左チャンネルしか音がしない。
むむ~(汗)
いろんな事象が発生しているので、1つずつ追っていくか・・・・
・ちょっと写真が古いけれど・・・・ヘルメット側のヘッドセット構成 |
まず疑うのは、今回新しくしたスイッチボックスのスピーカーラインの配線ミスか?
左チャンネルしか音がしないので、ヘルメット側で左右のスピーカーを入れ替えると・・・・やっぱり左チャンネルしか音がしない!? いや、左右のスピーカーを繋いでいるときのみ、左チャンネルしか音がしなくて、無関係なはずの右チャンネルのスピーカーを取り外すと、左チャンネルも音がしなくなる!
むむむ~、なにかがおかしいぞ!
ひょっとして、ヘッドセットとの接続コネクタ周辺で、手元に残っている回路図とか配線図と、実際の配線が異なっている????
テスターを投入し信号線を再度チェック。スイッチボックス~実際のヘルメット側で導通確認するも、設計通りだし、短絡等も認められない・・・・所定の電圧も確認。
おかしくないじゃん!? が、何かがおかしいのだ!
ひょっとして、スイッチボックス内を新しくした際に、手持ちの部品でたぶんこれコンデンサだろう・・・・と使った部品が、ちょっと太っていて気になっていたのだが、コンデンサではない・・・・とか?(←おいっ!)
オシロスコープまで投入して計測も、はてはて?
午後からは天候急変! 雨が降り出してきたので慌てて機材を撤収して、室内で再び調査・・・・
・基板の配線忘れを発見 赤線部分の繋ぎ込みが必要だったのですが・・・・ |
なんと、信号線は基板製作段階から幾度もチェックしてきたのに、まさかのグランド側の配線忘れを発見(爆)
テスターやオシロで電圧を計る時も、グランド側は生きている場所に固定で接続していたので正常値だった訳でして・・・・、まさかヘルメット側にグランドが来ていないとは・・・・
雨の降るさなかに、ハンダ付けをしていると雨がやみ再び試験をするチャンス到来!
・再試験 |
よしっ、OK! 全てノイズレス、正常動作っ!♪♪♪
それでは、正式に配線作業を進めていきましょう。
・しっかりと配線 |
タンクの下に配線を這わせたところで、再びの雨!
再度、安定化電源なら工具やらをすべて室内に退避させ、バイクカバー・・・・あぁ~疲れるっ!
途中、2度も雨にやられながらも、なんとか作業を終了。
・最後に電源系統をもとに戻して、作業完了 |
しかし・・・・もうすっかり疲れてしまったので、試験走行はまた今度。
今日の確認作業では、エンジンをいっさい回していないので、実働状態だとどうなることやら?