速度連動アンプ・ソフトウェア製作その2

愛車のバイクでの長距離移動中の暇潰しのために、快適にMP3プレーヤーで音楽を聞きつつ、アマチュア無線も搭載してしまうための企画なのです。

https://…/2007/10/11/ 速度連動アンプ・ソフトウェア製作その1

バイクで聞き物をするときに面倒なのがボリューム(音量)の制御、高速巡航中は音量Maxにしないと聞こえないけど信号にかかり停車するとうるさすぎ!!なのです。
どっちにしろMP3プレーヤーの出力が小さく、高速巡航時にはもの足りない音量しかでない割に電池が直ぐに無くなってしまうのでアンプが必要なのです。
どうせアンプを作るのならばバイクの走行速度に応じた自動音量制御をして快適度をアップなのです。

速度連動アンプ回路図
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前置きが長くなりましたが今回はこの企画の要、ワンチップマイコンPIC16F84Aに乗せる車速検知音量制御部のソフトウェアを実験のお話なのです。

割込み処理(インタラプト処理)

皆さん、こんな経験はありませんか?

自宅で映画のDVDを見ていたら電話がかかってきました。
あなたはキリが良い所で、後で元のところから復旧できるように"いったんDVDを一時停止にして"電話を取ります。
そして電話で頼まれた用件をこなして電話を切り、そして元のDVDを見始めます。

DVDにしてみれば一時再生を止められた事に気付かずに何事もなかったかのように再生をしています。

・パソコンのキーボードでも

ずばりこれが割込み処理で、自分は他の事をしていても外部からの状態変化に最優先で対応する仕組みなのです。
身近な所ではパソコンのキーボードなんかが利用していて、プロセッサは黙々と他の作業をしていますがキーボードのキーを押すと割込みが発生しどんなキーが押されたのかをチェックするソフトが動いているのです。(割込みの仕組みが無いとプロセッサは常時キーボードの状態をチェックするソフトを実行していないとダメなのです。)

フューエルカットリレー

私の愛車ホンダVFR750F(RC36)は今日のようなインジェクション車であるはずもないキャブレター車なのですが、フューエルポンプとフューエルカットリレーを搭載しています。
フューエルカットリレーは、緊急時に燃料供給を遮断しそうな名前ですが実態は逆で、スパークプラグへの点火信号を監視し点火に同期した信号を出力します。
フューエルポンプがエンジン点火中にしか作動しないように制御しているのです。

・フューエルカットリレー

その制御信号を盗みとり、電圧レベルを変換したのちにマイコンチップに接続するのです。
PIC16F84Aマイコンチップにはいくつかのデジタル入力ピンがあり外部の状態を判断する事が出来ますが、ひとつだけ特殊な名称をもつピンがあります。

・見にくいけどRB0/INTピン

インタラプト』という名前をもつピンなのです。


つづく。