愛車のバイクVFR800F(RC79)に搭載しているアマチュア無線設備(八重洲無線製FTM-10S)。製品を買ってきてバイクに取り付けただけでは動作せず、自分で周辺回路を用意・工夫しなければなりません。
その一つが電波の発射を操作するPTTスイッチ(Push To Talk→電波を発射するスイッチ)。
・【使い回し写真】VFR800F(RC79)の左ハンドル下部に取り付けてあるPTTスイッチ |
バイクで走行中に操作しやすいように適度な大きさが必要で、かつバイクというハードコンディションであるため防水性能と耐震性能、耐候性能は必須。
あと自分的には『自動戻り』型であることも大事。(手を離せば元の位置に戻る。)
2009年当時、いくつか試したのですが、壊れた際の再入手性の良さからエーモン製ホーンスイッチを選定しました。
それから15年・・・・何回か壊れましたがまた壊れました。(過去にも定期的に壊れてその都度スイッチボックスを含めて再作成している。)
なので再び同じスイッチを入手しようとするのですが・・・・売っていない?
https://…/2024/05/01/ バイク搭載の新マイク回路でPTTスイッチの故障が発覚!代替部品なし!
メーカーサイトを調べると愕然とする事実!『生産終了』の文字!!(汗)
なんとしたコッチャ~
と言うことは取り付け方法も含めて全体的に考え直さないとだめなのか~(大泣)
とはいえ現状の方式だと弾性接着剤でガチガチに固めてしまうのて、交換のときは都度壊さねばならず大変な労力を必要とするのも事実で何か良い新方式を探り当てたいとは思っていたのです。
そこで秋葉原電気街に行きスイッチを探してきたのですが、良さげなものは一つも見つからなしい、エーモン製ホーンスイッチの市場在庫も無かったのよね。
なので舞台はネット上に移り、なにか良さげなものを探す作戦。
条件はいくつかありますが・・・・
- 将来にわたり継続的に入手可能なこと
- 自動戻り型のスイッチであること
- 理想を言えば防水・耐震・耐候性能を有していること
・・・・ですかね。
そんなこんなでいろいろ考えていたら・・・・FA用リミットスイッチが良いのでは?の考えに至りました。
リミットスイッチとは、マイクロスイッチをそのまま配置できない水や粉塵が存在する場所に設置するもので、堅牢なケース内にマイクロスイッチを内包し、センサーとなるアクチュエータ(例えばボタンとかレバーとか。)を組み合わせたもの。
・・・・なるほどまさにバイク用途にうってつけかも!
だがトンネルクラブネットワークにて、まだホーンスイッチの市場在庫があるらしき店舗の情報も頂いたぞ!
と言うわけで近々は以下の作戦をパラレルで動いてみることに。
- 生産終了となったエーモン製ホーンスイッチの市場在庫品を漁る→現行同等で作り直す事になる。
- FA用リミットスイッチを試しに入手してみて評価する→ステーを設計製作する必要がある
・・・・なんて言うのは連休期間中のPTTスイッチ故障が発覚した際のお話で実際には通販をしていたのよね。
エーモン製ホーンスイッチの通販は販売業者は注文を受けてくれ『メーカー発注・入荷後発送』になり、入荷予定日は5/14ですって。
本当かよ・・・・メーカー側に在庫がないとアウトで予断を許さない状況。
そして第二作戦のFA用リミットスイッチは速やかに届きました。
普通のやつだと写真を見ただけでデカすぎると分かるので『小型』と銘打ったやつを試しに購入。
・オムロン製リミットスイッチ D4C-4220 |
アクチュエータ部分はいくつかの種類からセレクトできるので、一番操作イメージが湧いた『ローラー・レバー型』にしてみました。
防水等級IP67を持っているのでそのままバイクに取り付けられると言うのもメリット。
そして弾数が多いので入手が容易というのも嬉しい。
・上から見るとこんな感じ |
確かにかなりゴツい。が、耐震性を要求されるのでこれくらいでないとね。
本体・レバーともに金属製。これでもバイク用途には充分かと思いますが、レバー部分は単品で耐候性型が準備されており交換が可能で鬼に金棒。
これを左ハンドル下に固定して・・・・親指でレバーを押し込む感じかしらね。
・横から見るとこんな感じ。レバーを押し込むとONになります(向きは変更可能) |
ローラーは邪魔だから破壊しようかしら?
やはり押し込むのに少し力がいるのでしっかりと固定せねばならず、ステーを考えねばならない。
レバーの上下オフセットが吉と出るか凶と出るかは現物合わせ次第かな??