バイクに搭載する新PTTスイッチのステー採寸&ホーンスイッチ入手成功

先日から壊れたままになっている、愛車のバイクVFR800F(RC79)に取り付けられているアマチュア無線PTTスイッチ(無線送信スイッチ)。

https://…/2024/05/01/ バイク搭載の新マイク回路でPTTスイッチの故障が発覚!代替部品なし!

スイッチにしてみれば屋外で振動する場所での使用というシビアコンディションなのか、定期的に故障するのです。

・【使い回し写真】左ハンドル下に取り付けられているPTTスイッチ

ただ当初設計時から故障する想定はしていて、継続入手がしやすいスイッチを選定していました。
それがエーモン製ホーンスイッチ


適度な大きさ、自動戻り、名の通った企業による一般流通品。デメリットの非防水は工夫で乗り越えています。


ところが今回の故障ではエーモン製ホーンスイッチが入手困難。調べてみたら生産終了となっていて2009年から使い続けてきた機構はこの先継続ができない事態に(泣)


そこで新たなスイッチを探しつつ、スイッチを取り付けるステーも新規で作り直すことに。(ここまでの経緯は今まで何回か書いた内容と同一です。)


今までのPTTスイッチの取り付け方法は・・・・

  1. 防水性能を持たせるため、プラスチックケースにスイッチ機構を収め、弾性接着剤を充填して水密構造とする
  2. プラスチックケースは、弾性接着剤を用いてバイクのスイッチボックス下に貼り付け

・・・・としていました。

https://…/2016/12/25/ バイクのPTTスイッチをプラスチックケース版で再作成しよう

故障した時は水密構造が仇となり壊さないと交換ができない割り切った構造。
今回作り直すのであればこの点を改善できないかと思う次第。


ステンレスの板でステーを作ろう。曲げが入るので業者さんに依頼してワンオフで作ってもらう事に。


採寸をしたいのですが、そうすると現在設置されている(壊れている)PTTスイッチが邪魔なので破壊活動。

・まずは現行のPTTスイッチを破壊・切り離します

弾性接着剤は強固に接着しますがカッターナイフで切れるという特性により、私みたいな素人工作の際には大変助かっています。


撤去したスペースは空けておきたいので、故障したPTTスイッチの下に取り付けていた仮設PTTスイッチはブレーキフルードリザーブタンク上に両面テープで貼り付ける形で移設。

・仮設PTTスイッチは作業の邪魔にならないハンドル上部に固定

本当に雑な設置なのでおそらくすぐに壊れるでしょう。


ようやく本題に
何とな~くステーの最終形は頭に浮かんでいるのでまずはバイク構造周りの採寸

・デイトナ製マルチバーホルダーのネジが良さげ

新作ステーを左ハンドルのマルチバーホルダーを止めているキャップボルトに共締めする計画。


そこから垂直にステーを伸ばし、スイッチボックス下で90°向きを変える・・・・

・物差しで採寸

大体の寸法は判った。
面倒くさいからもうこれで発注しちゃう?という気になりかけていますが、もうひと手間かけてみましょう。


工作用紙を所定の寸法に切り抜いてバイクに合わせてみてみましょう。

・工作用紙で型を起こしてみます

穴あけ部分はU字状に切り抜いて代用。


そして現物合わせ

・型紙をバイクに取り付けてみます

う~む、微妙に長さか足りないな。


それは横から見るとわかりやすいかな?

・少し長さ不足?

この長さは考え方が難しいな。スイッチをステーの下に取り付けるのか、ステーの上に取り付けるのかにもよるなぁ。


ここで几帳面な人であれば何回も型紙を作り直して100点を狙いに行くのでしょうが、もうとても面倒だと思ってきた私。
どうせここの長さ以外にも調整すべきことは出てくるだろうし、まずは第一ロットを作ってみてからの微調整という方向でアプローチしてみよう。(この辺りが学生時代のハングリーな工作と、社会人になってからのバブリーな工作かの違いですね。)


あとはこれを簡単な図面に落とさねばならぬのか・・・・まぁそのうちにだな(笑)


おっと!嬉しいお知らせが一つ。
ダメ元で手配していたエーモン製ホーンスイッチの市場在庫の確保に成功!!(しかも3つも!)

・エーモン製 ホーンスイッチを入手することが出来ました

最悪は今までの設計を踏襲するという逃げ手も確保できました。


まあせっかく稀にしか出ないやる気が出ているので、逃げ手はしばらく封じておくことにしましょう。

https://…/2024/05/20/ バイクのPTTスイッチ用にオムロン製リミットスイッチを合わせてみた件