VFR750F(RC36)時代から、アマチュア無線機を車載して、ツーリング時の情報交換やらに利用しています。
バイクをVFR800F(RC79)に乗り換えて、車載無線機と周辺回路も載せ替えたのですが、仮設のままとりあえず運用していたのがPTTスイッチ(Press To Talk)。
電波を発射するのには大きなエネルギーが必要なため、こちらが喋るときに合わせてこのスイッチを押し、必要最小限の電波を発射します。(複数の局が同時・同周波数で電波を発射するとつぶし合って会話できないというのもありますが。)
当然、バイク走行中に操作することになるため、ハンドル周辺で指が届く範囲に設置することになりますが、そんなに都合良くボルト穴があるわけもなく、バックミラー取り付け穴を利用して仮設。
・新車を傷物にしたくないので、ミラー穴に共締めした仮設PTTスイッチ |
ここは、右に思いっきりハンドルを切った際にフロントスクリーンと干渉しないようにするため、かなり制約があり、パッシングスイッチの真上に被さるようになってしまい、パッシング使用不能。
さらに、人差し指で押し下げる動作となり、クラッチ操作中も操作不能。
信号で止まって、ハンドルから手を離したり、ハンドルに手を置いたりする際にも微妙に当たって邪魔!
本設置状態にステップアップするべく、様々なステーを試したのですが、どこかのボルト穴を使用する作戦はダメそう・・・・
VFR750F(RC36)時代と同様に、弾性接着剤で貼り付けてしまうか。
方針が決まれば、早速制作。プラスチックケースに穴をあけ、スイッチを内蔵。故障時は、このケースごと交換する想定。
https://…/2016/12/25/ バイクのPTTスイッチをプラスチックケース版で再作成しよう
そして、これを左ハンドルスイッチボックスの下に接着取り付けするため、実物合わせ。
・やっぱりVFR750F(RC36)から慣れ親しんだ、この位置が良いのよねぇ |
弾性接着剤(セメダイン社 スーパーX)は、強固に固定されるし、はみ出た部分は固化後に爪で削り取れるし、取り外すときはカッターナイフで切ればよい・・・・
https://…/2005/12/06/ テールライトLED化計画・実装シミュレーション (弾性接着剤のご紹介)
https://…/2005/12/18/ テールライトLED化計画・土台工事 (弾性接着剤を使ってみました)
https://…/2013/05/21/ 愛車のVFR750F(RC36) 自作ハザードスイッチ移設工事
もちろん耐熱・耐水・耐振動。その実績はVFR750F(RC36)時代で実証済み。
唯一の難点は、硬化まで24時間かかるので、その間にズレてしまわないような工夫が必要。
左ハンドルスイッチボックスに引っかかるように、凸部を作り・・・・
・ツメに引っかかる雑な仕掛けを接着 |
これを左ハンドルスイッチボックスの下に弾性接着剤と共に固定。
多少の隙間も、この弾性接着剤をパテのように使える(←取説では推奨されていない)ので非常に便利。
・左ハンドルスイッチボックス下に、接着! |
バンドで固定して、24時間を待ちます。
左ハンドルスイッチボックスをメンテナンスするときは、このPTTスイッチボックスを一旦カッターで切り離す必要が出てきてしまうのは仕方がないと諦めるしかありませんが、日常の使い勝手が向上するほうがよほど嬉しいです。