バイクに車載しているアマチュア無線機。複数台でのツーリングの際にはとても役立っているのですが、全体的に年季が入りすぎていて経年劣化があちこちに。
先日の奥只見ツーリングの際には、長い間調子の悪かった無線機送受信系統は直って電波は強くなったけれど、私がマイクに向かって喋る音声が不明瞭で識別しづらいとのレポートが(泣)
なんでも高い帯域の声が不自然にマスクされ聞こえづらいのだとか。
その内容から考えられるのは・・・・マイク自体の劣化かマイクに電源供給するためのカップリングコンデンサの容量抜けかな?
・【使いまわし写真】年季が入りすぎて劣化が激しいヘッドセット系統 4~5年前の写真 |
マイク系統も全体的に作り直さなければならない時期がやってきたみたいだ・・・・
いまだ『やるつもりではいる』けれども手が回っていない『アマチュア無線&Bluetooth近距離通信のデュアル運用』の事もあるし、ここでもう一度自分に喝を入れるために日記を書き後戻りできないようにしよう。
https://…/2022/03/02/ ツーリング時のコミュニケーションツール改善計画
https://…/2023/05/31/ 愛車のバイクで無線デュアル運用をする件はどうなったんだっけ?
目的は一緒なのですが、今回は『できるだけ早期にマイク系統全体を作り直す』という要件が加わる形に。
単純にカップリングコンデンサだけ付け替えるのが最速の手段ではあるのです。でもどうせ手を動かすのであればその先のことも考えておきたい。
・【使い回し写真】バイク前部に設置の接続ボックスからATTを撤去、コンデンサを交換したい |
車体前部接続ボックスからアッテネータ機能を削除して、車両後方に移設したいというのはこの系統を製作したときからの将来構想ですが、永遠に手が付いていませんね(泣)
そしてこの間まで、Bluetooth近距離通信ユニットへ信号分配しようとして作業途中で放置しているのですが、絶縁用のトランスが意外と邪魔でサイズが収まらなさそうだったりしました。
・【使い回し写真】車両後部接続ボックス試作。トランスが非常に邪魔 |
なので思い切ってスペックを変更しようかと。
- 新設する車体後部接続ボックス
- トランス以降の回路は次期製作に回してマイク系統の早期再構築を優先する
- マイク信号をカップリングコンデンサを通したあと、二分配してそれぞれをオペアンプで増幅率1で後段に送るようにする
- 系統1はその後にアッテネータで所定のマイクレベルに落としてアマチュア無線機へ
- 系統2は将来陽。そのまま放置
- アッテネータは従来の凝ったものではなく可変抵抗で実装してみようかと(バイクの振動にどのくらい耐えられるのか確認したい。)
- 車体前部接続ボックス
- 基本設計はそのままだが、アッテネータ機能を削除、カップリングコンデンサも削除
- 以前、バイクの振動でコネクタがボロボロに砕けていた事があるので、コネクタ周りは要点検
- 将来回路(車体後部第2接続ボックス)
- トランスでマイク信号系統を絶縁した後、アッテネータでレベル調整してBluetooth短距離通信ユニットのマイク入力につなぐ。
- Bluetooth短距離通信ユニットのスピーカー出力も一旦トランスで受けて絶縁の後、アマチュア無線機FTM-10Sのミキシング入力に接続(レベル調整が居るのかは今は不明)
こんな感じで二段階に分けて作業を進めようかと。
冬のバイクに乗らない時期に・・・・今年こそ・・・・たぶん・・・・きっと(泣)