会社から支給されているノートPC。薄くて軽くて出張時の持ち歩きにはとても重宝しているのですが、キーボードが超絶使いづらい。
ノートPCのキーボードはコストダウンと軽量化の激しい波に押されてしょぼい作りが多いのですが、会社支給品は特にそれが酷い! 特に(押し心地のないフニャフニャした感触で指にフィードバックが無いため)打ち漏らしが多くて日に日に募るストレス!
もうあと数ヶ月でリースアップして次の機種に変わるというタイミングなのですがついに我慢の限界!
というか外付けキーボードを自分で買って使えば良いことに(今さら)気がついた・・・・(汗)
思い立ったら即行動!キーボードは実物を触らないと良し悪しが判断できないので会社帰りに家電量販店に立ち寄ることに。
・【使いまわし写真】ビックカメラ(初売りの時の写真ですが、特に意味はありません。) |
IT系エンジニアの間ではPFU社の『ハッピーハッキングキーボード』(HHKB)が有名ですが・・・・どうなるかな?
おおっ!
結構な面積を使って実物が展示してある!実は一般PC売場以外にもゲーミングコーナーがありそこでもキーボードが展示してあります。最初に目に入ったのがゲーミングコーナーだったこともあり展示品を全て打鍵しましたが・・・・却下!(←ストロークが長すぎるため。)
・ずらりと実物が並ぶキーボード売り場で、打鍵してチェック |
一般PC売場でも全ての展示品キーボードを打鍵して好みのものを探し当てます。キーボードの好き嫌いは完全に個人の趣向なので一般的な評価はあまり参考にならない。
ワタシ的に譲れない点は以下の通り。
- クリック感のある爽快な打鍵感がある
- ストロークは短めが良い(昔のフルハイト(←どう呼ぶか不明?)のキーボードは往復運動量が多すぎて疲れそう。)
- 上下左右のカーソル移動キー・エンターキーは、フルサイズ(変に縮小されていない)であること
- "かな打ち"をするのでキートップに平仮名が刻印されていること
上下左右のカーソル移動キーやらエンターキーが小さいやつが半数近く。先ずこれらは却下。
最近のノートPCのキーボードはショートストロークが多いのでそれに慣れてしまっているが・・・・これは押しごたえが『グニョグニョ』で最悪。(←あくまで私の主観です)
見た目がノートPCのそれとそっくりなタイプ・・・(たぶんメンブレン式)
・ショートストロークはグニョグニョしていることが多い |
・・・・やはり押しごたえがグニョグニョで駄目だこりゃ。爽快感からは程遠い。
ハッピーハッキングキーボードの展示はありませんね・・・・
爽快な押しごたえのメカニカル式。だがストロークが長めなのでこれは長時間使用には疲れそう。
・打鍵感は良いが、フルハイト(?)なストロークは長時間使用で疲れそう |
あとテンキーが付属するフルサイズか、それが無いミニサイズとか、細かくチェックしていくとかなり選択肢が多いゾ!
偶然なのか『おっ!』と思わせる打鍵感のキーボードはいわゆる高級キーボードと呼ばれる、数万円するもの(汗)
・いわゆる高級キーボード。でもストローク(4mm)が・・・・(泣) |
押し心地はかなり良いのですが、ストロークが長いのがなぁ(泣)
そんな中で『ピピピッ!』と来たのがこれ。
・Logicool製 MX Mechanical / Mini 青軸 |
ストロークが3mmと短めのメカニカルキーボード。しかも同じ筐体のキーボードでスイッチが3種類ラインナップ。
どうもメカニカルキーボードの世界では当たり前のことらしいのですが、全く知らなかった(汗)
青軸、茶軸、赤軸とスイッチの特性が異なり、言葉で説明されてもよくわかりませんが全てが実物展示されていて打鍵感をチェック。これは好みの問題だがサンプル品を打っているだけで爽快感が脳内を駆け巡る・・・・♪
ちなみに言葉での表現だとこんな感じ。ね、全然わからないでしょ(笑)
- 赤軸(リニア):中断のないキーストロークと最小のスプリング力を提供するメカニカルキースイッチ – 素早い反応性と非常にスムーズなタイピング感触を実現します。
- 茶軸(静かなタクタイル):満足のいく触知性が感じられるメカニカルキースイッチ – 精確なフィードバックと反応性キーリセットを実現し、ノイズが少ないため、タイピング音が周囲の人の邪魔になりません。
- 青軸(クリッキー):毎回のキーストローク時に満足のいく可聴クリック音とタクタイルフィードバックを提供するメカニカルキースイッチ – なじみのあるメカニカルな感触と音。
簡単に表現するとこんな感じ。この"MX Mechanical"では押下圧はどの種類でも同じ約55gとのこと。
- 赤軸(リニア):音が控えめ、クリック感も控えめ
- 茶軸(静かなタクタイル):青軸と赤軸の中間
- 青軸(クリッキー):クリック感が大きく感じられる
なるほど押下圧が同じでストロークも同じであれば、完全に好みで選べばよいのだな・・・・って、(買うかどうかは置いといて)このキーボードに完全に心を奪われたわっ!
3台を打ち比べると、やはり青軸が好みかしらね。うるさいと感じるかもしれないが、それは確実にキーを押したことを耳でも判別できるので打ち漏らし防止にかなり良い。
・メカニカルスイッチ部分は、青軸・茶軸・赤軸から選択可能 |
価格はミニサイズ(テンキーなし)で2万1千円ちょい、フルサイズで2万3千円ちょい。
ミニサイズは思い切ったキーレイアウトで、右Ctrlキーがないとか若干の慣れが必要な感じも。でもフルサイズはデカすぎでミニサイズも捨てがたい・・・・
いやッ!待て。衝動買いは危険だ。たかがキーボードで2万円オーバー。でも仕事道具とも言えるPCで、一番手に触れている時間が長いキーボード。確かにこだわってみるのも良いのかもしれない。
買うにしてももう少し情報(他のもっと良い製品ラインナップとか軸とか、インターフェイスとか)を集めたほうが良いぞ。ここは一旦退却・審議だ・・・・