近くなのでふら~っと行ける秩父高原牧場。
まぁそんなに有名な場所でもなく、訪問するにもタイトな坂を登らねばならぬ場所なので人も少なめ、まぁまったりするにはちょうどよい・・・・年イチを除いて。
ちょうどポピー畑が満開になる今日このごろ、NHKニュースの一場面にも登場してしまい、多分沢山の人が訪れることになるけれど、やはり満開ならば行かないわけには行かぬ(笑)
早朝出発するつもりが、家でゆったりしてしまい、朝九時の出発となったので、渋滞必至!
・出遅れたのでちょっと混雑している感じの関越道 |
下道でも行ける秩父ですが、もうこの時間だと市街地を抜けるのに時間がかかるので、高速道路でワープ。と言っても使うのは数区間ですぐに下道にスイッチ。
いきなり景色が変わり、ぽっこり山と田んぼの景色の中を走る・・・・都内のゴミゴミとは無縁のこの景色がわずか30分で得られる。幸せ~
・県11 東秩父村 |
信号がなく、流して走れるのがとても気持ちが良い。
しかし牧場アプローチ路にスイッチすると、楽しさのベクトルが変わる・・・・
・県361 秩父高原牧場アプローチは急登坂路 |
急登坂路とタイトコーナー。トルクでグイグイと登っていく場所。
所々でポピー畑までの残距離と、渋滞している場合の想定待ち時間が掲示してあるけれど、5時間とか書いてある!☆
幸い順調に頂上へ。
・視界が開けると頂上! 普段は誰も居ないのに今日は多いな |
普段だとほぼ人がいないこの場所も、今日はどこぞの観光地か?と言うくらいの適度な人混み。
駐車場まであと少し・・・・というところで渋滞。まぁ自宅スタートが遅かったのである程度は覚悟していましたが、この程度ならば上出来。
・残り500mで駐車場渋滞に捕まった・・・・ |
ただ、バイクの駐車場はここじゃない(もう少し先。)のよね。追い抜いてもよいのだけれども・・・・パニアが幅を取り対向車との離合が厄介なので、のんびり行こう。
幸い下り坂なので、エンジンは止っぱなしで、ブレーキレバーをリリースするだけで自動で進むし(笑)
昔は無料で見学出来ましたが、さすがに有名になってしまうと警備員を多数配置したりと経費がかかるので、数年前から¥300円の協力金システムに。快く協力しよう。
先々週の偵察から、どんな具合に変わったのかしら~?
https://…/2019/05/19/ 新しいメッシュジャケットを着て秩父にサス調整ツー
おっ! まずまず!?
・天空を彩るポピー畑を俯瞰 @ 秩父高原牧場 |
全部同じ時期・・・・ではなく、見頃が長く続くように時期をずらして栽培しているのか、一面・・・・ではなく、ほぼ一面(笑)
天気も良い感じに晴れてくれ、空と花のコントラストが美しい。
・天空を彩るポピー畑 @ 秩父高原牧場 |
一応看板を入れての撮影で、秩父高原牧場であることをアピール。
でも写真は看板がないほうが綺麗。
・この辺りはピンク色の比率が高い |
ゾーンにより色が異なるのか、こちらは淡い色の花びらが多い。
頂上辺りまで来ると、今度は赤が主役。
・赤くなってきた天空を彩るポピー畑 |
こういう花系スポット、昔は若い人が少なかった気がするのだけれど、最近はインスタ目当ての人(?)がよって来るのよね・・・・
さらにはこんな辺鄙な場所にも中国韓国系ではない外国人観光客の姿。すげぇなあ、細かく日本を楽しんでいらっしゃる!
・ずらーっと、ポピー |
こういう草原系ならば、海外にいくらでも広大なやつがありそうなものだけれどねぇ。
近年は作付面積が広くなって奥行きがあり、散策が楽しい。
・わっさ~~~~と咲くポピー |
この辺りは花の密度がすごいぞ~!
たっぷりとポピーを満喫し、さぁ帰る?
せっかくここまで来たのであればご飯ぐらい食べていこう。臨時屋台もあるけれど、混雑は嫌いだ・・・・速攻で脱出!
山を降りると、いつもの秩父のまったり風景に戻り一安心。
・雑踏から脱出! |
そのまま近くの道の駅・龍勢会館へ。
随分と蕎麦をアピールしているお店ね。すぐ隣では手打ちしているし・・・・
二八そば手打ちって明記しているし、北海道 滝川産と産地まで明記。よし、ここに決めた!
・道の駅 龍勢会館の食事処 龍勢茶屋 |
秩父と言えどもこの辺りはほとんど来たことがない。
この道の駅は『秩父事件』に関係するらしい・・・・って、秩父事件って何?
美味しそうなお蕎麦。
・ざるそば @ 龍勢茶屋 |
珍しく天ぷらを付けなかったのは、このあとに昭和時代が香るオートスナック天国の群馬県に行こうと突然思い始めまして、腹を空けておくため。
グンマーの自販機食堂、一度は行ってみたいと思っていたのよね。
でも最短距離で群馬に向かうわけがなく、えらく大回りの志賀坂峠経由。
・R299 埼玉県末端区間は結構好きな走りやすさ |
この道は私の好きランキング上位に入る、中高速で流して気持ちが良い道と・・・・
・・・・中低速タイトコーナーが続く志賀坂峠アタックが程よくミックスされている道。
・R299 志賀坂峠アタック区間に入ると道は豹変。これが好き! |
欲を言えばもう少しクネクネを増量してほしい(笑)
あ~あ、もう頂上についちゃった・・・・
・R299 志賀坂峠(埼玉県側) H=780m |
何もない・・・・が、気軽に来れる距離感からか、そんなに寂しい感じがしない峠。
バイク数台の先客。やはり峠はライダーを引きつける・・・・
正確には峠のトンネルの中が県境。なのでトンネルの出口に県境標識。
群馬側は視界が開けないぶん、秘境感が3割増し。
・R299 志賀坂峠(群馬県側) H=780m |
峠から降りる途中、恐竜の足跡ウンタラカンタラがあるのですが、一度も止まったことがない。
神流町恐竜センターなる施設まであるのに、なんか胡散臭いというか・・・・
群馬県最果ての地、上野村。
だが最果てという土地にもかかわらずしばらくは財政黒字団体だったし、道路整備も(下界は)進んでいてすごく豪華。
これは村内に新しく出来た東京電力の発電所のおかげだそうですが、償却資産のため課税額が10年で約半分になってしまうので、その後が問題でしょう・・・・今現在は10年をとうに経過して、地方交付税の交付団体に戻っちゃった。
・R299 上野村に入ると再び豪快な道に |
ただここから長野県へ抜けるルートはR299もぶどう峠も残念な感じ。R299十石峠もせめて麦草峠レベルくらいまで整備してほしい・・・・
とても山深い場所にある、道の駅上野。おっ!リニューアル工事が完全に終わったようですね。
・工事が終わってすごく近代的に生まれ変わった・・・・R299道の駅上野 |
昔はこじんまりとしていて、トイレは道を渡った公衆便所、食堂はJA琴平センターだったのが、一つの施設として再整備。さすが金持ち自治体。
ここオリジナルの十石みそソフトも健在ですが、この中途半端に暑い気温にシュワシュワ~の魅力に逆らえず、ラムネソフト。
・シュワシュワする・・・・ラムネミックスソフト |
おっ!少しシュワシュワするねっ!
県45湯の沢トンネルが出来て、最果て上野村へのアクセスが劇的に改善され、それまではバイクで訪問してもUターンか林道酷道越えしかなかったのに、楽に通過できるように。
・県45 湯の沢トンネル L=3,323m |
ここまで来たならば・・・・妙義山と碓氷峠のクネクネへと行きたいところですが、いつもそっちに行くからいつまでもオートスナックに行けないわけでして、今日は後ろ髪を引かれつつも、市街地方面へ。
市街地のR254は、渋滞こそ無いけれど流れは良くなさそうというイメージが・・・・高速でワープする?
いや、県道193号を使ってみよう。
・県193 程よい峠道なので、一般車が居ない |
これがなかなかの道で、通過交通にはもってこい。
ここにグーグル先生のナビが加わると、プチプチ北海道的な農業地帯。平原に農地という景色にあまり免疫のない私は、全部北海道に見えてしまう(笑)
・プチプチ北海道景色 |
なんかこの辺りも毛嫌いしていただけで、走ってみると見どころはあるのかもしれない・・・・
そんなこんなで、スムーズに到達したドライブイン『ななこし』。
・ドライブイン七輿 |
うわ~、昭和だ! なんか突然学生時代の記憶が蘇ってくる~~~~!
店内は大きく二分割されており、ゲームセンターとオートスナックで構成されていて、ガキンチョが長居するのに快適な感じ。
驚いたことに、駐車場には地元ナンバーの車が多数、子供よりも大人が結構やってくる。
オートスナックコーナーは・・・・
・"ななこし"のオートスナックコーナー |
おぉ~う・・・・周囲をずらりと取り囲む自販機群に、テーブルスペース・・・・これぞ往年のオートスナック・・・・がまだ存在している事実に感激!
うどん自販機×2に、ハンバーガー自販機、それにトーストサンド自販機と、往年のスターがフル登場♪♪♪♪
・うどん自販機にラーメン自販機 |
・トーストサンド自販機に、ハンバーガー自販機 |
すげぇ~! 年季の入り方もすげぇ~(笑)
更に現代風の自販機では、生麺も売っている徹底ぶり。
・理屈的には、これを半分調理したものが自販機内にセットされているのか |
ただよく考えたら昼ごはんに蕎麦を食べちゃったのよね。
そして私的にこの手のオートスナックでハンバーガーは外せない選択肢なのですが、化粧パネルがグーテンバーガーじゃないし、自販機が新しいタイプなので魅力半減。
ここは、トーストサンドにしよう。
・トーストサンド自販機 |
うわ~、レトロすぎる(笑)
500円玉など新500円玉はおろか、旧500円玉すら受け付けてくれませぬ。
小銭オンリー230円を投入し、40秒ちょっと待ちましょう。熱々の銀紙に包まれたトーストの登場~♪
・銀紙で包んだハンドメイド |
昔はトーストサンドってプリントされていた銀紙だった気もするけれど、もうオリジナルを作っている会社はとっくのとうに消滅し、自分たちで作っていると想定されます。
ピザサンド・・・・まあ今風で言うホットサンドってやつですが・・・・
・サラミが数枚に、溶けていないチーズ・・・・_| ̄|○ |
銀紙とパンはアツアツだけれど、中のチーズは全くとろける様子が無い(笑)
そしてサラミが少々、これぞ昭和クオリティー。
子供の頃は味なんてどうでも良く、コンビニなんて無いのでこれで腹ごしらえが出来るだけで有難かったなぁ。
あぁノスタルジー。
お隣のゲームコーナーも、結構おっさん達が時間つぶしをしているゾ。
・ゲームコーナー |
置いてあるゲームも、先端を行くものではなく、脱衣麻雀にテトリスやコラムスという、いつの時代かよっ!と突っ込みたくなるラインナップ。
だからこそおっさんの心を鷲掴みなのですね(笑)
続いては・・・・、そうこの辺りはオートスナックがいっぱい現存しているので、ハシゴが出来ちゃう!
JR北藤岡駅近くのR17沿いにある、オレンジハット新町店。
・オレンジハット新町店 |
どうしてもイエローハットと店名を間違えそうになりますが、歴史はこちらのほうが遥かに古い。
"ななこし"と同じように、半分ゲーセン半分オートスナック。
・うどん自販機に、トーストサンド自販機 @ オレンジハット新町 |
こちらにも定番のうどんそば自販機と、トーストサンド。残念ながらハンバーガーのラインナップは無い。
みんな暇なのかなぁ? 店内で新聞を読んでいるおっさんやら、それぞれが快適に過ごしている・・・・
すぐ隣には、埼玉のソウルフード山田うどんがあり、スナック目当てであればこっちに流れてしまうのではと言う不安もありますが、いまだに健在ということは、上手いこと棲み分けができているのかも知れません。
ここまでの二者は、昔から続く質実剛健なオートスナックで、傍から見るとその強烈な昭和臭に一見さんは近寄りがたい雰囲気を出していますが、最後のここズバリ『自販機食堂』は、今風の綺麗な店作りと昭和をブレンドし、若い人への布教をねらった戦略。
・自販機食堂 |
こちらは、レジャー感覚で地元の人も遠方の人も訪れる、オートスナック界の新星。
うどんそば自販機×2に、トーストサンド、そしてあぁ会いたかった・・・・グーテンバーガーの自販機!!
・こちらもスターが勢揃い @ 自販機食堂 |
これぞわたしの青春!(大袈裟)
あぁ懐かしいなぁ~、自宅の近所にオートスナックがあり、これを食べるのがすごく好きだった(笑)(註:近くにマクドナルドなるものはまったくない時代。)
https://…/2019/01/14/ ラーショ・クエスト と グーテンバーガー風バーガー
https://…/2010/06/16/ 市民権ゲット(?)(?)・・・・ぐーてん様
https://…/2005/06/10/ グーテンバーガー
バイクに乗るようになっても、その頃刷り込まれた感情は忘れることなく引き継がれ、道路公団時代のチープなPAでこれを食べるのが最高に好きだった・・・・
・グーテンバーガー・・・・これぞ自販機バーガー界の大御所! |
この正真正銘グーテンバーガーの自販機がここに設置してあることを知っていたので、バーガーはここで食べたかったのです。
とろけるチーズとチェダーチーズを使ったダブルチーズバーガーをセレクト。
セレクトと同時に商品は内蔵された電子レンジに移動して加熱調理。
チ~ン♪音とともに、商品登場~!
・ダブルチーズバーガー |
ここもやはり箱はオリジナルではなく代替え製造品。
紙に包まれたハンバーガー、そしてパンがシワだらけ・・・・これこれ~♪
そっくりじゃん。
・シワシワのパン |
でも、ハンバーグはとても立派なものが入っていて、当時のそれとは異なるゴージャス感もあるあたり、新星だけのことはある(笑)
私が思い出に浸り食べている間にも、次から次へとお客さん。皆さんご夫婦なのかしら。懐かしさを求めてやってきている模様。
・手前の人も、テーブルにグーテンバーガーを2個もキープしている(笑) |
そして、無人駅に駅ノートならぬ、オートスナックにもスナックノート。
ちょっと立ち読みしてみたら・・・・
・自販機ノート |
遠くは奈良県からやってきただとか、ツワモノ揃い!
懐かしさに浸る人と、レトロが逆に斬新に感じるニューエイジの人々。インターネット時代だからこその集客と、アナログな接点。
関越道が渋滞していて時間を潰さねばならぬとき、なかなか良い場所かも(笑)