超簡単にあらすじを。
愛車のバイクVFR750F(RC36)に、多機能アマチュア無線機FTM-10Sを取り付け、さらに自作ヘッドセットをいろいろいじって完成度を高めている段階です。
この日記に登場するペースが遅いので、日記ではマイクの風防対策しただけになっているのに、ツーリング時の通話試験では100km/h超でも通話が成功していたりと、日記上での時系列と実世界の時系列がこんがらがっているのですが、まだうまくいくか分らず試行錯誤している時の話だと割り切って読んでみてください。(ちなみにあと2話ほどネジれ状態が続きます。)
前回の無線カテゴリーの日記では、マイクに自作の特製フェアリングを付けて防風対策をしたのです。
前回の日記時系列上での物語
https://…/2009/09/17/ クラリオン製コンデンサマイクEMA-036-102の走行風対策
参考: 前回の実世界時系列上での物語
https://…/2009/09/21/ 房総半島・担担麺ツーリング
・たーさま特製フェアリングを装備したEMAマイク |
でも、どのくらい効果が出たのだろう・・・・(?)
以前も実施した、自宅で受信機を稼働させPCで録音する作戦だと、行動範囲が自宅周辺に限定されてしまうし、自宅に戻ってから音声を聞き直しても、その時の雰囲気がよく分からない・・・・。
自宅で録音作戦
https://…/2009/05/01/ 無線アンテナ立替え&走行中試験電波発射
第二回 自宅で録音作戦
https://…/2009/08/08/ FTM-10S無線機運用テスト
そこで今回は実験方法を変更し、自分の腰に別の受信専用ハンディー機をぶら下げ、受信音声信号をヘッドセットスピーカーに直結!
これなら、自分がマイクに向かって喋ったことが、同時リアルタイムに自分の耳で聞こえて判定が出来るし、スピーカーはヘルメット内に密閉されているので音が外に漏れず、ハウリングの心配も無し!
バイクのアンテナから、腰にぶら下げたハンディー機のアンテナまで、たった30cmの無線通信。
・FTM-10Sが発射した電波を受信する無線機 | ・ヘルメット配線を変更して、自分で喋った内容がそのまま耳へ |
ダミーロードなんて持っていないので、可能な限りの迷惑防止策、FTM-10Sの送信電力を最小の0.5Wにセットして試験走行出発です。
傍から見たら変な人っぽい試験走行
この後もいろいろと対策する計画があるので、その後にこの実験をしても効果が良くわからないので、まずは現在のショボイ状況を耳で記憶するために裸のEMAマイク、そして少し対策をしたたーさま特性フェアリングを取り付けた状態、ついでにDMAマイクの性能も聞き比べてみます。
たぶん、周りの人々からは『何この人~(?)(?)(?)』的な目で見られていたと思います・・・・。バイクにアンテナ立っているのに、腰にも無線機ぶら下げて、ヘルメット周辺は臨時配線とはいえゴチャゴチャケーブルがぶら下がっているし・・・・(T_T);
初めて聞く、自分の発射するリアルタイム変調。
まず、EMA裸マイク。自分自身で喋っているのに『風ノイズがすごくて何言っているのかサッパリ判りません!』。こりゃ~前回までツーリングに同行した皆様はさぞ不快だっただろう・・・・。
・なんにも風防をつけないEMAマイク 感度が良すぎて風の音を拾いまくり!! |
まぁ、ココまでは想定の範囲内。
続いて"たーさま特製フェアリング"でテスト。
・弾性接着剤のフェアリングの外周を軍手風防で囲む! |
確かに速度が上がると風切り音も大きくなり、ゴー♪という轟音となって耳障りですが、自分の声もなんとか聞こえている気がする・・・・。(自分でその場で喋っているわけだから、微かにでも自分の声が聞こえたらその内容は100%理解できてしまうので、採点が甘いかも!)
あとは、アッテネータを組み込んでマイクレベル全体を押さえ込んで、吐息の影響を排除できたのでマイクを極限まで口元に近づけて、そして大声で喋れば・・・・(爆)
最後に、純正風防を付けただけの無改造のDMAマイクでも同じ実験をしましたが・・・・!
・ノーマル状態のDMAマイク |
うわっ!
全然風切り音を拾わない!
マイクの種類が違うとこんなにも音の拾い方が異なるのか・・・・。必死になってEMAマイクに細工をしているのがアホみたいです。
しか~し、もうここまでいろいろテストしてしまっのでいまさら浮気はいけません。
絶対にEMAマイクを物にしてやる~~~(怒)
補足説明
EMAマイク・・・・クラリオン製EMA-036-102 エレクトレットコンデンサマイク
DMAマイク・・・・クラリオン製DMA-160-210 ダイナミックマイク
当方の測定では、どちらのマイクも電気的な互換性があり、マイクを取り替えてもそのまま使用可能です。(微妙にDMAの方が出力レベルが小さい程度。) ただし特性がまったく違うみたい。