う~む、今日の日記は何を書こう・・・・。ネタが無いんじゃなくて、ネタがありすぎてどれから書いていけばいいのか、優先順をつけるのに悩んでいるのです・・・・。
というわけで選んだのは、やっぱり技術ネタ。
8月の検索サイトからの『いらっしゃいませ~♪リスト(複合語)』でも堂々一位だった『FTM-10S 取り付け』というキーワード。試しに自分でもGoogle検索したら・・・・
https://…/2009/09/14/ "VFRでツーリング!たーさまの日記"への訪問解析
11位と13位に見慣れたブログが!
私の日記と、同じ日にFTM-10S無線機を購入した"えぬむらさん"の日記がそれぞれランクイ~ン!
えぬむらさんの日記http://nmura.sblo.jp/article/31513217.html VFR800へのFTM-10S装着完了
もう少しがんばれば、F1でいう得点圏内に(?) というわけで技術ネタ連発作戦です。
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愛車のバイクVFR750F(RC36)にアマチュア無線機を取り付けようとした際、非防水の無線機本体はシート下の風雨に曝されない場所に取り付ければ(周波数を気軽に変えられないけど・・・・)何とかなるけど、よく考えなければならないのがヘッドセット。
最近でこそ(ほぼ)バイク用の多機能アマチュア無線機FTM-10Sが発売されて市場に活気があるのか、数社からバイク用のヘッドセットが発売されていますが、私がFT-728を取り付けようと考えた頃はKTELしかない・・・・、それも結構イイお値段です。
そこで自作の道を選んだのですが、マイクアーム自体の自作は難しい・・・・。そこでバイクで使えるマイクはないのか探したのが白バイ用マイク。
これならば、バイクで使うために考え抜かれた製品であると想定し購入したのですが・・・・
・クラリオン EMA-036-102 | ・クラリオン DMA-160-210 |
えっ!(?)
これ本当にバイク用なの(?)(?)(?)的な特性を示しており、前後左右、マイクの開口部(?)方向に関係なく息を吹きかけるとものすごいレベルの風ノイズを拾ってしまい、肉声をかき消してしまうのです。
・ちょっとでも風を当てると出力信号がノイズだらけで肉声がかき消されてしまう・・・ 目測 2,000[mVp-p] |
https://…/2009/09/04/ マイク入力アッテネータの実験のはずが・・・
この結果がでた時点で、もうこのマイクじゃだめかも~・・・!と心が揺らいでいるのですが、ダメもとでトコトンいじってやろうという気持ちもメラメラ沸いてきたのです。
机上の空論
まず、マイク開口部への気流は、完全に防御しなければなりません。
空気の振動だけ通過させ、気流はシャットアウト!
残念ながらマイク付属の風防は無くしてしまったので、なにか代用になるものを見つける必要があります。
・マイク付属の風防は無くしました |
そして、マイクの開口部と反対方向からの風でマイクの筐体自体が振動してしまい、音を発していると考えました。
そこで、バイクのフェアリングじゃないけど、風を受けてあげてマイク本体に振動を伝えない・・・・ある程度質量のあるもので覆ってあげればよいのかな(?)(?)(?)
これら、なんとな~く構想を持って、¥100円ショップを物色してきたのがコチラ。
・コルクのコースターに家具クッションに軍手 |
まずは、コルクのコースター。これでマイク開口部をすっぽり塞ぐのです。
次に、密度の高いスポンジ製の家具クッション。これも気流をシャットアウトしてくれそうです。
最後に、黒い軍手。指の部分をちょん切れば、マイクに被せる風防として使えるかもしれません。
チョコボール作戦
気流をシャットアウトさせる必要があるため、マイク筐体に密着して設置しなければならないのですが、コレが意外と難しく、隙間があれば風ノイズを思いっきり拾ってしまい作戦失敗です。
・切り取ったコルク。マイクに密着させるのが難しい・・・・ |
う~む・・・・。
そこで、バカの一つ覚え。弾性接着剤セメダインSUPER-Xの登場です。これ、固まると硬質ゴムのように弾力を持って固まります。
マイク開口部にサランラップを被せ、その上から弾性接着剤を流し込み、24時間待てば、型取りと同時にたーさま特製フェアリングの完成です。
・マイク開口部を塞ぐ専用部品! | ・仕上がりはこんな感じ。マイク開口部に完全密着です!! |
この、専用部品でマイク開口部を塞ぎ、息吹きテスト・・・・。
おぉっ!!
・マイク開口部方向からドライヤー 20[mVp-p] | ・マイク逆方向(バイク前面方向)からドライヤー 40[mVp-p] |
かなり風防効果がみられます!が、コレだけ角度によって測定値に差があるということは、息を吹く角度によっては完全には塞ぎ込めていないことになります。マイクの筐体そのものの振動も押さえ込まなければ!!
そこで、さらにエスカレート! マイク全体にサランラップを巻いて全体に弾性接着剤を垂らします。
まるで、黒いチョコボールの製造工程みたい・・・・。
・サランラップを巻き・・・ | ・弾性接着剤を投下っ!! | ・後は自分自身で平べったく伸びてくれます |
・チョコボール製造工程(?)(?) | ・固まるとこんな感じです |
できあがった半周フェアリングをマイクに取り付けてテストをすると・・・・。
・ドライヤーノイズ 目測10[mVp-p]まで低減 | ・あ~♪肉声 目測10[mVp-p]弱 電圧レンジ注意: 20[mV/div] |
いい! かなりイイ!
完全に気流をシャットアウトするとともに、肉声の振動はきちんと伝えています。
調子に乗って、もう一度チョコボール工程を実施して、マイクの全周を覆うフェアリングの完成です。
・チョコボール Part2 | ・これで全周フェアリングの完成です♪ |
そしてこれらを固定するのは・・・・軍手風防!
・軍手の指先を切り取ります。5個も部品が取れるよ~! | ・コレをかぶせれば風防の代わりさっ!! |
さぁ、たーさまのアイデアの全てを詰め込んだこのマイク、もう一度測定してみます。
・ドライヤーではなく吐息を思いっきり 開口面 20[mVp-p] | ・ドライヤーではなく吐息を思いっきり 開口逆面 20[mVp-p] |
・あ~♪の肉声 普通の声 20[mVp-p] |
なんとかノイズと肉声を同じレベルまでもっていくことが出来ました。室内でのオシロスコープでの測定では、だいぶ改善された気がします。
これで、アッテネータと組み合わせてノイズを押さえ込み、大声でしゃべれば・・・・、お願い!神様~!!