GPSユニットを装着したアマチュア無線機VX-8D。これでAPRS運用ができるぞ~♪
https://…/2017/10/10/ APRSリアルタイム位置通報用 GPSアンテナ購入
・VX-8Dに取り付けたGPSアンテナ |
自宅で試しに現在座標ビーコンを送信してみるも、IGATE局(ビーコンを受信して、インターネット上のサーバーに位置情報を登録してくれる局。)に到達していないらしく、インターネット上のAPRSマップは無反応。
https://aprs.fi/ APRS位置情報マップ
ビーコンの発射・・・・とりあえず144.66MHz/1,200bpsにて送信していますが、これで正解なのかも不明。送信周波数は2つあり、一般的に、距離が遠いなど条件が悪い場合は、遅い伝送速度のほうが確実に相手に届くので、1,200bpsをチョイス。
周波数 | 伝送速度(変調方式) |
---|---|
144.66MHz | 1,200bps (AFSK) |
144.64MHz | 9,600bps (GMSK) |
もしかして・・・・と9,600bpsに切り替えたり、送信周波数を切り替えたりしていますが、ナシのつぶて。
まぁ、場所のせいだったり、アンテナのせいだったり・・・・。切り分けのためにさらに条件を変え、通勤時に会社に持っていくことに。
う~む、無反応。
朝の通勤電車の中で、スマフォを取り出して操作することは容易でも、無線機を取り出して操作するには他人の目が非常に気になる・・・・
・【イメージ写真】電車内で無線機操作は、他人の目がコワイ(笑) |
定時後、街ナカでこっそりと高尾山を目視できる場所でビーコンを打ってみましたが、それでも無反応。
う~む・・・・
ひょっとして、144.66MHz/1,200bpsでの通信はあまりメジャーではなく、144.64MHz/9,600bpsでの通信がメジャーなのか? 内蔵TNCと周波数の設定を変更し、送信・・・・
やった!高尾山IGATE局が拾ってくれた!
そして近隣の局が発信していると思われる座標ビーコンも受信!
なるほどね。世間は9,600bps運用が主で、設定の問題か。
さて、これをバイクで使用するとなると・・・・どうするかな。
元々は・・・・
プラン1)
現在車載のFTM-10S無線機に、TNC機能とGPSアンテナを接続したPICチップマイコンを搭載し、ソロツーの場合に144.66MHzで1,200bpsビーコンを送出する作戦
でした。
でもTNCなんてもう売っていないし、GPS座標ビーコンも、例えば自宅周辺では送信したくない等、きめ細かな制御をしたいので、自作したいなぁ。
1,200bpsのパケットは、AFSK変調(音声信号1,200Hzと2,200Hzでデジタルデータ『0』『1』を表現(←ざっくり解説ね。))なので、FTM-10Sのスピーカーライン・マイクラインを分岐させて自作TNCに繋げばなんとかなりそう。
昔、シャープX1で私がフロッピーディスクモデル、有人がデータレコーダーモデルを有していた時、そのデータの受け渡しにカセットテープに録音された『ピーーーギャギャギャー』音を自分で再現させれば良いのじゃないのかというアイデアから、サウンドチップを自ら制御してあの音を『演奏』させ、データの受け渡しをしていたのですが、理屈はそれと全く同じ(笑)
復調は・・・・DSPとか高度な作戦にするか、スピーカー信号を+5V/0Vでカットしてデジタル信号にして、それを高速サンプリングして周波数を割り出すか・・・・
ちょうど、バイクのマイクラインのアッテネーターの位置を車体後方に移し替える作業をしようと思っていたところだったで、そこにマイク・スピーカー・PTTを分岐・統合させる機能も盛り込めば良さそうだし。
https://…/2017/09/15/ バイク搭載無線システムの改良・基本構想
(しかも、この間のツーリングの際の無線機複数台の運用で、私のマイクレベルの変更が必要だとばかりだと思っていたのですが、どうやらそれは不要だとわかったので、作業をする理由が一つ減っていて困っていたのよね(爆)。)
・【イメージ写真】シート下に搭載しているFTM-10S ここにTNCとGPSを増設したい |
などなど・・・・自作魂をくすぐるぞ~♪
しかし、1,200bpsはあまり使われていないのか・・・・という事実が分かり、9,600bpsとなると直接無線機の変調回路に入力させたりその逆だったりと、格段に製作の難易度が上がりそう。
それならば、VX-8Dも車載して、9,600bps GMSKで座標ビーコンを送信するしかないか。ただしこれじゃぁ自作魂はゼロ。
でもね、APRS地図でIGATE局の情報を調べていると、首都圏では9,600bps GMSK局が多いけれど、地方では1,200bps AFSK局も多いゾ!
ということは、バイクにどちらか一方を搭載するのも手だけれども、自作システムとVX-8Dと両方積んじゃう?
・1,200bps APRSビーコンの送出だけに特化したTNC TinyTRAK |
いろいろ調べていくと、もう販売していないTNCを自分で作ってしまう人も多数おられ、PICチップで作っていたり(PicTNCとか、TNC-pi)、そもそもGPS座標ビーコン送信専用のTNCとしてキット(TinyTrak)販売していることも判明。
う~む、フル自作したいけれど、有限な時間を有効に使うという意味ではキットを買ってしまうのも手だな・・・・
もう少し作戦を練ってみようっと。