先日の奥利根ツーリングでの無線通話試験のお話

しばらくの間、トンネルクラブ・ツーリングが無かったので無線通話の試験をする機会がなかったのよね。でも先日久しぶりにツーリング。

https://…/2019/11/02/ 目指せまったり"大人のツーリング"! アキイロ求めて奥利根へ

バイクに搭載している多機能アマチュア無線機FTM-10Sの受信回路のセラミックフィルターが壊れて144/430MHz帯の電波が受信できなくなり、自分で部品交換したもののどうも感度が悪い・・・・

・【使いまわし写真】FTM-10S 交換したセラミックフィルター

https://…/2019/08/21/ バイク搭載アマチュア無線機FTM-10Sの受信回路故障
https://…/2019/08/28/ 多機能アマチュア無線機FTM-10Sの自前修理
https://…/2019/09/08/ バイク搭載用アマチュア無線機FTM-10Sの再度修理

そこで、常に無線機を2台積んでいたので、もう一台の無線機VX-8Dで受信してその音声信号をFTM-10Sに送り込んでヘルメットヘッドセットから再生される作戦を始動。

https://…/2019/09/14/ バイク搭載用アマチュア無線機FTM-10Sのダイバーシティ化(笑)

素直にFTM-10Sの外部入力端子に音声信号を繋いでも無線送信後10秒ほどはミュートされてしまうので、内部のミキサー・アンプICに直接信号を繋ぎこむ手術をし、試しにFMラジオ放送を受信して良好動作を確認していましたが、生身の人間相手の通話試験には初投入。

・【使いまわし写真】外付け回路のつなぎこみ完了

通話試験は・・・・とても良好
通話可能な距離も5kmとか離れても良好。
というか、無線機の登場時期の差なのか設計がだいぶ違っていて、後発のVX-8Dのほうが感度良好だしコンパクトだし、かなり良い。


しかし、やはりと言うか実際の使用シーンでは混信により通話周波数を変えたい場面に遭遇すると、歯が立たない(泣)

・【使いまわし写真】FTM-10S ハンドルに付いているリモコンパネルはやはり超便利!

FTM-10Sの利点は、リモコンパネルによる無線機の操作が可能な点と、外部入力による拡張性。
でもこの機能は便利なのよね~、そしてこの機能はFTM-10S以外に選択肢はない


良好な通話環境で1日が終わるかと思いきや、最後の最後。とんかつ食べ終わって走り出す際に・・・・


今度は私の送信電波が変調されない・・・・
その後の簡易診断により、電源再投入後30秒ほどは正常ですが、その後変調が浅くなり、無変調に。

・【使いまわし写真】今度は送信する電波に音声が乗らなくなった・・・・_| ̄|○

なんなのも~。
診断はこれからですが、マイクラインのコンデンサ容量抜けか、電源供給系、マイク自体?


もうこの無線システムも導入から10年経過し、全体的にリニューアルする必要が出てきた気がします。


また同じ構成で製品を買い直すか・・・・はたまた個人的に気になっている、免許不要で5ワット出力、アンテナ置換可能なデジタル簡易無線機

・人間の免許が不要なのにこの高出力! コレが良さげ!!

これならばトンネルクラブ全体で無線通話チャネルを構築できるなぁ。


なぜこんな良いものが、使用者の資格無しで使えるように法制度を整備したのだろう。もっと早くやってくれればよかったのに。

https://…/2019/11/08/ 走りながらアマチュア無線通話を楽しむライダーとの出会い