愛車のバイクVFR800F(RC79)は長い間不調によりドック入りしていましたが、ようやく今日出航することに。
https://…/2023/11/12/ 愛車のバイクVFR800F(RC79) 7年目の不調ドック入り 72,957km
症状的には冷間始動時にアイドリング回転数がアップしないので、結果的にストールしてしまうというもの。
2023年の早い時期から単発で症状が現れ、徐々に頻度が上がって来たのです。気温が低い朝にはそれが顕著で、ユーザー側で出来ることはアクセルを煽って強制的に回転数を上げることくらいなのですが、なかなか難しくて何度もエンジンストールを繰り返してようやく回り始める感じ。
早朝出発時は近所迷惑だし、ただでさえ寿命が近いバッテリーにもさらなる負担がかかるしで、良いことは一つも無い。
そしてドック入りして整備士さんの診断の際にはピタリと症状が出なくなって良い子になり、原因の特定に時間がかかっていた模様。
多摩モノレールに乗ってバイク屋へ。この利便性からこのバイク屋をセレクトしたのよね。
・多摩モノレールの駅から目と鼻の先 |
開店直後は混雑しているから、そのラッシュが落ち着いた頃を見計らっての訪問。
久しぶりだ・・・・だが一度のドック入りがここまで長いのは頂けない。次回以降も考えてしまうぞ!
・ホンダドリーム立川 |
幸い、前回の車検(今年の5月)を最後にメンテナンスパック契約を切って初歩的なメンテは自分で面倒を見る方向に舵を切ったのだが、それで大正解な気がします。
あぁVFR800F(RC79)!
自己診断により故障の原因はアイドルアップさせる『ファストアイドルワックスユニット』だとばかりだと思っていたのですが、それに異常は見られない。なので清掃で様子見するべしとのご提案。
・久しぶりのご対面 |
近年の排ガス規制ってとても複雑だし、故障率を上げている気がする・・・・
エンジンのシリンダ内で爆発したガスの一部がピストンリングの隙間からエンジン内部に入り込んでも、それら(ブローバイガス)はエアクリーナーに戻されて再び新鮮な空気とともに再びエンジンで燃やされる・・・・
理屈では。
現実のバイクのエンジン内部は冷却のために各部にエンジンオイルが噴霧されていて霧のような状態。
なのでブローバイガスには排ガスとエンジンオイルが混じり、そしてそれが冷えるとドロドロなペースト状に。
なので吸気経路上に溜まっていたそれらを清掃し、そして排ガス規制のために追加された『二次空気供給用のソレノイドバルブ』も清掃。
んっ・・・・バルブが固着している。ちょっと動かして活を入れよう・・・・バキッ!
な具合で二次空気供給バルブが固着していたので交換したのだとか。
だが二次空気・・・・排気ガスの中に残っている未燃焼の燃料に空気を供給して燃やす機構で、アイドリングやら回転数が低いときには制御が働くらしいのですが・・・・冷間時始動不調とは直接関係がない気がする。
しかし眼の前のVFR800F(RC79)は今日一回目の冷間時エンジン始動で力強くアイドルアップする事実。
そしてそんな機構は排ガス規制・・・・ナニソレオイシイノ状態のVFR750F(RC36)には装備されていなかったもの。21年21万キロもの間、元気に走ってくれた相棒。
腑に落ちないけれど取り敢えずこれで様子を見てみますか・・・・