バイクは直ったのか?朝早く起きて筑波山ツーリングに行ってきた件

昨日引き取ってきた愛車のバイクVFR800F(RC79)
修理内容にイマイチ納得がいかないので、とにかく回数を重ねて様子を見てみるしかない。

https://…/2023/12/09/ 愛車のバイクVFR800F(RC79)の冷間時始動困難ドック入りから出航♪

なのでさっそく出かけて確かめてみることに。


たが季節はもう12月。バイクシーズンは終わってしまい"山岳走行自主規制期間"という自ら定めた掟によりクネクネは封じられた・・・・
でも今年は異常に暖かい。まだ山を走れるのではないのか?自ら定めた掟を破るべきか悩んでいたのですが、その折衷案として山のようで山っぽくない筑波山』ならどうだろうか。
バイク乗りの間では有名な『無数に仕掛けられた二輪車通行止めトラップ』によりまともに走れないとの噂なので今まで近寄ったことが無かったのですが、これを機によく調べると、元有料道路・筑波スカイラインを使って侵入すれば昼間だけは走れる模様


よしっ!早起きして走りに行こう。今日は20℃近くまで気温も上がるというので秋のようなツーリングを楽しめるかも。
さぁ、問題の朝イチのエンジン始動・・・・気温は8℃たが・・・・

・朝イチの冷間時エンジン始動・・・・快調♪

力強くアイドルアップする! 以前は弱々しくなんとか回転が上がっていたのですが、今日はちゃんと制御されていますよ~的にハッキリと元気よくアイドルアップ
本当はもっと冷え込んで欲しいくらいなのですがまぁ仕方がない。
はい今日の確認作業は終~了~。走らずに自宅で寝ていてもよいのですが、未知の筑波山という魅力は意外と効き目がある。


東京・多摩地区から筑波山は都会のゴミゴミした地域を突っ切らねばならぬ。
だがそのゴミゴミしたゾーンを下道で抜けるのは時間も無駄だし体力も無駄遣い。高速道路・圏央道経由で目指そう!

・定点観測点 関越道 入間川橋 ピーカンです!

すげぇ良い天気。関東平野の縁の山並みがくっきりと視認。


すぐに圏央道にスイッチ。

・鶴ヶ島JCで圏央道にスイッチ

ここで進路は北から東に変わります。


ガラガラの圏央道
ちょっと前の週末の高速道路はゲロ混みでしたが師走に入るとファミリーでのお出かけはガクッと減るものですねぇ。

・今日の圏央道はガラガラ。行楽シーズンが終わったからかな?

久々のバイク乗車なので感覚を取り戻すようにじっくりと・・・・とはいえ何十年と乗っていますから体が完全に覚えていて数週間ごときのブランクではあまり違和感もない(笑)


雲一つない青空、風も全くない、そしてお日様パワーたっぷりでポカポカで申し分ないコンディション

・無風だし、コンディションは最高だなっ!

東北道との分岐を越えると、暫定2車線から正規の4車線に拡幅工事が終わった真新しいゾーンを走行。


だがその快適さはすぐに終わってしまい茨城県との県境、利根川の橋付近では再び片側一車線の構造に変化。

・今日のメインフィールド 茨城県

この辺りは関宿(せきやど)・・・・飛行機での航路上の目印として使われる場所。
北関東から流れてきた利根川は江戸川として東京湾に注いでいたのをこの地点で流路を変え、太平洋に注ぐように工事して江戸を守る徳川家康のイチ大事業!
この辺りも興味があって今度バイクで来てみたい。


一番金がかかるであろう利根川渡河の車線増工事も進んでいるようで、写真左手にはもう路盤が見えています。そして右手には筑波山!
独立峰のように見えますが厳密にはその北方に山並みがあるのでそうではないらしい。けれど個人的には独立峰ってことで良いんじゃなくて?というほど関東平野が突然ぽっかりと膨らんでいるように見えます。

・ごちゃごちゃした都会を抜け、スカッと効く視界。そして筑波山!

茨城県に突入し利根川を渡ったら早速高速道路を降りてあとはたっぷりと下道走行を楽しみます。


基本的に平野なので、周囲に高い建物がなければどこからでも筑波山が見えます。この辺りだと富士山よりも筑波山ファン(?)が多そう。
そして平野なのでクネクネは無い。まぁ冬でもツーリングが出来るだけでも有り難く思わなきゃ!

・下道が気持ち良い

飛ばす必要はない。のんびりと田舎の空気を感じながら走るのが気持ち良い。


むむむっ!強敵とエンカウントしてしまったではないか。これは立ち寄らねば!!

・茨城といえば・・・・ココでしょ!

しかし店に入ろうとしたらちょうど店から出てきた農家のおじさんに捕まって大幅なロスタイム! いきなり田舎の洗礼が(笑)
暇で話し相手が欲しいのだろうなぁ。


ようやく入れた店内(笑)

・パン一つとってもラインナップが他の店舗とは段違い

店内を眺めているだけでも楽しい。品揃えが全国圏のコンビニとは全く違うのですから。
お土産にいくつか買ってしまいましたよ。


予想外に時間を使ってしまったので、改めて筑波山を目指して走行開始。
さっきのおじさんに筑波山凍結の可能性を訪ねてみたら、二つ返事で『無い無い』と言う言葉で安心出来たのは触れ合ってよかったな・・・・と。

・じわじわとその存在感が大きくなる筑波山

高速道路からは遥か彼方に見えていた筑波山もだいぶ近くになってきた!


経路は農道をセレクトしさらに東進。

・ひたすら続く関東平野、だいぶ近くなって来たなぁ!

関東平野ツーリング・・・・春夏秋は平野など見向きもしないので視点を変えるという意味でも"山岳走行自主規制"は良いことなのかもしれない。


だいぶ近づいて来たぞ!

・筑波山 デカくなってきた~♪

言葉で書くとなかなか表現しづらいですが、ツーリングの目的地が見えていて、そしてそれが少しずず近づいて大きく見えるのってワクワク感が込み上げてきてテンションが上りますよね。


ひょぇ~デカい!
そして平野からいきなり筍が生えているかのように山が生えている!
それほど平野と山の境目がクッキリ。裾野が広がると言った感じではないのね。

・裾野というものが全く無く、平地の終わりがいきなり筑波山っさて感じですね

あの付け根の部分をちょっと観察してみたいぞ(笑)


うぉ~、自然の大迫力スゴいデカいではありませんか。

・いよいよカメラのフレームに入りきらなくなってきた!

視界いっぱいに広がる筑波山。
周辺の地名はつくば市だったり筑西市だったりと、この山にちなむものが多い。シンボル性は抜群ですな。


さあいよいよ登坂かしらね?
こんなに急に地面が変わるのって、他には秋田の鳥海山やら青森の岩木山くらいしか思いつかない・・・・

・ついに平野の終わりだわ。このパターンは青森の岩木山くらいだぞ(笑)

おやっ、山の斜面の木々がなんだか赤くないかい? ひょっとして紅葉が楽しめるんじゃなくって!?!?


さて、筑波山に登る道はいくつかあれどバイクだと事実上ここ一本しかない・・・・県道42号。

・アトラクションの起点 県道42号

電光掲示板がなんだか元有料道路っぽいなぁ。筑波スカイラインだったのかな?(未確認)


登坂の前に麓の気になる施設に寄り道。
どう見ても廃線跡でしょ・・・・ってところに『筑波山口』なるターミナルが存在。

・電車の駅の名残りかしら?こんなにでっかく名称表記

やはりここは筑波鉄道の駅の跡。筑波駅という名前だったらしい。


裏手には駅のホームらしきオブジェが残存。

・裏手にはホームの跡っぽいオブジェが残存

その名残で今もバスターミナルとして使用され、公共交通機関での筑波山観光の拠点みたい。


ターミナルに人影はまばらですが、正面の商店には行列が!

・松屋製麺所 そしてバイクの位置から山の始まり?

松屋製麺所って書いてあるな?ラーメン屋かうどん屋か・・・・
鉄道の駅跡は平野に作られていて、この先から坂が始まっている! ちょうどバイクを止めてある場所付近が筑波山の始まり部分かしら?


駅前の鳥居をくぐり登坂開始。

・駅前の鳥居

想定通り南側に開けた地形のため、路面には太陽が降り注ぎ凍結の心配など微塵もない


そしてアキイロ!

・アキイロ筑波山

さすがに少し標高が上がったらアキイロは終わってしまいましたが、12月上旬も終わるというのにこの景色が見られるとは!


この唯一筑波山に登っていける道も夜間は二輪車通行止め。もう一本は狭隘&急斜面の険道が有るらしいのですが、対向車との離合を考えると(特に大型バイクだと)なるべくならば通りたくない。

・二輪車締め出し区間(夜間のみ)の始まり @ 県42

路面は綺麗ではなく酷くもない、適度なガタガタ(?)のせいでペースは乗りにくい。意図的にそうしているのかもしれない。


今日はカッ飛びに来たわけではないし丁度よいのでは?


(バイク乗りには)有名な風返峠の交差点。

・風返峠五叉路・・・・バイクは左折しか選択肢がない。真っ直ぐ行くとアウト!

爽快な表筑波スカイラインと山頂方面に向かう筑波スカイラインなどと分岐する5差路。
だが前述の険道以外はすべての方向に二輪車通行止めの標識が掲げられている悪魔の峠。昼間だけ通行を許可されている左折ルートをトレース。


ここからは一気に標高を上げていきます。

・グイグイと標高を上げていく

ここが筑波スカイラインと呼ばれる登坂有料道路だった道らしい。
この道は上りだと景色が望めないのですが、下りがなかなか良い感じ。(帰りのシーンで写真が出てきます。)


すぐに終着のつつじヶ丘駐車場に到着。道の終わりが問答無用で有料駐車場の入口になっていてエスケープ不可!

・県道はいきなり駐車場の入口に変身!

でも10分以内ならば無料。なので駐車場内を通過する形でUターンすることは認められていますがのんびりしているとすぐに¥200円(二輪車)の課金が発生。


まぁせっかくだからゆっくりしていこうよ。

・思った以上にバイクが多い。ちょっとした遊園地と売店

ちょっとした広場(遊園地?公園?)に売店・・・・そしてロープウェイがあり一気に山頂まで行けるのね。


良い天気だしせっかくだからロープウェイに乗ってみようかしら

・ロープウェイに乗ってみることに

往復千円ちょっと。片道6分。20分に一本の運行。


ちょうど便が出てしまった後だったのでソフトクリーム休憩

・12月に山の上でソフトクリームを楽しめる気候・・・・あぁ恐ろしい

これを余裕で食べられるほど今日は暖かい。本当に12月だっけ?
だが買う人も居なかったのか最初の数本はソフトクリーム製造機が安定せずべしょべしょでゴミ箱行きだったわ(笑)


乗車時間になりましたよ。結構歴史がありそうなくたびれ具合だな。(ゴンドラだけキレイだけれども。)

・カゴは塗装されて美しいが、上部構造はだいぶくたびれている!?

初日の出の時とかは混雑しそうですが、なんの変哲もない今日は程よくお客さんがいる程度。


出発~!

・さぁ頂上に向けて出発~

よく知らなかったのですが筑波山って頂きが2つあるのね。男体山と女体山、標高は女体山のほうが高い。
それぞれが近いから遠くから見ると一つにしか見えないですけれどね。


関東平野のどこからでも見えるのであれば、山頂からは関東平野が一望できるはずだ・・・・よね?

・嫌~ん・・・・もやっている(大泣)

なんかモヤッていませんか?
あっという間に女体山駅(H=840m)に到着。


駅員さん曰く、今日は暖かいので視界が霞んでしまっているのだとか。冬の冷たく澄んだ空気だと景色は最高らしいが・・・・ライダーとしては難しい選択だな、やはり暖かさを選んでしまう

・地球は丸い? @ 筑波山ロープウェイ 女体山駅展望台からの眺め

地球が丸いかどうかも良くわからない・・・・_| ̄|○


駅の展望台から女体山頂には徒歩で180m/5分の場所。もう一つの頂きである男体山にも徒歩30分(800m)ほどだし、そちらからケーブルカーが降りることが出来る周回コースになっているのね。
よく出来ているなぁ。

・目と鼻の先に男体山。お約束の無線アンテナがたくさん!

下界は暖かかったけれど、ここまで登ると風を遮るものがなく風が強い・・・・体感温度はかなり下がり歩く気分をスポイル。
また別の機会にしよう(笑)


帰路はロープウェイの山側を陣取り。

・帰りは山側を眺望しながら

駅の下の展望売店もかなり古そうだ・・・・展望台は細い柱で支えられていてはたから見るとちょっと怖いな。さっきまであの上に居た訳か・・・・(汗)


ちなみに駅と山頂の位置関係はこんな感じ。山頂にへばり付くように建設されたのが良くわかります。

・ロープウェイの駅と女体山頂の位置関係はこんな感じの至近距離

今の時代にこれを新設しようとしても環境面で許可が出そうにないし、建設費をペイできるかも怪しい。
昭和の時代はこれでペイできたんだしイケイケだったんだな。


ちょうどお昼時に下界へ。いきなりバイクが増殖している!!

・山を降りてきたら・・・・バイクがすごく増えている!

今まで私は筑波山を難攻略として避けていたのですが、皆さんは攻略法を熟知されていて健全に楽しんでおられますね。
きっと過去に爆音を撒き散らす輩が集まって好き放題やっていたのだろう。その代償が今の二輪車通行止めという仕打ちだからなぁ(怒)


付近には良さげな蕎麦屋とかうどん屋がありましたが、実はつくば周辺で一度行ってみたいお店があるのよね。
そこにも立ち寄れるから今日の目的地を筑波山にしたという・・・・


筑波スカイラインの下りは所々で視界が開けて絶景!

・絶景!筑波スカイライン

わずか1.5kmほどの区間ですが、ループで標高を稼ぐ線形であったりと、稜線を走る苦労の跡が見えますね。


例の五叉路まで降りてきました。本当であればココをまっすぐ行き『表筑波スカイライン』を走破したいし、ココを左に行くと気象庁・地磁気観測所方面に行けるので施設を見学しに行きたいなぁなどと思うのですが、非情にもバイクは右折一択!

・風返峠五叉路・・・・二輪にとっては選択肢は無い(泣)

もはや交差点ですら無くただの通過点・・・・(泣)

ステーキ食堂 肉の万人

ずばり!廉価ステーキのお店。よく同じようなものばかり食うなあ・・・・自分でも呆れるよ(核爆)


つくばの市街地に向けて走行。でっかい関東平野!

・スカッと見渡せる関東平野ときれいな道

こういった辺りに住んでいると、自動車・バイクの健康(?)には良さそうだな。信号の無さが羨ましい。


そして目的のお店の前に到着・・・・それまで余り人影を見ることがなかったのですが・・・・なんしゃこりゃぁぁぁぁ!!!!

・マジですか! すごい混んでいる

もう諦めて他の店に行こうかと思ったのですが、よく見ると隣のラーメン屋が大行列で、目的の『肉の番人』は普通の行列(?)だな。
少し並ぶくらいであればまぁ良いか。頻繁に来れる場所でもないため並んでトライしてみよう。


今日は外に並ぶのが苦にならない気温。だがもし寒かったとなると・・・・これは地獄かもしれない店頭での待ち。

・ステーキ食堂 肉の番人

待っている間に時々店員さんが巡回してきてくれてメニューを渡してくれ、さらに列の先頭近くになるとオーダーを取って『焼き』のスタンバイを始めています。
こういった小さな努力の積み重ねで少しでも回転を早めて待ち時間を少なくしようとしてくれるのには頭が下がります。


約25分のウエイトで店内にご案内。

・カウンター席の目の前はオープンキッチン 鮮やかに肉を焼いていく

カウンター席の目の前はオープンキッチンになっていて、大きな鉄板で肉塊をジュージューと音を立てて焼かれていく・・・・それら風景をアトラクションのように楽しめます。


焼いた肉塊を鮮やかなナイフ裁きで食べやすいサイズにカットされて提供。
肉のグラム数は100g~450gまで50g単位でセレクト可能で、さらにそれ以上は100g単位で『追い肉』も可能。

・番人ステーキ定食 300g ¥2,980円

ご飯大盛りも無料なので、肉とのバランスをとるためにもちろん大盛り♪


くわ~!うまそうな赤身肉!!

・一枚肉をわざわざカットして提供してくれます

これが筋など一切なく、柔らかくとても美味しい♪♪♪♪ 行列ができている理由がよく分かるクウォリティ♪
もちろんご飯がすすむくん。おろしニンニクを投入すれば・・・・くぅぅぅぅ~堪らん!!


そしてお腹いっぱい大満足!!!!

帰路

ナビに誘導されて帰る途中・・・・偶然遭遇したのは国土地理院
筑波の国土地理院は私の行ってみたいリストに入っていて、科学館が併設されているよね!

・国土地理院 地図と測量の科学館

だが・・・・本日は日曜日。事前調査すらしていないのでオープンしているとは想定すらせず素通りしたのですが、自宅に戻ってから調べたら9時30分~16時30分・毎週月曜&年末年始が休みだとか。
しまった~貴重なチャンスを逃してしまったけれど、また来よう!


帰りは常磐道→外環道とリレーする都心よりのコースで。同一発着地同一料金とわかりやすい料金体系になったのでどんなルートで走っても安心。

・帰路は常磐道→外環道経由で

車載温度計はついに21℃を記録!暑い~


今日のお土産はセイコーマートで購入した東京圏では見慣れないカップラーメンと菓子パン

・今日のお土産はセコマ三昧!

北海道は関西圏と同じ昆布出汁なのね。蕎麦の出汁もちょっと関東圏とは違うのでついつい試してみたくなってしまいます。
菓子パンは『北海道産牛乳使用』とか書かれてい対・・・・(笑)


冬の筑波山ツーリングは意外と楽しめそう。もっと本格的な冬になったときにあの辺りは凍結するのか情報収集してみることにします。
そしてVFR800F(RC79)の不調、もう2~3回ツーリングしてみないと自信を持って直ったと宣言できそうにないなぁ(泣)