私が愛用しているノートPCは、パナソニック製レットノート CF-SV7。
その前に使用していたノートPC、レッツノート CF-S9の電源系統の調子が悪くなり急遽乗り換えしたのです。その際にどうしても譲れなかったUSB PDによる電力給電に対応しているモデルという条件により、CF-SV7になりました。
中古で購入した(←新品で最新の性能は一切必要ない私の使い方。)のですが、購入した時点でBIOSを確認したら総使用時間がたったの150時間という超当たりの個体を引き当てました。
https://…/2022/08/24/ ようやくノートPCを更新(中古)レッツノートCF-SV7を購入してみた件
純正のSSDはわずか256GBととても小さなサイズで足りないので、安い中古を買ってから私の使いやすいようにカスタマイズするのがいつものパターン。
元々付いていたのはM.2 SATA SSDですが、NVMe SSDが使えるのかテストすることも兼ねて、最初は廉価な『クルーシャル製 P2 SSD』に換装するもあっさりと成功。
しばらくはP2を使い込んでいたのですが、廉価ではないデータキャッシュとかを搭載した堅牢な作りのものが使いたくて、再び『キオクシア製EXCERIA Plus G2 SSD』に乗り換え。
https://…/2023/01/31/ データ倉庫用にSSDを買い、PC内蔵SSDをキオクシア製に再換装した件
・【使い回し写真】ノートPC本体内にはキオクシアEXCERIA Plus G2-SSDをセット |
やっぱり段違いの速さで快適。
私の使い方ではあまりパフォーマンスを要求しないとは言え、アプリケーションの起動とかが明らかにワンテンポ早い。これは精神衛生上とても良い。
玉突き配備という形でクルーシャルP2は外付けSSDケースにセットして、持ち運び可能なデータ倉庫として使用することに。
・【使い回し写真】Crucial P2はデータ倉庫として外付けSSDケース内に収めて使用 |
自宅では広い机の上で優雅にノートPCを使って・・・・などという空間はなく、狭い空間(泣)なので立体的なスペース利用をしなければなりませぬ。
たまたま椅子の高さにPCの高さを合わせるために発泡スチロールブロックを使用していたため、そのデッドスペースに外付けSSDを置く。
・ノートPCは発泡スチロールブロックを使用して嵩上げ。そのデッドスペースに外付けSSDを収納 |
しかし・・・・たまに手で触ると結構熱くなるのですよね。
せっかくのアルミ製筐体でSSDから発生する熱を外部に放射しようとしているのですが、保温性のある発泡スチロールに囲まれているとなかなか冷えないみたい。
温度が見られる『Crystal Diskmark』で年中温度を気にしているのですが、40℃を越えてしまい負荷をかけたときなど50℃に迫る熱さに。
・夏を前にしてSSDの温度が気になるのです(これは対策後のスナップショットのため温度が低い) |
これはよろしくないぞ!
場所がないので・・・・100均で大きなマグネットクリップを購入してきました。
これをPCデスクの金属製の柱にくっつけてここに外付けSSDケースを挟んで固定することで、全面を空気中にさらして放熱する作戦。
・置き場所を工夫して、巨大マグネットクリップで挟んで固定 |
夏になり熱くなると扇風機を回して部屋の空気を拡散させるのですが、それが外付けSSDケース周辺の空気も対流促進させることになるのか、一気に温度が下がって素晴らしい結果に。
CドライブはノートPC内臓なのでCPUファンによる空気の対流に任せるしか無いのですが、だいたい40℃前後
外付けSSDの冷却はとても素晴らしい!35℃付近で安定しています。内蔵SSDも35℃~45℃付近でまずまず。
・時間経過とともにグラフ表示。置く場所を意識するとこれだけ快調に冷却されます |
などと普段から温度を気にしている日記で終了しようとした頃・・・・会社で同じ機種CF-SV7を使っている同僚が居るのですが、Windowsのログインをすると画面が真っ黒になったままハングアップしてしまうのか悲鳴を発している!
再起動とかしてみても普通にOSまでは起動するもののその先に進まないみたい・・・・と思って放置していたら、だいぶ時間が経過した後に何事もなくデスクトップ画面が表示。
あれっ?遅いだけか?
もしや温度では?と普段の私の温度ウォッチ術を伝え、たまたまインストールしてあったCrystal Diskmarkを起動してみると・・・・SSDの温度が60℃オーバー!(汗)
普段から温度を気にしてみているからこそ、この値が異常値だとすぐに察知。
なんじゃ~とCPUファンの排気口に手をかざしてみると・・・・風が出ていない!
間違いなくファン劣化による冷却障害で、CPU速度が制限されたりSSD速度が制限されている状況。会社をフレックス退社して街のPC修理店に持ち込んでみたらしいのですが・・・・『修理不能』。
なんでも最近の型になってからパナソニックから補修部品を出さなくなっているようで、街のPC修理店では対応ができないこと。そしてCF-SV7自体も2018年10月発売から5年が経過してそもそも部品供給が終わりつつあるとのこと。こうなるとパナソニックでも修理できないということか・・・・
なるほど~、実はネットで補修用ファン部品を探して購入し自分で交換してしまえば・・・・なんて思っていたのですが、その手が使えないということ。そしてそれは同じ型番を使っている私にも当てはまる!
うそ~・・・・
以前のように何回も部品交換してギリギリまで使い込む手法が使えなくなってきているということか!
https://…/2021/10/24/ Panasonic製レッツノートCF-S9を開腹し、CPUファンを交換してみた件
EUやら米国では『修理する権利』が一般的になりつつあり法整備もされようかという状況ですが、本当に日本では遅れていますね。
この手の法律は私のようなDIY派には願ったり叶ったりなのですがね。早く日本も法規制してくれないかしら。これこそが本当の環境への優しさ・・・・・(自動車の一定年数経過以降税金が上がるなんてのもすぐに廃止して逆に安くすべし!!)