キジマ製"グリップシュリンクチューブ"を装着してみた件 63,200km

愛車のバイクVFR800F(RC79)の純正グリップヒーター内臓グリップが6年・6万キロで摩耗して、電熱線が露出してしまい危険な状態に。

・【使いまわし写真】電熱線らしきが露出したVFR800F(RC79)の左グリップ・・・・

そこで応急処置として電気絶縁用のエフコテープ1号で露出部分を密封するとともに、この日記のコメントで教えていただいたグリップに被せる熱収縮チューブ(製品名:"グリップシュリンクチューブ")を購入するためにバイク用品店をハシゴするも売っておらず、通販で購入・・・・

https://…/2022/10/30/ グリップシュリンクチューブを探してバイク用品店巡り&モチモチの木

ここまでが前回までの日記のあらすじです。


通販で届いた製品がこちら。

・ERGO WORKSグリップシュリンクチューブ(黒) 品番:BM-04001

エルゴワークス!? オーダーしたのはキジマ製だったのに、なんか間違った商品を購入しちゃったのかと思って注文履歴を見たら合っている。
バイク用品メーカー『キジマ』のブランドの一つらしい・・・・知りませんでした。


中身は直径40mmの模様付き熱収縮チューブ

・模様付き熱収縮チューブ 色のラインナップは全部で5色あります

これをグリップに被せてヒートガンで熱すれば縮んで密着するのですが、あいにく我が家にはヒートガンなど無い。
なんと熱湯をかけて縮ませる裏技まで教えていただいたので、今日はその作戦で設置してみることに。


本当ならば模様があったであろう純正グリップも摩耗して見るも無惨な姿に。

・6年・6万キロ使用した純正グリップ

左端は電熱線露出を自分で補修したから形が歪んでいるのは分かるとしても、右寄りの部分もなんだか形がおかしい?
とりあえず今日の目標は、この応急補修したグリップの上に熱収縮チューブを被せて、保護皮膜を作れれば良しとしよう。


まずは収縮前のチューブをグリップに設置してみて長さの確認

・チューブをそのままグリップへ

約40mmのチューブがグリップ縁の凸を通過できるのか・・・・巷の情報ではここを通過するのに難儀する人もおられましたが、RC79はすんなりと通過。



チューブは微妙~に長いな。1mm~2mmをカットすればちょうどよい感じですが、その理由は純正でグリップヒーターのスイッチが取り付けられている分だけ実質的な長さが短くなるからかな?

・左グリップにセットしてみましたが、微妙に長い

だが私のバイクの左グリップは、いわゆる『縁の凸』の部分も摩耗していてそこも保護したいからちょい長めで願ったり叶ったりかな?


右グリップはスイッチとかは無いのですが同様な感じ。普段は"スロットルロッカー"を取り付けていましたが、一時的に取り外しました。

・写真だとわかりにくいですが、やはり数ミリ長い

ただはみ出るようなことはなさそうで、縁まで含めるとぴったりという感じなので無調整で行ってみよう!


説明書によると円周方向には収縮するけれど、長さ方向はほとんど縮まないらしい。そして収縮させるために必要な温度は120℃とも。


よしよしだいたい勝手は理解したぞ。それではお湯を受ける洗面器雑巾ケトルで熱湯の準備を。
普段の電子工作で熱収縮チューブを使用する場合は直接チューブにハンダゴテを当ててしまうのよね。それだと200℃近い熱を薄皮一枚隔てて当てることになりバイクへのダメージも無視できないので熱湯でトライ


熱湯の流れを制御するために、雑巾を熱収縮チューブの周りに被せてその上からお湯を注ぐことで周りに飛び散らず、そしてグリップの周りだけに熱を加える作戦。

・雑巾を被せてから、熱湯を注いでみます

洗面器を身体で抑え、チューブの場所を片手でホールドしつつ、もう一方の手で熱湯を注ぐ・・・・つまり作業中の写真は撮れないということです。


ただ、熱湯使用では熱不足なのか思ったよりも収縮速度が遅く、上部がなんとか縮んだ感じ。なのでチューブを回して全体をじわじわと収縮させていく感じで作業。
ケトルのお湯の温度がすぐに下がってしまい、そして容量も600cc程度なので、何度かお湯を沸かしに台所を往復することに。


終盤は雑巾が邪魔なので撤去して、片側で2リットルほど熱湯を直接かけ続けました。するとスイッチ部分に熱湯がかかったり、カウルに多少垂れたりもしましたが無問題
まぁ・・・・仮にラジエターから熱湯が吹き出した際に周りのパーツが溶けてしまったら情けないから、その辺りはメーカーも耐熱温度を考慮しているのでしょう。


そんなこんなで装着完了~♪

・左側の装着が完了。長さは縁がちょうど隠れる感じでドンピシャ!

綺麗に装着できました。
今までのグリップの握り心地が柔らかいゴムのような感じでしたが、これはサラサラという感じ。


右側も同様に作業して完了。

・綺麗に取り付けができました

違和感なく取り付けができました。


取り外していた"スロットルロッカー"も取り付け。しっかり食いつきます。

・一旦取り外していたスロットルロッカーも元通りに取り付け

巷での評価だと、グリップが滑りやすくなってアクセルをしっかり握っていないとダメ的な感じでしたが、私の場合はハナから"スロットルロッカー"を使用して楽をしているため、この影響は全く受けません。
全体的にかなり良い感じ・・・・というか、新車の時からこれを装着しておくべきだったよ。
次回車検のときにグリップ交換しなくとも行けるのでは?


さっそく試走・・・・
ただ長年このバイクと付き合ってライディングポジションを体が覚えてしまっているので、わずか薄皮分だけ直径が大きくなったことを違和感として脳みそに報告してきます。
まぁこれは慣れの問題。前愛車VFR750F(RC36)の時のグリップヒーターは径が大きかったので、VFR800F(RC79)に乗り換えた際はグリップの細さがものすごい違和感だったしね(笑)

https://…/2022/11/08/ グリップシュリンクチューブ装着後試走で"まるいうどん"に訪問した件