バイク搭載のアマチュア無線機FTM-10Sから、マイク系統の分配 その7

さすがに進捗の遅さに危険を感じて、先日の三連休最終日に重い腰を上げて作業した、バイクに搭載しているアマチュア無線機FTM-10SBluetooth通話ユニットB+COM ONE同時運用する作戦。
もう回路は出来上がっていてアッテネータの定数の微調整の段階・・・・かな?

https://…/2022/09/06/ バイク搭載のアマチュア無線機FTM-10Sから、マイク系統の分配 その6

ダミーの信号発生器からの信号を使った場合に、アマチュア無線機FTM-10Sへのマイク入力信号端に470mVp-pで出力されることがゴール。


前回、1/5減衰率では大きすぎるので、もう少し小さな減衰率カセットを製作する必要があるところまで判明。
そして部品はとっくに揃えていたのですが、肝心の本人のやる気が出てこない(笑)


1/4.5、1/4、1/3.5の減衰カセットを作成し、トライ!するのが今日のお話。
受動部品だけで構成されているので、どちらか一方の負荷が変わると影響が出てしまうため、今回からは実際にB+COM ONEも接続して測定。まずは前回の1/3減衰カセットでの確認。

・1/3減衰カセットでの確認・Bluetooth側は本物の負荷を接続

本当はB+COMとコネクタで接続としたいのですが、こちら側の信号も測定する必要があるのでユニバーサル基板の切れ端で中継


結果は前回の測定とあまり変わらない553mVp-p。もう少し減衰率を大きくしなければならないが、1/5では大きすぎる・・・・よし作業に入ろう。

・出力: 553mVp-p(GRD4での撮影の為、ピントが甘いです(泣))

それではさっそく、1/4から行こうかな?


なんてこったい・・・・新しい減衰カセットを作成するシーンの写真を撮り忘れた(泣)
なのでいきなり新しい減衰カセットが3つ登場します。まだ弾性接着剤で封入する前のものです。

・1/4.5、1/4、1/3.5のカセットを使用して順次測定

こうして減衰カセットを差し替えながら、出力値を追い込んでいく・・・・超アナログ的な手法。


結果的には1/3.5の減衰カセットを使用すると出力が目的のものにかなり近くなりました。

・出力: 467.5mVp-p

うんうんこれでようやく乗車実験に移れそうな感じ。もうちょっと値を追い込むのはバイク搭載後でも良いでしょう。


防水・耐震のために弾性接着剤で封入

・弾性接着剤で密封する減衰カセット

この手法も少なくとも私のバイク乗車環境下では10年以上の寿命を継続中で、部品の脱落等や短絡の事故は発生していません。



マイク側はこれで一段落。あとはスピーカー側。USB-C端子からスピーカー出力を取り出すようでして、当初は付属品のスピーカーを壊してコネクタ周りだけ活用しようかと思っていたのですがなんだかもったいないさそう。
ここも自作したほうが良いかな?
このUSB-C端子、充電も行うのですが運用と充電は回路上できないようになっているのかな?というのも試したい。というのもバイク搭載状態ではバイク電源と連動させておきたい。最悪は3.7V定電圧給電回路を別途B+COMバッテリー端子に加えて浮動充電するようにしてしまおうかと。


あれっ!?
B+COM ONEの蓋はどこに行った!?(汗) 特殊なネジとともになくすと大変だから大事に箱か何かに入れたのだろうけれど、その在処が見つからない。蓋なしで運用する??

https://…/2022/10/26/ B+COM ONEのスピーカー出力をFTM-10Sに接続しようと思ったら細工が必要だと判明した件