先日日記を書いた、高速道路料金の二輪車料金値下げ活動の進展。
https://…/2021/03/26/ 自民党 二輪車問題対策PT大勝利!来年から条件付きで高速料金バイク半額
来年2022年4月から、現行のツーリングプランの仕組みを活用して『定額』ではなく『定率』による割引(自動車の半額)する仕組みを導入することに。
ただしETC無線走行であること等、無条件ではなさそうです。
・【使いまわし写真】二輪ETCにより、料金所の通過は本当に楽になりました |
現在わかっている範囲での条件は・・・・
- ツーリングプランの仕組みを使うので、申し込みが必要 →毎週申し込んでおこうかな
- 土曜日曜祝日であること
- ETC無線走行であること
- 走行距離が100km以上であること
・・・・うーむ。曜日制限と距離制限が地味に効いてくるかもね。
特にロングツーリングなどの場面では連泊するだろうから、この曜日制限から外れてしまう確率が高い。
そして距離。100km『以上』というのはどういう理屈なのだろうか?
そもそもの料金が低いゾーンは『みみっちいことを言わないでちゃんと金払え』と言うことなのだろうか?
私自身の場合はどのくらい恩恵に預かれるのだろうか。
幸いにもETC車載器を取り付けてからは、購入費奪回計画なる初期の頃の話題作りのためにEXCELシート上にETC走行内容を記録してあるのよね。
https://…/2009/03/23/ 割引額集計(中間報告)
https://…/2009/06/21/ 祝・ETC車載器購入費用奪回
当時にアップロードした資料がありますが、実は今もずーっと続いている儀式(?)
2009年6月時点のETC走行記録
https://tarsama.sakura.ne.jp/effect/blog.090621.etc-price.pdf
このシートの目的は正規料金と支払料金を計算することだったのですが、集計項目に『距離』があるのじゃないの。
ということで、一世代前の愛車VFR750F(RC36)にETC車載器を取り付けてから2021年までのETC走行データ932回を、走行距離別で回数カウントしてみました。
自分でも衝撃の結果です・・・・
・ETC無線走行 距離別使用回数(都市高速・有料道路含む) 全932回 |
うそ・・・・ほとんどが100km未満の走行じゃん!
集計に都市高速や"八王子バイパス"などの短距離有料道路等も含んでしまっているため多少の誤差はありますが、それでも誤差範囲と言えるでしょう。
具体的な数値だと次の通り。
距離区分 | 回数[回] | 比率[%] |
---|---|---|
0km~100km未満 | 811 | 87.0 |
100km~200km未満 | 83 | 8.9 |
200km~300km未満 | 11 | 1.2 |
300km~400km未満 | 14 | 1.5 |
400km~500km未満 | 2 | 0.2 |
500km~600km未満 | 3 | 0.3 |
600km~700km未満 | 8 | 0.9 |
合計 | 932 |
誤差を考慮しても、ざっくり80%の走行は100km未満・・・・
まぁこれは高速道路料金が高いからセーブしているからとも言えますがね。
ということは、来年4月からの制度では恩恵に預かれるのはわずか20%の走行。かなり意識的に高速道路を使いに行かないとダメな仕組みなのね。
おそらく国交省・NEXCOはデータでこういう状態をわかっていて、あえて距離制限の項目をねじ込んだのだろう・・・・。
しかし国会議員はその巧妙な罠を見抜けず・・・・と言ったところか。巧妙に仕組まれた罠だよ、本当にせこいぜNEXCOめ。
頑張れ、自民党・二輪車問題対策PT! 距離制限の撤廃を!!!