先日購入した、SSD。
購入だけしておいて開封すらしていなかったのですが、今日ぐらいしかじっくり向き合うチャンスが無いので、作業してみました。
https://…/2015/01/28/ 最悪のタイミングでSSD購入 crucial MX100(512GB)
まずは、SSD開封の儀。(←なんのこっちゃ。)
・開封の儀。Crucial MX100-512GB |
まぁ別にどおってこと無いけれど(爆)
事前準備
さて、すっからかんのSSDに、現在使用しているHDDの中身をOSごとお引越しをする必要があるので、まずは¥980円のUSB変換ケースも開封し、ここにSSDをセットします。
・変換ケースにセットしました |
かなり安価なケース(それでも、ロジテック製だけれども。)なので、かなり強引にSSDをケースにセットする形になり、コネクタが折れちゃうんじゃないかとヒヤヒヤしながら作業しました。
それをUSBでノートPCに接続すると、空っぽのディスクがすんなりと認識されました。
次に、SSDにライセンスだけ付属していた『Acronis True Image』を、インターネットサイトからダウンロードしてインストール。
付属しているライセンスキーは仮のもので、この仮キーを使用して、Webサイト上でユーザー情報などを登録すると、正規ライセンスキーが発行されるという仕組み。
な~るほど、これならば仮ライセンスキーカードをコピーして配布しても、無駄というわけですか。
データコピー
準備ができたので、さっそく『Acronis True Image』を起動して『クローン』処理を選択。
一応パーティションの大きさ設定とかを"手動モード"にしてみました。
というのも、CF-S9には標準で3パーティション存在し・・・・
- リカバリパーティション
- システムパーティション
- Cドライブ
となっているのですが、このうち拡張したいのは『Cドライブ』のみで、他の2領域は現状通りでよいのですが、自動モードで処理すると、3パーティションがそれぞれディスクサイズ拡大に比例して大きくなっちゃうんじゃないのかと・・・・
しかし、True Imageが賢いのか、私の想定していたプラン通りのパーティション割りを提案してきて、何も変更せずにクローン作成開始。
・クローン完了後、OS標準のディスク管理ツールでの表示(ディスク0=HDD/ディスク1=SSD) |
USB2.0接続なので、一晩かかる覚悟だったのですが、1時間30分ほどでコピーが完了。
ディスクの交換
データのコピーが終わったので、物理的なディスクの交換作業を行います。
今までのパナソニック レットノートシリーズは、とにかくハードディスクに辿り着くまでの分解作業が面倒臭かったのですが、CF-S9シリーズ以降はとても簡単になったとのこと。
https://…/2007/11/12/ ノートパソコン・パナソニック製CF-T1ハードディスク換装
https://…/2012/07/10/ パナソニック製ノートPC・CF-T5ハードディスク換装
どれどれ・・・・
- 本体をひっくり返す
- ネジ2本を外して、化粧板を取り外す
- HDDを引き出す
なんて素晴らしい♪
・ノートPCの裏面。簡単にHDDにアクセスできました。SSDを刺すところです |
3分で取り外し作業が完了。その後3分で新しいSSDを取り付けて、ハイ元通りに復元が完了!
SSDで起動
さて、ドキドキする時間。
うまく起動するのかしら。よくパーティションに『アクティブ』のマークが付いていなくて、うまく起動しないとかあるしなぁ・・・・
・・・・
すんなりと起動。しかも爆速!
OS起動直後は、様々なスタートアップ処理やサービスが起動するので、HDDでは苦手なランダムアクセスが多発し、処理が渋滞するのですが・・・・
SSDならば得意のランダムアクセスにより、瞬時に起動!
素晴らしい~
一応記念に、HDDとSSDの速度計測の結果を貼り付けておきましょう~♪
ベンチマークソフト"CrystalDiskMark"による測定。
・HDDの時のパフォーマンス測定結果 |
注目は、4KBランダムアクセス性能。
HDDは5,400rpm(1分間5,400回転)のディスクですから、1秒あたり90回転。よってランダムアクセス性能は、 90 回( IOPS ) 程度で頭打ち。
理論上は
4 [KiB] × 90 [回] = 360 [KiB/秒] → 0.35 [MiB/秒]
が最大となるので、リード 0.282 [MB/S](面倒なことに、CrystalDiskMarkは、1KB=1,000Bとして表示。)とかいい感じの値が出ていますねぇ。
(ライトのほうが早いのは何なんだ? たまたま回転待ちが少ないセクタへのアクセスが続いたのか、HDD内のキャッシュが効いているのかな?)
・SSDの時のパフォーマンス測定結果 |
SSDの場合は、回転待ちとかの概念がなく、スペック上のランダムライト性能は、85,000 [IOPS]とぶっちぎり。
その結果が、実測値にも表れていて、リード 11.2 [MB/s]と、40倍ほど高速に。
実際のOS起動時の渋滞状況に近い、複数プロセス/スレッドによるアクセスでコマンドキューイングが働く状況だと、更に高速な、リード 138.0 [MB/s]と、200倍ほど高速に♪
シーケンシャル(連続)リードが 217 [MB/s]となっていますが、これはSSDの性能というよりも、CF-S9側のSATA 3Gbps(≒300MiB/s)制限による頭打ちですね。
いや~、快適だわ~♪
振動面で心配しなくて良いという安心感が一番欲しかったのですが、この圧倒的な速度もオマケ快適で仕方がありません♪♪♪
消費電力
でもね・・・・
たった一つだけ気になることが。
HDD表面に貼り付けられているラベルの電圧・電流は、『5V 700mA』と書かれています。単純計算で、3.5W。スピンアップの時が一番食いそうで、普段はもうちょっと少ないのかな?
そしてこちらが、SDD表面に貼り付けられているラベル。
・Crucial MX100-512GBのラベル |
電圧・最大電流欄には、『5V 1.7A』!!!!
ええぇ~、いってんななアンペア~!!!
SSDはメカニカルな部品が無いのに、こんなに食うの???
と思って調べてみたら、電源が喪失した場合に、書き込み途中のデータブロックの処理を確実に完了させられるように、大容量のキャパシタを内蔵しているとかいないとか。
これの突入電流のような気がしてきました。
SSDにすると、ノートPCのバッテリーも長持ち・・・・
そんなことも期待していたのですが、SSD MX100の消費電力については、継続してデータを集めていきたいと思います。