バイク用ヘッドセットの接続用LANケーブル作り直しと端子磨き

バイク乗車時には欠かせなくなったヘッドセット。複数台で走るときの無線通話のほか、ラジオや音楽を聞きながら走る事ができる娯楽装備と化しています。


このあたりの仕組みはすべて自作
そしてヘルメット側回路とバイク側回路の接続は、入手性を考慮してLANケーブルを採用。
ところがこのLANケーブルはすぐに劣化するのよね・・・・


夏の時期は良いのですが、冬の寒い時期だとケーブル外皮が縮んでしまい固くしなりが無くなり、そしてやがて破れてしまう・・・・

・バイクとヘルメットを結ぶLANケーブルが限界に

とくにコネクタとケーブルの境目付近は被覆がコネクタに固定されている関係でテンションがかかるし、ケーブル自体も脱着の際に曲がるのでテンションがかかるので劣化が激しい。


LANケーブルの耐候性を全く考慮に入れていなかったが故の結果。探せば耐候性LANケーブルも存在するのですが値段がべらぼうに高いので、通常のものを高頻度で更新するほうが良さそう。

・【使い回し写真】反対側もボロボロで応急処置して使用中

なので定期的に交換しています。
設計時の想定は、交換時には家電量販店で新しいのを購入してくれば良いと思っていたのですが、長さが重要なファクターであったり、転倒時の自動離脱のためにマグネット固定式に進化するなどがあったため、毎回自作する必要が出てきてしまったのは想定外。


まあ家庭内LANを敷設するためにLANケーブルは100mドラムで購入してあるし、工具やらRJ45コネクタも有しているので手間だけの問題。


長年の使い込みで、長さは130cmでないとだめと判明。(長すぎると太ももとタンクの間に挟まるし、短いと背筋を伸ばせない等)
今回は根本から折れる対策として新たに青いコネクタカバーを装着してみました。

・コネクタカバーを取り付けて、とりあえず爪も折らずに

そしてグローブを付けた手だと爪を抓みながらコネクタを抜くのに難儀するのですが、このカバーの副次的な効果かイージーにリリースできる!


なので普段はわざと爪を折って使用するのですが、実験を兼ねてしばらくの間は爪付きで運用してみて使い勝手を判断してみます。(その間、転倒時自動リリース機能は働きませんが。)

・ピカピカケーブルは目立ちすぎるなぁ(笑)

真新しいケープルはピカピカで目立ちすぎ(笑)


これも多少走り込めば黒く汚れてきて輝きが無くなりますからしばらくの我慢です。


ついでにバイク側コネクタも接点復活王と綿棒で清掃。(前回はヘルメット側だけ磨きました。)

・【使い回し写真】ハケで直接RJ-45端子に塗布して洗浄

これでマイク信号線とスピーカー信号線はリニューアル。


試験走行・・・・おやっ!?ずいぶんと耳から聞こえる音質が良いな
ひょっとして先日のツーリングの際にマイク音声が聞きづらいと苦情が出ていたのはコネクタ汚れ信号線の劣化が原因の可能性も出てきたぞ!


物理的なメタル線ですべてを構成するアナログ回路は、ツーリング中の出先でのトラブル等に強く使い勝手もよいのですが、マメなメンテナンスが必要なので一長一短ですかね。