夏が暑すぎて、とてもじゃないけれどバイクで走る気がしない・・・・
と思っていたら、気候のほうが気を使ってくれて、一気に秋が訪れてきて、メッシュジャケットだけで走ると寒いくらいの気温に。
年に一度のバイクの日な訳ですし、トンネルクラブの走る亡者がこの絶好の気象条件を逃すわけがない!
・朝からバンバン噴霧して、スゴく寒い @ 中央道・談合坂SA |
集合は、まだ猛暑対応モードの中央道・談合坂SA。暑けりゃ有り難い水の噴霧も、気温19℃メッシュジャケットという、ホットコーヒーを飲みたくなる状況下では余計な心遣い(笑)
えっ!
・コルセット持参 |
肋骨を負傷しているというのに走りに来る勇者1名・・・・
スゲえ~(絶句)
こんにちは、あつおさん、えぬむらさん。という訳で、今日の走行はライトに組み立てましょう。
とりあえずご飯を食べるポイントが決まり、その間をリレーするだけという、本末転倒な旅(笑)
・もう空が秋模様 @ 中央道 笹子峠付近 |
今日は走るのに最高! お盆最終日の下り線は、全く渋滞していないし、涼しすぎるくらいだし、空気は澄んでいて気持ちが良い。秋の高い空景色な模様になっていて、本当に秋がやってきた・・・・かな?
刷毛で書いたような雲が一面に広がり、優しい日差しが降り注ぎます。
・中央道 韮崎IC |
目的地周辺まで一気にワープして、ここから第一食事ポイント『蕎麦屋』を目指します。
どうやら、ガタガタ道やらが無い限り、肋骨の痛みは気にならない模様・・・・
おっ、そういえば今は夏のど真ん中だった・・・・あまりに寒すぎて忘れていたわっ! 明野のひまわり・サンフラワーフェスがちょうど見頃のようですよ。
・明野のひまわり |
さすがお盆、人だかりができているわ。
そして駐車料金、乗用車は¥500円だというのに、二輪車は無料・・・・素晴らしい優遇だわ♪
お花畑は・・・・
・ちょうど満開のひまわり |
ずら~っと、ひまわり。
遠くの山と雲も良いアクセント。
・広~い、ひまわり畑 |
いや~、見た目だけは夏だね!
山の周りに帯状に広がる雲、この景色があちこちの山で見られるので、今日の気象条件で現れる特徴的なものなのかしら?
モデルが悪いですが、こんな写真も撮れます。
・ひまわりに埋もれる・・・・ |
う~む・・・・見苦しい(笑)
花より団子。たいして走っていないのに、すでにお腹ペコペコ。きゅうりならば血糖値は上がらないだろう。
・塩もみきゅうり・・・・奥の看板に合焦してしまった。 |
ところで看板に『(1本)』って書いてあるけれど、1本以外の選択肢って普通考えないと思うけれど・・・・
さぁ、蕎麦屋に行こう。10時から営業しているので時間的には問題ないけれど、お盆休み期間中なので営業しているのかが疑問。失敗時のリカバリを考えると早めの行動が吉!
信州峠に向かう道の道中・・・・『森のラーメン屋』なる看板発見。こんなところにラーメン屋!?
・森のラーメン屋!?の看板 |
なんでも、土曜日曜しか営業しない幻のラーメン屋。本業は甲府で食堂をやっている親父さんが、土日だけこちらで営業しているらしい・・・・
スゴく気になるけれど・・・・今日は蕎麦にしよう。
・みずがきそば処 |
近くの瑞牆山(みずがきやま)から名前を取った蕎麦屋さん。
いつも空いている(観光地から外れた場所にあり、バイクで来るのには苦にならない。)し、ここのおばちゃんの雰囲気が良く居心地が良いので、ちょくちょく訪問してしまうのです。
店に入ったのが10時半ということもあり、店のおばちゃんたちはお客さんシートでお茶会中・・・・(笑) 普段この時間にお客さんは来ないからだそうで・・・・失礼いたしました。
オーダーは、ざるそば¥700円。
・ざるそば |
大盛りにしたい気分をグッとこらえて普通盛り。だって、この後にカレーを食べに行くって言うので(←オイっ!)
清里のカレー屋・アフガンの日記https://…/2018/06/03/ まだ梅雨が来ない・・・・ドキッ!男だらけのスパルタン信州ツーリング
このお店、ただ単に窓が全開なだけなのですが、冷たい風が吹き込んで、天然の冷房状態。温かいお茶と蕎麦湯が美味い・・・・
すでにこの辺りでは、秋桜(コスモス)が咲いているような状況。ミツバチも花粉をいっぱいに纏って、大活躍。
・コスモスと花粉いっぱいミツバチ |
いや~、いい季節になったなぁ。今年の夏は暑すぎたものなぁ・・・・
じゃぁ、食後は清里のカレー屋・アフガンに・・・・
・信州峠を越えて、プチ北海道ゾーン キャベツ畑がいっぱい |
・・・・直行だとさすがに満腹で食べられない(ただでさえアフガンのカレーは大迫力なので、お腹を空かしていかないと歯が立たない。)ので、ちょっと走ってお腹を空かしてから向かおう。
日が昇ってきて25℃近くになり、ようやく快適になってきたというのに、(寒さの)怖いもの見たさで標高2,100mの麦草峠・・・・の手前まで行こう。
・R299麦草峠アタック 標高1,100m地点 |
標高800mから2,100mまで一気に駆け上る高原ワインディング道路。夏には最適・・・・夏にはね。
標高1,706m、八千穂高原の頂上、ふるさとの森。
・きれいに見られる浅間山を写真に収める人や・・・・ |
空気が済んでいて、せっかく上がった気温が元に戻って19℃。正面には浅間山。清々しいなぁ~!
そして温かい岩が恋しくて、離れられない人。なにやっているの?(笑)
・巨大な天然岩で岩盤浴をする人・・・・ |
そしてこれだけ標高が高く、近くに牧場もあるとくれば・・・・どうしてもソフトクリームが美味しいと想像してしまうではないですか。
寒いのにソフトクリーム。皆さん写真撮影に忙しい模様(笑)
・ソフトクリームの写真を撮っている場面を撮っている場面を撮っている様子 |
でも、食べて正解。牛乳感たっぷりのソフトクリームは美味しかったわ~♪
さぁ、カレー屋を目指そう。
カレー屋は、お昼は14時30分までしか営業していないので、13時30分くらいには着いておかないとダメそうですもの。
一度下界まで降り、R141で野辺山高原に駆け上がるワインディング!
・R141野辺山高原へのワインディング |
高速コーナーをバイクを寝かして走る!これぞバイクの醍醐味!
・・・・_| ̄|○
・長野県警の先導 |
十字架だ・・・・これは追い越せない(笑)
まぁでもネズミ取りとか隠れて取り締まりをするよりも、こうやって流れを作る模範走行をしている方が、交通事故防止の役に立っていると思います。
人間、苦難を味わうと道が開ける・・・・
このまま国道を走ってもペースが上がらないので、代替路探しと、チャレンジ!
しかし、こういった探索をしたほうが、ツーリングは楽しい。
・国道から逃げた、名もない道が素敵 |
野辺山高原の中をぶち抜く快走路。これは良い道を発見した・・・・今後ともこの道を使うことにしよう。
そして大観光地・清里のカレー屋さんに13時半に到着。
・森に埋もれているカレー屋・アフガン |
人がずいぶんと多いな・・・・ちょうどお腹を空かせるため、少し待つぐらいでちょうど良いかな。
行列が長すぎて、すでに受付中止!・・・・_| ̄|○ (大泣)
・がっくりとうなだれる、あつおさん |
なんか、ココまで張り詰めていた緊張の糸と言うか、13時半着マスト!カレーを食べるゾと意気込んで走ってきた糸が切れて、呆然・・・・
なんだよーーーー。
前回来たときはガラガラだったので、ネット上の常に混雑しているという情報があてにならないと思っていたら、お盆+ランチ時間帯のダブル攻撃により大混雑というわけですか。
どうしよう・・・・
だれもが思考能力が奪われ、しばらくその場であーでもないこーでもない・・・・
とりあえずここにいても仕方がないので、近くの清泉寮に移動して、ソフトクリームでも食べながらこの後をどうするか再検討しよう。
・清泉寮 ソフトクリーム売場への道が綺麗になっている! |
久しぶりの清泉寮。ソフトクリーム舎への道がキレイにコンクリート製で整備されているのは嬉しいですが、見たくもない現実が。
コンクリートの上には屋外まで続く長い人の列。というか尋常じゃない長い列・・・・
じゃぁソフトクリームは諦めて、お土産でも・・・・と思っても、普段売っているようなベーコンとかは全部売り切れている。
いや~・・・・今までライダー好みの場所しか行っていなかったのでお盆感が皆無だったのですが、一般観光地に立ち寄った途端にこれですよ。
どうするの!? 全然次が決まらない!(泣)
・喧々諤々の議論・・・・スキを見せると全て撮影されているのがコワイ(笑) |
ソフトクリームも食べられず、小腹がすいたので数少なく売れ残っていたパンでも食べるか・・・・
カマンベールパン 約¥950円。価格設定が高額だから売れ残っているのかな。包丁で切ってもらってシェアする作戦ならば良いでしょう。
アンパンならぬ、カマンベールパン。あんこの部分がまるまるカマンベールチーズがドーン!
・巨大なカマンベールパン |
いやこれ、超贅沢だよ! チーズ好きに私にとっては、非常に良いセレクト。これは美味い!(酒が飲みたい。)
で、どうするんだっけ?
ぶどう峠を越えて秩父に抜ける? それ以外だと素直に中央道に乗ることになるので渋滞必須。とりあえず温泉と食事をして帰ることは決まっても、どこに寄るかが決まらない・・・・
渋滞を回避するためにはマイナーに道を行かねばならず、林道・クリスタルラインを越えて『増富ラジウム温泉』に行くことにしよう。
・歯が浮くようなJR清里駅前 |
いつぞやよりはだいぶ落ち着きましたが、それでも歯が浮くような派手な色使いの建物が多い清里駅前を通り抜け・・・・
我々が行くのはこんな所。そりゃ~、普通の車は来ないわな(笑)
・名もない道 |
ていうか、さすがのGoogleナビですら『こんな所に道ねぇよ!』と言っている場所を突き進む御仁。なるべく国道を使わずにクリスタルラインを探すルートファインディング中。
Uターン数回・・・・ようやくオレンジ色看板が特徴のクリスタルラインを発見し、増富方面へ。
深い森の中での分岐でどうやらミスコースをして、クリスタルラインを外れてしまったようですが、そんな時に現れたのが・・・・『ラーメン屋』!
うそっ!往路で見かけた『森のラーメン屋』がここかよ。ネーミングのアクセントとして『森』を冠しているのかと思ったら、ここは完全なる森の中で、看板に偽り無し!
ていうか、ここにお客さんが来ている!ということは、それだけ魅力的なラーメンなのか!? 次回ツーリング先候補ということにしておこう。
大変な思いをしたおかげで、渋滞には全くはまらずに到着した増富ラジウム温泉 増富の湯。
・増富ラジウム温泉 増富の湯 標高1,026m |
ラジウム温泉・・・・温泉水が地表に湧き出てくる途中で、放射性のウランやトリウムを多く含む岩石を通過することで、これらの物質に由来するラジウムやラドンを溶かしこんで湧出する温泉。
すげぇここ。
25℃・27℃・30℃・・・・42℃と小刻みにいろいろな温度の浴槽があり、のんびり時間をかけて浸かるようになっているので、プールみたい(笑)
浴槽にしゃがんだまま延々と話し込んでしまう魔力。その間も放射線による治癒が期待できる・・・・なかなか面白い。
30℃だと長時間いると体が冷えてしまい、42℃の風呂で温まって締め。夏とは思えない(笑)
入浴後の定番、コーヒー牛乳・・・・は無いのね。私は素直にプレーン牛乳を飲んだのですが、さすが御仁。
・缶コーヒーと牛乳で、セルフコーヒー牛乳 |
2つを混ぜればコーヒー牛乳理論。
さぁ、闇が近くなってきた!
・夕暮れ時を、ひた走る |
目指せ晩めし処。
メジャー観光地ではなく、町の中のとんかつ屋をチョイス・・・・。私、トンカツの食べ過ぎで健康診断が異常になって、『脱カツ宣言』していると言うのにトンカツ・・・・良いじゃない!(爆)
やはり体を動かせばお腹が空くというもの。たまに食べるのは大丈夫でしょう。
・キッチン 美味小家 |
おっと・・・・18時半に到着で満席か。まぁ幸いに列は出来ていないので、じっくりと待ちましょう。
10分ほどで着席。そしてメニュー見て驚き! なんと、特上・上・並といったランクや、厚さでチョイスするのではなく・・・・
・様々なブランド豚のトンカツがラインナップ!! |
金華豚にアグー豚、イベリコ豚、高座豚、黒豚に三元豚! ブランド豚のカーニバル~♪
すごいわね~、豚肉の種類をセレクトするシステム。
いろいろな種類を食べてみたいですが、胃袋は一つ・・・・がしかし今日は3人という頭数を最大限利用して、全員がそれぞれ別メニューを攻めて、一切れずつ交換する作戦。
そんな訳で・・・・
- 純粋金華豚(山形県産・平田牧場)ロースかつ定食 →えぬむら氏
- 六白黒豚(鹿児島県産)熟成上ロースかつ定食 →あつお氏
- 特選高座豚(神奈川県・大和市)厚切り上ロースかつ定食 →私
・・・・という分担で。
揚げている最中にお客さんが数組来店したところで、閉店時間よりも早く新規受付中止・・・・ほっ、今度はうまく食事にありつけたようですね。
さぁ登場~♪ ソース禁止で岩塩で食べろという店は、期待して間違いなし!
・それぞれ違う種類のトンカツ |
おっ、厚切りと銘打っていたのに意外とスリム・・・・とか見た目のコメントなどは、食べてすべて吹き飛ぶ美味さ。
肉の質なのでしょうね。霜降りのお肉なのか肉自体がトロッと甘いの!
そしてそれらのお肉を食べ比べることで、より一層はっきりするわ! ほんのりピンク色の、絶妙の揚げ具合!
・それぞれ一切れずつ交換した、食べ比べセット |
私の高座豚は、歯ごたえ感・肉々しさがあって、味が濃い目。それに対して金華豚はフワッフワの絹の食感。そこからさらに透き通った淡い美味さの六白黒豚。
こりゃ~ごはんがススムくん。普段あまりゴハンを食べないとしているえぬむらさんも、御飯をバクバク食べていて、真剣にお代わりしようか悩んでいるほど。
いや~参った。コレは美味い。甲府に来たのならば、またここに寄らねばならぬ!
大満足で帰りの高速道路へ。お盆休み最終日のこの時間なので、まだ渋滞はマシなのかしら。渋滞レスで最終解散地の中央道・談合坂SA。
・再び中央道・談合坂SA |
ここから先はさすがに渋滞していますが、まぁ仕方がないでしょう。
意外な発見が楽しいツーリングなのでした。みなさま、また次回も遊んでください。