恒例のトンネルクラブツーリング。日帰り圏内は行き尽くし、ネタ切れ気味な感じがするので、最近は一泊するのが前提になってきた気がする・・・・がしかし、調子に乗って距離がどんどん遠くなってきたので、ここいらで距離感をリセットするために近場に設定してみよう。
そんなこんなで日光の山奥、奥鬼怒温泉郷に泊まることに決定しかけた寸前・・・・
バイクで到達できないことが判明!
第二候補の那須高原にスイッチとなりました。
朝7時、関越道・高坂SA。
トンネルクラブの皆様、おはようございます。
・関越道 高坂SA |
今回は5年に一度の勤続休暇(5日)と絡めて、初日の一泊目は皆様とツーリングをして、二日目以降は私だけ離脱してそのまま東北方面を今週いっぱいロングツーリングをしてくる計画。
暑い~。先週から異常な猛暑が続いている日本列島。特に九州~大阪~東京の太平洋ベルト地帯に高温の報道が多い気がする・・・・
既にこの時間で30℃という異常高温を示しているので、早急に関東平野を脱出しなければ!
主催者(えぬむら氏)から、今回の旅のミッションが発表されました。
・ダイドーブレントコーヒーのソフトクリームが発売開始!? |
東北道・安達太良SAか国見SAのどちらかにおいてゲットできる『ダイドーブレントコーヒーのソフトクリーム』を食べること・・・・
はふっ!?ミッション!
どーしてもこれが食べたい・・・・んですって。さすがソフトクリーム伯爵。
がしがし・・・・ひょんな事から、すぐ隣の関越道・上里SAにも売っているかもしれない疑惑が!上り下りのどちらなのか、まったく情報がないにもかかわらず、とりあえず向かってみることに。
・メニュー |
しかも営業は朝7時から。
ツーリング開始30分でミッションクリアですよっ!伯爵!
私の好きなワッフルコーンタイプに、例のロゴマークが入ったコーヒーソフト、さてお味は・・・・?
・ダイドーブレントコーヒーのソフトクリーム |
おっ!想像以上に美味い!
ただ単に甘いだけでなく、さり気ないコーヒーのビター感が良いアクセント!
序盤から休憩か多すぎたので、ちょっと飛ばそう。
・涼を求めて北に向かおう |
日が昇ってきても、気温は横ばい・・・・おっ、これは北上効果が出ているのか? 涼しい~
一気に関越トンネルを抜けて、越後平野。きっと涼しいはず・・・・
・関東と越後をつなぐ、関越トンネル |
・・・・_| ̄|○
全然涼しくない、いやそれどころか暑い! アテが完全に外れた~
塩沢石打SAで小休止。なになに奥会津の天然炭酸水?なるものが自動販売機で売っていました。
・自動販売機で売っている天然炭酸水 @ 塩沢石打SA |
なんと、天然で炭酸水が湧いて出るのだとか。すげぇ、シュワシュワが地面から湧いて出るのかよっ!
地図を見ると、炭酸が吹き出す『炭酸場』なる場所があるので、今日は第二ミッションとしてこの炭酸水ボトルを無料でお代りしに行くことにしよう。
実はココから、例の『洗い越し』を通り抜ける国道352・奥只見ルートと、六十里越を越える国道232号・只見ルートが考えられたのだけれども、この炭酸水エッセンスが加わったことで、あっさりと六十里越ルートに決定。
過去の奥只見ツーリングhttps://…/2012/10/20/ 奥只見でアキイロを満喫しよう! あと○○もね。
洗い越しルートは1.5車線幅の山道が延々続くのに対して、六十里越ルートは片側一車線の快走路ワインディングが続く。
・ワインディング六十里越 |
軽快に標高を揚げていくと・・・・
ストップストップ!
・工具リクエスト |
なんとえぬむら号BMWのバックミラーを固定するネジが振動で脱落・・・・じゃぁ手持ちのナットを使って応急処置を・・・・
と思ったら、こんなところにも特殊なボルトとナットを使用しており、しかもボルトが取り外せないと来たので、ナットも汎用品を使用できない!
結局テープで応急処置という結果に。BMW車の特殊ボルトポリシーも、出先での応急処置という面ではかなりのハンデに。
標高Max! 新潟・福島県境の六十里越(峠)。
・R252 六十里越(峠) H=760m |
スノーシェッドで覆われまくりのこの道は、冬期通行止めになってしまうため、大赤字の国鉄只見線が存続する理由になっているのだとか。
峠を降りて、只見の街を抜ければ第一炭酸場! 国道のすぐ脇にあるのですが、よく見ていないと通り過ぎてしまうような場所。
・滝沢天然炭酸水 |
実は私達も通り過ぎてしまい、Uターンする始末(笑)
高速道路のSAで購入した炭酸水ペットボトルは、猛暑のために飲みきってしまったので、ここで新鮮な炭酸水を補充・・・・ミッション達成!
・炭酸水が湧いて出る! |
ちょっと飲んでみると・・・・ペットボトル程の強い炭酸ではないにせよ、シュワっとしているじゃん! 面白い~。そして何よりも天然水は冷たいよ!
ただ・・・・ただね。湧いた天然水をプールしておく水槽的なものの中に、ミミズが泳いでいる・・・・大量に飲むのは危険な気がするので、ありがたくヘルメットの洗浄に。
続いての炭酸場は・・・・
・炭酸場 |
あっ、高速道路SAで見た炭酸水井戸はココだったのか!
たしかにすぐ横には採水工場がありここの炭酸水をペットボトルに詰めていて、炭酸自体も天然の炭酸の濃度を濃い目に調整しているのみだとか。
がしかし・・・・、ご近所のみなさんいわく、このところ続く雨なし猛暑で井戸が枯れてしまっているとのこと(泣) お代わり出来ない~!猛暑がこんなところにも影響しているのね。
・地元婦人会の皆様の露店 |
露店では、スイカの差し入れまで頂いてしまった・・・・
この辺りの温泉は・・・・炭酸泉!?
・天然サイダー温泉 |
興味はあるけれど、さすがに35℃の猛暑下だと、温泉に入る気分にもならないので、次回以降のお楽しみかしらね。
先程の方々に、この辺りで美味しいお蕎麦屋さんを聞いてみたところ、道の駅のお店が手打ちで良いとのことなので、そこに向かうことに。
本当はこの辺り、豪雨災害で不通となっているJR只見線オブジェがいっぱい有って寄っていきたいところですが、興味があるのが私だけという状況では泣く泣くカット。
・道の駅 会津かねやま そばも食べたいけれど、マイブームのカツ丼もおすすめ |
露店のおばちゃんが『カツ丼もいいよ!』と言っていたとおり、そばもカツ丼も置いているお店だったので、さらにトロロもプラスして、好物を全部食べちゃおう!
『脱カツ宣言』をしている私ですが・・・・今日ぐらいは食べちゃうゾ!
食後は、ライダー割引なる制度があるソフトクリーム。地場赤かぼちゃソフト。
・金山町産 赤かぼちゃソフト @ 道の駅 会津かねやま |
毎回毎回一つずつ、赤かぼちゃの粉を混ぜ込んで作る手の混んだソフト、なかなかの美味。そしてライダーズピットなる制度を運用している福島県観光物産交流協会もなかなか目の付け所がいいぞ!
(まぁ、ライダーという弾数が少ない趣味への施策だと、なかなか効果が出にくいとは思いますが、頑張って欲しいですし、福島も走るところが沢山ありそうで、今度ゆっくり訪問したいなぁ。)
せっかく来た福島県ですが、残念ながら今日の目標はギリギリ県外。キリ番国道400号で南にスイッチ!
・R400 キリ番国道 |
ツーリングマップルではお勧めルート指定はされていないのは、景色が望めないからなのか? 走り抜けにはもってこいの快走路で、周りになにもないことから、走りに集中できます。
そして長い間、登山道が国道指定されていて自動車走行不能だった甲子峠を貫く、甲子トンネルを通じて那須高原へ。
・2008年開通 R289甲子トンネル L=4,345m H=1,004m |
以前・・・・といっても9年前に訪問したときは、まだトンネル工事の最後の仕上げの最中で、通行不能。その代りまだ登山道が国道指定されていた頃の貴重な写真を撮れましたがね(笑)
https://…/2007/06/09/ 登山道国道289号訪問・本編
・まだ甲子トンネルが開通していない頃の、甲子峠越え国道289 |
これ、お役人さんも絶対遊んでるでしょ(笑)
下界から甲子道路で標高が上がったとはいえ、まだ気温は30℃もある・・・・今日の宿、冷房がないのだけれども大丈夫なのだろうか(不安)
ここから那須高原へ最後の登坂。県道290号は料金所の跡があったので、もともとは観光有料道路だったのでしょう。森の中を、ひたすら登坂・・・・
そして、那須高原の一番標高が高いところにある旅館に到達。まだ15時半だというのに、気温はわずか24℃!
・那須高原 ニューおおたか H≒1,300m |
すげぇ~、下界とは完全なる別世界! 気温も低いけれど、湿度も低いのでとても快適♪
そしてこんな場所だというのに源泉かけ流し温泉!露天風呂付き。決してキレイとは言えない古い設備だけれど、きちんとメンテされていて快適。そして男湯は部屋から丸見え(笑)
外は、あじさいが満開な時期。ビジュアルからも涼しさがやってきます。
・信じられないことに、あじさいが満開! |
風呂上がりには、扇風機・・・・ノーノー!
外を散歩するのが一番ですよ。テレビニュースではこの日も猛暑で埼玉県では40℃近いらしいですが・・・・なにそれ美味しいの?
・とても過ごしやすい気候(長袖を着ている!) |
風鈴まであるので、目と耳と、体感でたっぷり涼を取れます。
晩御飯は、牛肉豚肉お刺身に地元野菜かぶりつきと、なんでもござれコース。
・たっぷり晩ごはん |
ちょったどけ難を言いますと、涼しすぎてビールの旨さが1割減!
夜になると更に冷え、窓を開けたまま寝るのでは風邪をひくのでは? 結局日中の走り疲れで、窓は全開のママ寝落ち、分厚い布団にくるまるようにして寝ました・・・・
この涼しさは、他では勝ることができない天然のご褒美ですね♪